野反湖・東電水平道から切明温泉へ
hirokok510
その他13人 
体力度について
- GPS
- 08:57
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,146m
- 下り
- 1,827m
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| 天候 | 雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
本来、MTBのツアーだが、このコースは上級者向けの厳しいロングコースの上、悪天候が予想されたので、MTBは上級者4名のみで残りのうち5人は同じコースをトレッキング、さらに残り5人は車で切明に移動した。 このコースはハイキングコース（山と高原地図には載っている）ではあるが、歩く人は少なく、MTBの上級者コースとしても知られている。歩く場合は、登りの標高差は少ないが、下りは標高差600mと200mのかなり急な下りがある。さらに8�勸幣紊凌緤親擦�あり、長いので体力を要する。ハンノキ沢と地蔵峠の間の分岐には新たに道標があり、正面の沢へ下る道へ迷い込まないよう、障害物が置かれていた。地蔵峠から西大倉山までは大倉山の山腹をトラバースするルートで、数回沢を渡渉するアップダウンのある道。西大倉山からの下りは晴れていれば信越国境の佐武流山方面が見え、ブナやモミなどの巨木がみられる樹林帯の道は気持ちがよい。 渋沢ダムには「東電関係の施設があるが宿泊はできない。テントを張ることはできるようだ。水場もある。 ダムからは吊り橋を渡ると8�勸幣紊砲錣燭訶貪顛緤親擦�ありm魚野川の渓谷が見事だ。絶壁をへつる道なので普通に歩けば危険はないが慎重に。下降点からは急下降を経て、対岸に渡れば、県道までは緩やかな登り。 |
写真
出がけにカメラをうっかり別のザックに入れてしまい、カメラなし――仕方なくケータイでの撮影――ピンボケが多い。水平動に向けて、MTB、トレッキング組がそれぞれ出発。
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感想
東電水平道はMTB界では知られた上級者コース、MTB隊とトレッキング隊に分かれて水平道を目指した。台風が接近し手秋雨前線を刺激し、夜は大雨だったが朝は一旦止んでいる。悪天候により技術的困難さが増すので、MTB隊の中でも、半分は撤退して車移動となった。
雨具を着込んで出発、白砂山登山口手前で早くもMTB組に抜かれる。ここからMTB隊の担ぎとトレッキング隊との抜きつ抜かれつ――大半はMTB組が先行ーー。トレッキング隊の多くは高齢者組、私も膝に故障を抱え、他の参加者も4-5時間程度のハイキング経験しかない人もあり、猛スピードで進む若い女性あり、エスケープはできないのでともかく最後まで歩き切るしかない。
ハンノキ沢を渡り、北沢下降点の分岐には道標と迷い込まないように障害物が置かれていた。地蔵峠に出て、MTB隊に追いつく。ここから白砂山へのコースを分け、水平道に向かう。ここからは大倉山の山腹をトラバースする道で最初は北沢に向かって標高差100mほど下る。北沢は雨でやや水量が増しているが問題なく飛び石で渡り、そこから再び200m強登って808m地点に向かう。ブナやミズナラ、モミなどの巨木が目に映る。808m地点の手前で雨の中、野反湖が見えてきた。808m地点は顕著なピークではなく、トラバース道の上の小高い場所だ。手前右に大きく顕著なピークが見えたが、これは大倉山方面か？雨は時々激しく降るが、樹林の中なので、さほど強く感じない。808m地点からいったん下り、ゴゼンタチバナの赤い実が印象的。イタドリ沢手前の小沢を二つ越えてイタドリ沢を渡渉。ここらはあまり大きなアップダウンはない。そこからは揺る山な登りで西大倉山手前の788mピークに出る。そこから西大倉山は下りで、山頂ははっきりしない――道標や山名板はない。ここで西大倉山からは下り一方。
山頂でMTBチームは分かれて先行し、渋沢ダムを目指す。西大倉山から標高差600mを下り渋沢ダムに至る。この下りはブナなどの樹林の美しい道で紅葉の時などに再び歩きたい道だ。晴れていれば信越国境の佐武流山方面などが見えそうだ。渋沢ダムまで、登山口から約7�勸漫△海海泙任妊魯ぅ�ングコースとしては1コースという感じ。膝の痛みがあり、次第に足が重くなる。昨日の6�勸未了矯�でより付加がかかってしまったのかーー？膝の張りがやや厳しくなって渋沢ダムが見えてくると荒廃した営林小屋があり、、渋沢川の吊り橋に出る。橋を渡り少し進むと、渋沢ダムに到着、MTBチームがバラック小屋で休憩中。30分前に到着して出発する寸前だった。ここでトレッキング隊は昼食休憩。ここからはMTB隊が圧倒的に早いので15分くらいですぐ出発。
気持ちの良い水平道を進む。心持登りのようだ。膝の張りから足全体が重くなっている。リーダーともう一人は元気だが、私と長時間歩きの経験のないハイカーの足取りが重く、時間が遅れがち。魚野川は水量もあり、淵の多いダイナミックな皮だ。枝沢も多く流れ込み、滝も多い。絶壁に作られたへつり道だが、さぞかし大変な工事だったろうと想像される。岩場にイワタケも見られた。長いトンネルをくぐるが、ライトの電池切れで暗い中を何とか乗り切った。
1128mピーク付近のトンネルは崩壊の恐れがあり通行禁止、う回路を登って越え、休憩。さらに進むと魚野川の対岸が見え、遠くに県道などが見えてくる。その先ではトネクラ沢の土石流で、道が寸断されていたが、踏み跡と梯子でなんとかトレイルに復帰できた。時間が1時半をすぎ、2時までには付きそうもなくなったので、休憩なしに先を急ぐ。疲れでペースが落ちていた。下降点につき、すぐに下降開始、なんとか14時までに吊橋に出る。対岸に渡り、県道までは緩い登り。20分強で県道に出る。切明は左に下ってすぐだ。14時半過ぎ、なんとか切明温泉雄川館に到着すると、すでにMTB隊と車で回ってきたメンバーが風呂を終えて待っており、急いで入浴、窓から河原で野天風呂に入浴している人々があるが、ここは穴を掘って河原に吹き出している温泉と川水を混ぜて入浴できる場所、しかし素っ裸になると隠すものは何もないので、人の多い場合は男以外は入れそうもない。20年近く前の秋に訪れたときは何とかはいれた。40年以上前に初めて来たときはまだ雄川館はなかった。風呂上がりにビールを飲んでほどなく出発、秋山郷の風景を見ながらバスは津南から石打方面に進む。秋山郷は何回か訪れたことがあり、思い出も多い。秋の紅葉の時期には車の渋滞がひどい。最初に訪問した時は10代で、鈴木牧之の「北越雪譜」を読みながら秋山郷を訪ね、鳥甲山や苗場山を歩き、秋山郷の人々とささやかな交流をした。
清津峡から十二曲分岐を経て石内方面に出る。途中、土産物屋でおいしい吟醸酒（頸城酒造）をゲットし、飲みながら帰郷。台風は近づいているのか遠のいているのか、降ったりやんだり--結局一時西に逸れ、再び北上して紀伊半島付近に上陸、関西直撃となったようだ。我々にとっては楽に帰宅できたことは望外だった。
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