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Yamareco

記録ID: 3305971
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

【北ア】飛越新道から行く黒部五郎岳

2021年06月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
08:49
距離
32.8km
登り
2,357m
下り
2,373m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:34
休憩
1:23
合計
9:57
7:14
7:14
32
7:46
7:47
24
8:11
8:14
64
9:18
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4
9:22
9:25
18
9:43
9:44
22
10:06
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56
11:02
11:06
7
11:13
11:58
5
12:03
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42
12:45
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29
13:14
13:14
20
13:34
13:35
4
13:39
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34
14:13
14:38
22
15:00
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28
15:28
15:28
42
飛越新道登山口 06:13 - 07:14 飛越新道分岐 - 07:46 寺地山 07:47 - 08:11 北ノ俣避難小屋 08:14 - 09:18 神岡新道分岐 - 09:22 北ノ俣岳 09:25 - 09:43 赤木岳 09:44 - 10:06 中俣乗越 - 11:02 黒部五郎の肩 11:06 - 11:13 黒部五郎岳 11:58 - 12:03 黒部五郎の肩 - 12:45 中俣乗越 - 13:14 赤木岳 - 13:34 北ノ俣岳 13:35 - 13:39 神岡新道分岐 - 14:13 北ノ俣避難小屋 14:38 - 15:00 寺地山 - 15:28 飛越新道分岐 - 16:10 飛越新道登山口
天候 天気:晴れのち濃いガス
風:西の風、比較的おだやか
気温:朝の登山口で13℃、正午頃の黒部五郎岳山頂で9℃
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
高山方面からは国道41号線を神岡方面に向かい国道471号線へと入る。その先、道の駅宙(スカイ)ドーム神岡を過ぎてコンビニ(デイリーヤマザキ)の先数百メートルを県道484号線に入り山之村方面に向かう。そのまま20kmほど県道を進めば、北ノ俣岳登山口・有峰林道方面に分岐する場所(案内板有り)があるので、そちらへ7〜8km進むと飛越トンネル手前の登山口駐車場に至る。このうち県道484号線は中央線の無い1.5車線のクネクネ道が延々と続くが、カーブミラーの設置が充実しているため、注意して走れば問題ないが、クネクネ道が嫌な場合は、後述する飛越高原天の夕顔の道を利用すると良い。飛越トンネルへの道は中央線有り片側1車線の快走路。

松本方面からだと国道158号線から国道471号線に入って神岡方面に25kmほど進み、北ノ俣岳登山口、山之村牧場方面に向かう飛越高原天の夕顔の道へ折れて、あとは道なりに20kmほど進むと最終的には山之村の県道484号線に出て、その後5kmほど進むと北ノ俣岳登山口・有峰林道方面に分岐する場所に出る。この飛越高原天の夕顔の道はほとんどが中央線有りの片側1車線の快走路でクネクネも少ないため、狭い道やクネクネがお好きでない場合はこちらをオススメしたい。
コース状況/
危険箇所等
飛越トンネル登山口に登山届のポストがあり、簡易トイレも併設されている。駐車可能台数としては20台分といったところか。

登山口から北ノ俣避難小屋分岐までは湿地帯で泥濘箇所が多数あり。滑ったり足を取られたりで想像以上に足にかかる負担が大きいのでペース配分には十分気をつけたいところ。自身は使用しなかったが、トレッキングポールの使用が推奨される。また、倒木も多いが、カットされているなどしっかりと整備がされているため、通行に支障はない。細かいアップタウン多し。

北ノ俣避難小屋は土台が傾いているため使用不可との表示があった。併設されている水場は水量も多く素晴らしく有り難い。自身も行き帰りともにお世話になった。

北ノ俣避難小屋分岐からしばらくは木道が整備されているが、一部崩壊しておりシーソー状態のところもあるため、足元には十分に気をつけたい。また湿っている場合には、滑らないようにも気をつけたい。木道が終了してからの登山道は雨水により溝状に深く掘れて荒れた様相となり、両脇に踏み跡が付いている状態が長く続く。勾配がキツく登りはまだいいが、下りの場合は勢いがつきやすくなるため特に慎重にする必要がある。溝状の荒れた箇所が終わると、深いハイマツを切り開いた道となり足元が見えづらく転倒に注意。その先ガレ場の急斜面を登り切ると太郎平小屋・折立方面からの道と合流し、残雪はあるものの滑り止めが必要なほどでもなく北ノ俣岳頂上へと至る。

北ノ俣岳から黒部五郎岳の基部まで、アップタウンは多いものの快適な縦走路となる。何度か残雪が登山道を覆う場面があるが、滑り止めは必要ない程度の斜度であるため問題ないように思う。ラスト黒部五郎岳山頂までは300mほどの高低差のある急勾配を行くのだが、ガレ場であるうえに残雪に阻まれる場面もあるため、転倒・滑落に注意が必要なのと、視界不良の際、特に残雪の箇所での道迷いには十分注意する必要がある。


その他周辺情報 最終買い物施設としては、国道471号線沿いにコンビニがいくつかあるので、こちらで済ませておきたい。国道471号線を外れると、コンビニはもちろん、買い出しができるような施設は無い(ジュースの自販機はある)。
こちらからハイク開始。登山届のポストと奥には簡易トイレもある。前日は上空の寒気の影響で雨や雷雨の不安定な天気だったようで、となると泥濘道で名高いこの登山道がどんなことになっているのか、不安ながらもワクワクもしながらスタート。
2021年06月26日 06:12撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 6:12
こちらからハイク開始。登山届のポストと奥には簡易トイレもある。前日は上空の寒気の影響で雨や雷雨の不安定な天気だったようで、となると泥濘道で名高いこの登山道がどんなことになっているのか、不安ながらもワクワクもしながらスタート。
開始早々から登山道の脇には可憐な花がたくさん咲いていた。
2021年06月26日 06:20撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 6:20
開始早々から登山道の脇には可憐な花がたくさん咲いていた。
ギンリョウソウも。
2021年06月26日 06:25撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 6:25
ギンリョウソウも。
登山道にはこのように倒木のある箇所がたくさんある。しかし必要に応じてカットしてくれてあるので、通行に何の支障もない。有り難く通行させてもらう。
2021年06月26日 06:28撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 6:28
登山道にはこのように倒木のある箇所がたくさんある。しかし必要に応じてカットしてくれてあるので、通行に何の支障もない。有り難く通行させてもらう。
登山道の両脇には切れ目なく様々な花がたくさん咲き誇る。百花繚乱な状況に気分は最高!足取りも軽く進んで行く。
2021年06月26日 06:39撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 6:39
登山道の両脇には切れ目なく様々な花がたくさん咲き誇る。百花繚乱な状況に気分は最高!足取りも軽く進んで行く。
要所には表示もしっかりとあって、素晴らしい整備状況。しっかり活用して安全安心ハイキングを心がける。
2021年06月26日 06:42撮影 by  SO-51A, Sony
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要所には表示もしっかりとあって、素晴らしい整備状況。しっかり活用して安全安心ハイキングを心がける。
根こそぎ倒れている大木。このような状態の木が多数あるのだが、以前の台風によるものだろうか? この付近が湿地帯であるということも倒木の多さに関係しているのかもしれない。
2021年06月26日 06:53撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 6:53
根こそぎ倒れている大木。このような状態の木が多数あるのだが、以前の台風によるものだろうか? この付近が湿地帯であるということも倒木の多さに関係しているのかもしれない。
ドロ道状態が激しくなってきた。しかし画像にあるような倒木を利用した足場や切り株の足場、滑らないようにとそれらに麻布を被せてあったりと、ドロ道状態を少しでも軽減してくれるような配慮が随所に施されている。整備してくれている方々の粋な計らいに感動!
2021年06月26日 06:56撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 6:56
ドロ道状態が激しくなってきた。しかし画像にあるような倒木を利用した足場や切り株の足場、滑らないようにとそれらに麻布を被せてあったりと、ドロ道状態を少しでも軽減してくれるような配慮が随所に施されている。整備してくれている方々の粋な計らいに感動!
ド迫力で登山道を埋める水芭蕉の群生。朝のうちは花開いていないものが多かったが、帰り道のときはたくさん咲いていた。
2021年06月26日 07:17撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 7:17
ド迫力で登山道を埋める水芭蕉の群生。朝のうちは花開いていないものが多かったが、帰り道のときはたくさん咲いていた。
雨上がりということもあるのかもしれないが、カナリのドロドロ。いつものように軽快な足さばきとはいかないものの、この時は大してツライとは思わなかった。しかしこれがボディーブローのごとく体力を削り取っていたことを帰り道に思い知ることとなる。。。
2021年06月26日 07:21撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 7:21
雨上がりということもあるのかもしれないが、カナリのドロドロ。いつものように軽快な足さばきとはいかないものの、この時は大してツライとは思わなかった。しかしこれがボディーブローのごとく体力を削り取っていたことを帰り道に思い知ることとなる。。。
少し開けたところで岐阜の誇り高き日本百名山笠ヶ岳の勇姿が。どこから見ても端正な姿が印象深い。
2021年06月26日 07:24撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 7:24
少し開けたところで岐阜の誇り高き日本百名山笠ヶ岳の勇姿が。どこから見ても端正な姿が印象深い。
水芭蕉の花。登山道を歩いているというよりは湿地帯の真ん中を突っ切っているという感じ。
2021年06月26日 07:28撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 7:28
水芭蕉の花。登山道を歩いているというよりは湿地帯の真ん中を突っ切っているという感じ。
ビューポイントの鏡池に到着。感想は『ちっさ!!』 しかしこれも自然の造形美。素晴らしいです。
2021年06月26日 07:37撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 7:37
ビューポイントの鏡池に到着。感想は『ちっさ!!』 しかしこれも自然の造形美。素晴らしいです。
ドロ道をなんとかやり過ごし、最初のピークである寺地山に到着!標高1996メートル。ここは展望が効かないので少し先に行くと、素晴らしい眺望が待っている。
2021年06月26日 07:46撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 7:46
ドロ道をなんとかやり過ごし、最初のピークである寺地山に到着!標高1996メートル。ここは展望が効かないので少し先に行くと、素晴らしい眺望が待っている。
数十メートル先に行くと、突如視界が開けた雄大すぎる眺望が待っていた。これは感激! 画像はこれから向かう北ノ俣岳への全行程。
2021年06月26日 07:47撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 7:47
数十メートル先に行くと、突如視界が開けた雄大すぎる眺望が待っていた。これは感激! 画像はこれから向かう北ノ俣岳への全行程。
剱岳も頭を覗かせている。
2021年06月26日 07:47撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 7:47
剱岳も頭を覗かせている。
これまた雄大すぎる薬師岳のたおやかな姿。北アルプス最深部は雄大さがハンパない。
2021年06月26日 07:47撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 7:47
これまた雄大すぎる薬師岳のたおやかな姿。北アルプス最深部は雄大さがハンパない。
奥にはこれから向かう黒部五郎岳の勇姿! 残念ながら今回黒部五郎岳をハッキリと見ることができたのは、これが最後であった。
2021年06月26日 07:48撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 7:48
奥にはこれから向かう黒部五郎岳の勇姿! 残念ながら今回黒部五郎岳をハッキリと見ることができたのは、これが最後であった。
高原状の北ノ俣岳西面の台地状地形。このあたりは池塘や高山植物の群生を見ることができる見どころのひとつ。ここまででも十分に満足すること請け合い!ドロ道の後にはこのご褒美が待っている!
2021年06月26日 08:08撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 8:08
高原状の北ノ俣岳西面の台地状地形。このあたりは池塘や高山植物の群生を見ることができる見どころのひとつ。ここまででも十分に満足すること請け合い!ドロ道の後にはこのご褒美が待っている!
今回は北ノ俣避難小屋の状況を確認するために立ち寄った。土台から傾いているため使用はできないとのことだった。小屋は使うことができなくても、風を遮ることができる場所のため、緊急避難には良い場所だ。
2021年06月26日 08:13撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 8:13
今回は北ノ俣避難小屋の状況を確認するために立ち寄った。土台から傾いているため使用はできないとのことだった。小屋は使うことができなくても、風を遮ることができる場所のため、緊急避難には良い場所だ。
小屋の前にある水場の状況。絶え間なく冷たい水が出ている。今回は行き帰りともにお世話になった。
2021年06月26日 08:13撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 8:13
小屋の前にある水場の状況。絶え間なく冷たい水が出ている。今回は行き帰りともにお世話になった。
北ノ俣避難小屋をあとにし登山道に復帰すると、しばらくはこのように崩壊した木道を歩くことになる。乗るとシーソーのように動くものもあるため要注意。
2021年06月26日 08:17撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 8:17
北ノ俣避難小屋をあとにし登山道に復帰すると、しばらくはこのように崩壊した木道を歩くことになる。乗るとシーソーのように動くものもあるため要注意。
木道を更に進むと池塘が点在する高層湿原の様相となる。手つかずのありのままの姿をしばし眺める。
2021年06月26日 08:22撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 8:22
木道を更に進むと池塘が点在する高層湿原の様相となる。手つかずのありのままの姿をしばし眺める。
登山道の両脇にはチングルマの群生が至るところに咲き誇る。手つかずの高層湿原に咲き誇る可憐な花々。まさに自然の造形美。
2021年06月26日 08:23撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 8:23
登山道の両脇にはチングルマの群生が至るところに咲き誇る。手つかずの高層湿原に咲き誇る可憐な花々。まさに自然の造形美。
何度も振り返って池塘群を眺める。緑と青のコントラストが素晴らしい。しかし最高の天気は残念ながらここまでだった。この後の急速にガスで覆われることになる。
2021年06月26日 08:24撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 8:24
何度も振り返って池塘群を眺める。緑と青のコントラストが素晴らしい。しかし最高の天気は残念ながらここまでだった。この後の急速にガスで覆われることになる。
木道が終わると今度は荒れた登山道の様相となる。水路状に深く掘れた溝の中を歩き続けるのは困難。両脇に付けられた細い踏み跡を右に左に渡ったりで相当歩きにくい。
2021年06月26日 08:37撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 8:37
木道が終わると今度は荒れた登山道の様相となる。水路状に深く掘れた溝の中を歩き続けるのは困難。両脇に付けられた細い踏み跡を右に左に渡ったりで相当歩きにくい。
折立方面からの道との合流点付近にて。背後からはすごい勢いでガスが襲ってくるので、今のうちに眺望を堪能しておく。画像は雄大すぎる薬師岳とその右端の奥には赤い山肌が印象的な『Red Bull』こと赤牛岳。
2021年06月26日 09:16撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 9:16
折立方面からの道との合流点付近にて。背後からはすごい勢いでガスが襲ってくるので、今のうちに眺望を堪能しておく。画像は雄大すぎる薬師岳とその右端の奥には赤い山肌が印象的な『Red Bull』こと赤牛岳。
赤牛岳、水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳の北アルプス最深部の山々。
2021年06月26日 09:16撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 9:16
赤牛岳、水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳の北アルプス最深部の山々。
水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳のアップ。今回はデジカメを忘れてしまい、スマートフォンのカメラだけしかないので少し悔しい。
2021年06月26日 09:16撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 9:16
水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳のアップ。今回はデジカメを忘れてしまい、スマートフォンのカメラだけしかないので少し悔しい。
鷲羽岳と三俣蓮華岳の間の奥には大天井岳と思われる姿も。槍ヶ岳は残念ながらすでに雲の中。
2021年06月26日 09:16撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 9:16
鷲羽岳と三俣蓮華岳の間の奥には大天井岳と思われる姿も。槍ヶ岳は残念ながらすでに雲の中。
北ノ俣岳へのビクトリーロードは雪の上を歩く。ドロドロ道と大荒れ登山道を歩いたダメージが大きく、このころから普通なら何ともない雪上歩行に辛さを覚えはじめていた。
2021年06月26日 09:18撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 9:18
北ノ俣岳へのビクトリーロードは雪の上を歩く。ドロドロ道と大荒れ登山道を歩いたダメージが大きく、このころから普通なら何ともない雪上歩行に辛さを覚えはじめていた。
北ノ俣岳に到着。標高2662メートル。まだまだ先は長い。写真だけ撮って先を急ぐ。
2021年06月26日 09:24撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 9:24
北ノ俣岳に到着。標高2662メートル。まだまだ先は長い。写真だけ撮って先を急ぐ。
ここから快適な縦走路となるが、ガスに覆われて見通しが効かなくなってきた。残念ではあるが、こんな状況だと期待が高まることもある。それは...
2021年06月26日 09:26撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 9:26
ここから快適な縦走路となるが、ガスに覆われて見通しが効かなくなってきた。残念ではあるが、こんな状況だと期待が高まることもある。それは...
そう!ライチョウのお出まし!! こちらはオスのライチョウ。逃げることもなく一心不乱に餌をついばんでいる。至近距離でウロウロする様子を存分に観察することができた!
2021年06月26日 09:30撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 9:30
そう!ライチョウのお出まし!! こちらはオスのライチョウ。逃げることもなく一心不乱に餌をついばんでいる。至近距離でウロウロする様子を存分に観察することができた!
ハクサンイチゲの群生が現れる。可憐な高山植物の登場に足を止めてじっくりと味わう。
2021年06月26日 09:36撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 9:36
ハクサンイチゲの群生が現れる。可憐な高山植物の登場に足を止めてじっくりと味わう。
ガスが一瞬晴れて、これから向かう黒部五郎岳の山頂部がほんの一瞬姿を現す。しかし今回黒部五郎岳の姿を見ることができたのはこれが最後であった。
2021年06月26日 09:44撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 9:44
ガスが一瞬晴れて、これから向かう黒部五郎岳の山頂部がほんの一瞬姿を現す。しかし今回黒部五郎岳の姿を見ることができたのはこれが最後であった。
たまにガスがなくなり見えてくる縦走路。スッキリ見通せないのは残念だが、暑くないのはイイ! 風もそよ風程度なので寒くもない。
2021年06月26日 09:52撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 9:52
たまにガスがなくなり見えてくる縦走路。スッキリ見通せないのは残念だが、暑くないのはイイ! 風もそよ風程度なので寒くもない。
中ノ俣乗越付近にも池塘群が広がる。
2021年06月26日 10:03撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 10:03
中ノ俣乗越付近にも池塘群が広がる。
北ノ俣岳から黒部五郎岳の縦走路、けっこうアップタウン多し。
2021年06月26日 10:13撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 10:13
北ノ俣岳から黒部五郎岳の縦走路、けっこうアップタウン多し。
時折、薬師岳だけはその姿を見せてくれる。近々行こう!
2021年06月26日 10:13撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 10:13
時折、薬師岳だけはその姿を見せてくれる。近々行こう!
黒部五郎岳山頂への標高差300メートル程の登りは、ジグザグのガレ場に残雪が絡むキツイ登り。残雪が絡むため視界不良の際はルートファインディング要。
2021年06月26日 11:00撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 11:00
黒部五郎岳山頂への標高差300メートル程の登りは、ジグザグのガレ場に残雪が絡むキツイ登り。残雪が絡むため視界不良の際はルートファインディング要。
黒部五郎岳山頂に到着。標高2840メートル。そよ風、気温8.8℃。登山口からちょうど5時間だった。ドロドロ道に、崩壊した木道、大荒れ登山道、ガレガレゴーロ帯と、これでもかと続く難路はツライものだったが、その分達成感はハンパない。ガスで眺望は得られなかったが、それでも十分満足!
2021年06月26日 11:13撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 11:13
黒部五郎岳山頂に到着。標高2840メートル。そよ風、気温8.8℃。登山口からちょうど5時間だった。ドロドロ道に、崩壊した木道、大荒れ登山道、ガレガレゴーロ帯と、これでもかと続く難路はツライものだったが、その分達成感はハンパない。ガスで眺望は得られなかったが、それでも十分満足!
五郎のカールだけはガスに覆われておらず、その雄大さを存分に眺めることができた。写真ではわかりにくいが広大&深い!
2021年06月26日 11:13撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 11:13
五郎のカールだけはガスに覆われておらず、その雄大さを存分に眺めることができた。写真ではわかりにくいが広大&深い!
ランチのカップラーメンを食べながら、一瞬でもガスが晴れないか待ってみたが、濃くなる一方なので帰路につくことにした。さらば黒部五郎岳!また会う日まで!
2021年06月26日 11:57撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 11:57
ランチのカップラーメンを食べながら、一瞬でもガスが晴れないか待ってみたが、濃くなる一方なので帰路につくことにした。さらば黒部五郎岳!また会う日まで!
帰り道でもライチョウさんお出まし!今度は保護色に包まれたメスの個体。飯を喰うのに夢中なのか、自分の足元までよってきて思わずこちらが後ずさりしてしまった(笑)
2021年06月26日 13:01撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 13:01
帰り道でもライチョウさんお出まし!今度は保護色に包まれたメスの個体。飯を喰うのに夢中なのか、自分の足元までよってきて思わずこちらが後ずさりしてしまった(笑)
北ノ俣岳まで戻ってきたが、ガスが一段と濃くなってきた。道迷いの恐れがあるため急ぎたいところだが、想像以上に体力が削られており、いつものように軽快に下山とはいかない。
2021年06月26日 13:35撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 13:35
北ノ俣岳まで戻ってきたが、ガスが一段と濃くなってきた。道迷いの恐れがあるため急ぎたいところだが、想像以上に体力が削られており、いつものように軽快に下山とはいかない。
北ノ俣岳から下りの荒れた溝をブレーキをかけながら下るのが実にこたえた。ここで水切れを起こしてしまったが、この先、避難小屋水場があったので事なきを得た。水の管理はしっかりと行わなくてはと改めて認識した。
2021年06月26日 13:56撮影 by  SO-51A, Sony
6/26 13:56
北ノ俣岳から下りの荒れた溝をブレーキをかけながら下るのが実にこたえた。ここで水切れを起こしてしまったが、この先、避難小屋水場があったので事なきを得た。水の管理はしっかりと行わなくてはと改めて認識した。
苦しみは更に続き、下りのドロドロ道は滑りやすく足を取られて更に体力を削られた。転びはしなかったが、転ばないように耐えるのに体力的疲労、狼狽による精神的疲労がホントにキツかった。朝のうちは開いていなかった花たちが心に安らぎを与えてくれる。
2021年06月26日 15:19撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 15:19
苦しみは更に続き、下りのドロドロ道は滑りやすく足を取られて更に体力を削られた。転びはしなかったが、転ばないように耐えるのに体力的疲労、狼狽による精神的疲労がホントにキツかった。朝のうちは開いていなかった花たちが心に安らぎを与えてくれる。
おお!美しいニッコウキスゲが花開いている。普段は正直、花をそこまでマジマジと見ることはないのだが、今回は花たちに元気をもらった気がする。
2021年06月26日 15:26撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 15:26
おお!美しいニッコウキスゲが花開いている。普段は正直、花をそこまでマジマジと見ることはないのだが、今回は花たちに元気をもらった気がする。
コバイケイソウの群落。花たちの応援?のおかげで無事に下山することができた。なかなか苦しかったがいつもにも増して達成感を得ることができて満足のいく今回のハイキングであった!
2021年06月26日 15:34撮影 by  SO-51A, Sony
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6/26 15:34
コバイケイソウの群落。花たちの応援?のおかげで無事に下山することができた。なかなか苦しかったがいつもにも増して達成感を得ることができて満足のいく今回のハイキングであった!

感想

日本百名山の中では日帰りが難しいとされる黒部五郎岳に日帰りで行ってきた。飛越トンネル登山口から寺地山までは湿地帯であるため、登山道はドロ道であるということは事前の調査で知っていたが、その先の登山道も崩壊が進んでいたりして、想像以上にひと筋縄ではいかない骨のあるコースだった。それと同時に絶景が随所にある素晴らしいコースでもあることは間違いない。

ドロ道に関しては雨上がりということもあってかカナリのドロドロズブズブ。ゲイターやハイカットブーツなどしっかり準備を行えばハイクの続行には問題ないのだが、足がドロドロズブズブに取られることによる肉体的疲労と、滑って転ばないように常に緊張を強いられることによる精神的疲労は相当なものだと感じた。その意味でそれらを軽減してくれるトレッキングポールの使用はとても有効だと思う。今回自分はトレッキングポールなしで臨んだのだが、次回来るときには絶対に使おうと思う程の必須アイテムだと思う。

ドロ道だけでなく、荒れた登山道やガレ場、急勾配の登下降、長い行程などなど、ハイカーの体力と歩行技量、精神力が試され、その見返りに素晴らしい絶景を得られるという、登山の魅力がギッシリと詰まった素晴らしいコースだと感じた。体力、精神力ともに充実させて臨みたいコースではあるが、北ノ俣岳までであれば体力的な難易度はカナリ下がるためオススメできる。

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コメント

物凄い😳😳😳
2021/6/27 17:43
😁😁😁
2021/6/28 7:25
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