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Yamareco

記録ID: 336653
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬三山〜不帰ノ瞼〜唐松岳 縦走

2013年07月27日(土) 〜 2013年07月28日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
20.5km
登り
2,672m
下り
2,100m

コースタイム

7/27
猿倉山荘4:20
白馬尻小屋5:00-5:10
大雪渓5:15-6:35
小雪渓7:00
白馬岳頂上山荘7:55
白馬山荘8:10
白馬岳8:25-8:40
白馬山荘8:50-9:20
杓子岳10:20-30
白馬鑓ヶ岳11:30-40
天狗山荘12:30

7/28
天狗山荘4:50
不帰ノ嶮二峰北峰7:15
唐松岳8:00
唐松岳頂上山荘8:15-8:40
八方池9:40
八方池山荘10:10
ゴンドラ八方駅10:40
天候 7/27 曇り時々晴れ、午後から土砂降りの雷雨
7/28 雨、風、ガス
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
猿倉駐車場に駐車
猿倉山荘前はスペースが少なく満車
1段下の砂利の駐車場でした
夜中12時頃に到着して仮眠
9割方が埋まっていました

下山後は路線バスで猿倉へ
コース状況/
危険箇所等
●白馬大雪渓
・朝方で雪が締まっていました。
・6本爪軽アイゼンを使いましたが、夏道よりかえって歩きやすく感じました。
・クレバスができており、迂回路的な部分がありました。
・小雪渓でも念のためアイゼンを使いました。

●白馬三山の縦走路
・アップダウンがあり歩きごたえはあります。
・歩きやすい道ですので、晴れていれば最高の縦走が楽しめるはずです。

●不帰ノ嶮について・・・
・初めてなのに、雨の難所越えとなってしまいました
・穂高などで岩場に慣れていれば難なく通過できると思います
・昭文社の地図では破線ですが、そこまで恐れる必要はないと思います
・一応、濡れた岩場の難所が続くことが予想され、普段より緊張して臨みました 

※やや危険かと感じた部分
・天狗の大下り
 鎖場の下りでのスリップ
・不帰一峰〜不帰ノ嶮二峰北峰あたり
 崖っぷちの鎖やハシゴ
その他は普通の登山道といった感じでした。

悪天候で登山者が少なく、すれ違いもわずか
滑落しないように気持ちが集中していたせいか、核心部は短く感じました
割とあっけなく、唐松岳に到着しました
ガスで、高度感を感じなかったが良かったのかもしれません

●八方尾根〜唐松
・唐松岳ピストン、八方池ハイキングで大人気のようです
・登山者の数が急に増え驚きました
・八方池からリフトまでは人間渋滞気味でした
その他周辺情報 八方麓にたくさんあります
今回はみみずくの湯に行きました
1日目
夜明け前の猿倉山荘
出発です
1日目
夜明け前の猿倉山荘
出発です
まだ真っ暗な中、進みます
この後、急速に明るくなりました
夏の夜明けはあっという間です
まだ真っ暗な中、進みます
この後、急速に明るくなりました
夏の夜明けはあっという間です
白馬尻小屋に到着
ここから白馬大雪渓
アイゼンを装着します
白馬尻小屋に到着
ここから白馬大雪渓
アイゼンを装着します
夜明けの大雪渓
東方、朝日が出てきました
東方、朝日が出てきました
白馬尻小屋泊の登山者が先行しています
白馬尻小屋泊の登山者が先行しています
時折、青空も見られます
まだ梅雨明けしておらず、変わりやすい空模様
時折、青空も見られます
まだ梅雨明けしておらず、変わりやすい空模様
クレバスがいたるところにあります
その部分はマークに従い、迂回していきます
クレバスがいたるところにあります
その部分はマークに従い、迂回していきます
大雪渓の後、しばらく夏道を歩き小雪渓
大雪渓の後、しばらく夏道を歩き小雪渓
高山植物群
花がきれいに咲いています
高山植物群
花がきれいに咲いています
コバイケイソウ
今年は当たり年だそうです
コバイケイソウ
今年は当たり年だそうです
村営頂上宿舎が見えてきました
村営頂上宿舎が見えてきました
今日、後で向かう縦走路
今日、後で向かう縦走路
白馬山荘
要塞のように大きな山小屋です
白馬山荘
要塞のように大きな山小屋です
白馬岳山頂に到着です!
白馬岳山頂に到着です!
白馬岳より北部方面はよく見えました
白馬岳より北部方面はよく見えました
有名な石?の表示台
有名な石?の表示台
白馬山荘一号館
味のある柱組
白馬山荘一号館
味のある柱組
白馬三山の縦走路
とても歩きやすい道が続きます
白馬三山の縦走路
とても歩きやすい道が続きます
まずは杓子岳山頂
まずは杓子岳山頂
長野県側は切り立っています
長野県側は切り立っています
時々ガスがとれ、近場の景色が見えます
次に向かう白馬鑓ヶ岳
時々ガスがとれ、近場の景色が見えます
次に向かう白馬鑓ヶ岳
雄大です
縦走は楽しい
今日も雷鳥様現る!
ホントに全然逃げなくて、目の前をチョコチョコと道案内してくれます
今日も雷鳥様現る!
ホントに全然逃げなくて、目の前をチョコチョコと道案内してくれます
白馬鑓ヶ岳に到着
白馬三山、縦走できました
雲間の青空
この旅最後の青空でした
白馬鑓ヶ岳に到着
白馬三山、縦走できました
雲間の青空
この旅最後の青空でした
ガスが濃くなってきた
雨が降る前に天狗山荘へ急ぎます
ガスが濃くなってきた
雨が降る前に天狗山荘へ急ぎます
ぼつぼつ降ってきましたが、小降りのうちに無事天狗山荘に到着
この後雷雨になり、白馬方面では低体温症による遭難もあったようでした
ぼつぼつ降ってきましたが、小降りのうちに無事天狗山荘に到着
この後雷雨になり、白馬方面では低体温症による遭難もあったようでした
天狗山荘
素敵な山小屋ですが空いていました
1人で布団2枚使ってと言われました
最初、布団1枚で2人と勘違いしてしまいました(笑)
広々でした
粋な計らい、ありがとうございます
天狗山荘
素敵な山小屋ですが空いていました
1人で布団2枚使ってと言われました
最初、布団1枚で2人と勘違いしてしまいました(笑)
広々でした
粋な計らい、ありがとうございます
中の様子
とてもきれいに保たれています
中の様子
とてもきれいに保たれています
夕食
名物天狗鍋が付きます
夕食
名物天狗鍋が付きます
2日目
いよいよ今回の旅の核心部
不帰に向けて出発です
2日目
いよいよ今回の旅の核心部
不帰に向けて出発です
まずは天狗の頭
よりによって雨とガスです
まずは天狗の頭
よりによって雨とガスです
そして天狗の大下りの始まり
そして天狗の大下りの始まり
結構下って行きます
長い鎖場がありました
結構下って行きます
長い鎖場がありました
滑落注意!
不帰二峰北峰に向けて核心部の始まり
不帰二峰北峰に向けて核心部の始まり
崖っぷちの鎖場
雨で濡れています
崖っぷちの鎖場
雨で濡れています
滑らないように一つ一つ慎重に
滑らないように一つ一つ慎重に
ゆっくり行きます
ゆっくり行きます
有名な空中?ハシゴ
ガスで下が見えず、高度感はありません
有名な空中?ハシゴ
ガスで下が見えず、高度感はありません
やや道がわかりにくいところもありますが、マークがしっかりしています
やや道がわかりにくいところもありますが、マークがしっかりしています
短いハシゴ
核心部はそろそろ終了
そんなに長くはありませんでした
核心部はそろそろ終了
そんなに長くはありませんでした
二峰北峰に到着
こそこから先は、もう普通の登山道でした
どんどん歩けます
こそこから先は、もう普通の登山道でした
どんどん歩けます
唐松岳山頂に到着
残念ながらガスは晴れません
唐松岳山頂に到着
残念ながらガスは晴れません
唐松岳頂上山荘
八方尾根を下山していきます
八方尾根を下山していきます
八方池
この後、人間渋滞でした
八方池
この後、人間渋滞でした

感想

初めての後立山連峰。
欲張って、白馬三山と不帰ノ嶮も縦走するルートを考えました。
大雪渓を登りましたが、アイゼンを使うのも初めてです。
天気予報はあまりよくなかったので、展望は期待半分で・・・

7/27
まだ真っ暗なうちに猿倉を出発。
白馬尻小屋を過ぎて大雪渓が始まります。
2年前に買ってあった6本爪アイゼンを初めて使用、いざ雪上歩行に乗り出します。
早朝で雪が引き締まっており、夏道のザレ場なんかを登るより歩きやすく、サクサクと進みます。
大雪渓終了後アイゼンを外し、しばらく陸地!?を登り小雪渓へ。
短いですが、ここでも念のため再びアイゼンを装着しました。
白馬岳頂上小屋手前は、花が咲き乱れていて、きれいでした。
要塞のような白馬山荘を過ぎ、白馬岳山頂へ。
朝日岳方面でしょうか、北部は割とよく見えます。
これから向かう縦走路や剱岳方面は、ガスのせいでかすかに見えたり見えなかったり・・・
杓子岳や白馬鑓ヶ岳、それなりのアップダウンがある縦走路で、歩きごたえがありますが、道はとても歩きやすい。
この日の宿泊は天狗山荘。
縦走メインの小屋のせいか、適度に空いていました。
布団は2枚を1人で使わせていただく大盤振る舞いです。
中はとてもきれいで、トイレ、洗面所などの設備は動線がよく考えられた配置です。
自炊室兼休憩所も完備。
大きくない小屋ですが、小屋番さんたちは親切だし、食事も名物天狗鍋がつくなど、すっかりお気に入りの小屋になりました。

この日は到着後、土砂降りの雷雨になり、早出早着の原則は大事だなと改めて感じました。


7/28
残念ながら、天候は悪いまま。
よりによって雨、風、ガスの不帰ノ嶮通過です。
一体どうなることやら。
意を決して、明るくなると同時に出発。
ガスの中、前後には誰もいなくて1人ぼっち。
道を外さないように気をつけます。
天狗の大下りから、やや危険な雰囲気が始まります。
岩場が濡れているので、一つ一つ足場と手のホールドを確かめながら慎重に進みます。
団体さんを一つ追い越し、いよいよ不帰ノ嶮二峰北峰に向けての核心部へ。
急斜面の鎖や有名な空中ハシゴ、ただでさえいやらしい崖っぷちの岩場が濡れているので、慎重に進みます。
唐松からの反対向きの方ともすれ違うようになり、情報交換。
なんとか大丈夫そうです。
二峰北峰を無事通過すると、ほぼ普通の登山道に。
案外あっけなく唐松岳に到着です。
残念ながら、相も変わらずのガスの中。
山荘前で休憩したら、快速で八方尾根を下山します。
唐松ピストンは人気のようで、急に登山者が増えすれ違いや追い抜きばかりでした。
八方池山荘からは、リフトとゴンドラで下山。
猿倉まで行って車を回収する必要がありましたが、たまたま少し待てばバスがある時間帯でした。
タクシーだと3000円程かかるようです。

不帰ノ嶮・・・
かえらず・・・なんて、なんとも怖い響きで行く前はビビっていましたが、岩稜帯の登山道や、鎖やハシゴの経験を積んで挑戦すれば大丈夫だと思いました。
後は度胸ですね。
今回は、割とあっけなく通過することができました。
ガスで視界が悪いため下の方よく見えず、高度感を感じなかったのが、かえって良かったかもしれません。
雨で岩場が濡れていたので、普段よりも気持ちが集中していたのも良かったと思います。

次回は、後立山のもう一つの難所、八峰キレットに挑戦したいと思います。

※過去レコ

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3/5
体力レベル
4/5
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
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