武尊山 - 山岳信仰と岩峰の大展望＠川場谷

2021年09月23日(木) [日帰り]

• GPS: 07:32
• 距離: 11.4km
• 登り: 1,246m
• 下り: 1,227m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:15
• 休憩: 1:16
• 合計: 7:31

7:54 川場谷野営場
9:18 9:21 不動岳
10:12 10:21 前武尊山
11:00 11:01 家ノ串山
11:28 11:29 中ノ岳
11:51 12:44 武尊山
13:01 13:02 中ノ岳
13:19 13:19 家ノ串山
14:00 14:08 前武尊山
15:25 川場谷野営場

歩行距離：11.4km
歩行時間：6時間15分
最低高度：1220m(川場谷野営場)　最高高度：2158m(武尊山山頂)
累積標高差(登り)：1206m
累積標高差(下り)：1209m

天候

9/23：晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◆自家用車
川場谷野営場駐車場(約50台−無料)
※野営場と駐車スペース共有

写真

野営場への林道
距離1.7kmのダート
すれ違い困難

川場谷野営場
(標高:1220m)
駐車スペースと共有
水場のないキャンプ場

川場谷避難小屋
前泊利用に便利

トイレ併設
全面開放の硬派なトイレ
和式ぼっとん方式

ブナの原生林
木漏れ日が心地良い

川場谷コースは
往復8時間ほど

不動岳への分岐
(標高:1385m)

川場尾根への急坂
ガサガサと大きな音を立てて
何かの獣が逃げていった
ぐんまちゃんかな

川場尾根取付(標高:1570m)
旭小屋ルートと合流する

彼岸のティータイム
腰を下ろして休憩

不動岩が見えてきた
前武尊山と剣ヶ峰
さらに武尊山山頂まで見渡す

不動岩の標識

不動岩(標高:1780m)
修験行の歴史を感じる

岩頭に立って
剣ヶ峰山を遠望する
あれが武尊山だと思っていた

不動岩直下
15mの鎖が垂れ下がる

カニのヨコバイ
岩峰を大きく回り込む
東面の絶壁をトラバース

北面10mの鎖
日当りが悪いようで
湿った露岩で滑りやすい
不動岩の核心部

不動岩を振り返る
背後に赤城の大展望

片品村をはさんで皇海山
群馬県側の林道崩落で
容易に登れなくなった

前武尊山(標高:2040m)
日本武尊の銅像が建つ

川場剣ヶ峰の尖峰
どこを登れるのかな

尾瀬の山々
至仏山と燧ヶ岳の双耳峰
画像中心が鳩待峠

剣ヶ峰岩峰群鞍部
ピークと巻き道の分岐

家ノ串山(標高:2103m)
地味だが眺望は良い

武尊山へ続く稜線

両側切れ落ちた痩せ尾根
転落注意

剣ヶ峰山へ続く稜線
立派な吊尾根だ

中ノ岳下(標高:2110m)
ピークは通らない

学生の山岳部
メンテナンスしてくれている

笹清水
枯れていて取水不可

三ツ池

瑠璃色トンボが生息している
ツガイで仲良く秋空へ

窪地に池が点在
武尊山山頂は近い

日本武尊の銅像
立派な鉄剣が祀られている

武尊山(標高:2158m)
一等三角点と方位盤
武尊山神社の石柱があり
素晴らしい大展望が広がる

山頂で憩う登山者たち
あまり広くないので
譲り合って休憩しよう

谷川連峰を望む
一ノ倉岳の東面が威圧的

尾瀬や魚沼の峰々
山座同定が楽しい

剣ヶ峰山の尖峰
登行意欲を掻き立てる

関東平野を遠望
富士山をうっすら目視

三叉峰の山容
麓から見えていたのはこれかな

オヤマリンドウ
高山植物の最終ランナー
谷川武尊にも冬が近付く

北面は色付きだしてきた

下山路は
ピーク越しルートを選択

切れ落ちたリッジの岩稜
転落注意

こんなところにも石仏
信仰心がどんどん高まる

川場剣ヶ峰
北面に登れるルートがある

ルンゼに10mの鎖
懸垂下降で下る

オグナほたかルート
露岩に新しい鎖
とても下りやすい

スキー場上部に出た
オグナほたかスキー場

分岐を天狗尾根へ下り
川場野営場に帰着

下山後は最寄りの花咲の湯
飛び石連休初日だが
比較的空いていた

尾瀬の湧水
とても美味しい

尾瀬まいたけ丼で〆
ぱくぱく入っていく
売上＆人気No.1メニュー

感想

Hassie2999

シルバーウイーク後半、飛び石連休を利用しての群馬県遠征の後半。
ここ数年はこの山域への登行が続いており定例化してきた印象。
上州の山は日帰り出来る山が多く、奥が深く何度訪れても面白い。

ずっと素通りが続いていた武尊山だったが、ようやく歩く事が出来た。
いつものように下調べは少なめに現地での新鮮味をたっぷり堪能する。
川場谷野営場へのダートの道が狭い！という情報だけ入手しておいた。

そのせいか登行中しばらくは剣ヶ峰山が武尊山山頂と思い込んでおり、
あんなところまで歩くのか！うがー！などと独り言を呟き、白い目を浴びる。
先行者の方も同じ事を思っていたようで、山頂で談笑し合う。
やや狭めの山頂では10人ほどが先着し、360度の大展望を楽しんでおられた。
代わる代わる昼休みを取りつつ、互いに譲り合って平和なひと時を過ごした。

寒冷前線通過後の移動性高気圧によって、乾燥した爽やかな空気だった。
高崎市では32℃の真夏日だったようだが山はすっかり秋の様相。
安定した天候で眺望も良く、登山日和に恵まれた素晴らしい一日だった。