西沢渓谷〜甲武信ヶ岳〜水晶山〜笠取山〜将監峠〜前飛竜〜丹波天平
- GPS
- 23:16
- 距離
- 44.9km
- 登り
- 3,461m
- 下り
- 3,959m
コースタイム
10:15西沢渓谷バス停−10:40徳ちゃん新道登山口−14:40木賊山−14:50甲武信小屋16:30−16:55甲武信ヶ岳17:50−18:05甲武信小屋
2日目
6:15甲武信小屋−7:45破風山7:55−9:25雁坂峠−11:35雁峠−12:25笠取山12:55−14:25唐松尾山−15:20将監小屋
3日目
5:40将監小屋−7:55飛龍権現−8:30前飛竜−9:15熊倉山−9:55サオウラ峠−10:25丹波天平−11:10丹波山温泉
天候 | 晴れ晴れ雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿駅〜塩山駅:JR特急あずさ 塩山駅〜西沢渓谷:山梨交通バス(土日祝のみ) 帰り 丹波山温泉〜奥多摩駅:西東京バス(本数少な目) 奥多摩駅〜新宿駅:JRホリデー快速奥多摩 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西沢渓谷〜甲武信ヶ岳 ⇒危険個所特になし 甲武信小屋〜将監小屋 ⇒危険個所特になし(倒木やや多し) 将監小屋〜丹波山温泉 ⇒将監小屋〜飛龍権現の間に崩落個所の通過あり 前飛竜の山頂直下は若干の岩場あり 全体的に倒木多し |
写真
感想
甲武信、再訪したかったのよね、ということで今回の山行。
takezo氏の軽量ニューテントに対向してツェルトで行ってえせUL気分でGO!なハラヅモリ。
初日、新宿から塩山は、、、ホボ寝。
三連休初日だけあってか、新宿では座れるものの、途中で席埋まり。指定席はずっと満席だった模様。いやはやなむなむ。
塩山にてバスに乗り換え、終点の西沢渓谷まで。
こっちも立ってる方いらわるほどの盛況っぷり。天気いいしなぁ。
10時過ぎに着。暫く林道を歩くとご立派なトイレがお出迎え。ここからが西沢渓谷のハイキングコースになるんですかね。
西沢山荘脇から始まる徳ちゃん新道まではハイキングコースをひたひたっと進みます。
まー基本日陰だし、気持ちいいやね。
さらりと徳ちゃん新道入口着。
こっから登り、、、が思ったより急だったかも。というか最初の方にガツっと急なトコがあって、その印象が強い。
・・・けどもえせULラーなワタクシにとってはワリと楽。やっぱ軽いとアレですね。
登山道合流地点、徳ちゃん新道分岐までぬるりと登ると、折り返し気分。この辺から人が増えた気がしたんだけども、他方から登って来たのか前の方に追いついたのかはちっと不明。そんなに早いペースじゃないし、合流したのかな、と。
合流点から少し進むと、結構遠方への視界が効くとこがチラホラ。
が、ちょっと霞み気味かな?っちゅー感じでしたね。
左手にチラチラ見えてたトンがった山、鶏冠山への分岐がありましたが、通行止めになってましたね。
ちっと行ってみたかったりもしたんですが、まあそうおっしゃるなら。。。
巻き道分岐に行き当たれば、木賊山まではすぐすぐ。登んのかなと思って身構えると肩すかしを喰らいます。
ほぼほぼ平坦な印象。。。
ざっくら下ると甲武信小屋着。
前回着たときはあまし人がいない閑散としたイメージだったんだけども、今回は盛況。
僕らがテント張ったとき(や、僕はツェルトだったんですが。。。)もちょろちょろいらさりましたが、皆さん張り終えると8割は埋まってたんじゃないかな、ぐらい。
小屋の方もけっこういらさったみたいです。流石三連休。
ちきっと休憩して夕日を拝みに甲武信山頂へ。
結構余裕で着いたのでかなーり山頂でまったり。ニューカメラだったので機能等いじって時間潰してると、一組反対側から上がって来なさりました。
ちょろっとお話しましたが、暫くして小屋の方へ行かれたので、夕日が落ちる頃はtakezoと二人のみ。
皆サマ夕日にはあまし興味ないのかしらん。。。
ま、山頂登らなくても夕日は見れるから明朝着たりすんのかな?東側の展望ないけど。
夕日が落ちるとけっこ寒いのでとっとと下ってメシ→就寝コンボ。
2日目
んむー、ツェルト、結構な結露。まあ夜寒かったしなぁ。
まあ今日のテンバで乾かしゃいっか、てことで雑にお片づけ。単なる布っきれだと思うと片付け楽だなぁ。
とっとと片付けてtakezo待ち。・・・寒い。
昨日通らなかった巻き道で破風山を目指します。
んむ、緩やか。ちょろっと下ると視界が開けて破風山がどーんと。けっこでかく見えます。
右手には富士山。朝な事もあって、前日より空気が澄んでる感じ。
トコトコっと下ると避難小屋がちょこんとお目見え。
けっこ新しいか?キレイな小屋でした。
ぎゃりっと登って破風山(西)着。下から登るとあの辺が山頂かな?というところを過ぎて森っぽいなー、、というトコを経てたどり着きます。もちろん視界なし。
ちゃらちゃらっと歩いて東破風山着。ここもそんなに。。。
雁坂嶺着。
takezo氏を待ちつつ、休憩してた方々と会話を試み。
靴が合わない、やっぱ足首をちゃんと固定するやつじゃないと、、、みたいな会話の流れの中、トレランシューズなワタクシは控えめに発言してたり。や、さーせん。
暫し進んで雁坂峠。日本三大峠?ほほぅ。。。
ここ以降、水晶、古札、燕辺りまでは木陰の中を進む感じ。
この辺の苔っぽい感じは大弛峠から甲武信を通った時のイメージに重なる感じ。
さてさて笠取山。
相変わらず見た目威圧感ある登りを見せびらかせられつつ、ひいひい登りきり。
んむ、やっぱエグいね。視界が良いだけに頑張っちゃう感もあるけども。
天気が良い事も有って、笠取にはけっこ人いらさりました。
そのうち何人が奥の山頂まで行ったのかはちょっと興味のあるところ。
ここから唐松尾はなんか長かった印象があったんだけども、、、今回はそんな感じでもなかったかも。
初回と2回目の差かしらん。
ここの山頂の脇道感ったらない。通るように登山道つけたげれば良いのに。。。
唐松尾まで着ちゃえばこっちのもん。もう後は最終日も含めて下りイメージになったりします。
将監小屋は、、、なんか不思議なとこに建ってましたな。
どの登山道から行っても最終的に下りで着く感じなんですかね。
甲武信山荘では1L50円(これも安いと思う)な水がここはロハ。こんこんと水が沸いてます。
なんなら水車とかあったり。回してないようでしたが。。。
段々畑状なテン場には自分らをのぞいて5〜6張りぐらい?わりに広々な感じ。
着いたときにはもう曇りがちだったのでこの日は早々にメシ就寝。けっこ歩いたしなぁ。
3日目。
んむ。霧中。
もうそれだけ。
テン場を出て最初にちょろっと登るとあとは禿岩までえんえんと山を巻く感じで進む感じ。
霧のなか歩くの、嫌いじゃないけど、昨日までの疲労がねー、みたいな。
禿岩は、、、晴れてれば視界がいいらしいですよ?ほー。
暫しtakezo氏待ちの間、小鳥激写。
前飛竜を超えて前進してると、ストックのストラップが断裂。んー、確かに変えようかなーと思ってたんだよねー。
ということで熊倉山にて修理。というか細引きで代用。おお、ULっぽい。
まあその後も淡々と。
ポイントらしいポイントもなく、サヲウラ峠へ。
ここで本日初遭遇となる登山者が三条の湯方面から登場。や、この日は会えないかと思ってましたよ、ハイ。
takezo氏を待ってると、takezo氏と同タイミングぐらいで三条の湯方面からカップル登山者が登場。んむ、あっちから来るのがメジャーなんですかね?
丹波天平、「タバテンダイラ」と思ってたんだけども、「たばでんでえろ」ですか。。。いいなまりっぷり。
ホント、公園みたいな何やら不思議なトコでしたね。ピクニック的な何かにちょうどいいのでは?
アンテナ設置場所を超えると下り下りー。
と目の端に動くものが。
やー、サルがいっぱいいました。10匹はいたんじゃないかなー?
遠巻きに逃げてくれたもんでお気楽だったけど、数多いから寄って来られたらヤだな、と思ってたのは内緒です。
ここからの下りは、、、やっぱ破線ルート。幅はないし斜めってるし、みたいな歩きにくい下りを、、、思ったより下る感じ。
登山道の最後は学校の敷地内へと続くという不審者ルート。こんなのもあるんだー、と思いつつゴール。
おつかれさまでしたー。
今回の持参品についてちょろっと
ツェルト
finetrackツェルト�ロング
サイズもちょうどいいなと思ったけど、色がこいつを買った決め手。他のツェルトはやっぱエマージェンシー的な色のしかないしなぁ。
使ったの2回目だけども、初めて結露の洗礼を受けた。初日は朝寒かったのもあって中に居たくないってのがけっこうなストレスだった。
2日目は初日に懲りて夜半から横を全開にしてたのもあり、かなり結露軽減してた。
全開でイケる範囲でしか使わないってのも良いかも。
ただ、外からのヘッデン光が直で当たるので、それだけなんとかしたい。。。半分だけ空けるとかか?
初回よりも上手く張れた気がするけど、もうちょっとストック長くないとこれ以上キレイに張れないかも。
極快適にはなんないけど使う楽しみがあるかも、と強がってみる。
来年の夏期にどこぞでフロアレスで使ってみたい。
湯沸かし
エスビット チタニウムストーブ
いつもはサブで持ってるヤツをメインで。こいつは機器としてはかなり軽い。なんつっても12グラム。
アルコールは液体なんで気ぃ使っちゃうけど、エスビットは固形なんで扱い雑でもイケるとこがステキ。
ススが着くのはご愛嬌、という事で。。。
圧倒的に火力が弱いけど、アルファ米とかなら平気。熱々のお湯を作りたいとか思うと燃料が要っちゃうからかえって重くなるかも。
えせULラー的にはこれで充分!という境地にはちょっと遠い。。。やっぱガス缶ってよく出来てる。メインストリームな理由が分かるわ。
カメラ
ソニーDSC-TX30
防水の軽いヤツ、て事で買ってみて、今回ほぼオート撮り。
いつもはGRなんだけども、日中撮るだけなら充分かも。
記録的には十分ですな。
・・・が、やっぱ撮る楽しさ的なものが。。。雨天上等か軽さ勝負の山行以外はやっぱGR持ってっちゃうかな。
奥秩父の主稜線縦走です。
最初は瑞牆山荘〜奥多摩駅踏破を考えてましたが、仕事との兼ね合いで日数の都合上断念。
結局、歩いたことのない区間の甲武信ヶ岳〜笠取山を歩いて
丹波山で温泉入って帰りますか〜となりました。
1日目、新宿駅から特急あずさで塩山駅へ向かいます。
ギリギリまで予定が決まらず、今回は自由席ということで
発車の30分ほど前にホームに着くとザックを背負った方がワラワラといらっしゃり
自由席の車両の列には、既に5,6人ほど並んでます。
さすが3連休の初日だけあってみんな早いんですね〜。
無事にzi-kenと合流し、新宿から1時間半ほどで塩山へ到着。
塩山駅からバスに乗り換えてまた1時間ほど。
ちょっと早めのあずさに乗ったおかげでバスも座席ゲットできました。
西沢渓谷に到着し、からっとした青空の下、まずは森の中の遊歩道を進みます。
近丸新道の入口は通り過ぎて、その先の徳ちゃん新道から登りはじめます。
徳ちゃん新道は最初からガッツッとした登りで、テン泊装備が背中に圧し掛かります。
まだ重荷に慣れてない体でしばらく歩くと傾斜が緩くなります。
再び斜度がきつくなると近丸新道との合流点。
さらに登って主稜線へ合流すると甲武信小屋はもうすぐ。
展望のない木賊山の山頂を通って甲武信小屋到着。
天気の良い3連休だけあって、テント場もそれなりの混雑。
甲武信ヶ岳頂上は夕日に合わせてということで、テントを張ってしばし休息…
と、ウトウトしてるうちに日も傾いてきて、そろそろと頂上へ向かいます。
頂上に着くとちょうど西側は雲も切れつつありいい感じ。
頂上は他には人影もなく、ベンチに座りながらまったりと夕日待ちします。
zi-kenとダラダラと写真を撮っていると、
毛木平からというカップルさんが登ってまいりました。
夕日待ちしたそうな雰囲気でしたが、小屋泊まりとのことで
早く行かなきゃと名残惜しそうに行かれました。
その後は誰も来ず、綺麗に夕日が沈むのを見届けてテントへ戻ります。
サクッと晩御飯を食べ、綺麗なお月様を見つつ就寝。
2日目、今日も良いお天気でスタート。
まずは一気に下って、破風山避難小屋に到着。
目の前に破風山への登り返し道が結構な斜度で立ちはだかってます。
今日は長丁場なので足を残しておかないと、とゆっくり登ってなんとか頂上着。
う〜ん、展望はないですね〜。と、先を急ぎます。
しばらく歩いて東破風山を過ぎると、展望の良い笹原の斜面が出てきます。
さらに進んで雁坂嶺を過ぎて雁坂峠までは気持ちのいい草原の縦走路。
雁坂峠からは水晶山へ続く縦走路がずーっと見渡せて早く先に行きたくなります。
水晶山への上りは苔むした奥秩父らしい森です。
古礼山、燕山と森の中の細かいアップダウンが続きますが
雁峠でまた大きく展望が開け正面に笠取山が見えます。
笠取山への直登は日差しを遮るものがなく暑く、
バテバテで頂上へ辿り着きましたが、展望の良い頂上(偽)は日差しが暑いので
しばらく進んで本物の頂上の先を降りたところの日影で休憩。
若干足が回復したところで将監峠を目指して、
巻き道は通らず今日のラスボスの唐松尾山を登ります。
もういい加減足が終わりかけてますがなんとか登り切り、ザカザカ下って将監峠着。
将監峠から下り始めるとすぐに将監小屋が見えてきました〜。
将監小屋は水が豊富で静かな良い雰囲気の小屋でした。
3日目、朝ご飯を食べ撤収準備をしていると霧が立ち込めてきました。
雨がポツポツと当たりだしますが、風がないので雨具は着ずにそのまま出発。
まずは飛龍権現を目指します。
将監峠からの道と合流し森の中の登りが終わると暫く笹のトラバース道が続きます。
似たような景色が続き、霧の効果もあってなんとなく迷いの森を歩いてる雰囲気が。。。
雨はポツポツぐらいなのでそのままレインウェアは着ませんが、
登山道が笹で覆われているので笹に付いた雨露でズボンがびしょびしょに。
ようやく飛龍権現に到着しましたが今日は展望が望めないので
次回に雲取山まで歩くときにということで、飛龍山はスルー。
前飛竜の頂上直下は結構イワイワした道でした。
その後は奥多摩らしい幅広のトレイルになり歩きやすくなります。
なだらかな熊倉山の山頂で大休止後、一気に竿裏峠へ下って行きます。
と、この日はここまで自分たち以外に人影なし。
霧で視界が狭いのもあって、静かな森林の雰囲気を感じながら淡々と歩けました。
竿裏峠でようやく本日初の二人組パーティーに遭遇。
ここから丹波天平に向かいます。
丹波天平はその名の通りだだっ広い台地上の山容です。
草原の広場みたいな場所があったり、丹波山村のアンテナが設置されていたり、
ホント、ちょっと公園チックな雰囲気でここだけ様子が違う。
と、どこからかギャーギャーとかギーギーとかいう鳴き声が。
?と思うとzi-kenが猿がいる〜。と。
木に登る子ザルと地面を歩く大きな猿が合わせて10匹弱は居たでしょうか。
と、ここまでくればもうゴールは目の前、後は下るだけです。
ここまでは緩やかなトレイルでしたがここから丹波山の村落に向かって一気に下って行きます。
一応、九十九折の道がついているのですが、かなりの急斜面かつ道が細いので、
滑らないように気を付けながら下りて行きます。
30分ちょいほど下ってようやく道路が見えてきます。
丹波山小の校舎脇に出てゴール!
疲れたー!!さて、温泉温泉と。。。
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