梅雨明けの地蔵岳(アサヨ峰はリタイヤ)

2021年07月23日(金) 〜 2021年07月24日(土)

• GPS: 29:57
• 距離: 14.5km
• 登り: 2,068m
• 下り: 1,646m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:32
• 休憩: 0:22
• 合計: 6:54

7:52 青木鉱泉
10:25 10:33 南精進ヶ滝
12:43 12:56 白糸の滝
13:38 13:39 五色の滝
14:46 鳳凰小屋

2日目

• 山行: 6:11
• 休憩: 1:29
• 合計: 7:40

5:19 鳳凰小屋
6:29 6:46 地蔵ヶ岳
7:02 7:02 アカヌケ沢の頭
7:57 8:20 高嶺
9:07 9:13 白鳳峠
9:31 9:36 赤薙沢ノ頭
10:19 10:52 広河原峠
12:28 12:33 広河原峠入口
12:40 12:40 白鳳峠入口
12:52 12:52 広河原・吊り橋分岐
12:59 広河原インフォメーションセンター

天候

おおむね晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

写真

7/22 17:40

4連休は越百・皇海山を狙ってみたが、6月時点で小屋がいっぱい。鳳凰小屋が、団体キャンセルで奇跡的に取れたので、地蔵からアサヨ峰経由して北沢峠、という計画を立てた。
今日は甲府のホテルに前泊。最近はまっているぬか漬けをツマミに酒盛りしている。

7/23 7:55

韮崎まで電車で移動。登山バスのバス停に行ってみると、なんとコロナで運行中止の張り紙が。
小屋に電話したときはまだバスが走っていたので、最近中止になったのかも知れない。
しょうがないのでタクシーに乗り込んで青木鉱泉へ。
結構な数の車が停まっていた。

7/23 7:58

青木鉱泉。
同時刻スタートは我々入れて3組だった。英語を話す欧米人ペアと通訳のパーティーと、中国人女性3人のパーティー。

7/23 8:08

準備して登山開始。

7/23 8:16

左手に沢を見ながら歩く。

7/23 8:20

工事中の堰堤を横切り右岸へ。
天気が良く、日差しの下に出ると暑い。

7/23 8:21

ドンドコ沢の下流。
水量少ないように見えるが、そうでは無いことをこの後知る。

7/23 8:31

左岸に戻った。

7/23 8:45

支流の徒渉。

7/23 8:45

鉱物が流れ込んでいるようだ。青木鉱泉の由来なのかもしれない。

7/23 9:09

この前後、つづら折りのしんどい登り。

7/23 9:22

登ったあとは、ほぼ等高線沿いにトラバース道となる。

7/23 9:39

支流の徒渉ポイントで小休止。
沢の水で汗を拭う。

7/23 10:17

南精進滝への分岐。遠回りになるが滝に向かう。

7/23 10:26

なかなか見事。
百名瀑とかに入っているのかなと、帰って調べると、御座石ルートの尾根を挟んだ北側に石空川(いしうとろがわ)というのがあって、そこに北精進滝というのがあり、そっちが百名瀑なのだそう。

7/23 10:55

これも支流を徒渉している。
地形図に沢の線を引いておけば良かったかなと思っている。
沢を渡るたび、タオルで汗を拭える。暑いが、気持ちいい登山道だと思う。

7/23 11:10

鳳凰の滝はスルー。

7/23 11:17

カミさんがバテてきている。

7/23 11:25

北側、御座石鉱泉からの尾根を見ている。

7/23 11:26

途中、崩落地が。上に見えているロープの向こうを高巻く。

7/23 11:59

雨宿りにちょうど良い岩場の下で休憩。昼飯にする。

7/23 12:45

白糸の滝。
あまり近づけず、写真だとショボいが、それなりの迫力はあった。

7/23 12:52

ヘツリっぽい箇所。
滝の落差を登って、

7/23 12:56

トラバース、というリズムになっている。

7/23 13:35

五色滝。

7/23 13:39

これが一番迫力あったかな。
滝壺まで道がついていたが、行かなかった。

7/23 13:55

シカがいた。
道案内でもするように、我々のちょっと先を、草を食みながら登っていった。

7/23 14:23

ちょっと下りになって、

7/23 14:25

ドンドコ沢に合流。
水はちょろちょろになっている。

7/23 14:28

前方に、地蔵岳のオベリスクが。
登るのは明日だが、けっこうしんどそう。

7/23 14:38

シロバナノヘビイチゴか、コガネイチゴだと思われる。

7/23 14:41

ドンドコ沢。
登ってきたな、という感慨がある。

7/23 14:41

空は夏空。

7/23 14:48

やがて鳳凰小屋に着いた。

7/23 14:48

テラスは結構な人出。
空いている箇所に案内され、外で受付&説明。
スタッフの動きがキビキビして小気味よい。

7/23 15:06

受付済ませて乾杯。
飲んだ缶は持ち帰りである。荷揚げはヘリだというので、コロナの宿泊客制限下、ゴミを運ぶのは嫌だと言うのは推測できて、納得。

7/23 17:23

水場。
これもコロナ影響らしく、スタッフ用と宿泊客用に区別されている。水量はジャバジャバ。冷たくておいしい。

7/23 18:03

晩メシはカレー。おかわり自由。懐かしい味付けでうまい。
シソの入ったスープもうまい。

7/23 18:41

東の空に、二本光が走っている。
西の地蔵岳の影が、こういう光景を作っているのでは無いかと推測。

7/23 18:44

カレー食い過ぎて、腹ごなしに沢におりてみる。
右にホースが見える。この上流から水を採っているようだ。

7/23 18:46

ミヤマコゴメグサがいた。

7/23 19:23

月が出て来た。
8時消灯なので、寝る準備して、消灯直後には寝ました。
歯ぎしりする人が居て何度か起こされたものの、全体的によく眠れました。

7/24 5:12

翌朝。
5時出発の計画が、若干寝坊して遅れている。
朝飯、トイレを済ませて準備中。

7/24 5:13

ドンドコ沢に朝日が差し込んできている。

7/24 5:20

5:20、20分遅れで出発。

7/24 5:29

朝日の差し込む樹林帯を登っていく。
朝イチの身体にはちょっとキツい。

7/24 5:46

左手に真砂の斜面が見えてくる。

7/24 5:51

やがて真砂の登りになる。

7/24 5:51

岩に、なにかレリーフのようなものが付けられている。

7/24 5:59

ちょっと異界に来た感じがある。

7/24 6:00

左手には観音岳が見えてきた。

7/24 6:12

コバイケイソウ。上半分が食いちぎられている。

7/24 6:13

網で保護された箇所はこのとおり。
シカの食害がこのあたりまで及んでいるようだ。
ところで、こんな砂漠地帯にみえるところに、なんでコバイケイソウが生えているのかは不明。地形的に水が溜まりやすい？

7/24 6:14

オベリスクが見えてきた。右のダケカンバは、砂漠のバオバブの様にも見える。

7/24 6:18

賽の河原上部についた。

7/24 6:18

甲斐駒が見える。

7/24 6:20

オベリスク。
荷物をデポして、とりあえず行ける所まで行くことにする。
念のためメットとクライミングシューズ持って来たが、ここにあまり時間かけられないので、出番は無し。

7/24 6:23

岩の隙間にハクサンフウロが。

7/24 6:30

近づいてきたが、取り付く島も無い。

7/24 6:31

左に回り込むと、レリーフがあった。
頂上の一枚岩に触れたので、まあここでヨシとする。

7/24 6:31

見上げるとこう。

7/24 6:33

ここに隙間がある。

7/24 6:33

這って通れるほどの隙間で、これをくぐって向こうに行くと、頂上への取り付きがあるらしい(事前に調べた)。
が、今日はここで帰る。

7/24 6:35

甲斐駒。

7/24 6:35

これはたぶん仙丈ヶ岳。

7/24 6:35

そして北岳。

7/24 6:35

来た道を下ります。

7/24 6:50

賽の河原におりて来た。

7/24 6:54

赤抜沢ノ頭への登り。

7/24 6:54

ヤマホタルブクロだろうか。

7/24 6:58

シャクナゲの花が咲いている。

7/24 6:57

オベリスクを振り返る。
カッコイイ。

7/24 7:03

赤抜沢ノ頭。
ここからアサヨ峰方面に向かう人はほとんどいない。

7/24 7:17

真砂の尾根道を歩く。
左のピークが高嶺(たかね)で、まずはそこを目指す。

7/24 7:20

ちょっとガスっているが、気持ちが良い。

7/24 7:21

左手は、花崗岩のザレ。

7/24 7:21

ここにもハクサンフウロ。

7/24 7:27

燕岳付近っぽい奇岩。

7/24 7:43

高嶺の頂上に、テン泊装備の登山者が見える。
早川尾根小屋に泊まったそう。水はちょろちょろ出ているそう。

7/24 7:50

これ、この手前で見たが、鉱物に詳しいと、山の成り立ちについて語れるのかも知れない。
たぶん、昔は海の底だった証なのだと思う。

7/24 7:57

高嶺着。

7/24 8:08

青空がのぞいた。

7/24 8:14

振り返るとオベリスクが見える。

7/24 8:14

先に進む。

7/24 8:16

左手には、広河原が見えている。

7/24 8:18

下りはけっこうキツい。

7/24 8:30

ミヤマウスユキソウが。

7/24 8:40

ハイマツとシャクナゲのジャングル。
足下は見えないし、先に進む仲間も見えない。
濡れるし、松ヤニ付くし不快。
ガスっていて一人なら心細いだろう。

7/24 8:48

あのピーク手前のコル(白鳳峠)までおりて、登り返し。

7/24 8:56

歩きにくいガレ場もあった。

7/24 9:09

白鳳峠。
高嶺からここまでのコースタイム40分のところ、1h強かかっている。
このペースでは、北沢峠に着く頃には、ヘタすると暗くなる。
ちょっとエスケープを考え始めた。

7/24 9:16

樹林帯歩いて、

7/24 9:34

赤薙沢ノ頭付近。

7/24 9:42

尾根道が崩れているのか、南斜面をトラバースして、

7/24 10:21

広河原峠着。
ここまで、ペースを上げて歩いて見たが、それでもコースタイムより10分遅い。

ムリしても良かったが、以下理由で、ここから下ることに決めた。小屋にキャンセルの電話する。
・我々は、コースタイム通りに歩けていない
・このペースを保っても、17時は確実に過ぎる。19時着までありそう
・12時から、雨の予報

7/24 10:49

下ると決めたら、時間はあるので、ゆっくり食事してから下り始める。

7/24 10:57

銀竜草(ギンリョウソウ)。

7/24 11:03

何人か、我々を抜いていった。
地蔵岳からここまでより、人が多い気がして、北沢峠からアサヨ峰経由して、ここを下るのがゴールデンコースなのかな、とか思う。

7/24 12:18

長い下りはけっこうしんどい。
やっと沢が見えてきた。

7/24 12:28

沢は幅を広げ、いくつか堰堤を横切ると、

7/24 12:34

広河原峠の登山口に着いた。
上には、早川尾根小屋の営業停止案内が。

7/24 12:55

20分ほど歩いて、広河原のビジターセンター着。
足は痛いが、ほどよい暑さで、良い散歩であった。

7/24 13:15

ビジターセンターではビール売ってない。
吊橋渡って、広河原山荘に向かう。

7/24 13:21

生ビールとかき氷。
いやー、生きかえる。

7/24 13:47

その後はバスに乗り甲府へ。

7/24 16:17

あずさでビール飲みながら帰宅。
お疲れさまでした。

撮影機器：

FUJIFILM X100F 富士フイルム

感想

aiki

4連休は、青木鉱泉から入って鳳凰小屋、早川尾根を歩いて長衛荘に泊まって帰る、という計画を立てた。

初日は順調で、ドンドコ沢の支流を何度か徒渉し、そのたびに沢の水で汗を拭いながら、けっこうキツいものの快適な山登り。
鳳凰小屋は思っていたより快適で大満足。

2日目は、高嶺まではそれなりのペースで歩けたが、その後、コースタイム通りに歩けなくなった。本当に歩いてコースタイム計ったの？という感じすらする。
午後から雨予報で、早川尾根を歩ききる自信がなくなったので、広河原峠から下山する事にした。

甲府までのバスで、結構雨が降ったので、まあ結果正解と思うことにした。早川尾根は、広河原から北沢峠までのバスが復活したらリベンジしたい。

長衛荘は、今回、「南ぷすリザーブ」というサイトで予約したが、宿泊料金は先払い。当日のキャンセルは返金無しとなっている。
台風や林道崩壊の場合は返金するとあるが、当日の気候変動や、メンバの体調不良などには対応していない模様。これ、ムリする人が出て、事故のもとになるのでは無いか？コロナで、一部は事前振込で返金無し、というのはあって、それは納得出来る。予約時にサイトで承諾はしたはずだが、いざキャンセルしてみると、ちょっと納得いかないところがあるので、これは改善期待したい。(小屋の人は、ウチはOKで連絡ありがたいが、キャンセル料はゲートウエイ社と交渉してくれと言われた。このキャンセル料は、どこにいくの？)