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Yamareco

記録ID: 3357880
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

【大清水から鬼怒沼〜尾瀬沼周回】湯沢出合の渡渉と倒木帯の通過に手古摺りました

2021年07月17日(土) 〜 2021年07月18日(日)
情報量の目安: S
都道府県 福島県 栃木県 群馬県
 - 拍手
GPS
16:59
距離
30.9km
登り
1,756m
下り
1,737m

コースタイム

1日目
山行
8:14
休憩
1:34
合計
9:48
距離 13.4km 登り 1,432m 下り 615m
6:42
32
7:14
14
7:28
7:56
175
10:51
10:56
23
11:19
11:21
4
11:25
12:00
38
12:38
12:41
124
14:45
15:06
52
小松湿原分岐(水場)
15:58
32
16:30
宿泊地
2日目
山行
6:03
休憩
1:07
合計
7:10
距離 17.5km 登り 324m 下り 1,150m
5:26
50
宿泊地
6:16
6:17
25
6:42
7:02
59
赤安清水
8:16
8:17
41
8:58
8:59
16
9:15
6
9:49
9:56
1
10:06
20
10:26
17
10:43
26
11:09
11:15
9
11:24
12
11:36
11:38
58
12:36
ゴール地点
天候 二日間とも快晴
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・ 大清水休憩所の奥にある第二駐車場に駐車しました。駐車料金は500円/日。駐車場を出るときに、休憩所の前で係の方に千円支払いました。
・ 駐車場は午前6時すぎの到着時点で8割ほど埋まっていて、後から入ってくる車は駐車スペースを探すのに苦労していました。駐車できないときは、500mほど戻ったところにある第三駐車場に駐車することになります。
コース状況/
危険箇所等
・ 湯沢出合の渡渉ポイントは、梅雨明け直後のためか、水量が多く、飛び石での渡渉ができませんでした。倒木を投げ込んだり、大きめの岩を5〜6個投げ込んで足場を作ろうと試みましたが、焼け石に水。結局、靴を脱いで裸足で渡渉しましたが、水がものすごく冷たくて、わずか数メートルの渡渉でも足の感覚がなくなりました。
・ 渡渉ポイントから登山道を7〜8分登ったところに、別ルートで沢に降りる明確な踏み跡があったので、別の渡渉ポイントがあるのかもしれません。
・ 湯沢出合(1330m)から物見山(2113m)までの標高差は783m。かなり傾斜の急な登りが続くので、焦らずじっくり登らないと、息があがります。
・ 鬼怒沼湿原は開放的な別天地。ワタスゲやタテヤマリンドウ、サワラン、キンコウカなどの高山植物が見ごろでした。快晴の下、日光白根山の姿が池塘の水面の上に浮かび上がって、ナイスビューです。
・ 鬼怒沼山から先は、倒木帯となります。特に小松湿原分岐水場の手前一帯がひどい状況で、倒木の下をくぐるたびに、ザックを降ろす作業を強いられました。ザックを担いだままでは、倒木を通過できない場合が多いです。時間がかかりますので、要注意です。
・ 小松湿原分岐水場では、冷たくておいしい湧き水を採水することができます。水場のすぐ隣にはフラットな一張分のテントサイトもあり、ビバークに最適です。そこから5分ほど進んだところにも、平坦なビバーク適地があって、こちらのほうが広いです。
・ 水場はこのほか、黒岩山分岐手前の黒岩清水と、赤安山を降りた鞍部の赤安清水があります。
・ 赤安清水と電発記念碑の中間付近で、登山道から10~15m離れた藪の中をクマが歩いているのを見かけました。持っていたストックをたたいて音を出したところ、遠ざかってくれました。出合頭での鉢合わせをせずに済み、幸いでした。
・ 電発記念碑を過ぎると、これまでの鬱蒼とした樹林帯を抜け、開放的な登山道となります。小淵沢湿原に足を踏み入れれば、整備の行き届いた尾瀬エリア。指導標も完備され、危険なところはありません。ただし、水の豊富な山域なので、いたるところで登山道がドロドロの泥濘状態のため、スパッツ必携です。
・ 大江湿原のニッコウキスゲ大群落を楽しみにしていましたが、シカの食害なのか、キスゲの花は寂しい限りでした。以前のような一面ニッコウキスゲの花で覆われた大江湿原をもう一度見てみたいものです。
その他周辺情報 尾瀬沼キャンプ場入り口付近に建つ長蔵小屋別館は,おしゃれなカフェの趣。午前9時から営業しており,コーヒーやケーキのほか,ピザ,スパゲティ,ピラフなどの軽食も食べられます。窓辺からは燧ヶ岳の絶景が眺められ,なんとも贅沢な時間を過ごすことが出来ます。
大清水第二駐車場に駐車しました。
2021年07月17日 06:34撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 6:34
大清水第二駐車場に駐車しました。
大清水休憩所まで戻って、ここから橋を渡って物見新道方面へ。
2021年07月17日 06:42撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 6:42
大清水休憩所まで戻って、ここから橋を渡って物見新道方面へ。
物見橋を通過。
2021年07月17日 07:14撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 7:14
物見橋を通過。
湯沢出合に到着。
2021年07月17日 07:29撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 7:29
湯沢出合に到着。
水量が多く、飛び石では渡れません。倒木を投げ込んだり、大きな石を5〜6個投げ込んで足場を作ろうとしたものの、焼け石に水でした。
2021年07月17日 07:35撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 7:35
水量が多く、飛び石では渡れません。倒木を投げ込んだり、大きな石を5〜6個投げ込んで足場を作ろうとしたものの、焼け石に水でした。
結局、登山靴を脱いで裸足で渡渉しましたが、水が凄く冷たく、足の感覚がなくなりました。渡渉に30分近くかかってしまいました。
2021年07月17日 07:49撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 7:49
結局、登山靴を脱いで裸足で渡渉しましたが、水が凄く冷たく、足の感覚がなくなりました。渡渉に30分近くかかってしまいました。
渡渉ポイントを振り返る。
2021年07月17日 07:54撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 7:54
渡渉ポイントを振り返る。
渡渉ポイントから7~8分登ったところで、別ルートで沢方向に降りる明確な踏み跡があったので、別の渡渉ポイントがあるのかもしれません。写真の左斜め方向に別ルートの踏み跡。右斜めが登ってきた登山道。
2021年07月17日 08:03撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 8:03
渡渉ポイントから7~8分登ったところで、別ルートで沢方向に降りる明確な踏み跡があったので、別の渡渉ポイントがあるのかもしれません。写真の左斜め方向に別ルートの踏み跡。右斜めが登ってきた登山道。
この先は、急傾斜の登りが続きます。
2021年07月17日 08:09撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 8:09
この先は、急傾斜の登りが続きます。
標高1650m付近にある柱状節理の岩場を通過。
2021年07月17日 09:03撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 9:03
標高1650m付近にある柱状節理の岩場を通過。
上州武尊山の展望。
2021年07月17日 09:40撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 9:40
上州武尊山の展望。
こちらは燕巣山(左)と四郎岳(右)。
2021年07月17日 09:41撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 9:41
こちらは燕巣山(左)と四郎岳(右)。
ギンリョウソウが咲いていた。
2021年07月17日 10:00撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 10:00
ギンリョウソウが咲いていた。
岩場を登る。
2021年07月17日 10:03撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 10:03
岩場を登る。
ようやく物見山の山頂に到着。フラットでビバーク適地。
2021年07月17日 10:52撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 10:52
ようやく物見山の山頂に到着。フラットでビバーク適地。
会津駒ケ岳が見えました。
2021年07月17日 10:56撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 10:56
会津駒ケ岳が見えました。
木道が出てくると、鬼怒沼湿原はすぐ近く。
2021年07月17日 11:17撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 11:17
木道が出てくると、鬼怒沼湿原はすぐ近く。
バイケイソウやワタスゲが咲く湿原を進む。
2021年07月17日 11:21撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 11:21
バイケイソウやワタスゲが咲く湿原を進む。
ワタスゲの花穂
2021年07月17日 11:22撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
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7/17 11:22
ワタスゲの花穂
木道の脇に咲いていたバイケイソウ
2021年07月17日 11:23撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
7/17 11:23
木道の脇に咲いていたバイケイソウ
木道の先に日光白根山の姿が浮かぶ。
2021年07月17日 11:25撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
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7/17 11:25
木道の先に日光白根山の姿が浮かぶ。
木道沿いに池塘が点在。
2021年07月17日 11:27撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 11:27
木道沿いに池塘が点在。
池塘の先に日光白根山の姿が浮かび上がっていた。
2021年07月17日 11:28撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
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7/17 11:28
池塘の先に日光白根山の姿が浮かび上がっていた。
風もなく穏やかな良い天気でした。
2021年07月17日 11:29撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 11:29
風もなく穏やかな良い天気でした。
珍しいサワランの花
2021年07月17日 11:36撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
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7/17 11:36
珍しいサワランの花
開きかけているサワランのつぼみ
2021年07月17日 11:36撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
7/17 11:36
開きかけているサワランのつぼみ
タテヤマリンドウ。
2021年07月17日 11:36撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
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タテヤマリンドウ。
木道沿いに咲いていた。
2021年07月17日 11:38撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
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7/17 11:38
木道沿いに咲いていた。
北側の眺め。
2021年07月17日 11:39撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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北側の眺め。
キンコウカ
2021年07月17日 11:40撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
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7/17 11:40
キンコウカ
根名草山を望む。
2021年07月17日 11:41撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
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7/17 11:41
根名草山を望む。
木道沿いのベンチにてサンドイッチ+金麦エールタイプの昼食。冷凍アクエリアスで冷やしておいたので冷え冷え!
2021年07月17日 11:43撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 11:43
木道沿いのベンチにてサンドイッチ+金麦エールタイプの昼食。冷凍アクエリアスで冷やしておいたので冷え冷え!
東電の避難小屋。
2021年07月17日 12:00撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 12:00
東電の避難小屋。
鬼怒沼山の山頂が見えた。
2021年07月17日 12:25撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 12:25
鬼怒沼山の山頂が見えた。
山頂方面分岐。ザックを置いて、ここから山頂を目指します。
2021年07月17日 12:28撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 12:28
山頂方面分岐。ザックを置いて、ここから山頂を目指します。
急な登りを10分ほど。
2021年07月17日 12:33撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 12:33
急な登りを10分ほど。
鬼怒沼山の山頂に到着。三角点もありました。
2021年07月17日 12:38撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 12:38
鬼怒沼山の山頂に到着。三角点もありました。
分岐に戻って給水休憩。
2021年07月17日 12:51撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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分岐に戻って給水休憩。
トラバースルートを進む。
2021年07月17日 12:53撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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トラバースルートを進む。
ビバーク適地発見。
2021年07月17日 13:05撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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ビバーク適地発見。
ゴゼンタチバナ
2021年07月17日 13:07撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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ゴゼンタチバナ
赤安山かな?
2021年07月17日 13:44撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 13:44
赤安山かな?
ギンリョウソウがモリモリ。
2021年07月17日 13:48撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 13:48
ギンリョウソウがモリモリ。
倒木が増えてきた。
2021年07月17日 14:08撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 14:08
倒木が増えてきた。
このあたりが一番の倒木帯です。何度もザックを降ろして倒木の下をくぐりました。疲れたよ。
2021年07月17日 14:27撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 14:27
このあたりが一番の倒木帯です。何度もザックを降ろして倒木の下をくぐりました。疲れたよ。
小松湿原分岐水場に到着。ここでビバークの予定でしたが、この先も倒木がひどいと時間がかかるので、水の補給にとどめ、少しでも先に進むことにしました。
2021年07月17日 14:45撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 14:45
小松湿原分岐水場に到着。ここでビバークの予定でしたが、この先も倒木がひどいと時間がかかるので、水の補給にとどめ、少しでも先に進むことにしました。
水場にて採水。冷たくおいしい湧き水ですが、コッヘルかコップが無いと汲みづらいです。
2021年07月17日 14:52撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 14:52
水場にて採水。冷たくおいしい湧き水ですが、コッヘルかコップが無いと汲みづらいです。
休憩中に後続の登山者が到着。ここでビバークするとのことでした。私はもう少し先に進みました。
2021年07月17日 15:06撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 15:06
休憩中に後続の登山者が到着。ここでビバークするとのことでした。私はもう少し先に進みました。
水場の先からは、倒木はそれほど発生しておらず、順調に歩けました。
2021年07月17日 15:31撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 15:31
水場の先からは、倒木はそれほど発生しておらず、順調に歩けました。
先ほどの水場から50分ほどで、黒岩山分岐に到着。ここもフラットスペースなのでビバークできますが、まだ4時前なのでさらに先へ。黒岩山の山頂には,2013年10月にテント縦走した際に登頂済みなので,今回はパスです。
2021年07月17日 15:57撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 15:57
先ほどの水場から50分ほどで、黒岩山分岐に到着。ここもフラットスペースなのでビバークできますが、まだ4時前なのでさらに先へ。黒岩山の山頂には,2013年10月にテント縦走した際に登頂済みなので,今回はパスです。
黒岩山分岐から30分ほど歩いたところに、絶好のビバークポイントを発見。登山道沿いの一段高い台地に、落ち葉ふかふかのフラットなスペースがありました。
2021年07月17日 16:28撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 16:28
黒岩山分岐から30分ほど歩いたところに、絶好のビバークポイントを発見。登山道沿いの一段高い台地に、落ち葉ふかふかのフラットなスペースがありました。
マイテント設営完了。
2021年07月17日 16:46撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 16:46
マイテント設営完了。
缶ビール2本にバーボンウィスキーで一人宴会中。つまみはコンビニサラダや乾きモノ。疲れた体にアルコールが沁みわたります。
2021年07月17日 17:43撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/17 17:43
缶ビール2本にバーボンウィスキーで一人宴会中。つまみはコンビニサラダや乾きモノ。疲れた体にアルコールが沁みわたります。
入口を開けると、こんな感じ。
2021年07月17日 17:59撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/17 17:59
入口を開けると、こんな感じ。
お腹が膨れたので、夕食はラーメン。
2021年07月17日 18:34撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
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7/17 18:34
お腹が膨れたので、夕食はラーメン。
ぐっすり熟睡し、午前3時半に起床。お茶漬けで簡単に朝食をすまし、ドリップコーヒーでゆっくりしてから、テントを撤収。
2021年07月18日 05:26撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/18 5:26
ぐっすり熟睡し、午前3時半に起床。お茶漬けで簡単に朝食をすまし、ドリップコーヒーでゆっくりしてから、テントを撤収。
朝日が当たる森の中を進みます。今日も良い天気。
2021年07月18日 05:42撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/18 5:42
朝日が当たる森の中を進みます。今日も良い天気。
泥濘にカモシカの足跡。
2021年07月18日 06:01撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 6:01
泥濘にカモシカの足跡。
倒木がありますが、昨日のようなひどい状況ではありません。
2021年07月18日 06:29撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 6:29
倒木がありますが、昨日のようなひどい状況ではありません。
コケを撮影してみました。
2021年07月18日 06:36撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/18 6:36
コケを撮影してみました。
赤安清水に到着。
2021年07月18日 06:42撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 6:42
赤安清水に到着。
荷物を置いて、水場に行ってみます。
2021年07月18日 06:43撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 6:43
荷物を置いて、水場に行ってみます。
20mほど下った斜面から、冷たい水が湧き出していました。
2021年07月18日 06:44撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 6:44
20mほど下った斜面から、冷たい水が湧き出していました。
手の切れるような冷水ですが、採水には、コッヘルかコップが必要です。
2021年07月18日 06:51撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/18 6:51
手の切れるような冷水ですが、採水には、コッヘルかコップが必要です。
赤安清水指導標のところは小広場になっていて、ビバーク適地です。
2021年07月18日 07:01撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 7:01
赤安清水指導標のところは小広場になっていて、ビバーク適地です。
赤安清水から50分ほどで、電発記念碑のある、高圧線鉄塔のところに到着。
2021年07月18日 07:51撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 7:51
赤安清水から50分ほどで、電発記念碑のある、高圧線鉄塔のところに到着。
さらに10分で奥鬼怒・小淵沢田代・大清水分岐を通過。
2021年07月18日 08:01撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 8:01
さらに10分で奥鬼怒・小淵沢田代・大清水分岐を通過。
小淵沢田代に出ました。
2021年07月18日 08:09撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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7/18 8:09
小淵沢田代に出ました。
イワオトギリとシロバナニガナ
2021年07月18日 08:13撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
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7/18 8:13
イワオトギリとシロバナニガナ
ここにもワタスゲ
2021年07月18日 08:14撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
7/18 8:14
ここにもワタスゲ
木道の先に池塘
2021年07月18日 08:17撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 8:17
木道の先に池塘
広々した小淵沢田代。
2021年07月18日 08:18撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 8:18
広々した小淵沢田代。
小淵沢田代分岐を通過。
2021年07月18日 08:20撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 8:20
小淵沢田代分岐を通過。
コケと落ち葉に光と影。
2021年07月18日 08:42撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
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コケと落ち葉に光と影。
登山道はところどころ泥濘状態。
2021年07月18日 08:46撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 8:46
登山道はところどころ泥濘状態。
シカ対策の柵と門。
2021年07月18日 08:50撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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シカ対策の柵と門。
大江湿原に到着。
2021年07月18日 08:53撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 8:53
大江湿原に到着。
木道沿いのベンチでくつろぐ登山者。
2021年07月18日 08:56撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
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7/18 8:56
木道沿いのベンチでくつろぐ登山者。
ニッコウキスゲ
2021年07月18日 08:57撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 8:57
ニッコウキスゲ
オゼヌマアザミ
2021年07月18日 08:58撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
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7/18 8:58
オゼヌマアザミ
大江湿原のキスゲは、まばらでした。
2021年07月18日 09:03撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 9:03
大江湿原のキスゲは、まばらでした。
燧ヶ岳遠望。
2021年07月18日 09:11撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
7/18 9:11
燧ヶ岳遠望。
三本カラマツが見えてきた。
2021年07月18日 09:13撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 9:13
三本カラマツが見えてきた。
ズームアップ。
2021年07月18日 09:13撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
7/18 9:13
ズームアップ。
ヒオウギアヤメ
2021年07月18日 09:15撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
1
7/18 9:15
ヒオウギアヤメ
おなかが減ったので、長蔵小屋別館に立ち寄りました。
2021年07月18日 09:22撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 9:22
おなかが減ったので、長蔵小屋別館に立ち寄りました。
おしゃれなカフェの雰囲気。ピアノも置いてあります。
2021年07月18日 09:26撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
7/18 9:26
おしゃれなカフェの雰囲気。ピアノも置いてあります。
客は私一人。特等席に座ることができました。
2021年07月18日 09:26撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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客は私一人。特等席に座ることができました。
窓辺から燧ヶ岳を眺める。贅沢この上ない時間を過ごしました。
2021年07月18日 09:29撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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窓辺から燧ヶ岳を眺める。贅沢この上ない時間を過ごしました。
カニチャーハン 700円。オリーブは特別サービスとのこと。
2021年07月18日 09:32撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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カニチャーハン 700円。オリーブは特別サービスとのこと。
食後は、展望デッキへ。
2021年07月18日 09:52撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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食後は、展望デッキへ。
展望デッキからの眺め。
2021年07月18日 09:52撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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展望デッキからの眺め。
パノラマ撮影で。
2021年07月18日 09:53撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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パノラマ撮影で。
長蔵小屋の前の水場。
2021年07月18日 10:04撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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長蔵小屋の前の水場。
ヒメサユリは移植したらしいです。
2021年07月18日 10:06撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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ヒメサユリは移植したらしいです。
尾瀬沼南岸からの,燧ヶ岳の眺め。青空に白い雲が良いアクセント。
2021年07月18日 10:20撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
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尾瀬沼南岸からの,燧ヶ岳の眺め。青空に白い雲が良いアクセント。
ズームアップ。
2021年07月18日 10:20撮影 by  DC-GX7MK3, Panasonic
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ズームアップ。
木道脇のデッキを入れて。
2021年07月18日 10:22撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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木道脇のデッキを入れて。
デッキからの撮影。
2021年07月18日 10:22撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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デッキからの撮影。
三平下は,多くの登山者が休憩中でした。
2021年07月18日 10:26撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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三平下は,多くの登山者が休憩中でした。
三平峠に到着。
2021年07月18日 10:44撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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三平峠に到着。
岩清水に到着。顔を洗い,水をガブガブ飲みました。
2021年07月18日 11:11撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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岩清水に到着。顔を洗い,水をガブガブ飲みました。
沢沿いの橋を渡る(振り返って撮影)。
2021年07月18日 11:23撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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沢沿いの橋を渡る(振り返って撮影)。
一ノ瀬休憩所に到着。乗り合いタクシーを待つ登山者が休憩中でしたが,せっかくなので歩いて大清水へと向かいます。
2021年07月18日 11:36撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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一ノ瀬休憩所に到着。乗り合いタクシーを待つ登山者が休憩中でしたが,せっかくなので歩いて大清水へと向かいます。
会津沼田街道(旧道)を進みます。
2021年07月18日 11:38撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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会津沼田街道(旧道)を進みます。
水が豊富なので,泥濘がひどいです。
2021年07月18日 11:57撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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水が豊富なので,泥濘がひどいです。
橋を渡る。
2021年07月18日 12:19撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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橋を渡る。
大清水第二駐車場に戻りました。
2021年07月18日 12:33撮影 by  DMC-GX8, Panasonic
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大清水第二駐車場に戻りました。

感想

・ 大清水登山口から鬼怒沼〜尾瀬沼と1泊2日で周回縦走をしてきました。このエリアは,2013年10月に女夫淵温泉から入山して鬼怒沼湿原〜黒岩山〜尾瀬沼〜七入と縦走したことがありますが,高山植物の花咲くこの時期は初めてでした。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-355578.html
・ 7月半ばは,大江湿原がニッコウキスゲの大群落で埋め尽くされるシーズンなので,その様子を確かめてみたかったことと,前回縦走時に鬼怒沼山に登頂していなかったこと,大清水ルートを歩いてみたかったことなどからこのルート設定としました。
・ 今回の縦走で最も苦労したのが,なんとスタート直後の湯沢出合渡渉でした。梅雨明け直後ということで,梅雨末期の大雨の影響が残っていたのか,沢が増水。飛び石伝いに渡れません。水深は膝下くらいまであるので,そのまま渡れば登山靴水没は確実です。近くにあった倒木を投げ込んでみたり,大きめの岩を5〜6個放り投げて足場にしようとしましたが,焼け石に水,糠に釘といったところで役に立ちませんでした。しかたなく,登山靴とソックスを脱いでザックにくくりつけ,裸足で渡渉しましたが,水がものすごく冷たくて,わずか数メートルの渡渉で足の感覚がなくなりました。結局,渡渉を終えるまでに30分近くかかってしまいました。渡渉ポイントから登山道を7〜8分登ったところに、別ルートで沢に降りる明確な踏み跡があったので、別の渡渉ポイントがあるのかもしれません。
・ 鬼怒沼山から先、小松湿原分岐水場手前までの倒木帯の通過にも苦労させられました。2013年に縦走したときは、小松湿原分岐から黒岩山分岐までの区間が最も倒木が酷く迷いやすい状況でしたが、今回は様変わり。2019年10月の台風19号による被害でしょうか、倒木帯が何度も現れ、行く手を阻まれました。特に小松湿原分岐水場手前付近の倒木帯は規模が大きく、倒木処理もなされていないので、何度も倒木の下をくぐり抜けるのですが、テント泊装備の大きなザックを背負ったままでは通過が困難でした。そのたびに重いザックを降ろして先に倒木を通過させ、そのあと体を折り曲げて通過する作業の繰り返しでした。ただし、テープの目印は豊富にあったので、迷うことなく進むことができたのは有り難かったです。
・ また、登山者の少ない原生林の中を歩くので、クマなどの野生生物を見かける機会が多いエリアです。今回も、登山道近くの藪の中をガサゴソと歩き回るクマを見かけました。幸い10〜15mくらい距離があったので、慌てずに持っていたストックをたたいて音を出してこちらの存在を示したことで、遠ざかって行ってくれました。クマ鈴を持ち歩いていたのですが、小さい鈴なので音が聞こえなかったのかもしれません。
・ なお、ビバークポイントは数多くありますが、いわゆるキャンプ場とは異なり、水道もトイレもない手つかずの自然の中です。しかもまったくの単独キャンプ。コロナ禍もあって、最近はこういう山行が多くなってきました。好みでない限り、お勧めはできませんが、一度味を占めると病みつきになりますね。
・ 最後に縦走しての印象ですが,物見新道のアスナロ茂る急登や,天国のような美しい鬼怒沼湿原,さらにはシラビソやコメツガ,ダケカンバなど原始の森を彷徨し,ところどころにある甘露の水場に舌鼓を打ちながら歩いた前半部分がとても味わい深かったです。もちろん,小淵沢田代や大江湿原,尾瀬沼から眺めた快晴の燧ヶ岳など,後半部分も素晴らしかったのですが,原生林の中にどっぷりと浸かり,たった一人テントで過ごす一夜のなんと贅沢なことでしょうか。本当にこのエリアは,奥深く,私の感性にマッチした山行を実現することが出来る素晴らしい山域だと感じました。

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コメント

登山道の様子が判る素晴らしいレコですね。大変参考になりました。僕もこうした玄人好みの静かな山歩きが好きなので、かなり食指が動きました。ありがとうございます。熊はやっぱり怖いです。うまく対処できるかな。
2021/9/18 9:24
hituzo さん,初めまして。
お褒めの言葉をいただき,恐縮です。また,「大変参考になりました。」とのコメント,
記録を公開した者として嬉しい限りです。
さきほど hituzoさんの山行記録を拝見させて頂きましたが,2019年11月16日の皇海山の
クラシックルートなど,自分も同じコースを歩いたことがあり,シンパシーを感じました。
奥日光の山域では,栃木・群馬・福島県界周辺は,登山者が少なく,味わい深い山歩きが
できるので私も大好きなエリアです。2017年10月に私が歩いた松木渓谷〜皇海山〜庚申山の周回縦走ルートも面白いですので,もしよろしかったらの私のレコをご覧下さい。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1285224.html
今後とも,どうぞよろしくお願いいたします。
2021/9/18 11:01
rikimaruさま

先週末に黒岩山周回に行きました。情報が大変役立ちました。
ありがとうございました。

また、過去のレコも拝見しました。以前なんどか、お邪魔しているので
趣味が一緒だなあと、常に嬉しくなります。私事で恐縮ですが、最近はブログに記録が傾いていて、ヤマレコにあげる余裕はないのですが、私のブログにrikimaruさまのレコをリンクすること、お礼の弁を記すことの二点をお許しいただけますでしょうか。

ちなみにこんなブログをやっています。https://ameblo.jp/hituzou/

許可頂けますよう、よろしくお願いいたします。
2021/9/23 14:32
hituzoさん,またまたコメントをありがとうございます。
台風一過の晴天の下,このルートを縦走し黒岩山にも登頂されたとのこと。
私のレコがお役に立ったとしたら,何よりの喜びです。
また,hituzoさんのブログを拝見いたしましたが,詳細なルート情報や多くの写真など,豊富な情報が記載されていて,訪問者にとっては大変参考になりますね。素晴らしいと思いました。
私のヤマレコにつきましては,自分としては恥ずかしいぐらいですが,リンクされるということでしたらお任せいたします。
ただし,私の登山記録のスタイルはあくまで自己満足ですので,hituzoさんのブログへの書き込みなどは期待しないで下さい。おそらく,時々覗きに行く程度だと思います。それでも,hituzoさんの山行記録は自分にとって,大いに刺激になるものと期待しております。ではでは。
2021/9/23 20:36
rikimaruさま

了解いただきありがとうございます。
但し書きの件もOKです。
僕の計画が、ひとさまの貴重な情報のおかげで成り立ったということを記したかっただけなので、
よこしまな期待は毛頭いたしません

これからも素晴らしい山行、期待しております。では
2021/9/24 7:40
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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