岡山県鏡野町 上杉山〜富栄山〜のとろ温泉 三密なし＆天国と地獄
岡山県
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 06:18
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 403m
- 下り
- 677m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:52
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 6:16
歩行距離9km、歩行時間5時間、歩行数15,800歩、消費カロリー2,170Kcal
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
また、富栄山（ふえいざん）登山道入口＜写真41＞近くの駐車場は十台程駐車できます。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
ブナの森（標高1,170m峰）周辺のみ根曲がり竹の強烈なヤブコギ（方向を間違えなければ軽いヤブコギですみます）、それ以外は作業道や登山道です。なお、富栄山（ふえいざん）＜写真23〜31＞から「のとろ温泉天空の湯」＜写真44＞までは、一部、沢沿いなので、雨天や大雨後は要注意です。また、コセアカアメンボ＜写真09＞の水たまりのすぐ北は湿地なので、やはり雨天や雨後は避けたほうがよさそうです。 富栄山頂上＜写真23〜31＞で1組2名にお会いしました。また、「のとろ温泉 天空の湯」＜写真44＞近くのキャンプ場では1組数名お見かけしましたが、距離は十分とれました。今回も山行中は三密を避けられました。 スタート地点から上杉山頂上＜写真06＞を経てブナの森（標高1,170m峰）までは、作業道やたまにピンクテープのある踏み跡などです。一部、湿地があるので、雨天や雨後は避けたほうがよさそうです。 最初は作業道ですが、どうやら、去年9月以降に重機で整備されたらしく、ゴロゴロしていた石は片づけられ平らで歩きやすく、草はほとんどなくなっていました。 標高1,040m辺りで作業道から逸れて細い踏み跡に入り、少し濡れて崩れやすい箇所は根曲がり竹（チシマザサ）を掴んで登ると、ヤブコギなしで境界尾根に出てきました＜写真03＞。しばらくは境界尾根上に明瞭な細道があり、切られた根曲がり竹の残骸はまだ足元に転がっていますが、気になりません。 白いキノコ＜写真07＞のすぐ南の標高1,130mはT字路に見えますが、左（東）に進むのが正しいルートです。今回は右（西）の上杉越方面に道が続いているのか確かめに行きました。道かと思いきや、すぐに根曲がり竹がまばらに生えて道かどうか微妙な状況となり、ヤブコギなしで歩けなくはないのですが、今回はとりあえず引き返しました。 昨年歩いた道に合流すると、標高1,140m辺りから開けて道がわかりにくく、ピンクテープを探しながら歩きました。 コセアカアメンボ＜写真09＞の水たまりのすぐ北は湿地で、転がった苔むした倒木の上を渡ると大丈夫ですが、雨天や雨後は避けたほうがよさそうです。 ブナの森（標高1,170m峰）から富栄山登山道出合＜写真12＞までは、根曲がり竹の強烈なヤブコギです。今回は楽をしようと南西に向かってしまったために、必要以上にヤブコギする羽目になりました。根曲がり竹の切り拓き道は乗幸山（のりさちやま）へと延びており、南方面へはどうしても根曲がり竹のヤブに突っ込まなければなりません。登山道に向かって最短距離を突き進めばなんとかなります。前回はこのヤブから道に出るのに25分、今回は1時間程かかりました。ちなみに、どちらもほぼ同じ場所に出てきました。 標高1,170mを超え、足元に再び切られた根曲がり竹の残骸が転がりだすとすぐに根曲がり竹のヤブが待ち構えています。この辺りはブナの森と呼ばれる頂上部が平らなゾーンです。ブナの森といえば聞こえはいいのですが、正確には「根曲がり竹のヤブの中にブナが点在している森」です。登山道に向かって最短距離を突き進めばそれほどひどいヤブではありません。 しかし、なぜか南北にうろうろ、軌道修正した地点には、幸か不幸か踏み跡らしきものがありました。これ幸いと歩きやすい南西へと流されていき、標高1,160mで植林帯らしき所に抜けました。後は南東へとトラバースするだけと思いきや、すぐに根曲がり竹のヤブになりました。 斜めに傾いた根曲がり竹のヤブは歩きやすいのは倒れている方向のみ、必死にかき分け、しばしば立ち往生、歩ける所を探しているうちに、フラットな地形であるため、東西南北、どの方向に向かっているのかさえもわからなくなり、気づけば北に向かってまさかの登り返しでした。何度か軌道修正を試み、富栄山登山道出合＜写真12＞に抜けたのは1時間後でした。ヤブコギの詳細は感想にて。 富栄山登山道出合＜写真12＞から富栄山（ふえいざん）＜写真23〜31＞を経て「のとろ温泉 天空の湯」＜写真44＞までは、整備された登山道やアスファルト道です。一部、沢沿いなので濡れると滑りやすい箇所があり、雨天や大雨後は要注意です。 富栄山登山道出合＜写真12＞から富栄山（ふえいざん）＜写真23〜31＞までは、一部、シダで足元が見えない箇所がありますが、道は明瞭で安全です。 富栄山（ふえいざん）＜写真23〜31＞から富栄山登山道入口＜写真41＞までは、丸太と土の階段状の道にロープが設置されている箇所がいくつかあります。乾いていれば下りもロープは不要です。ぬかるみに切り株を飛び石状に並べてある箇所は、濡れていると滑りやすそうですが、距離は1m程です。丸太橋＜写真39＞も濡れていると滑りやすいそうです。また、道の一部に水たまりができていましたが、今回はよけて通れました。 富栄山登山道入口＜写真41＞から「のとろ温泉 天空の湯」＜写真44＞まではアスファルト道で、途中に登山者用の駐車場やキャンプ場があります。キャンプ場で1組数名お見かけしただけでした。 |
| その他周辺情報 | 緊急事態宣言中ですが、「のとろ温泉 天空の湯」＜写真44＞は営業中、同施設内のお食事処「のとろ館」は休館です。また、キャンプ場は緊急事態宣言前の予約者のみ利用可能で、新規予約は停止中です。 |
写真
01真庭市＆鏡野町の境奥津温泉と県立森林公園の分岐を県立森林公園方面に向かい、そのまま県道445号を詰めていくと、真庭市と鏡野町の境に出てきます。ちなみに、前回（昨年9月20日）取り付いた「旭川源流の碑」周辺にはピンクテープなどはなかったので、境界尾根はまだ根曲がり竹のヤブのままでしょう。この時はここに翌日も来ることになるとは夢にも思いませんでした(+_+)
奥津温泉と県立森林公園の分岐を県立森林公園方面に向かい、そのまま県道445号を詰めていくと、真庭市と鏡野町の境に出てきます。ちなみに、前回（昨年9月20日）取り付いた「旭川源流の碑」周辺にはピンクテープなどはなかったので、境界尾根はまだ根曲がり竹のヤブのままでしょう。この時はここに翌日も来ることになるとは夢にも思いませんでした(+_+)
02クロヒカゲ暗いところが好きで、日陰の地面や暗い林内に多いです。後翅の裏側にある一番上の蛇の目模様の横から伸びる茶色い筋模様が蛇の目模様に沿ってカーブし、きつく「く」の字に折れ曲がって見えることでヒカゲチョウ（ナミヒカゲ）と区別できます。
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暗いところが好きで、日陰の地面や暗い林内に多いです。後翅の裏側にある一番上の蛇の目模様の横から伸びる茶色い筋模様が蛇の目模様に沿ってカーブし、きつく「く」の字に折れ曲がって見えることでヒカゲチョウ（ナミヒカゲ）と区別できます。
03真庭市＆鏡野町境界尾根道合流点
最初は作業道を歩きましたが、途中から上杉山＜写真06＞の北東尾根の踏み跡を辿り、境界尾根に出てきました。合流点にテープはなく、代わりにこのすぐ北西にある木の幹と境界標柱にピンクテープが巻かれていますが、前回（昨年9月20日）はそこから北西は根曲がり竹のヤブでした。
合流点
最初は作業道を歩きましたが、途中から上杉山＜写真06＞の北東尾根の踏み跡を辿り、境界尾根に出てきました。合流点にテープはなく、代わりにこのすぐ北西にある木の幹と境界標柱にピンクテープが巻かれていますが、前回（昨年9月20日）はそこから北西は根曲がり竹のヤブでした。
04ムラサキアブラシメジモドキ？
カサの直径は3cm程です。秋に広葉樹林で比較的よく見られる小型キノコらしいので、可能性は高いと思います。カサは最終的にはほぼ平らに開き、色は藤色から青みがかった紫色まで変化に富むキノコです。歯切れ、舌ざわりが良いそうですが、間違えているかもしれないので見るだけ(*^^*)
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モドキ？
カサの直径は3cm程です。秋に広葉樹林で比較的よく見られる小型キノコらしいので、可能性は高いと思います。カサは最終的にはほぼ平らに開き、色は藤色から青みがかった紫色まで変化に富むキノコです。歯切れ、舌ざわりが良いそうですが、間違えているかもしれないので見るだけ(*^^*)
カサの裏にひだではなく管孔があるのでイグチ科だろうと思いますが、カサの直径は5cm程とイグチ科にしては小さいほうでした。
06上杉山頂上三角点「上杉」標高1,116.6mの頂上三角点「上杉」です。展望の効かない道のど真ん中で側にピンクテープがありますが、上面がコケに完全に覆われていたので気づかずスルーしてしまい、慌てて戻りました。
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標高1,116.6mの頂上三角点「上杉」です。展望の効かない道のど真ん中で側にピンクテープがありますが、上面がコケに完全に覆われていたので気づかずスルーしてしまい、慌てて戻りました。
07白いキノコ切られた根曲がり竹が足元に転がった道を歩いていると、カサの直径3cm、高さも3cm程の白いキノコがありました。このすぐ南の標高1,130mはT字路に見えますが、左（東）に進むのが正しいルートです。今回は右（西）に道が続いているのか確かめに行きました。
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切られた根曲がり竹が足元に転がった道を歩いていると、カサの直径3cm、高さも3cm程の白いキノコがありました。このすぐ南の標高1,130mはT字路に見えますが、左（東）に進むのが正しいルートです。今回は右（西）に道が続いているのか確かめに行きました。
08ホウロクタケ道かと思いきや、すぐに根曲がり竹がまばらに生えて道かどうか微妙な状況となり、今回はとりあえずこの辺りで引き返すことにしました。カサの直径は10cm程で、その割には薄いキノコが倒木に生えていました。カサの表面にはこぶ状の小さな隆起がいくつか見られるのでホウロクタケだろうと思います。
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道かと思いきや、すぐに根曲がり竹がまばらに生えて道かどうか微妙な状況となり、今回はとりあえずこの辺りで引き返すことにしました。カサの直径は10cm程で、その割には薄いキノコが倒木に生えていました。カサの表面にはこぶ状の小さな隆起がいくつか見られるのでホウロクタケだろうと思います。
09コセアカアメンボ標高1,140m辺りから開けて道がわかりにくく、ピンクテープを探しながら歩きました。見覚えのある湿地に出て転がった苔むした倒木の上を渡り切ると、広さ1畳もない小さな水たまりができており、コセアカアメンボがたくさんいました。触角の第一節が全体の半分以下の長さ、胸部背面に縦筋模様がなく、体長は1.5cm程です。元気に泳ぎ回る姿を動画に撮りました。
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標高1,140m辺りから開けて道がわかりにくく、ピンクテープを探しながら歩きました。見覚えのある湿地に出て転がった苔むした倒木の上を渡り切ると、広さ1畳もない小さな水たまりができており、コセアカアメンボがたくさんいました。触角の第一節が全体の半分以下の長さ、胸部背面に縦筋模様がなく、体長は1.5cm程です。元気に泳ぎ回る姿を動画に撮りました。
三角おむすび三兄弟のような岩です。標高は1mもありません(*^^*)
11シャクガの仲間の幼虫連れの袖にしがみついていました。枯れ枝だと思い、引っ張ってみても取れないのでやっと気づいたそうです。なんと、かたさまで枯れ枝そっくり(+o+)根曲がり竹のヤブコギ前に逃がしてあげられてよかったです。
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連れの袖にしがみついていました。枯れ枝だと思い、引っ張ってみても取れないのでやっと気づいたそうです。なんと、かたさまで枯れ枝そっくり(+o+)根曲がり竹のヤブコギ前に逃がしてあげられてよかったです。
12富栄山登山道出合ブナの森（標高1,170m峰）から1時間少々かかってやっと根曲がり竹のヤブコギから解放され、ここに出てきました。同じヤブコギなら、最短距離を進んだほうがよかったです。
ブナの森（標高1,170m峰）から1時間少々かかってやっと根曲がり竹のヤブコギから解放され、ここに出てきました。同じヤブコギなら、最短距離を進んだほうがよかったです。
13根曲がり竹のヤブコギでできた傷
翌日撮影したものです。根曲がり竹に何度もシバかれ、特に脚は悲鳴を上げ、まるで罰ゲームのようでした(*_*)今回は打撲はなくほとんど擦り傷だったのでまだマシでした。もちろん、入浴すると傷口がしみる（岡山弁でははしる）のですが。
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できた傷
翌日撮影したものです。根曲がり竹に何度もシバかれ、特に脚は悲鳴を上げ、まるで罰ゲームのようでした(*_*)今回は打撲はなくほとんど擦り傷だったのでまだマシでした。もちろん、入浴すると傷口がしみる（岡山弁でははしる）のですが。
14登山道より富栄山右側の高いほうが富栄山（ふえいざん）＜写真23〜31＞です。ここから歩きながら動画も撮りました。最後のズームでは展望台も映っています。この辺りから足元にシダなどが茂ってきました。
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右側の高いほうが富栄山（ふえいざん）＜写真23〜31＞です。ここから歩きながら動画も撮りました。最後のズームでは展望台も映っています。この辺りから足元にシダなどが茂ってきました。
ツマグロイナゴ、ツマグロイナゴモドキともいいます。一番後ろの脚の関節が黒いのが特徴です。オスの体色は黄色、メスは褐色です。
16ヒロバネヒナバッタ♂体長は2cm少々でヒナバッタに似ていますが、腹部の先端付近が赤みを帯び、一番後ろの脚の関節が黒です。オスの翅は真っ黒です。
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体長は2cm少々でヒナバッタに似ていますが、腹部の先端付近が赤みを帯び、一番後ろの脚の関節が黒です。オスの翅は真っ黒です。
カサの直径は3cm程ですが、高さは10cmもありました。登山道の真ん中で目立っていました。
18ゴイシシジミ日本の蝶の中で唯一、幼虫が完全な肉食性で、ササなどに付くササコナフキツノアブラムシなどのアブラムシのみを食べます。後翅の一部がなくなっていますが元気に飛び立ち、すぐに側のササの葉裏に止まっていました。やっと表に出てきたところを動画に撮りましたが、すぐに裏に隠れてしまいました"(-""-)"
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日本の蝶の中で唯一、幼虫が完全な肉食性で、ササなどに付くササコナフキツノアブラムシなどのアブラムシのみを食べます。後翅の一部がなくなっていますが元気に飛び立ち、すぐに側のササの葉裏に止まっていました。やっと表に出てきたところを動画に撮りましたが、すぐに裏に隠れてしまいました"(-""-)"
19カケスの羽根軸の部分を入れて長さ10cm程でした。青いのは翼のほんの一部ですが、きれいなので“幸せの青い羽根”と人気のようです。ただし、ジャー、ギャーとけたたましい鳴き声はちょっと・・・"(-""-)"好奇心旺盛なので、近くの枝からこちらを見ていることも多く、連れはヤブコギ中に彼らが止まっていた細い枯れ木をへし折ってしまい、怒られたことがあります。
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軸の部分を入れて長さ10cm程でした。青いのは翼のほんの一部ですが、きれいなので“幸せの青い羽根”と人気のようです。ただし、ジャー、ギャーとけたたましい鳴き声はちょっと・・・"(-""-)"好奇心旺盛なので、近くの枝からこちらを見ていることも多く、連れはヤブコギ中に彼らが止まっていた細い枯れ木をへし折ってしまい、怒られたことがあります。
20登山道より富栄山ズーム根曲がり竹のヤブを切り拓いた道が続き、頂上にある展望台が左端にはっきり見えています。道のありがたさを実感しました(*^^*)
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根曲がり竹のヤブを切り拓いた道が続き、頂上にある展望台が左端にはっきり見えています。道のありがたさを実感しました(*^^*)
中央手前に大空山、その背後にポコッと出ているのが天ガ山（あまがせん）です。
22イカリモンガ翅を閉じて止まり、触角は細く、昼間活動とくれば蝶だろうと思いきや、蛾です。専門家によれば、進化の過程をもとに分類し蝶と蛾に分けてみたら実はややこしかったとのことで、明確に分けるのは無理だそうです。日本の蝶と蛾は触角の先端がこん棒状に太くなっているかどうかで見分けられるという話もありますが、セセリチョウの仲間は例外です。このイカリモンガもなかなかややこしい部類だと思います。
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翅を閉じて止まり、触角は細く、昼間活動とくれば蝶だろうと思いきや、蛾です。専門家によれば、進化の過程をもとに分類し蝶と蛾に分けてみたら実はややこしかったとのことで、明確に分けるのは無理だそうです。日本の蝶と蛾は触角の先端がこん棒状に太くなっているかどうかで見分けられるという話もありますが、セセリチョウの仲間は例外です。このイカリモンガもなかなかややこしい部類だと思います。
標高1,204.9mの頂上三角点です。1組2名が展望台の下で休憩されていました。
北東方面には、中央手前に歩いてきた富栄山登山道、その奥に平らな乗幸山（のりさちやま）が見えました。
25キアゲハ夏型♂展望台から見下ろしてズームしました。ナミアゲハとは違い、前翅の付け根周辺は黒く塗りつぶされたようになっています。夏型は春型よりも黒い部分が多く、オスは前翅の太い黒帯模様の中に黄色い部分がほとんど見えません。動画のBGMはツクツクボウシです。
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展望台から見下ろしてズームしました。ナミアゲハとは違い、前翅の付け根周辺は黒く塗りつぶされたようになっています。夏型は春型よりも黒い部分が多く、オスは前翅の太い黒帯模様の中に黄色い部分がほとんど見えません。動画のBGMはツクツクボウシです。
26富栄山展望台よりブナの森越しに津黒山
北方面には、手前に大きくブナの森（標高1,170m峰）、左奥に津黒山（つぐろせん）が見えました。あの茂みの中を1時間彷徨っていたのだと思うと感慨深いです。後で津黒山（つぐろせん）から大空山までを動画に撮りました。今度のBGMはソウシチョウでした。
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ブナの森越しに津黒山
北方面には、手前に大きくブナの森（標高1,170m峰）、左奥に津黒山（つぐろせん）が見えました。あの茂みの中を1時間彷徨っていたのだと思うと感慨深いです。後で津黒山（つぐろせん）から大空山までを動画に撮りました。今度のBGMはソウシチョウでした。
27ヒメキンミズヒキ無人になった展望台の下に咲いていました。ヒメキンミズヒキの花は直径5mm程で花弁の幅がキンミズヒキより狭く、おしべがより少なく5〜8本しかないのが特徴です。花の大きさは当てにならないこともあるので、おしべの数が一番確実に見分けられる方法だと思います。
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無人になった展望台の下に咲いていました。ヒメキンミズヒキの花は直径5mm程で花弁の幅がキンミズヒキより狭く、おしべがより少なく5〜8本しかないのが特徴です。花の大きさは当てにならないこともあるので、おしべの数が一番確実に見分けられる方法だと思います。
花の直径は1cm程で、花弁や葉の縁に黒点があります。ヒメキンミズヒキ＜写真27＞の側に咲いていました。
29こちらを向いたツマグロヒョウモン♂
展望台の上からは撮れませんでしたが、下にいるとなぜか近寄ってきました。動画には展望台前の道標の上に止まっている様子が映っています。
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ツマグロヒョウモン♂
展望台の上からは撮れませんでしたが、下にいるとなぜか近寄ってきました。動画には展望台前の道標の上に止まっている様子が映っています。
30ツマグロヒョウモン♂ヒョウモンチョウの仲間は翅の表側が似ており見分けにくいのですが、後翅に黒い縁取りがあり、黒斑も丸く小さいのが並んでいるだけなので、とてもわかりやすいです。メスは前翅の先端付近に黒い筋模様があり、これまた間違えようがありません
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ヒョウモンチョウの仲間は翅の表側が似ており見分けにくいのですが、後翅に黒い縁取りがあり、黒斑も丸く小さいのが並んでいるだけなので、とてもわかりやすいです。メスは前翅の先端付近に黒い筋模様があり、これまた間違えようがありません
キアゲハ夏型♂
オスは複数で縄張り争いをしていました。翅の裏側は青い部分が多く、なかなか綺麗です。
32ミヤママスタケ？カサの直径は20cm程です。カサの裏側が黄色かどうかは確認しませんでしたが、杉の倒木に生えているように思えたので、ミヤママスタケかもしれないと判断しました。よく似たマスタケは広葉樹に生え、カサの裏側はクリーム色からうっすらピンク色を帯びた色合いです。
カサの直径は20cm程です。カサの裏側が黄色かどうかは確認しませんでしたが、杉の倒木に生えているように思えたので、ミヤママスタケかもしれないと判断しました。よく似たマスタケは広葉樹に生え、カサの裏側はクリーム色からうっすらピンク色を帯びた色合いです。
33ベニタケ科のキノコカサの直径は7cm程です。漏斗状になっており、裏側のひだが目立ちます。全体的な雰囲気からすると、ハツと名前が付くベニタケ科のキノコのようです。
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カサの直径は7cm程です。漏斗状になっており、裏側のひだが目立ちます。全体的な雰囲気からすると、ハツと名前が付くベニタケ科のキノコのようです。
34ツリガネタケ大型タイプカサの直径が5cm程で直径の割に分厚い釣り鐘型の小型タイプと、サルノコシカケの仲間であることがわかりやすい形の大型タイプがあります。小型タイプの側に生えており、これはカサの直径が30cm程でした。2018年11月4日に見た直径4cmのと同一個体かもしれません。
カサの直径が5cm程で直径の割に分厚い釣り鐘型の小型タイプと、サルノコシカケの仲間であることがわかりやすい形の大型タイプがあります。小型タイプの側に生えており、これはカサの直径が30cm程でした。2018年11月4日に見た直径4cmのと同一個体かもしれません。
35ツヤウチワタケその名の通り光沢があるウチワタケの仲間で、平べったいのに柄があるのが最大の特徴です。成長段階で色や形状にかなり違いがあり、少し迷いました。カサの直径は1〜3cm、これからもっと大きくなります。
その名の通り光沢があるウチワタケの仲間で、平べったいのに柄があるのが最大の特徴です。成長段階で色や形状にかなり違いがあり、少し迷いました。カサの直径は1〜3cm、これからもっと大きくなります。
36連なる岩群丸太と土の階段状の道にロープが設置されていたり、ぬかるみに切り株を飛び石状に並べてあったりと、よく整備され歩きやすい道が続きました。なぜかここだけ岩がゴロゴロしています。動画も撮りました。
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丸太と土の階段状の道にロープが設置されていたり、ぬかるみに切り株を飛び石状に並べてあったりと、よく整備され歩きやすい道が続きました。なぜかここだけ岩がゴロゴロしています。動画も撮りました。
37ウスキモリノカサ写真には写っていませんが、直径10cm程のカサの裏側はひだがあり全体がぎょっとするほど黒っぽかったです。これは成熟したハラタケ科のキノコの特徴です。また、大きなつばがあります。柄の根元がふくらんでいるかはわかりませんでしたが、生えていた場所が林なので、シロオオハラタケではないと思います。
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写真には写っていませんが、直径10cm程のカサの裏側はひだがあり全体がぎょっとするほど黒っぽかったです。これは成熟したハラタケ科のキノコの特徴です。また、大きなつばがあります。柄の根元がふくらんでいるかはわかりませんでしたが、生えていた場所が林なので、シロオオハラタケではないと思います。
水音が聞こえてくると、登山口に近づいた証拠なのでほっとします。動画も撮りました。
39丸太橋渡り長い丸太を2本束ねてありました。上面を平らに削り、滑り止めの溝も彫ってあります。多少揺れますが、安心して渡れました。ただし、濡れていると滑りやすいそうです。この後、道の一部に水たまりができていました。大雨後や雨天は要注意です。
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長い丸太を2本束ねてありました。上面を平らに削り、滑り止めの溝も彫ってあります。多少揺れますが、安心して渡れました。ただし、濡れていると滑りやすいそうです。この後、道の一部に水たまりができていました。大雨後や雨天は要注意です。
40ツルタケの仲間カサの直径は12cm程、ツルタケの仲間にしてはかなり大きいほうですが、つばはなく漏斗状のカサの表側にもひだが見えるので、雰囲気から判断しました。
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カサの直径は12cm程、ツルタケの仲間にしてはかなり大きいほうですが、つばはなく漏斗状のカサの表側にもひだが見えるので、雰囲気から判断しました。
ここからアスファルト道です。気分的にかなり楽になりました。
42タマゴタケさすが岡山の舗装道路、脇にこんなものが(^^♪毒キノコで有名なテングタケの仲間でつばもつぼもありますが、無毒でしかもおいしいそうです。幼菌は白い球状の膜を破って出てくるので、まさに卵から生まれたように見えます。左側の大きいほうのキノコの根元に“卵”の残骸が見えています。
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さすが岡山の舗装道路、脇にこんなものが(^^♪毒キノコで有名なテングタケの仲間でつばもつぼもありますが、無毒でしかもおいしいそうです。幼菌は白い球状の膜を破って出てくるので、まさに卵から生まれたように見えます。左側の大きいほうのキノコの根元に“卵”の残骸が見えています。
43ヤマハギ左右に開くはずの翼弁が閉じたままで上に開く旗弁が長いので一瞬、マルバハギかと思いましたが、花序の柄が伸びているのでヤマハギのようです。マルバハギは葉に埋もれるように咲きます。
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左右に開くはずの翼弁が閉じたままで上に開く旗弁が長いので一瞬、マルバハギかと思いましたが、花序の柄が伸びているのでヤマハギのようです。マルバハギは葉に埋もれるように咲きます。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
手袋（防水加工）
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子（フード付き）
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー（防水用）
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
虫よけスプレー
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感想
【鏡野町と真庭市の境を歩く】
出発点は鏡野町と真庭市の境の峠＜写真01＞です。ギリギリ鏡野町側の作業道入口に自動車1台なら停めることができます。富栄山（ふえいざん）に登るメインコースはゴール地点の「のとろ原キャンプ場＆のとろ温泉＜写真44＞」を起点とするコースですが、人がいないコースということで、この場所を起点にしました。実は、昨年2回、ここから歩いています。
2020年8月15日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2506239.html
2020年9月20日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2579963.html
最初は作業道で、途中から鏡野町と真庭市の境界尾根を歩くことにしました。標高1,040m辺りで細い踏み跡に入り、ヤブコギなしで境界尾根に出てきました＜写真03＞。ここからしばらくは境界尾根上に明瞭な細道があり迷うことはありません。
白いキノコ＜写真07＞のすぐ南の標高1,130mはT字路に見えますが、左（東）に進むのが正しいルートです。今回は右（西）の上杉越方面に道が続いているのか確かめに行きました。道かと思いきや、すぐに根曲がり竹がまばらに生えて道かどうか微妙な状況となり、ヤブコギなしで歩けなくはないのですが、今回はとりあえず引き返しました。
昨年歩いた道に合流すると、標高1,140m辺りから開けて道がわかりにくく、ピンクテープを探しながら歩きました。
【ブナの森で悪魔がささやく(*_*)】
標高1,170mを超え、足元に再び切られた根曲がり竹の残骸が転がりだすとすぐに根曲がり竹のヤブが待ち構えています。この辺りはブナの森と呼ばれる頂上部が平らなゾーンです。ブナの森といえば聞こえはいいのですが、正確には「根曲がり竹のヤブの中にブナが点在している森」です。
根曲がり竹の切り拓き道は乗幸山（のりさちやま）へと延びており、より人のいないそちらへ向かう予定でした。しかし、ここで悪魔がささやきました。
「天気がいいから、富栄山のほうが展望が楽しめるよねぇ」
ちなみに、富栄山（ふえいざん）は平成元年までは無名の山でしたが、鏡野町富地域（旧富村）村制施行100周年記念で名前が一般公募され、”富が栄える”という意味で命名されました。名前もよし、展望もよしの富栄山ですが、そちらへ行くには、どうしても根曲がり竹のヤブに突っ込まなければなりません。
過去に体験した根曲がり竹のヤブは、強烈な順に以下の4つに分類されます。
1．四方八方に斜めに倒れ、下手をすると囚われの身になるヤブ
2．斜めに一方向に倒れ、進行方向によっては歩けるヤブ
3．まっすぐ立ってはいるがかき分けるとすぐに跳ね返り、手を放すタイミングを間違えると挟み撃ちに遭うヤブ
4．かき分けやすく、道だった痕跡があるヤブ
ちなみに、かき分けずに歩けたり、かき分けても正規の登山道である場合には、我々はヤブとはいいません。
ブナの森は4、場合によっては2なので、登山道に向かって最短距離を突き進めばなんとかなります。前回はこのヤブから道に出るのに25分かかりました。
方向はわかっているので、安易に予定変更、ヤブに突っ込んだのが悲劇の始まり(-_-;)なぜか南北にうろうろ、軌道修正した地点には、幸か不幸か踏み跡らしきものが。これ幸いと歩きやすい南西へと流されていき、標高1,160mで植林帯らしき所に抜けました。後は南東へとトラバースするだけと思いきや、すぐに根曲がり竹がお目見え、次第に密集してきました。
ここのルートファインディングは非常に難しく、少しでも誤ると、超過酷な根曲がり竹のヤブに突入します。ここで悪魔が何度もささやきます(+o+)
「こっちだよぉ、こっちにおいでぇ」
こっちだと思って進んだ先には斜めに傾いた根曲がり竹の集団、歩きやすいのは倒れている方向のみ、それ以外は、その重みで持ち上げてくぐり抜けることも、踏み倒すこともままなりません。ヤブはレベル2と1を行ったり来たり、とにかく歩ける所を探しているうちに、フラットな地形であるため、東西南北、どの方向に向かっているのかさえもわからなくなります。気づけば北に向かってまさかの登り返し(+o+)休む暇はありません、立ち往生です(-_-;)
また、後ろを歩いているはずの連れが10mも離れると見えなくなります。まるで迷宮に入り込んだように、お互いに場所を確認して、呼び合いました。姿はギリギリ見えているのにヤブに阻まれて合流できず、1m横をしばらく並走したことも(+o+)こんなとこでソーシャルディスタンスいらんわ！
この迷宮をやっと抜けたとき＜写真12＞は、悪魔の手を逃れて、まるで天国に出てきたような気分でした。すねの傷跡＜写真13＞が、悪魔との闘いを如実に物語っていました。
【富栄山頂上で天国気分に浸った後に悪魔が再びささやく(*_*)】
ブナの森（悪魔の森）を抜け登山道に合流＜写真12＞、富栄山まではさっきまでとは一転、快適な登山を楽しむことができました。人気の山ですが、頂上の展望台の下で休憩中の1組2名にお会いしただけでした。
さて、展望台を降りようとしたしたとき、再び悪魔のささやきが聞こえました(-_-;)
「まだ安心するなよぉ」
カメラバッグのサイドポケットをふと見ると、逆さL字型に開くファスナーが全開(*_*;恐る恐る中を見ると、自動車のカギはどこ？念のため、衣服、貴重品袋、ザックの中なども探しましたが、見当たりません(+o+)ヤブコギ中に落ちたのは確実、もし、このまま来た道を引き返しながら探しても、見つかる可能性は万に一つもありません。
そこで、自動車会社に電話してみました。幸い、不安定ながらも電波がつながり、相談した結果、レッカーで自動車を家まで運ぶことになりました。ところが保険会社に電話し直すと、カギの紛失は保険対象外、レッカー移動は有料とのこと。恐る恐るその費用を尋ねると、10万円以上(+o+)
「さあ、どうする？君たち」
悪魔の高笑いが聞こえてきました。とりあえず電車で帰宅し、翌日スペアキーで自動車を回収という結論に達しました。
もし、頂上で携帯電話がギリギリの状態でつながらなければ、圏外であることを知らずに自動車のある峠まで戻ってしまい、そこから先、路頭に迷っていたかもしれません。
【0泊2日の行程(?_?)】
意を決して、来た（自動車がある）方向とは逆方向であるのとろ原キャンプ場＆のとろ温泉に下りてタクシーを呼ぶことにしました。3年前に歩いているので道はわかっています。
2018年11月4日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1640263.html
今後、取るべき対処法が明確でしたので、意外と下山中も自然観察を楽しめました。
さて、無事にのとろ温泉に到着、タクシー会社に電話をかけることにしました。さすがに家までというわけにはいかず、ここから約15km離れた久世駅までの区間で配車交渉を行いました。もっとも、地元のタクシー会社には体裁よく断られましたが(+o+)
幸い、次に電話した鏡野タクシーさんが快く応じてくださいました。久世駅から津山駅経由で岡山方面に向かうことをお伝えすると、津山方面に向かったほうが効率がいいとのことでした。津山駅から一駅岡山寄りの津山口駅までのつもりでしたが、1時間に1本程度しかない電車にギリギリ乗り損ねることが判明、トイレもない津山口駅ではなく、時間をつぶせる津山駅へと急遽予定変更、津山口駅近くでメーターを止めてくださいました(#^.^#)
津山駅の待合室で駅舎内のコンビニで購入した夕食を済ませ、津山線にて無事、帰宅できました。
翌朝、自動車のスペアキーを持って、再び現地に赴きました。
岡山駅から津山線への乗り換えで快速「ことぶき」に乗車することができました。その名は福渡（ふくわたり）、神目（こうめ）、亀甲（かめのこう）、金川、誕生寺といった縁起のよい駅名が多いことに由来しています。沿線の9割以上で牧歌的な風景が楽しめます。
津山駅のタクシー乗り場で先頭に停まっていた両備タクシーの運転手さんに、
「奥津方面に・・・」
と、恐る恐るお願いすると、大丈夫でした。乗車時はさすがに最終目的地である、奥津温泉と県立森林公園との分岐を真庭市方面に向けて11km程進んだ標高940m地点の峠までとは言えませんでした(-_-;)
目的地まであと数kmのところまで来た時に、
「ここから先は道が細くなり、傾斜がきつくなります。」
と申し上げたところ、
「気を付けていきます。」
と優しい返事が返ってきました。しかし、舗装道路とはいえ、山中の車1台分のくねくね道、内心、不安だったことでしょう。
無事、目的地に到着、下車した連れが
「気をつけてお帰りください。」
と頭を下げると、
「はい、ありがとうございます。」
と天使の微笑みの後、路肩で方向転換、少し進んだ先で我々が自動車に乗り込むのを見届けてから走り去っていかれました。
心優しい女性運転手さんのおかげで、こうしてマイカーで帰宅できました。生まれて初めての0泊2日の行程となりました。
今回は、根曲がり竹のヤブの恐ろしさを改めて実感、登山道のありがたさや、人の優しさも心にしみました。
また、今回はっきりわかったことがあります。シカも通れないヤブにはマダニはいない！
なんのこっちゃ(-_-;)
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いつもながら踏み跡の薄い楽しそうなコース選択ですね。自分は富栄山はのとろハイキングコースだけ辿ったことがありますが，扇山，不溜ヶ山，乗幸山の馬蹄や上幸方面は未踏で勉強になります。しかしお二人のように，平然？と藪漕ぎをこなす余裕はないかも(^^)。歩けるとこだけにしとこうかなと思いました。
ブナの森の落とし物，レッカー移動の不安。ダメージ最小で何よりでした。旅先で触れる人の情には，本当にほっこりとすることが多いです。まさに一期一会のありがたさを感じます。おじゃましました。
コメントありがとうございます。
観察するポイントが似ておられ、親近感を覚えます。
今回、強烈なヤブコギといい、車のキー紛失といい、
自ら招いた災いでしたが、不思議と冷静に達観している自分がいました。
すねの傷も家に帰って初めて「こんな傷だらけになっていたんだ」と気づきました。
前に進めない「根曲がり竹」ヤブ、
無理に進むと痛い「サルトリイバラ」ヤブ
足元がまったく見えない「シダ」ヤブ
この３つのヤブを三大イヤブと呼んでおります(-"
ルートファインディングに失敗したため、
まるで罰ゲームを課せられたようでした(+_+)
記録より記憶に残る山旅となりました(*^^*)
今後ともよろしくお願いいたします。
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