北アルプス縦走4日目 池の平〜白馬山荘
- GPS
- 16:50
- 距離
- 35.3km
- 登り
- 3,786m
- 下り
- 2,990m
コースタイム
- 山行
- 16:30
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 16:50
天候 | 雨一時晴れ、のち暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス | 3日目の宿泊地 池の平より出発 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
トレイルシューズ
Tシャツ
アンダーシャツ
短パン
ゲイター
靴下
すれ防止クリーム
テント
マット
簡易シュラフ
レイン上下
帽子
防寒着
着替え
スマホ
モバイルバッテリー
端末コード
地図
コンパス
ナイフ
救急セット
トイレットペーパー
携帯トイレ
保険証
山岳保険証
運転免許証
現金
クレジットカード類
計画書
手袋
食料9食分
行動食5食分
飲料水
非常食
ココヘリ
ヘルメット
サングラス
メガネ予備
熊鈴
マスク予備
バーナー
ボンベ
コッフェル
ストック
ヘッドライト2個
|
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感想
深夜、他のテントの人を起こさないように、静かに準備していたら出発に時間かかってしまった?いや、これまでの疲労蓄積により、動きが緩慢になっているようだ。
仙人池ヒュッテからの下りは、初めは木道あり、の平和な感じだったが、やがてガレ場、急坂、、、
そしてついに、雪渓へと吸い込まれて道が消えた。
暗闇の雪渓下り、最も恐れていたパターン。
幸い、凍ってはいないが、傾斜がキツくなると、慎重に進まざるを得ないので、ペースも上がらない。
焦る。落ち着こうと、寒いし、もし滑落した時のダメージ軽減のため雨具上下着込む。
何も考えず、足跡あるな、と確認していたつもりだが、
落ち着いて、両岸の様子を観察し、ふと、左岸側の斜面を見ると、
傾斜はキツいままだが、道のように見える直線が薄っすらと見える。
危ないところだった、、、
落ち着いて、観察して良かった!
危なく行きすぎて、クレバスかシュルンドか、どこかへ落ちる危険性をはらんでいた。
気を取り直し、足元のしっかりした大地を踏みしめながら進むと、仙人湯温泉、休業中という事で、小屋へのアプローチの部分には、木や枝で封鎖されている。
源泉のある対岸へと渡り、その先で1人追い抜くが、
どうやら、ここの小屋関係の人だったようだ。
尾根を下って行くと、ダムが見えてきた。
仙人ダムのバックウォーターに、何か、魚?の群れのようなものが見える、しかも、かなり大型。イワナだったらすごい!あの感じだと鯉?
今度、釣りに来たいなぁ。
雨のなか、水平歩道と言いながら、地味にアップダウンあり、痛みつけられ、
雨が激しくなる頃、
ここでやっと阿曽原温泉に到着。
思ったよりも全然進まない、、、
ただ、オヤジさんと奥さん?
気さくで話してきてくれ、
TJAR絶対王者望月さんと山ちゃん?が白馬の方から来たり、
TJAR3位の弁護士の話とか、作業中申し訳ないとかいいながら、
出発時も、奥さん?の笑顔に見送られて、気分良くなった。
そのあと、アップダウンが続き、暑くなり、雨具を脱いだが、道がほぼ水平のみとなり、しつこく雨が降り、びしょ濡れになってきたら寒くなってしまい、上だけ雨具を着た。
奥鐘山の大岩壁が見えて来て、欅平からの電波が一瞬入ってきたので、生存確認LINE。
そのあとは入り組んだ谷へ入り込み、遠くから見た感じで、志合谷の雪渓で道がなくなっていて、一瞬絶望感が漂うが、谷の裏側をトンネルが通っているのだった。
暗いのでヘッドライト装着。中はひんやりしており、水浸し、靴が完全冠水。
この頃には急激に天候が回復し、太陽がギラつき、トンネルから出た途端に温度差で眼鏡が曇る。
歩道の木の橋の部材の丸太や、針金など、あちこちに放置してあるな、
と、思っていたら、20名ほどの作業員に遭遇。汗だくで作業していた。邪魔して申し訳ありません。
程なく、欅平への急坂を下る。
欅平に降りた途端に、
観光案内のおばちゃんにも、
池の平から降りてきて、更にこれから白馬を目指すとの事でビックリされ、
高標高から一気に下がってきた酷暑の中(本山行で最低標高地)
一般観光客の辟易し、何も、考えず祖母谷へ向かい、ガツガツ歩き、祖母谷温泉で、水分補給、靴下を乾かしながら中休止。
小屋のおばちゃんにも、「頑張って!」と励まされ
いい気分で登り始めると、すぐに猿の群れ。
後で考えると、「行くな!」っていう忠告だったのか?
低標高の蒸し暑さと、疲労の、蓄積で?
ペースは上がらず、
避難小屋直下の水場と思い込んだところで、
「冷たくて、うま〜!」
と感動も束の間、
なかなか避難小屋に到達せずに焦る。
小屋に到着も束の間、結果、コースタイムを思うように短縮出来ず、
自分の頑張り不足から、要予約の白馬岳山頂宿舎テント場への到着予定時間が刻一刻と遅くなる。
標高が高くなるにつれ、気温はグングン下がり、
更に風速が急激に増してきた。
ここで、やっと台風の影響を意識してきた。
雨具を着込む。
樹林帯を過ぎる頃には、あからさまに強風から、列風となり、夜間行動に備えてヘッドライト装着する頃には時折の雨粒を伴った暴風となり、吹きっさらしではまともに歩けなくなってきた。
呼吸もうまく出来ない!
雨具のフードが風で激しく音を立てる。
メガネもやばい。
吹き飛ばされないように姿勢を低くする耐風姿勢。無駄な時間がどんどん加算される。
直前に確認した、
頂上直下に雪田!
この風で、ノーアイゼンで、無事に通過可能か?
雪田自体は傾斜もなく問題なかった、
その先、
暗がりに薄らと灯りが見えた方向へそのまま進む、遅遅として進まないが、何の躊躇いもなく到達、
訳もわからず、灯りにつられて入ると、、、
聞いた相手が悪かった、、、
長野県警山岳警備員
こちらも、激しい気象状況の中、ようやっと辿り着いたところで、しどろもどろなアウェイ感満載な中、いきなりマウント取られ、
は?この時間に到着で?テント場?この台風の影響下での強風で?
ありえないだろ?
今すぐ小屋に泊まれ!
終わった。
はじめての小屋泊まり。
鑓という個室。ぜんぜん「やりー」という気分ではないけど(笑)
とりあえず、
強制終了という形で終わったので、ビールを飲む。
あまりおいしく感じられなかった。
ダラダラ過ごしているうちに、消灯。真っ暗になり、もう、バッテリー心配しなくていいヘッドライトで、行動。
と、いってもねるだけ。
コロナ禍対策の不織布シートを使用、ゴミがまた増えるな、、、政府の無策で。
コロナ禍で客数は圧倒的にすくなく、
こんな突然の宿泊者も全く問題なく個室が取れる。良し悪しだな。
山道は山小屋の人たちで守られているのに、、、
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