奥穂高南陵



- GPS
- 33:57
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,834m
- 下り
- 2,815m
コースタイム
- 山行
- 2:46
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 3:03
- 山行
- 8:58
- 休憩
- 5:16
- 合計
- 14:14
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
南陵の取付きまでの雪渓の形がその年、時期によってかなり違う。それにより、雪渓上を歩くか右岸を歩くか変わってくる。今回は雪渓の上を歩いたが、現在、シュルンドの崩壊が早いスピードで進んでいる。常にボコボコと大きな音で崩れている。自分が歩いている下が崩れないのを願うしか無い。雪渓から取付きまでのトラバースの足元がかなり悪い。慎重に足運びをしないとズルズルと下に落ちていく。自分は何個か落石を起こしてしまい、爆音とともにシュルンドの下に石が吸い込まれていった。私にはここが一番の核心だった。 |
その他周辺情報 | 岐阜県は緊急事態宣言中なので飲食店は早く閉まります。ひらゆの森は開いてました。 |
写真
感想
昨年、取付きの偵察時に怪我をして諦めた南陵。
今年はリベンジ山行となった。
雪渓は昨年と比べると様子がかなり違う。その年、時期によって変わることがよく分かった。バリエーションの偵察は本当に大事だ。
昨年のトラウマなのか、シュルンド上の取り付きのトラバースする箇所が怖くて足がすくんで前に出なかった。岩を落とし、シュルンドの中にとてつもなく大きな爆音と共に吸い込まれていくのを見ると、恐ろしくて頭の中が真っ白になりそうになったが、後退も出来ないので、恐怖と戦いながら取付きまでたどり着いた。そこからクライミング開始。ルート選びによってはさほど難しくは無く進むことが出きるが、高度感があり、最初に神経を使ったせいか、終始緊張を強いられた登山となり疲れた。今回は晴れていたのでルートがしっかり見えたがそれでも、数カ所迷うところがあった。これがガスっていたら、相当にルーファイ力が必要と思われる。また、岩場が濡れているときも避けたいコースだ。
8月に入ってから週末は天気が悪かった事もあり、この週の週末は久しぶりに天気が良く、平湯の駐車場にはかなりの車が止まっていたのが見えたので、急遽、タクシーで行くことにした。もちろん、岳沢のテント場も満員御礼でテントが張れない!
今回はコロナの対策として4人全員がソロテンで食事も個人で用意することに。一緒に食事だけはした。
結局、4張りもテントが張れるスペースが無く、無理矢理2張りだけはテント場で張れた。小屋の人に相談して、自己責任で河原に張らせてもらうことに。丁度良い、フラットに近い1張りなら張れる、大きな岩場があり、その上に張ることにした。折角、重たい思いして担いできた私のテントは不要となり残念。
夕方から小雨がパラついていたが、どうにか気にならない程度だったので、偵察の後、明日の打合せをして早めに解散。
当日は、30分程遅れて明るくなってから出発。たださえ、時間が読めないバリエーションなのに、この30分の遅れは痛かった。。。
紀美子平で予定より大幅に遅れている事を確認。ヘタすると釜トンネルが閉鎖してしまう。南陵の頭から吊尾根を使って岳沢まで下るが、疲れがあった事と、吊尾根の下りが思ったより危険で、スピードが上がらなかったのが要因だ。重太郎新道で少し巻き返して、テント撤収も急いでして、タクシー会社に連絡を入れ、19時15分には上高地に下りる約束を。この時期は釜トンネルの閉鎖時間が20時で良かった。通常の19時なら、もう一泊しないと行けないところだった。。
どうにか帰れて本当に良かったε-(´∀`*)ホッ
ayaさん
こんにちは
快晴のもと奥穂南陵踏破お疲れ様でした。
いやクライマーですね🤔
私にはとてもではありませんが岳沢辺りまででしょう。
CLさんのお仲間の滑落死は残念ですね。
このような事を見聞きすると明日は我が身。穂高だろうと近くの里山であろうと気を付けて安全登山を心掛けたいと思います。
しかし上高地から見上げる穂高の峰
久しぶりに眺めて見たいものです😃🤗
観光客も今なら空いてますしね。
山の事故は山を登ってる限りは免れませんが、そうならないように普段から気をつけるしかないですよね。バリエーションの場合は、多少、無理しないと成長できないし、無理すぎると事故につながるし。。。お互いに十分に気をつけて末永く山遊びしたいですね。
アヤさん こんばんは
奥穂南陵制覇おめでとう!
なかなかの高度感がヒシヒシと伝わってきました。
重太郎新道の登りでビビッていた僕にはとても行けません。
31枚目の雲はハリーポッターに出てきたディメンターみたいですねぇ 。 なんか魂まで吸い取られそうですわ。
ところで、この時期は釜トンの最終が8:00でよかったですね。
仰る通り「たださえ、時間が読めないバリエーションなのに・・・」吊り尾根も重太郎新道の下りも決して楽な道じゃないのでかなり焦ったことでしょう。
お疲れさまでした。
途中まで行って、怪我や天気で諦めたなんて初めての経験だったので、このリベンジは嬉しかったです。取付きまでが昨年より悪くて、今年も諦めるかどうか、朝までずーと皆で話し合いながらの決行でした。行ったら、引き返す事も出来ないルートなので、そういう意味でも緊張の山行でした!
今年の夏の大冒険はこれにておしまい。
次は紅葉が楽しみな時期に入ってきますね(*‘ω‘ *)
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