舟山十字路からキレット越え周回



- GPS
- 12:02
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 2,077m
- 下り
- 2,077m
コースタイム
5:12 広河原〜5:45(分岐がわからず行き過ぎて戻る)
6:36 信玄の隠岩・西岳分岐
8:04 西岳
9:00 青年小屋
10:11 権現岳
10:48 旭岳
11:09 ツルネ
11:35 キレット小屋
12:56 真教寺尾根分岐
14:09 阿弥陀岳
15:08 不動清水
15:41 御小屋山
16:40 舟山十字路
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
八ヶ岳美術館の先を右折、丸山別荘地を入って舟山十字路ゲート前に駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
広河原〜信玄の隠し岩は薄い踏み跡で注意が必要。 まず分岐場所が分かり難くて、旭小屋方面まで広い林道が続くのでそのまま進んで、戻ることになり、出だしから30分ロストしてしまった。 (古いエアリアで太赤線の一般登山路だったのでノーマークだった) [旭小屋⇔立場大橋にいたる]の標識から、分け入る。 信玄の隠し岩の先からは明瞭なハイキングコース。 核心のキレットの登りが落石しやすいので、特に人が多いと注意。 |
写真
感想
前回いためた左アキレス腱のこっそりリハビリと、奥さんのNewSCARPAの足慣らしで、南八キレット越えの周回。キレット越えは、当初<http://www5b.biglobe.ne.jp/~ginamura/mtbekkan/Mpgongen/pgongen2_1.htm>を参考に真教寺尾根〜天女山を考えていたが、<天女山−八ヶ岳横断自然歩道−美し森 たかね荘>が長くて悩ましく、真教寺尾根〜県界尾根は去年行ったばかりなので、舟山十字路からの周回でキレットを越える事にした。
舟山十字路は先月の阿弥陀南稜でアクセスは分かっているし、エアリア(発行1998年)をみると、周回コースは太赤線の一般コースで、時間は長いがゆったり山行ときめこんだが、結果は散々だった。
まず八月もお盆過ぎは朝5時前は暗く、一昨日までの猛暑が緩んで、ウィンドブレーカでも着ないと寒いくらい。そして出だしで広河原の渡渉をこえ、林道を旭小屋方面に行けども行けども分岐が見当たらず。「さすがにこれはおかしい」と、山旅ロガーGOLDで<nado>さんの<http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-320047.html>ログと比較しながらやっと<旭小屋<->立場大橋にいたる>の標識のうしろの薄い踏み跡の分岐を見つけました。ここで30分ロストし先行きが危ぶまれる。 エアリア「八ヶ岳」で太赤線の一般コースをみて安心し、ヤマレコのレポはあまりチェックしないままが失敗だった。茸山の入山禁止ロープと看板ばかり目立つばかりで、分岐目印が全くないので、GPSログに助けられた。
分岐した先も踏み跡が薄く、標識に出会うまではちょっと不安で、信玄の隠し岩の先で、西岳の標識が現れるようになってからはハイキングルートの明瞭なコースに変わりやっと一息つけた。
出だし30分のロストがボディーブローのように効いて、西岳到着までがずいぶん長く感じたが、かかった時間も4時間オーバで、本当に日帰りでキレットを無事越えられるか心配が頭をよぎる。左アキレス腱は悪化しないものの、登りではの痛みがでて、追い討ちをかけて右足首のスネが擦れたように痛くなり始める。奥さんのおニューも左足はピッタリだが、右の踝が圧迫されて痛みが出るというし・・・。
青年小屋の出ると晴れた青空、白い雲で気分が晴れる。しかし権現への登りで息も絶え絶え。ここでキレットを越えてきた3人さんに出会う。ギボシ手前の「のろし台」で先月通った、青ナギと阿弥陀が見渡せた。その先も急登の喘ぎと足の痛みに耐えながら権現岳までやっと到着。
ここで11:00過ぎる様なら撤退と思っていたが、そこまでは遅れなかった。
キレット分岐から少しで長い鉄梯子を降りる。キレット小屋まで分岐からCT70分なのでそこで昼飯をと思うが、小屋の姿は全く現れずつらい。樹林帯までおりてくると、更に急な下りとなり、小屋の手前は鎖場のトラバース。小屋は木々に深く覆われ寸前まで見えなかった。そこで昼食を食べ舟山十字路までのCT時間を見直すと、・・・「まずい、到着が17:00過ぎてしまうではないか! ちょっとCT甘く見すぎ」
小屋からはキレットの急登が始まり、ゼイゼイ、ハーハー。岩場にかかると傾斜はきついものの落石さえ注意すればどんどん高度を稼げる。・・・しかし登っても登っても終わりが見えない。やっと大天狗・小天狗に辿り着き終わりが見えてきた。鉄梯子が所々あるが、使うのは却って怖そうなのもありスルーしたり、コースがかわって使われなくなっているものも多かった。
やっとのことで赤岳直下の縦走分岐路に着いたのが、ちょうど13:00。バテバテで時間的にも厳しいので赤岳はスルーしてトットと阿弥陀に向かう。中岳の登り一息でおわったが、阿弥陀の登りはヘロヘロのばてた身体にはつらく、一登りりしてはゼイゼイ、二登りしてハーハーのすえやっと14:10に山頂に着いた。
阿弥陀から舟山十字路は御小屋尾根のほうが、先月歩いた中央稜より長くかかりそうだったが、未踏のため最後の頑張りと下り始める。ネット上で御小屋尾根のロープのほつれた写真があったが、場所がどこかは見つけられなかった。しばらくは転げ落ちるほどの急降下を進む。400〜500m下ると、御小屋山の登り返しにかかるが、ここは緩やかで歩きやすかった。阿弥陀山頂〜不動清水のCT1:00はそんなものだが、そこから御小屋山までCT1:00は???、実際には25分程度なのでエアリアの誤記?(古いため?)。美濃戸分岐からまた急な下りになったが、今度はふかふかの唐松の落ち葉の足に優しい道でラクチン。茸狩り?のためのショートカットの枝道も多いが、迂闊にはいると道迷いとなるためご用心。途中で「虎姫新道」との標識もあるが、虎尾神社が山道近くにありそのためらしい。その先で林道で車も通れるほど広くなるがまだもうひと頑張りが必要。やっと舟山十字路ゲートに辿り着いたのが4:40すぎで、ほぼ12時間の歩きで二人とも限界オーバであった。
さっさと着替えて、「樅の湯」にいくと、通常¥500が感謝DAY?のためか¥300でうれしい誤算だったが、そのため混んでいたが、温めの気持ちいい温泉で、疲れきった身体がらくになった。
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