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Yamareco

記録ID: 6651455
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬三山〜白馬鑓温泉

2024年04月13日(土) 〜 2024年04月15日(月)
 - 拍手
たいこ その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
17:03
距離
23.0km
登り
1,962m
下り
2,192m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:15
休憩
0:59
合計
8:14
8:55
8:56
72
10:08
10:08
7
10:15
10:15
60
11:16
11:24
1
11:25
11:26
84
12:50
12:52
61
13:53
14:09
65
15:14
15:30
67
16:37
16:54
14
17:07
2日目
山行
3:48
休憩
0:05
合計
3:53
17:07
14
6:19
6:20
10
6:30
6:30
159
9:09
9:14
45
3日目
山行
4:27
休憩
0:16
合計
4:43
5:31
103
7:20
7:20
34
7:54
7:54
18
8:12
8:12
17
8:29
8:45
0
8:37
8:37
8
8:46
8:46
87
天候 3日間とも快晴
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
栂池第2駐車場は夜間駐車無料
栂池ゴンドラ、ロープウェイ 片道2000円
(切符購入時、登山届が必要)
小日向の湯〜栂池第2駐車場迄タクシー 4600円
コース状況/
危険箇所等
白乗から白馬大池の上を歩き、船越の頭へショートカットして登れたが、夏道の雷鳥坂を登っておられる方もいる。白馬頂上直下、白馬鑓ヶ岳頂上直下の雪面は氷化しているとこもあり、ピッケル、アイゼンがささるか緊張する場面あり。杓子岳のトラバースは、アイゼン、ピッケルがよくきいたので、今回はトラバースできたが、状況に応じて判断することを推奨する。稜線の分岐から鑓温泉へ向かう雪渓は、温泉に向かうにつれ、かなりのズボリゾーン。鑓温泉から、小日向のコルへはあまり降りすぎないようにルート取りが必要。猿倉台地、水芭蕉平は広い雪原となっており、視界が悪いとルーファイ困難が予測される。猿倉から二俣ゲート迄の林道はほぼ除雪済み。

 私の軌跡は白馬鑓ヶ岳から白馬鑓温泉迄途切れている。実際は二日目、鑓温泉に到着11時15分頃。山行の総距離は約30kmである。
その他周辺情報 倉下の湯休業中のため、みみすぐの湯へ 700円
白乗から大池をつっきって船越の頭へ向かう
2024年04月13日 11:18撮影 by  SH-52C, SHARP
4/13 11:18
白乗から大池をつっきって船越の頭へ向かう
暑いけど、景色をみてゆっくり登る
2024年04月13日 12:16撮影 by  SH-52C, SHARP
4/13 12:16
暑いけど、景色をみてゆっくり登る
小蓮華山はまだかー
2024年04月13日 12:29撮影 by  SH-52C, SHARP
4/13 12:29
小蓮華山はまだかー
雪倉岳、朝日岳 五輪尾根はあれかしらと指を指す
2024年04月13日 12:29撮影 by  SH-52C, SHARP
4/13 12:29
雪倉岳、朝日岳 五輪尾根はあれかしらと指を指す
2024年04月13日 12:50撮影 by  SH-52C, SHARP
4/13 12:50
小蓮華山から
2024年04月13日 14:09撮影 by  SH-52C, SHARP
4/13 14:09
小蓮華山から
あっ、雷鳥がいるー
2024年04月13日 14:11撮影 by  SH-52C, SHARP
1
4/13 14:11
あっ、雷鳥がいるー
可愛らしい姿を激写する
2024年04月13日 14:18撮影 by  SH-52C, SHARP
4/13 14:18
可愛らしい姿を激写する
白馬主稜線がよく見えて感無量
2024年04月13日 14:31撮影 by  SH-52C, SHARP
4/13 14:31
白馬主稜線がよく見えて感無量
2024年04月13日 14:31撮影 by  SH-52C, SHARP
4/13 14:31
雪庇が一部割れてる。もしや、あそこから先週登ってきたの?
2024年04月13日 16:19撮影 by  SH-52C, SHARP
4/13 16:19
雪庇が一部割れてる。もしや、あそこから先週登ってきたの?
白馬山頂。先週より、雪庇がだいぶと貧弱になってる
2024年04月13日 16:39撮影 by  SH-52C, SHARP
4/13 16:39
白馬山頂。先週より、雪庇がだいぶと貧弱になってる
はー、やれやれ
2024年04月13日 16:40撮影 by  SH-52C, SHARP
4/13 16:40
はー、やれやれ
2024年04月13日 16:41撮影 by  SH-52C, SHARP
4/13 16:41
シュカブラが美しい
2024年04月13日 17:05撮影 by  SH-52C, SHARP
4/13 17:05
シュカブラが美しい
杓子岳と白馬鑓ヶ岳
2024年04月14日 06:33撮影 by  SH-52C, SHARP
4/14 6:33
杓子岳と白馬鑓ヶ岳
2024年04月14日 06:54撮影 by  SH-52C, SHARP
4/14 6:54
厳しい斜面をひーこら登って、もうすぐ白馬鑓ヶ岳山頂
2024年04月14日 08:31撮影 by  SH-52C, SHARP
4/14 8:31
厳しい斜面をひーこら登って、もうすぐ白馬鑓ヶ岳山頂
白馬鑓ヶ岳山頂から
2024年04月14日 08:32撮影 by  SH-52C, SHARP
4/14 8:32
白馬鑓ヶ岳山頂から
2024年04月14日 09:16撮影 by  SH-52C, SHARP
4/14 9:16
2024年04月14日 09:17撮影 by  SH-52C, SHARP
4/14 9:17
2024年04月14日 09:17撮影 by  SH-52C, SHARP
4/14 9:17
さあ、鑓温泉に向かっておりよう
2024年04月14日 10:01撮影 by  SH-52C, SHARP
4/14 10:01
さあ、鑓温泉に向かっておりよう
友人はサクサクおりていく
2024年04月14日 10:18撮影 by  SH-52C, SHARP
4/14 10:18
友人はサクサクおりていく
2024年04月14日 10:18撮影 by  SH-52C, SHARP
4/14 10:18
さぁ、入るわよ
2024年04月14日 12:12撮影 by  SH-52C, SHARP
4/14 12:12
さぁ、入るわよ
あやういスノーブリッジの上を通り温泉につく
2024年04月14日 12:12撮影 by  SH-52C, SHARP
4/14 12:12
あやういスノーブリッジの上を通り温泉につく
灼熱温泉
ダチョウ俱楽部ごっこができる
袋に大量の雪をスコップで入れ、この雪を何度も抱く
2024年04月14日 12:34撮影 by  SH-52C, SHARP
1
4/14 12:34
灼熱温泉
ダチョウ俱楽部ごっこができる
袋に大量の雪をスコップで入れ、この雪を何度も抱く
おはよう☀
2024年04月15日 05:15撮影 by  SH-52C, SHARP
4/15 5:15
おはよう☀
2024年04月15日 06:31撮影 by  SH-52C, SHARP
4/15 6:31
2024年04月15日 07:09撮影 by  SH-52C, SHARP
4/15 7:09
小日向のコルより鑓温泉を振り返って
2024年04月15日 07:09撮影 by  SH-52C, SHARP
4/15 7:09
小日向のコルより鑓温泉を振り返って
雌豹のポーズらしい
…カマキリおばちゃんにしか見えん
2024年04月15日 07:18撮影 by  SH-52C, SHARP
4/15 7:18
雌豹のポーズらしい
…カマキリおばちゃんにしか見えん
やっと標識
2024年04月15日 08:23撮影 by  SH-52C, SHARP
4/15 8:23
やっと標識
山荘付近迄、除雪済
2024年04月15日 08:39撮影 by  SH-52C, SHARP
4/15 8:39
山荘付近迄、除雪済

感想

 先週の痺れる白馬主稜に引き続き、今回は友人とまったり鑓温泉を楽しむ目的で、この山域に訪れた。

 数年前、残雪期に白馬鑓ヶ岳を下り、分岐から白馬鑓温泉へと向かう途中で、パーティの一人が滑落しヘリ搬送され、その後の下山途中でクマに遭遇するという出来事があった。滑落した方は、現在は健在だが、もし、亡くなっていたら…多分、私は山をやめていたかもしれない。私の中で、この出来事はトラウマとなっており、この山域にはなかなか足が向かなかった。
 滑落し大怪我をしたものの、クライミングや山を楽しむ彼女と、今年に入って偶然再会し、自分の中で吹っ切れたのか、この同ルートを歩こう、温泉を楽しもうという気になれた。

 さて、前置きが長くなったが、私にとって曰く付きのルート。先週の主稜とは、また違った意味での緊張感を感じながらのスタートである。
 
 一日目は、できれば白馬山荘迄稼ぎたかった。気温がかなり高く、暑さにバテないよう、こまめに水分をとり、ゆっくり景色を堪能しながら歩く。白馬主稜線が白馬尻迄伸びているのをみて、先週の事を思い出し感無量となる。白馬頂上直下の急斜面も、ピッケル、アイゼンが効き、安心して登れた。しかし、15時でも、一部、硬い雪面もあり、早朝の気温が低い時間帯での登頂だったら、厳しい部分もあったかもしれない…やはり、一日目に白馬迄登りきったのは、正解だったなと白馬山荘付近で張ったテント内で、友人と話し合った。

 二日目、白馬鑓ヶ岳頂上直下の斜面や、分岐から鑓温泉迄の雪渓の腐り具合を懸念し、遅くとも12時迄には鑓温泉に到着することを考え、6時出発とした。杓子岳の夏道トラバースは、雪面の状態が良かったので使い、時間短縮できた。白馬鑓ヶ岳頂上直下の斜度はなかなかで、緊張とふくらはぎの痛みに、心の中で悲鳴をあげつつ登りあげた。白馬鑓ヶ岳山頂からの景色は、絶景で素晴らしい。筆舌に尽くしがたい。そして、栂池から歩いてきたルートがみてとれ、友人は感無量だと言っていた。そして、分岐から鑓温泉へのルート。滑落した場所はここら辺か…あれこれフラッシュバックしていろいろ甦り、緊張しながら下る。鑓温泉の硫黄の匂いが強くなる辺り、かなりのズボリゾーンで、難儀しながら下ると鑓温泉が見えてたきた。鑓温泉の上辺りで、テン泊跡があり、少し拡張して幕営した。
 そして、お楽しみの温泉♨
 熱いとは聞いていたけど、かなりの灼熱温泉♨
少しずつ入って身体を徐々に慣らし、やっと首まで浸かれたが、出る時の最後の足が熱さで、かなり痛い。すぐ、用意していた雪の塊を抱いて冷やす→この展開を何度も繰り返し、まるでサウナの整うような心地になった。雪見酒のビールもうまし!
 夕方もまた、温泉に浸かりにいき、全身硫黄臭半端なく、ぽかぽかに温まり、気持ちよく寝付けた。

 三日目、☀予報で気温が上がり雪がグズグズになる前に下山しようと、5時半出発。トレースにつられ少し降りすぎてしまい、小日向のコル迄行くのに、少し登り返した。途中の雪渓であまりにズボるのと、斜度が多少ゆるかったので、ワカンをつけて進む。ルート状況は、コース状況で書いたので割愛するが、クマに襲われたのは多分この辺りかなと思い出しながら、熊鈴を鳴らし、歩いた。無事、猿倉迄下山しほっと一安心。しっかり除雪された道を、小日向の湯迄歩く。雪解けして、蕗の薹、カタクリ等可愛らしい花々が、癒やしてくれた。

 この3日間、天候にも恵まれ絶景を堪能し、友人と楽しく温泉も入り、過去のトラウマもやっと払拭できた山行となった。

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2/5
体力レベル
2/5
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利用交通機関: 車・バイク
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体力レベル
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