十勝岳からオプタテシケ山 日帰り
- GPS
- 08:33
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 2,508m
- 下り
- 2,508m
コースタイム
9:59-10:12オプタテシケ山
10:28オプタテシケ山東尾根-10:43オプタテシケ山-11:14ベベツ岳-12:03美瑛避難小屋分岐-13:35望岳台
天候 | 晴れときどきくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●望岳台から十勝岳 雲ノ平までは緩やかな遊歩道です。昭和火口に向かって徐々に急になり、火山礫の重なった道を登っていきます。やがて平坦な火山灰の台地が十勝岳頂上直下まで続き、最後は急な岩登りになります。危険な箇所は特にありません。 ●十勝岳〜美瑛岳 十勝岳から鋸岳までは荒涼とした砂漠のような箇所が続きます。目印はありますが濃霧時は道迷いに注意が必要です。下っていく途中で火山れきのザレ場があります。靴が埋まりそうなところもありますが転ぶようなところはありません。上りで使うと大変かもしれません。雪渓が1か所ありましたが、この時期は滑ることはなく通行に支障ありません。 ●美瑛岳〜美瑛富士 美瑛岳からやや急な岩の多い道を下ります。美瑛富士山頂への上りは緩やかで特に危険な所はありません。 ●美瑛富士〜オプタテシケ山 美瑛富士分岐から美瑛富士避難小屋に向かう途中で広い雪渓があります。ガスがあると方角を見失いやすいかもしれません。雪渓をほぼまっすぐにトラバースしていくと低木地帯の中に登山道が見つかります。その後は低木や草が多くなり、一部藪こぎもありやや歩きにくいです。美瑛岳避難小屋分岐を過ぎると歩きやすくなり、石垣山に向かって岩が多い道を緩やかに上っていきます。石垣山はピークを巻いて東側斜面を進みます。ベベツ岳へ向かう途中からハイマツがやや多くなります。緩やかなアップダウンが続きますが危険な個所はありません。ベベツ岳からは一旦下り、再びオプタテシケ山西峰に登っていきます。オプタテシケ山西峰から山頂まではやや細い稜線で、強風時には注意が必要です。 ●美瑛富士〜望岳台 樹林帯の狭い登山道で枝が多く藪こぎがあります。狭い道で下りが急で滑りやすい場所もあるので注意が必要です。雪渓は数回横断します。ポンピ沢の雪渓は、その下に水が流れており、今後は踏みぬく心配もあり注意が必要です。 |
写真
感想
望岳台の駐車場はすでに20台くらいの車があり、登山準備をする人で賑わっていました。早朝の涼しい空気を吸いながら出発しました。ガスはなく視界良好で高度を上げるにつれ展望がよくなり、昭和火口の噴煙や周囲の山を眺めながら気持ちよく進めました。山頂に着くと眺望は抜群で上ホロカメットク山から富良野岳、美瑛岳、表大雪、夕張岳、芦別岳などの山々を一望することができました。この時間帯はまだ混んでおらず、静岡から来た日帰りの男性のみでした。その方は美瑛岳まで行って一旦下山し、明日トムラウシ山を日帰りするとのことでした。
小休憩後、美瑛岳に向かい出発。砂漠のような道で快調に飛ばすことができ、鋸岳からの下りでは富士山の砂走りのように少し走りました。美瑛岳に近づくとエゾノツガザクラやチングルマのお花畑を楽しめました。美瑛岳山頂に到着しましたが誰もいませんでした。少し雲がかかってきましたがガスはなく眺望は良好でした。眼前には白金の森を見下ろすことができ、美瑛富士からベベツ岳、オプタテシケ山が連なって見えました。美瑛岳を下った後、美瑛富士まで登り返しました。
美瑛富士山頂から見下ろすと石垣山のふもとに美瑛富士避難小屋が見えました。残念ながら直接行けるルートはありません。一旦引き返して美瑛富士の周りを巻いていきました。美瑛富士避難小屋に向かう途中にある雪渓はやや広く、慎重にトラバースしました。避難小屋へは寄らずそのままオプタテシケ山に目指しました。石垣山を過ぎてアップダウンが続き、汗ばむ陽気となってきました。水が不足する心配があったのでベベツ岳に向かう途中にある雪渓で水分を補給しました。ベベツ岳の山頂標識は外れており手に取ることができました。オプタテシケ山西峰への登りの途中で日帰りの御夫婦とすれ違った以外は誰にも会いませんでした。西峰から稜線を進み、大きな岩の横を過ぎるとようやく念願のオプタテシケ山山頂に到着しました。雲はやや多かったものの眺望は良好で三川台からトムラウシ山、表大雪の山々がさらに近づいて見えました。ブヨが多くわずらわしかったですが、ここで昼食を取り小休憩。時間に余裕があったのでハイマツの多いやせ尾根をさらに進み、東尾根の端までいきました。ここからの眺望もよく、トムラウシ山まで続く登山道、双子池、コスマヌプリ、ツリガネ山の姿を見渡すことができました。
帰りは美瑛富士分岐から望岳台に向かって下山していきました。雲ノ平に向かう樹林帯では雪渓を数カ所越えました。足元の見えにくい狭い下り道で一度滑って転んでしまいました。ポンピ沢では雪渓下に水が流れておりましたが、雪渓の厚みは十分あったので慎重に通過しました。雲ノ平分岐まで来ると急に人が多くなり、賑やかになりました。
13:35無事に望岳台に到着。天候にめぐまれ充実した山行でした。
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