【初 日高山脈】幌尻岳 チロロ林道コース
- GPS
- 12:49
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 2,481m
- 下り
- 2,487m
コースタイム
- 山行
- 10:58
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 12:51
天候 | 晴れ 無風、稜線は微風で穏やか 徐々に日差しが強くなる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
・チロロ林道登山口を利用 無料 仮設トイレあり 収容15台くらいか ・前夜、道の駅「樹海ロード日高」で車中泊 2時起床、準備して出発 3:15頃到着時、ほぼ満車だったが、たまたま1台分いい場所が空いていた ◆チロロ林道へのアクセス ・札幌、千歳方面からだと、国道274号で日高町へ 町を過ぎ、10kmくらい HOA北海道アウトドアアドベンチャーズのところで右折 ナビに同施設を設定しておけば、誘導してくれる ・その後、緩やかな舗装路を7キロくらい 「つり堀いざわ」さんの看板のところから、ダートの林道に入る ・2キロほどで入林ゲート ・さらに、7キロほど進むと駐車場に到着する ・チロロ林道は、カーブ、坂道とも緩やかで、浮き砂利少なめで走りやすい そこそこ道幅があり、退避スペースも各所にある ・鹿の飛び出しが多い 行き帰りとも、何度もヒヤリとした |
コース状況/ 危険箇所等 |
●全般 ・メジャールートと比べて整備されているとはいえないが、道筋はほぼ明瞭 ◆駐車場-北電取水施設 ・沢沿い、緩やかな林道歩き クマ糞を4ヶ所見かけた ◆北電取水施設-沢から離れる地点 ・緩やかな登山道の後、沢沿いとなり、渡渉を繰り返す ・やや不明瞭と感じる所もあったが、赤(ピンク)テープが豊富 ・水流は穏やかだったが、全く靴を濡らさずというのは無理かもしれない ドボンもあり得ることを前提にしておけばいいと思う ◆沢から離れる地点-トッタの泉-ヌカビラ岳 ・稜線まで、かなりの急登 がんばり所 ◆ヌカビラ岳-北戸蔦別岳 ・緩やかな稜線歩き ・両サイドの葉っぱが多少茂っているが、苦になるほどではない ◆北戸蔦別岳-戸蔦別岳-幌尻岳の肩 ・ハイマツ帯メインの稜線歩きで、なかなかのアップダウンを伴う ・岩稜気味の細尾根も含む ・完全な藪漕ぎではないが、ハイマツ帯はそこそこ濃い 生えている方向で、順目と逆目があると思う 逆目の時は、少々難儀する ・枝をカットしていただいていると思われる区間もあるが、 切断面が尖っていたりして、皮膚の裂傷に注意 多少の傷と松ヤニ?による汚れは覚悟しよう ボロいウェアの方がいいかも(笑) ※ヒグマ 帰りに、北戸蔦別岳手前で、ガサガサと重たい足音と動物の声が聞こえた 姿は見えず、ヒグマだったのかどうかは分からないが、 同日、北戸蔦別岳付近で目撃された方もいらしたようです ◆幌尻岳の肩-幌尻岳山頂 ・緩やかな極上稜線歩き |
その他周辺情報 | ●下山後の温泉(下山してから時間がたっております) ・スーパー銭湯鳳乃舞 芽室を利用 410円 http://www.hounomai.com/memuro/ ※東へ移動の途中で立ち寄りました |
写真
感想
4年ぶりに北海道の山旅に出かけよう。
未踏の憧れの名山がいくつもある。
山歩きに使えるのは連休の4日間。
今年の連休は、晴天が保証されている。
どれだけ行けるか分からないが、ベストを尽くそう。
しかし、猛暑は北海道も例外ではないようで、連日30℃以上とか。
かなり暑そうじゃないか・・・
実際到着してみると、ホントにその通り。
気温といい日差しの強さといい、居住地と何ら変わらず、過去の夏の北海道旅とは明らかに違う。
これも異常気象なんでしょうね。
トップバッターは、憧れの一つだった幌尻岳チロロ林道コースをもってきた。
なかなかハードな長丁場のコースだ。
やめればいいのに、悪い癖で無理目チャレンジ。
日帰りに挑戦してみよう。
5月以降、短距離・短時間の山歩きばかりで、ロング力の鍛錬が足りていないのは明らか。
加えて、梅雨明けいきなりの猛暑。
夏の蒸し暑いのが超苦手な僕は、日常生活だけで生きているのがやっと(大袈裟)。
疲弊しきっている。
果たして大丈夫なの?と不安がよぎるが、まあ頑張ろう。
結論的には、無事生還。
多めの行動食&水分とビバーク装備も携行したが、杞憂だった。
天候に恵まれ、楽しみにしていた景色をもれなく堪能できて、言うことなしです。
思い切って行って良かった。
感無量でした!
長丁場だと先行き不安で、まだ身体が軽い序盤に、「今のうちに稼いでおこう」と力んで飛ばし過ぎてしまうのが僕の常だ。
或いは、「今日のオレって絶好調じゃね?」と誤信して、飛ばし過ぎてしまう。
どちらも結末は同じだ。
終盤、大失速してフラフラになり、気持ちもプッツンだ。
これまで幾多の日帰りロングハイクやフルマラソンで失敗してきた。
分かっていても治せない悪い癖だ。
それが性格でありスキルなんだろうが、僕ももういい年こいたオジサンだ。
自分のペースくらい、自分の意思でコントロールできるようになろう。
そんな訳で、はやる気持を抑えて、とにかく淡々と省エネで。
序盤の林道で、クマ親分の落し物を4箇所見たけど、不思議と平常心だった。
その先沢沿いとなり渡渉を繰り返し、それが終わると、稜線まではかなりの急登。
気にせず楽しんで行こう。
急登でもがいても、消耗が進むだけだよ。
ヌカビラ岳まで上がると、幌尻岳がバーン!と。
そしてそこまで繋がる稜線のアップダウン。
遠い・・・
そして、なんてエゲツナイ(笑)
でも、この景色が見たかったんだよ!
噂に聞いていた濃いハイマツ帯、素晴らしいお花畑。
一つ一つアップダウンをこなしながら、スタートしてから6時間半。
ついに幌尻岳山頂に到着。
疲れは想定よりも少ない。
なーんだ、やればできるじゃん。
空気は霞んでいたが、山頂からはカッコいい日高山脈の山々の数々。
なんて奥深い・・・
名前だけは聞いたことがある、カムエクとかペテガリとか見えてるんだろうか。
山頂滞在は、晴天となり適度に風があって、虫は少なめ。
心地よく快適だった。
堪能したら、下山の途に。
もっと居たいけど、帰らないとね。
往路同様、とにかく淡々と。
キツくなかったと言えば嘘になるが、帰りのヌカビラ岳で稜線から下る時は、名残り惜しくて、稜線の景色を目に焼き付けた。
日高山脈って、なかなか来られないからね。
スタートしてから苦節13時間。
日が長い時期のおかげで、明るい雰囲気の中、無事帰還。
一生の思い出に残りそうなハイクが、また一つ完結。
ホントに感無量でした。
前後して、同じく日帰りの方も数名おられて励みになった。
或いは、直近の同じコースのレコなども拝見し、勇気をもらった。
これらのみなさんに、勝手に感謝!
また、行きの戸蔦別岳では、どこかで見たことのあるスタイルのお2人とスライド。
何と、時々ブログなどを拝見している異次元のスーパー岳人さんたちだった。
僭越ながら話しかけさせていただいたけど、こんなこともあるんですね。
駐車場に帰着すると、明日幌尻を目指そうという人々が前日入りしている。
夕方の優しい日差しの中、マッタリと過ごしておられ、いい雰囲気でした。
「どうでした?」とか、「日帰り?」とか、色々聞かれたけど、みんな幌尻目指して、いいお顔でした。
さて、旅はこれで終わりじゃない。
次の名山を目指して、東へ。
※2日後 7/24 羅臼岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3389087.html
コメント
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遠くてエゲツない景色を頑張って、
一生の思い出の山旅。
私もそんな山旅にチャレンジしたくなったよ。
でも幌尻は…
次は、まさか知床
ありがとうございます。
このご時世ですので迷いましたが、今回も思い切って行ってきましたよ〜。
帰宅したらバタバタで、やっとまとめが終わったところです。
これから余韻に浸りたいと思います。
でも、夏山シーズン本番。
前も見たいところですね。
チャレンジハイク、またやってみて下さい。
てか、以前はそんなんばっかりだったのって、誰かさんですよ!
そして幌尻行かれるのであれば、私が落としてきたiPhone拾ってきて貰えば良かった(未回収)😅
ありがとうございます。
ちょっと北海道ロスになっている今日この頃です(笑)。
Qooさんの2018年のあの旅は、なかなか大変でしたよね。
僕もスマホこそまだやってませんが、これまでの山行で、ストック、グローブ、帽子、サングラス、アウター、カメラと色々と紛失はやっております。
新品価格で合計すると、結構な金額になるかも・・・(笑)
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