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Yamareco

記録ID: 3434530
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

北アルプス縦走4日目 池の平〜白馬山荘

2021年08月05日(木) 〜 2021年08月10日(火)
 - 拍手
GPS
16:50
距離
35.3km
登り
3,786m
下り
2,990m

コースタイム

1日目
山行
16:30
休憩
0:20
合計
16:50
3:00
110
4:50
4:50
110
6:40
6:40
50
7:30
7:30
120
9:30
9:30
10
9:40
9:40
70
10:50
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30
11:20
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0
11:20
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30
11:50
12:10
230
16:00
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110
17:50
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120
19:50
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0
19:50
ゴール地点
天候 雨一時晴れ、のち暴風
過去天気図(気象庁) 2021年08月の天気図
アクセス 3日目の宿泊地 池の平より出発
暗闇からの出発です。
2021年08月09日 02:50撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 2:50
暗闇からの出発です。
仙人池ヒュッテ
2021年08月09日 03:25撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 3:25
仙人池ヒュッテ
危うく雪渓を降り過ぎそうになりつつも何とか分岐を発見し、
仙人湯温泉へ。休業中とのことで寄れず。
2021年08月09日 04:53撮影 by  iPhone XS, Apple
1
8/9 4:53
危うく雪渓を降り過ぎそうになりつつも何とか分岐を発見し、
仙人湯温泉へ。休業中とのことで寄れず。
それにしても怪しすぎる朝焼け、悪い予兆か?
しかも、目的地の白馬岳が異様に小さい(遠い)
2021年08月09日 04:53撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 4:53
それにしても怪しすぎる朝焼け、悪い予兆か?
しかも、目的地の白馬岳が異様に小さい(遠い)
谷の対岸にある源泉、谷を横断したパイプラインが宙を横切っていました。
2021年08月09日 05:04撮影 by  iPhone XS, Apple
1
8/9 5:04
谷の対岸にある源泉、谷を横断したパイプラインが宙を横切っていました。
「小屋のぞき」とあります。
ブナの木の間から小屋が見えます。
2021年08月09日 05:17撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 5:17
「小屋のぞき」とあります。
ブナの木の間から小屋が見えます。
急なハシゴの途中でしたが、
思わず撮ってしまいました。
ご想像にお任せ致します(笑)
2021年08月09日 05:29撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 5:29
急なハシゴの途中でしたが、
思わず撮ってしまいました。
ご想像にお任せ致します(笑)
やっと、谷底へと降りてきました。
2021年08月09日 06:22撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 6:22
やっと、谷底へと降りてきました。
仙人ダムのバックウォーター、なんかやたらと大きな魚が集まっているように見えたのですが、、、錯覚?
2021年08月09日 06:33撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 6:33
仙人ダムのバックウォーター、なんかやたらと大きな魚が集まっているように見えたのですが、、、錯覚?
道はダム施設内へと誘導されます。
2021年08月09日 06:44撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 6:44
道はダム施設内へと誘導されます。
阿曽原温泉に着くころには土砂降りとなり、
小屋の二人と話しながら雨具を着込み再出発!
2021年08月09日 07:37撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 7:37
阿曽原温泉に着くころには土砂降りとなり、
小屋の二人と話しながら雨具を着込み再出発!
断崖に水平歩道が進みます。
2021年08月09日 08:55撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 8:55
断崖に水平歩道が進みます。
「黒部の怪人」奥鐘山の大岩壁。息をのむような絶壁です。
2021年08月09日 09:29撮影 by  iPhone XS, Apple
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8/9 9:29
「黒部の怪人」奥鐘山の大岩壁。息をのむような絶壁です。
志合谷
一瞬、雪渓により道が途切れている!
と見えますが、実は谷の裏側にトンネルがあります。
2021年08月09日 09:37撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 9:37
志合谷
一瞬、雪渓により道が途切れている!
と見えますが、実は谷の裏側にトンネルがあります。
トンネル入り口、ライト必携、しかも、中は水浸し、当然、靴は完全に濡れました。
2021年08月09日 09:44撮影 by  iPhone XS, Apple
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8/9 9:44
トンネル入り口、ライト必携、しかも、中は水浸し、当然、靴は完全に濡れました。
歩道のあちこちに木の橋を補修する材木置かれていた名を見ていたら、
欅近くで20人くらいの作業員が、雨上がりの酷暑の中、汗だくで作業していて、ありがたいことでした。
2021年08月09日 10:49撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 10:49
歩道のあちこちに木の橋を補修する材木置かれていた名を見ていたら、
欅近くで20人くらいの作業員が、雨上がりの酷暑の中、汗だくで作業していて、ありがたいことでした。
欅平に降りた途端、山の世界から、街の雑踏の感じとなり、
今回の山行における、最低標高で、おまけに暑く、休む間もなく進みました。
2021年08月09日 11:24撮影 by  iPhone XS, Apple
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8/9 11:24
欅平に降りた途端、山の世界から、街の雑踏の感じとなり、
今回の山行における、最低標高で、おまけに暑く、休む間もなく進みました。
祖母谷温泉に到着。
水場で一息つかせてもらいました。
2021年08月09日 11:50撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 11:50
祖母谷温泉に到着。
水場で一息つかせてもらいました。
水の色が青白いです!
2021年08月09日 11:53撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 11:53
水の色が青白いです!
避難小屋直下の水場と思い込み、ホッと一息。
物凄く冷たくて美味しい水でした。
2021年08月09日 15:17撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 15:17
避難小屋直下の水場と思い込み、ホッと一息。
物凄く冷たくて美味しい水でした。
が、しかし、なかなか避難小屋に到達せずに焦ります。
2021年08月09日 15:33撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 15:33
が、しかし、なかなか避難小屋に到達せずに焦ります。
やっと避難小屋。
ペースが全く上がりません。
更に焦ります。
この後、稜線に出た途端、雨混じりの冷たく強いかぜに煽られはじめます。
2021年08月09日 15:59撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 15:59
やっと避難小屋。
ペースが全く上がりません。
更に焦ります。
この後、稜線に出た途端、雨混じりの冷たく強いかぜに煽られはじめます。
すでに暴風状態ですが、
なんとか撮影、ミヤマアズマギク
2021年08月09日 17:44撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 17:44
すでに暴風状態ですが、
なんとか撮影、ミヤマアズマギク
清水岳直下
2021年08月09日 17:44撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 17:44
清水岳直下
暴風の風の息の瞬間にコマクサも撮影、
さすがにブレてます。
2021年08月09日 18:00撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 18:00
暴風の風の息の瞬間にコマクサも撮影、
さすがにブレてます。
見た感じ、暴風になっている感じの写真では無いですよね。
向かいの山には日が差しています。
ちょうどこの高度あたりに風邪など吹き荒れているのです。
2021年08月09日 18:19撮影 by  iPhone XS, Apple
2
8/9 18:19
見た感じ、暴風になっている感じの写真では無いですよね。
向かいの山には日が差しています。
ちょうどこの高度あたりに風邪など吹き荒れているのです。
小屋に着くと、
山岳警備隊員から注意を受けて、
テントは止めて、宿泊する様に指導された。
小屋の外からは、黒部市あたり?の夜景。
暴風雨はさらに増しますが、
まだ視界は良かったです。
2021年08月09日 19:50撮影 by  iPhone XS, Apple
8/9 19:50
小屋に着くと、
山岳警備隊員から注意を受けて、
テントは止めて、宿泊する様に指導された。
小屋の外からは、黒部市あたり?の夜景。
暴風雨はさらに増しますが、
まだ視界は良かったです。
突然の素泊まりですが、
さすが日本最大の山小屋、
こんな広い部屋をあてがわれました。
台風接近で軒並みキャンセルがでたのでしょうね。
突然の素泊まりですが、
さすが日本最大の山小屋、
こんな広い部屋をあてがわれました。
台風接近で軒並みキャンセルがでたのでしょうね。
寂しく自炊
2021年08月09日 20:21撮影 by  iPhone XS, Apple
1
8/9 20:21
寂しく自炊

装備

個人装備
ザック トレイルシューズ Tシャツ アンダーシャツ 短パン ゲイター 靴下 すれ防止クリーム テント マット 簡易シュラフ レイン上下 帽子 防寒着 着替え スマホ モバイルバッテリー 端末コード 地図 コンパス ナイフ 救急セット トイレットペーパー 携帯トイレ 保険証 山岳保険証 運転免許証 現金 クレジットカード類 計画書 手袋 食料9食分 行動食5食分 飲料水 非常食 ココヘリ ヘルメット サングラス メガネ予備 熊鈴 マスク予備 バーナー ボンベ コッフェル ストック ヘッドライト2個

感想

深夜、他のテントの人を起こさないように、静かに準備していたら出発に時間かかってしまった?いや、これまでの疲労蓄積により、動きが緩慢になっているようだ。
仙人池ヒュッテからの下りは、初めは木道あり、の平和な感じだったが、やがてガレ場、急坂、、、
そしてついに、雪渓へと吸い込まれて道が消えた。
暗闇の雪渓下り、最も恐れていたパターン。
幸い、凍ってはいないが、傾斜がキツくなると、慎重に進まざるを得ないので、ペースも上がらない。
焦る。落ち着こうと、寒いし、もし滑落した時のダメージ軽減のため雨具上下着込む。
何も考えず、足跡あるな、と確認していたつもりだが、
落ち着いて、両岸の様子を観察し、ふと、左岸側の斜面を見ると、
傾斜はキツいままだが、道のように見える直線が薄っすらと見える。
危ないところだった、、、
落ち着いて、観察して良かった!
危なく行きすぎて、クレバスかシュルンドか、どこかへ落ちる危険性をはらんでいた。
気を取り直し、足元のしっかりした大地を踏みしめながら進むと、仙人湯温泉、休業中という事で、小屋へのアプローチの部分には、木や枝で封鎖されている。
源泉のある対岸へと渡り、その先で1人追い抜くが、
どうやら、ここの小屋関係の人だったようだ。
尾根を下って行くと、ダムが見えてきた。
仙人ダムのバックウォーターに、何か、魚?の群れのようなものが見える、しかも、かなり大型。イワナだったらすごい!あの感じだと鯉?
今度、釣りに来たいなぁ。
雨のなか、水平歩道と言いながら、地味にアップダウンあり、痛みつけられ、
雨が激しくなる頃、
ここでやっと阿曽原温泉に到着。
思ったよりも全然進まない、、、
ただ、オヤジさんと奥さん?
気さくで話してきてくれ、
TJAR絶対王者望月さんと山ちゃん?が白馬の方から来たり、
TJAR3位の弁護士の話とか、作業中申し訳ないとかいいながら、
出発時も、奥さん?の笑顔に見送られて、気分良くなった。
そのあと、アップダウンが続き、暑くなり、雨具を脱いだが、道がほぼ水平のみとなり、しつこく雨が降り、びしょ濡れになってきたら寒くなってしまい、上だけ雨具を着た。
奥鐘山の大岩壁が見えて来て、欅平からの電波が一瞬入ってきたので、生存確認LINE。
そのあとは入り組んだ谷へ入り込み、遠くから見た感じで、志合谷の雪渓で道がなくなっていて、一瞬絶望感が漂うが、谷の裏側をトンネルが通っているのだった。
暗いのでヘッドライト装着。中はひんやりしており、水浸し、靴が完全冠水。
この頃には急激に天候が回復し、太陽がギラつき、トンネルから出た途端に温度差で眼鏡が曇る。
歩道の木の橋の部材の丸太や、針金など、あちこちに放置してあるな、
と、思っていたら、20名ほどの作業員に遭遇。汗だくで作業していた。邪魔して申し訳ありません。
程なく、欅平への急坂を下る。
欅平に降りた途端に、
観光案内のおばちゃんにも、
池の平から降りてきて、更にこれから白馬を目指すとの事でビックリされ、
高標高から一気に下がってきた酷暑の中(本山行で最低標高地)
一般観光客の辟易し、何も、考えず祖母谷へ向かい、ガツガツ歩き、祖母谷温泉で、水分補給、靴下を乾かしながら中休止。
小屋のおばちゃんにも、「頑張って!」と励まされ
いい気分で登り始めると、すぐに猿の群れ。
後で考えると、「行くな!」っていう忠告だったのか?
低標高の蒸し暑さと、疲労の、蓄積で?
ペースは上がらず、
避難小屋直下の水場と思い込んだところで、
「冷たくて、うま〜!」
と感動も束の間、
なかなか避難小屋に到達せずに焦る。
小屋に到着も束の間、結果、コースタイムを思うように短縮出来ず、
自分の頑張り不足から、要予約の白馬岳山頂宿舎テント場への到着予定時間が刻一刻と遅くなる。
標高が高くなるにつれ、気温はグングン下がり、
更に風速が急激に増してきた。
ここで、やっと台風の影響を意識してきた。
雨具を着込む。
樹林帯を過ぎる頃には、あからさまに強風から、列風となり、夜間行動に備えてヘッドライト装着する頃には時折の雨粒を伴った暴風となり、吹きっさらしではまともに歩けなくなってきた。
呼吸もうまく出来ない!
雨具のフードが風で激しく音を立てる。
メガネもやばい。
吹き飛ばされないように姿勢を低くする耐風姿勢。無駄な時間がどんどん加算される。
直前に確認した、
頂上直下に雪田!
この風で、ノーアイゼンで、無事に通過可能か?
雪田自体は傾斜もなく問題なかった、
その先、
暗がりに薄らと灯りが見えた方向へそのまま進む、遅遅として進まないが、何の躊躇いもなく到達、
訳もわからず、灯りにつられて入ると、、、
聞いた相手が悪かった、、、
長野県警山岳警備員
こちらも、激しい気象状況の中、ようやっと辿り着いたところで、しどろもどろなアウェイ感満載な中、いきなりマウント取られ、
は?この時間に到着で?テント場?この台風の影響下での強風で?
ありえないだろ?
今すぐ小屋に泊まれ!

終わった。
はじめての小屋泊まり。
鑓という個室。ぜんぜん「やりー」という気分ではないけど(笑)
とりあえず、
強制終了という形で終わったので、ビールを飲む。
あまりおいしく感じられなかった。
ダラダラ過ごしているうちに、消灯。真っ暗になり、もう、バッテリー心配しなくていいヘッドライトで、行動。
と、いってもねるだけ。
コロナ禍対策の不織布シートを使用、ゴミがまた増えるな、、、政府の無策で。
コロナ禍で客数は圧倒的にすくなく、
こんな突然の宿泊者も全く問題なく個室が取れる。良し悪しだな。
山道は山小屋の人たちで守られているのに、、、

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