白馬三山〜不帰ノ瞼〜唐松岳 縦走
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,672m
- 下り
- 2,100m
コースタイム
猿倉山荘4:20
白馬尻小屋5:00-5:10
大雪渓5:15-6:35
小雪渓7:00
白馬岳頂上山荘7:55
白馬山荘8:10
白馬岳8:25-8:40
白馬山荘8:50-9:20
杓子岳10:20-30
白馬鑓ヶ岳11:30-40
天狗山荘12:30
7/28
天狗山荘4:50
不帰ノ嶮二峰北峰7:15
唐松岳8:00
唐松岳頂上山荘8:15-8:40
八方池9:40
八方池山荘10:10
ゴンドラ八方駅10:40
天候 | 7/27 曇り時々晴れ、午後から土砂降りの雷雨 7/28 雨、風、ガス |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
猿倉山荘前はスペースが少なく満車 1段下の砂利の駐車場でした 夜中12時頃に到着して仮眠 9割方が埋まっていました 下山後は路線バスで猿倉へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
●白馬大雪渓 ・朝方で雪が締まっていました。 ・6本爪軽アイゼンを使いましたが、夏道よりかえって歩きやすく感じました。 ・クレバスができており、迂回路的な部分がありました。 ・小雪渓でも念のためアイゼンを使いました。 ●白馬三山の縦走路 ・アップダウンがあり歩きごたえはあります。 ・歩きやすい道ですので、晴れていれば最高の縦走が楽しめるはずです。 ●不帰ノ嶮について・・・ ・初めてなのに、雨の難所越えとなってしまいました ・穂高などで岩場に慣れていれば難なく通過できると思います ・昭文社の地図では破線ですが、そこまで恐れる必要はないと思います ・一応、濡れた岩場の難所が続くことが予想され、普段より緊張して臨みました ※やや危険かと感じた部分 ・天狗の大下り 鎖場の下りでのスリップ ・不帰一峰〜不帰ノ嶮二峰北峰あたり 崖っぷちの鎖やハシゴ その他は普通の登山道といった感じでした。 悪天候で登山者が少なく、すれ違いもわずか 滑落しないように気持ちが集中していたせいか、核心部は短く感じました 割とあっけなく、唐松岳に到着しました ガスで、高度感を感じなかったが良かったのかもしれません ●八方尾根〜唐松 ・唐松岳ピストン、八方池ハイキングで大人気のようです ・登山者の数が急に増え驚きました ・八方池からリフトまでは人間渋滞気味でした |
その他周辺情報 | 八方麓にたくさんあります 今回はみみずくの湯に行きました |
写真
感想
初めての後立山連峰。
欲張って、白馬三山と不帰ノ嶮も縦走するルートを考えました。
大雪渓を登りましたが、アイゼンを使うのも初めてです。
天気予報はあまりよくなかったので、展望は期待半分で・・・
7/27
まだ真っ暗なうちに猿倉を出発。
白馬尻小屋を過ぎて大雪渓が始まります。
2年前に買ってあった6本爪アイゼンを初めて使用、いざ雪上歩行に乗り出します。
早朝で雪が引き締まっており、夏道のザレ場なんかを登るより歩きやすく、サクサクと進みます。
大雪渓終了後アイゼンを外し、しばらく陸地!?を登り小雪渓へ。
短いですが、ここでも念のため再びアイゼンを装着しました。
白馬岳頂上小屋手前は、花が咲き乱れていて、きれいでした。
要塞のような白馬山荘を過ぎ、白馬岳山頂へ。
朝日岳方面でしょうか、北部は割とよく見えます。
これから向かう縦走路や剱岳方面は、ガスのせいでかすかに見えたり見えなかったり・・・
杓子岳や白馬鑓ヶ岳、それなりのアップダウンがある縦走路で、歩きごたえがありますが、道はとても歩きやすい。
この日の宿泊は天狗山荘。
縦走メインの小屋のせいか、適度に空いていました。
布団は2枚を1人で使わせていただく大盤振る舞いです。
中はとてもきれいで、トイレ、洗面所などの設備は動線がよく考えられた配置です。
自炊室兼休憩所も完備。
大きくない小屋ですが、小屋番さんたちは親切だし、食事も名物天狗鍋がつくなど、すっかりお気に入りの小屋になりました。
この日は到着後、土砂降りの雷雨になり、早出早着の原則は大事だなと改めて感じました。
7/28
残念ながら、天候は悪いまま。
よりによって雨、風、ガスの不帰ノ嶮通過です。
一体どうなることやら。
意を決して、明るくなると同時に出発。
ガスの中、前後には誰もいなくて1人ぼっち。
道を外さないように気をつけます。
天狗の大下りから、やや危険な雰囲気が始まります。
岩場が濡れているので、一つ一つ足場と手のホールドを確かめながら慎重に進みます。
団体さんを一つ追い越し、いよいよ不帰ノ嶮二峰北峰に向けての核心部へ。
急斜面の鎖や有名な空中ハシゴ、ただでさえいやらしい崖っぷちの岩場が濡れているので、慎重に進みます。
唐松からの反対向きの方ともすれ違うようになり、情報交換。
なんとか大丈夫そうです。
二峰北峰を無事通過すると、ほぼ普通の登山道に。
案外あっけなく唐松岳に到着です。
残念ながら、相も変わらずのガスの中。
山荘前で休憩したら、快速で八方尾根を下山します。
唐松ピストンは人気のようで、急に登山者が増えすれ違いや追い抜きばかりでした。
八方池山荘からは、リフトとゴンドラで下山。
猿倉まで行って車を回収する必要がありましたが、たまたま少し待てばバスがある時間帯でした。
タクシーだと3000円程かかるようです。
不帰ノ嶮・・・
かえらず・・・なんて、なんとも怖い響きで行く前はビビっていましたが、岩稜帯の登山道や、鎖やハシゴの経験を積んで挑戦すれば大丈夫だと思いました。
後は度胸ですね。
今回は、割とあっけなく通過することができました。
ガスで視界が悪いため下の方よく見えず、高度感を感じなかったのが、かえって良かったかもしれません。
雨で岩場が濡れていたので、普段よりも気持ちが集中していたのも良かったと思います。
次回は、後立山のもう一つの難所、八峰キレットに挑戦したいと思います。
※過去レコ
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