鳳凰三山（夜叉神峠から広河原）

2013年08月16日(金) 〜 2013年08月17日(土)

• GPS: 28:58
• 距離: 19.5km
• 登り: 2,103m
• 下り: 1,957m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:44
• 休憩: 1:12
• 合計: 5:56

6:48 夜叉神峠登山口
7:35 7:35 夜叉神峠
7:38 7:47 夜叉神峠小屋
8:47 8:48 杖立峠
9:34 9:34 火事場跡
10:08 10:09 苺平
10:37 11:38 南御室小屋
12:36 12:36 砂払岳
12:44 薬師岳小屋

2日目

• 山行: 5:00
• 休憩: 1:04
• 合計: 6:04

5:43 薬師岳小屋
6:17 6:33 鳳凰山
6:54 6:56 鳳凰小屋分岐
7:30 7:53 アカヌケ沢の頭
8:39 8:54 高嶺
9:33 9:35 白鳳峠
11:26 11:31 白鳳峠入口
11:43 11:44 広河原・吊り橋分岐
11:47 ゴール地点

1日目　6:46夜叉神峠登山口駐車場−7:38〜7:47夜叉神峠−8:47杖立峠−9:12〜9:20山火事跡−10:08苺平−10:37〜11:33南御室小屋−12:25〜12:37砂払岳−12:42薬師岳小屋（泊）
2日目　5:44薬師岳小屋−5:51〜5:57薬師ケ岳−6:21〜6:33観音岳〜6:54鳳凰小屋分岐−7:30赤抜沢の頭−7:37〜7:45賽の河原−7:50赤抜沢の頭−8:38〜8:51高嶺−9:33〜9:35白鳳峠−11:32白鳳峠入口（南アルプス林道）−11:45広河原
夜叉神峠登山口まで乗合タクシーで戻り。

天候

晴れ
但し8/16（金）は夕方雷＆夕立あり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・夜叉神峠登山口駐車場に駐車（無料）
　金曜深夜2時過ぎに到着時点で6割程度の駐車率。
・帰路の広河原からは芦安駐車場行きの乗合タクシーで夜叉神峠駐車場まで戻り（1,100円）

コース状況／危険箇所等

・道の状況：メジャールートなので特に迷いやすい箇所はなし。
・危険箇所：白鳳峠から広河原への下りは前半は岩塊斜面を石の赤ペンキを目印に下り、後半は樹林帯の中を急降下するが、特に後半は滑りやすい岩場やハシゴの連続する箇所があるため慎重に下る必要がある。
・下山後の温泉：芦安温泉　南アルプス温泉ロッジ　白峰会館（700円）食事も可。
・山バッジ:南御室小屋、薬師岳小屋で購入可（3種類、各500円）
・トイレ：夜叉神峠登山口（夜叉神の森）、南御室小屋、薬師岳小屋、広河原インフォメーションセンター
・登山ポスト：夜叉神峠登山口

写真

8/16 6:38

夜叉神峠登山口駐車場

8/16 6:46

夜叉神峠登山口

8/16 6:49

登山ポスト、バスの時刻表などがあります。

8/16 6:49

山小屋案内

8/16 7:03

夜叉神峠までは歩きやすい道です

8/16 7:35

登山口から1時間足らずで夜叉神峠に到着です

8/16 7:40

一気に白根三山のパノラマが開けます

8/16 7:41

夜叉神峠小屋

8/16 7:41

小屋の前は開けた広場になっており休むのに最適です

8/16 7:52

明るい樹林帯の中の道は快適です

8/16 8:47

杖立峠

8/16 8:47

8/16 9:20

山火事跡は開けています。小休止しました。

8/16 9:34

2309m地点。特に案内板は見当たりません。

8/16 9:37

石混じりの登りになってきました

8/16 10:08

苺平。甘利山方面へ行けるようですが地図では破線ルートです。

8/16 10:08

苺平。辻山へは向かわず巻きます。

8/16 10:18

樹林帯の中の登りです

8/16 10:34

南御室小屋手前で道が広くなりました

8/16 10:37

南御室小屋。ここで大休止します。テント泊の人も含め多くのハイカーで賑わっています。

8/16 11:21

奥がテントサイトです

8/16 11:22

小屋の受付横には何とビール＆缶チューハイの自販機までありました。因みに缶ビールは600円です。流石に良く冷えています。

8/16 11:23

水場は小屋の右手すぐです。「南アルプスの天然水」だそうです。私もハイドレーションを満杯にしました。無料。

8/16 11:24

小屋の右手にはトイレが立ち並んでいます。

8/16 11:35

縦走路は小屋の左手から続きます

8/16 11:38

小屋から少し上がった辺りにはこんな看板があります

8/16 12:13

「ガマの岩」だそうです

8/16 12:14

8/16 12:19

薬師ヶ岳に近くなるにつれて、段々と巨岩が多くなってきます

8/16 12:25

砂払岳山頂手前です。その名の通り、砂礫のザクザクした道になってきます。

8/16 12:26

砂払岳からの北岳。雲に覆われています。

8/16 12:26

砂払岳から薬師ヶ岳方面を望む

8/16 12:31

砂礫の斜面を進みます

8/16 12:32

8/16 12:32

岩の随所に赤ペンキで目印が書かれています

8/16 12:34

ケルンもいくつか

8/16 12:37

山名標は見当たりませんでした

8/16 12:38

目印を辿って薬師ヶ岳へ向かいます

8/16 12:41

薬師ヶ岳山頂が見えてきました

8/16 12:41

薬師ヶ岳山頂手前の鞍部に向かって下りです

8/16 12:41

ここも砂礫の斜面です

8/16 12:42

薬師岳小屋は砂払岳と薬師ヶ岳との鞍部に建っています

8/16 12:43

8/16 12:43

休憩も含めて夜叉神峠登山口からちょうど6時間位で到着です。標準よりかなり早いペースで着きました。

8/16 17:49

鞍部からの白根三山

8/16 17:49

鞍部からの薬師ヶ岳山頂方面

8/16 18:13

鞍部からはうっすらと富士山が望めました

8/16 18:14

夕食後の18時半くらいに、夕暮れの薬師ヶ岳山頂まで登ってみました

8/16 18:14

8/16 18:14

明日向かう観音岳と稜線です

8/16 18:15

夕暮れの白根三山

8/16 18:16

夕暮れの中の富士山を遠望

8/16 18:17

夕暮れの薬師ヶ岳山頂

8/16 18:20

観音岳

8/16 18:21

岩の間から望む富士山

8/16 18:27

夕暮れに浮かぶ富士山をアップで

8/16 18:27

観音岳

8/16 18:27

夕暮れの北岳をアップ

8/16 18:29

正面は砂払岳

8/16 18:30

左奥に富士山遠望

8/17 4:57

翌朝5時頃の薬師ヶ岳山頂からの富士山。昨晩とは全然違った光景に感動！

8/17 4:59

8/17 5:00

早朝の白根三山

8/17 5:01

早朝の薬師ヶ岳山頂。まだ誰もいません。

8/17 5:01

早朝の観音岳方面への稜線

8/17 5:02

岩間のV字と富士山の三角錐が良いコントラストになってませんか？

8/17 5:03

右手は砂払岳

8/17 5:51

朝5:50くらいの薬師ヶ岳山頂。朝日が大分上がってきました。

8/17 5:51

薬師ヶ岳山頂からの八ヶ岳

8/17 5:51

右手は観音岳、左手は仙丈ヶ岳

8/17 5:52

方向的には荒川三山方面

8/17 5:52

白根三山。朝日を浴びてすっきりとしています。

8/17 5:52

左に北岳。その右に仙丈ヶ岳。

8/17 5:52

薬師ヶ岳山頂は広々して眺望も素晴らしく本当に快適です。

8/17 5:56

薬師ヶ岳山頂では岩の合間にタカネビランジが多く咲いているのが見られました

8/17 5:58

雲海の向こうには八ヶ岳

8/17 5:59

奥秩父の山並み。中央やや左に金峰山の五丈岩が見えます。

8/17 6:10

観音岳へは左手に白根三山を見ながら暫く快適な稜線を辿ったあと、砂礫の斜面を通過します

8/17 6:20

観音岳手前から薬師ヶ岳方面を振り返ると、薬師ヶ岳の上に富士山が顔を覗かせています

8/17 6:21

観音岳に到着

8/17 6:21

観音岳は薬師ヶ岳と違って岩稜の山頂です。広さはありません。

8/17 6:22

観音岳からは遂に地蔵岳のオベリスクと甲斐駒が姿を現しました！

8/17 6:22

地蔵岳

8/17 6:23

甲斐駒。奥には微かに北アルプスが。

8/17 6:24

観音岳からの白根三山。薬師ヶ岳山頂からの見え方とは違います。

8/17 6:24

仙丈ケ岳

8/17 6:24

観音岳山頂からの薬師ヶ岳と富士山をアップで

8/17 6:26

薬師ヶ岳遠望

8/17 6:29

8/17 6:31

左に地蔵岳、右奥には八ヶ岳

8/17 6:36

8/17 6:38

観音岳山頂から少し下ったところにはお地蔵さまが安置されています

8/17 6:49

地蔵岳への稜線

8/17 6:54

砂礫の斜面が続きます

8/17 6:54

鳳凰小屋分岐

8/17 7:06

赤抜沢の頭手前の登り

8/17 7:26

赤抜沢の頭手前の岩場の登り

8/17 7:30

赤抜沢の頭。ここからいったん賽の河原まで下ります。

8/17 7:31

赤抜沢の頭からの地蔵岳オベリスク

8/17 7:37

賽の河原の地蔵尊

8/17 7:38

賽の河原からの観音岳

8/17 7:38

賽の河原から見上げるオベリスク。凄い迫力です。

8/17 7:55

赤抜沢の頭までまた登り返し、再び白根三山を望む地点に

8/17 8:06

高嶺への砂礫の稜線

8/17 8:11

右手には甲斐駒を見ながら

8/17 8:15

ハイマツとシャクナゲの中を緩やかに登っていきます

8/17 8:29

右から甲斐駒、アサヨ峰、仙丈ヶ岳

8/17 8:29

八ヶ岳は相変わらず雲海の上に

8/17 8:30

左から観音岳、薬師ヶ岳、富士山

8/17 8:30

左に地蔵岳オベリスク

8/17 8:30

オベリスクの向こうには奥秩父の山並み

8/17 8:30

高嶺近辺からの白根三山

8/17 8:39

高嶺山頂

8/17 8:40

高嶺山頂標の向こうに白根三山

8/17 9:00

高嶺から白鳳峠への下りには岩場が数か所あります

8/17 9:16

甲斐駒を正面に見ながら白鳳峠へ向けて、岩礫の中を赤ペンキを目印に急降下していきます

8/17 9:33

白鳳峠です。林の中で見晴らしはありません。真直ぐ進めば早川尾根経由で甲斐駒にも通じています。広河原へは峠を左折します。

8/17 9:39

白鳳峠から広河原への下りの前半は、開けた岩礫地を北岳を正面に見ながらひたすら下ります。ここも赤ペンキを目印にしていきます。

8/17 9:46

下り途中で振り返ったところ

8/17 10:18

後半は樹林帯の中の急降下になります。滑りやすい箇所が多いので注意です。

8/17 10:27

こんなハシゴ場も何か所かあります。結構気を使いました。

8/17 10:36

岩場のトラバースの先にはまたハシゴが・・・

8/17 11:32

長い急降下を終えてやっと林道に出ました。ここから広河原バス停までは約10分の林道歩きです。

8/17 11:45

広河原バス停に到着です。ここからワンボックスカーの乗合タクシーで夜叉神峠登山口駐車場まで戻りました。1,100円です。

8/17 11:45

バス停のすぐ横にはその名の通り涼しげな河原が広がっています

撮影機器：

Nikon 1 J1 ニコン

感想

sonorhana

・初の南アルプスということで、入門コースとも言うべき鳳凰三山を縦走しました。
ちょうどお盆休みの週だったこともあり、平日にも関わらず家族連れ含めて多くのハイカーで賑わっていました。
・宿泊した薬師岳小屋では宿泊客は20名くらいでしたが、翌日（土曜日夜）はもっと多くの予約が入っているようでした。
・薬師岳小屋で受付を済ませて小屋前で本を読みながら寛いでいると、空が段々と暗くなりやがて雷鳴が。程なく雨が降り出したため小屋内に入り暫く雨が上がるのを待ちました。小屋のご主人の話では前日もやはり夕方に雷＆雨があったとのこと。歩いているときでなくて幸いでした。
・三山は山頂の様子は全く違いますが、眺望はそれぞれに素晴らしかったです。（地蔵岳は山頂には登っていませんが・・・）
薬師ヶ岳からは白根三山と富士山、観音岳からは地蔵岳のオベリスクに甲斐駒＆仙丈、地蔵岳（の直下）からは甲斐駒のそれぞれ迫力ある眺めに感動しました。
・今回は薬師岳小屋に宿泊したのですが、小屋から薬師ヶ岳山頂までは5分ちょっとで登れるため、夕食後の日没前と朝食前の朝焼けの2回山頂に登ってゆったりとしたアルプスの眺めを楽しむことが出来ました。日帰り山行では味わえない贅沢でした。
・薬師ヶ岳から地蔵岳までは白根三山を常に左手に、八ヶ岳＆奥秩父の山並みを右手に見ながら稜線を快適に進んでいきます。一方で白鳳峠から広河原までの下りは急な下りが続き、かなり足に負担が掛ります。ガイドブックには広河原から白鳳峠への登りは急登が続くので薦められない、とありましたが、その通りだと実感しました。途中何組かのハイカーとすれ違いましたが、あの急登がまだまだ続くかと思うとウンザリすると思います。