薬師岳・黒部五郎岳 折立からテント1泊2日

2021年08月24日(火) 〜 2021年08月25日(水)

• GPS: 16:36
• 距離: 45.5km
• 登り: 3,223m
• 下り: 3,213m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:24
• 休憩: 1:11
• 合計: 6:35

8:15 折立
8:51 8:51 太郎坂
9:13 9:13 青淵三角点
9:23 9:23 積雪深計測ポール
10:05 10:06 五光岩ベンチ
10:21 10:29 太郎兵衛平
10:49 10:49 太郎平小屋
11:03 11:43 薬師峠
12:07 12:07 薬師平
12:46 12:46 薬師岳山荘
13:09 13:10 薬師岳避難小屋跡
13:24 13:40 薬師岳
13:48 13:49 薬師岳避難小屋跡
14:03 14:04 薬師岳山荘
14:28 14:31 薬師平
14:50 薬師峠

2日目

• 山行: 9:01
• 休憩: 1:02
• 合計: 10:03

5:30 薬師峠
5:43 5:43 太郎平小屋
5:48 5:48 太郎山
6:45 6:45 神岡新道分岐
6:51 6:51 北ノ俣岳
7:14 7:15 赤木岳
7:41 7:41 中俣乗越
8:47 8:48 黒部五郎の肩
8:57 9:00 黒部五郎岳
9:06 9:22 黒部五郎の肩
10:03 10:03 中俣乗越
10:37 10:37 赤木岳
11:00 11:00 北ノ俣岳
11:04 11:04 神岡新道分岐
11:51 11:52 太郎山
11:56 11:56 太郎平小屋
12:11 12:43 薬師峠
13:01 13:01 太郎平小屋
13:15 13:15 太郎兵衛平
13:28 13:28 五光岩ベンチ
14:20 14:20 積雪深計測ポール
14:31 14:31 青淵三角点
14:50 14:51 太郎坂
15:24 15:30 十三重之塔 慰霊碑
15:31 15:32 折立
15:33 ゴール地点

薬師峠（テン場）から薬師岳往復は約3時間、黒部五郎岳往復は約6時間半でした。これは荷物軽くしてまあまあ急いだ時間です。黒部五郎岳からの下山は登り返しが多くて思ったより時間かかりました。

天候

1日目…曇り夕方から雨　2日目…雨後曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

松本から折立までは安房トンネル経由有峰林道東口線で3時間半くらい。さわんどバスターミナルから2時間以上かかる。国道から林道に入るとコンビニなど一切無いので補給注意。

コース状況／危険箇所等

コース全体を通じてよく整備されており危険な箇所は無い。このエリアいたる所にある木道は足に優しくてありがたいけど、雨天時はかなり滑るので注意。
＜折立〜太郎平小屋＞
前半は急な樹林帯、三角点から先はよく整備された登山道。所々石畳の崩壊が見られるが、基本的には歩きやすい。
＜太郎平小屋〜薬師岳＞
テント場までは木道、そこから沢沿いの急坂、薬師岳小屋から上部は急なザレ場。カールの眺めがいい登山道。薬師岳まで3.7キロ。
＜太郎平小屋〜黒部五郎岳＞
北ノ俣岳までは木道メイン、そこからはハイマツ帯の快適な稜線歩きだが、雨天時は登山道に水が集まって川のようになる。標高差はあまり無いが、地味にアップダウンがあり行きと帰りでかかる時間はあまり変わらない。黒部五郎岳まで9.6キロ。遠い。

その他周辺情報

折立周辺にはコンビニも飲食店も温泉も何もない。富山県側の北アルプス玄関口にしては寂れてる。帰りの林道で2回熊を見た。野生の熊初めて見たので興奮した。

写真

8/24 8:12

初めて来た折立。駐車場は半分くらいの入り。登山口どこ？

8/24 8:15

あったあった。トイレもあります。

8/24 8:38

最初は樹林帯の急登

8/24 8:51

30分ほどでアラレちゃん到着

8/24 9:17

樹林帯を抜けると石畳の立派な登山道

8/24 10:03

左手には剣岳も見えた。天気悪くなる予報だけど何とか持ってくれ

8/24 10:03

所々崩壊しているけど、歩きやすく整備された登山道

8/24 10:17

木道はスペシャル感ありますね。

8/24 10:44

2時間半ほどで太郎平小屋

8/24 10:48

ここから薬師岳・雲の平・黒部五郎岳へと道が分かれる交通の要衝

8/24 10:48

売店のメニューはこんな感じ。ビールたけーな

8/24 10:49

テン場へ向かう

8/24 10:58

テン場のある薬師峠へは木道と石畳の綺麗な道を15分ほど

8/24 16:25

8/24 11:05

誰もいない・・・

8/24 11:33

水量豊富で立派な水場。トイレも男女別・大は洋式でとてもきれいでした。

8/24 12:12

テント設営して薬師岳に向かう

8/24 14:03

特別天然記念物なんだ

8/24 12:45

薬師岳小屋までの登りは意外にきつい

8/24 13:09

屋根のない避難小屋跡

8/24 13:10

風が強いけど天気は高曇りで雨は降らなかった

8/24 13:14

カールが見応えある

8/24 13:21

山頂見えた

8/24 13:25

登頂！風は強いけど雨降らなくてラッキーだった

8/24 13:29

薬師岳に3つあるカールのうち、北側の金作谷カールが剣岳をバックに一番カッコイイ。

8/24 13:30

富山湾も見えた。海と町が近い

8/24 13:31

立山方面。どこ見ても絶景

8/24 13:39

あれは五竜とかの後立山方面かな？他にも水晶岳とか野口五郎とか登ったことない山も全部見えた。

8/24 13:49

寒くなったので下山します

8/24 14:09

さっきまで雲で隠れていた黒部五郎岳も見えた。遠いなあ。

8/24 15:18

テントに戻ってきて、片付けしたらとりあえずビール。今日一日の行程を終えて飲むビールは最高。今回は2本とワイン500ml持ってきた。

8/24 16:24

だんだんテントが増えてきた。平日天気悪くても結構来るもんですね。

8/24 16:24

1時~4時くらいまでここで受付してくれます

8/24 19:00

5時くらいから雨降ってきて、そのまま朝まで止まず。夕飯食って8時前に就寝。

8/25 5:36

4時に出発予定だったけど、雨で悩んで結局5時半出発。足取りは重い。

8/25 5:44

ここで二手に分かれよう

8/25 5:58

晴れていれば絵になりそうな池塘と湿原

8/25 6:52

最初のチェックポイント北ノ股岳。まだ先は長い。

8/25 7:21

実際には黒部五郎岳はまだすげえ先なんだよなあ

8/25 7:29

雨は強弱を繰り返しながら降り続いています。展望はゼロ。他に登山者もいないので精神と時の部屋に迷い込んだようです。

8/25 7:42

降った雨が登山道に集まってくるので、くるぶしまで水につかります。防水性能の高い靴で登りましょう。

8/25 8:32

出発して3時間、そろそろ着いてもいい頃だけど・・・雨と風が辛い。

8/25 8:54

あっ、雷鳥発見

8/25 8:54

まるまる太ったつがいでした

8/25 9:07

やっと黒部五郎の肩につきました。ここで初めて登山者に出会う。

8/25 8:56

肩から10分ほど登ると・・・

8/25 8:56

黒部五郎岳ピクったぜ！テン場から3時間半かかりました。

8/25 8:57

展望はゼロ・・・まだ今日の行程三分の2残ってるし速やかに帰ろう。

8/25 11:39

帰りはわき目もふらず。何組かの登山者とすれ違う。こんな日に登る好き者僕以外にもいるんだとか考える

8/25 12:09

予定より1時間遅れでテントまで戻ってきた。何組か停滞していました。この頃に雨が上がって撤収助かった。

8/25 13:00

さあ折立まであと2時間がんば

8/25 14:04

ちょっと晴れてきた。あんなに歩きやすいと思った登山道もなんか辛い・・・。

8/25 15:25

2時間半かかて下山。やりとげたよ

8/25 16:24

帰りの林道で子熊を見ました。わかりにくいですが中央上部の黒い部分が熊です。

撮影機器：

α7 II ILCE-7M2 SONY

Galaxy S8 SC-02J docomo サムスン

感想

msx3

初の折立。北アルプス北西部は未知の領域でしたが、今回薬師岳・黒部五郎岳と百名山2座に登ることができました。
初日こそ雨が降らずラッキーでしたが、2日目は朝からずっと雨。往復6時間の黒部五郎岳に向かうか、止めて下山するか1時間以上悩みましたが、せっかくここまで来たし、実績作りのために強行しました。
雨の中の黒部五郎岳ピストンははっきり言って苦行でしたが、それでも達成感ありました。次はいい景色の中歩きたい。
一泊二日で薬師岳、黒部五郎岳という名のある山に登れる貴重なルートです。今回天気はイマイチでしたが、いい体験になりました。
今回計画するまで、薬師岳とか雲の平とか高天原温泉とか、聞いたことはあるけどよくわかっていませんでした。それが、今回薬師と黒部五郎に登って実際に体験として理解できました。穂高連峰や槍ヶ岳とは一味違う北アルプス、楽しかったです。次は雲の平行きたい。