北海道から富山直行便で行く、劔と立山。

2021年09月23日(木) 〜 2021年09月26日(日)

• GPS: 20:10
• 距離: 30.5km
• 登り: 2,503m
• 下り: 2,537m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:07
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:07

16:35 室堂
16:41 16:41 みくりが池
16:42 みくりが池温泉

2日目

• 山行: 4:55
• 休憩: 4:34
• 合計: 9:29

6:37 みくりが池温泉
6:45 6:47 ホテル立山
6:53 6:55 室堂
7:52 8:09 一の越山荘
9:07 9:27 雄山
9:42 9:57 立山
9:59 10:02 大汝休憩所
10:15 10:39 富士ノ折立
11:10 12:07 真砂岳
12:50 12:53 別山南峰
12:58 13:01 別山北峰
13:08 13:09 別山南峰
13:51 15:47 剱沢キャンプ場
15:50 16:01 剱澤小屋
16:06 剱沢キャンプ場

3日目

• 山行: 6:43
• 休憩: 7:54
• 合計: 14:37

2:27 剱沢キャンプ場
2:31 2:32 剱澤小屋
2:51 2:54 剣山荘
3:12 3:27 一服剱
4:00 4:28 前剱
4:39 4:42 前劔の門
4:56 5:08 平蔵の頭
5:10 5:30 カニの縦バイ
5:35 5:36 カニのハサミ
5:39 6:02 剱岳
6:07 6:11 カニのハサミ
6:12 6:28 カニの縦バイ
6:33 6:47 平蔵の頭
7:02 7:05 前劔の門
7:13 7:27 前剱
8:02 8:14 一服剱
8:27 8:29 剣山荘
8:45 8:45 剱澤小屋
8:51 10:25 剱沢キャンプ場
11:14 11:28 剱御前小舎
12:32 12:33 浄土橋
12:36 13:44 雷鳥沢キャンプ場
14:00 14:00 雷鳥荘
14:10 16:09 みくりが池温泉
16:10 16:10 みくりが池
16:15 16:15 ホテル立山
16:19 16:24 室堂
16:31 16:31 ホテル立山
16:39 16:41 みくりが池
16:41 16:41 みくりが池温泉
16:51 16:51 雷鳥荘
17:04 雷鳥沢キャンプ場

4日目

• 山行: 0:35
• 休憩: 0:03
• 合計: 0:38

7:02 雷鳥沢キャンプ場
7:10 7:11 雷鳥沢ヒュッテ
7:18 7:18 雷鳥荘
7:30 7:32 みくりが池温泉
7:40 ホテル立山

天候

晴れ、ガス、雷雨、雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト） 飛行機

直行便は1日一本しか飛んでいない。
（コロナ禍の状況で日祝のみの運行だった）

＜行き＞
新千歳空港11:40 - 13:10富山空港　ANA1182
富山空港 → 岩峅寺駅 タクシー　￥6,000弱
岩峅寺駅 14:26 → 立山駅 14:58　￥640
立山駅 15:40-16:50 室堂　往復￥6,320
みくりが池温泉 宿泊　￥10,500

※ 空港着から室堂最終便に間に合わせるためには、空路、バス、鉄道がぴったり定刻だと可能だが、空路のお客さんを最終に確認した後のバス出発のため、タクシーを活用するほかない。空路の定刻着でタクシー移動だと開発駅あたりで電車に乗り継げるが、今回は空路が定刻よりも遅れたため、岩峅寺までの移動となった。
※ 空港から立山までタクシーだと12,000円程度だと聞いた。

＜帰り＞
室堂 8:40（始発）
立山駅 10:36→11:40 富山駅 ￥1,240
（富山駅周辺で昼食を取る時間ができる）
富山駅6番乗り場 12:45発→13:09 富山空港 ￥420
富山空港 13:50 - 15:20 新千歳空港　ANA1181

※ 始発便に乗れるかがポイント。当日は悪天候になったこともあり、早めの下山者が多数出ていたため、かなり混雑していた。始発1時間前到着でも、第一便には乗車できず、第二便の臨時便の最後あたりだった。混雑時は臨時便を多数出すようだったので、柔軟には対応してくれる。

コース状況／危険箇所等

（室堂→立山→劔沢キャンプ）
特に問題の箇所は見当たらない。

（劔沢キャンプ→劔沢）
・カニの鎖場は上り下りとも、噂通りの難所（最難関）。渋滞ができることもしばしばあると聞く。渋滞時は待機時間に体が冷えることを想定して、防寒着を持っていくことを勧めている。滑り止めの手袋は必須。
・ヘルメットはあったほうが良いとよく聞くが必須だと思った。特に登り下りの際に、自分の足の動きで落石が起きないように気を配ることが大事。周囲の人の影響で小石などの落石に出会う可能性がある。特に一服劔→前劔の区間は浮き石が多く、一部ザレル。
・一眼レフは持って行かなかったが、正解だったと思う。難所で傷がついたり壊れたりするリスクがある。持っていく場合はザックの中にしまっておくべき（ただし重りになる）。ちなみにスマートウオッチは多少傷がついていた。
・暗い時間に登っていたため、ルートを時々見失うことがあり、印を探すのにヘッドライトで調整しながらウロウロ探しながら登った。明るい時は大丈夫だと思う。
・山頂時は朝早いこともあって岩や石が凍っているところもあり、滑りやすかった。

（劔沢キャンプ→雷鳥沢キャンプ）
特に問題は見当たらない。比較的歩きやすい。劔御前→雷鳥沢は、若干ザレやすい箇所もあるが、問題ない。

（雷鳥荘〜みくりが池）
火山ガスの影響で、咳き込んだり、息が苦しい時がある。警報機が設置され危険な時は鳴るようだ。

その他周辺情報

みくりが池温泉は、最高。お湯が暑いのと温泉の濃度が高いので、水で調整したほうが良い。大雪高原荘のお湯に似ている感じの泉質。

それぞれのキャンプ場には売店がない。

剣澤小屋のビールは、￥600(350ml)、￥800(500ml)

写真

9/23 11:11

久しぶりの飛行機、で道外。

9/23 12:33

水をもらったら黒部の水だった。硬水。

9/23 13:23

予定よりも10分強遅れて到着。

9/23 14:04

タクシーで岩峅寺に。

9/23 14:11

映画「劔岳」のロケ地！ちょいとした観光気分を味わう。

9/23 14:14

なかなかのたたずまい。

9/23 15:04

そして立山駅。近くのお店でガス購入。残り2つしかなかった、の一つ購入。

9/23 15:16

これが噂！ケーブルカー、か。

9/23 16:10

美女平からのバスはクネクネ。

9/23 16:32

ようやく室堂到着。何も見えぬ。。。

9/23 16:33

とりあえず歩くか。

9/23 16:44

そして今夜のお宿に到着。

9/23 17:51

晩ご飯のメニューと、天気予報。

9/23 19:09

久々の山小屋ご飯だ。

9/23 19:23

陶板焼きの中身はこれ。

9/24 4:01

そして温泉！日本秘湯の会の一つ。食後に一回。朝早朝は貸し切りで40分ぐらい堪能しました。

9/24 5:31

そして朝食前に外に出ると、なんと素晴らしい立山！テンション上がりだした。

9/24 6:01

で、朝食。もりもり食べます。

9/24 6:36

で、出発。奥大日！綺麗だ〜

9/24 6:52

一度室堂まで戻って、名水を3リットル汲んでからの出発。

9/24 7:28

重いし、空気も薄いし、これから長丁場だし、一歩一歩ゆっくり刻む。

9/24 7:52

そして一の越！

9/24 8:31

ここからは北アルプスが！槍の穂先も！

9/24 7:52

雄山を見上げる。

9/24 9:07

そして1時間余りで登頂！まずは今回の第一峰目！

9/24 9:51

雄山から見る奥日大や室堂。

9/24 9:51

雄山から見る、劔。

9/24 9:56

ちょうど、荷揚げなどのヘリが飛来。

9/24 10:18

大汝山・最高峰もゲット！

9/24 9:53

これからの道のりを眺める。

9/24 10:19

山頂から見る黒部ダム

9/24 10:19

大汝から見る雄山。そして薬師岳。

9/24 10:17

そして三つ目の富士折立！

9/24 11:12

降って登っての真砂岳登頂。

9/24 11:19

真砂岳でゆっくり昼食タイムに。パスタとミネストローネとコーヒー。パスタの茹で汁はミネストローネに使用しちゃう。捨てられないし。

9/24 11:38

次に目指す別山背景に、出来上がりパスタ。

9/24 12:09

のんびりしているとガスってくる。

9/24 12:51

別山登頂。一面真っ白。

9/24 12:59

別山北峰登頂。真っ白。ここからの劔を見たかった。

9/24 13:21

そして、一気に降ります。

9/24 13:47

ようやく見えた、今回の宿泊地。

9/24 14:42

張りました。劔が見える。

9/24 16:10

テン場が映えてきた！

9/24 15:52

そして買い物、小屋まで。

9/24 15:54

ビールゲット！800円（500ml）

9/24 16:42

カレーと一緒に流し込む。

9/24 17:31

さて、明るいうちから眠りの準備。翌日の目標を定める。

9/25 2:50

12時半には起きてしまって、2時半に出発し、既に劔山荘。

9/25 4:16

前劔登頂。あたり一面暗いので写真は撮れないけど、月の光で山陽のシルエットを拝みながら。

9/25 4:57

暗くて、鎖場の看板ぐらいしか撮れない。

9/25 5:04

うっすら明るくなり始めてくる。果たしてご来光を山頂で拝めるのか？！

9/25 5:12

きたー！噂のカニ。

9/25 5:18

カニを登り切った！！

9/25 5:38

そして登頂！！！

9/25 5:40

ご来光（雲のためにあまりはっきりしない）を眺める。

9/25 5:43

絵葉書のようだ。

9/25 5:57

鹿島、白馬岳からの日の光が幻想的だ！

9/25 5:59

これが最も今回で美しかった風景かもしれない。劔山頂からの立山連峰！

9/25 6:15

さて降りてきましたよ。カニさん再び。今度は横。

9/25 6:25

そして次は、梯子。

9/25 7:03

13個目は、最後の鎖場。

9/25 7:15

前劔まで戻ってきた。なんとなくここからの眺めは、オプタテシケに似ているぞ。

9/25 8:14

一服劔からの眺め。上時は真っ暗だったので、こんな道のりを歩いてきたのかと、噛みしめながらの下山。

9/25 8:31

山荘を後にして

9/25 8:51

そしてテン場に到着。6時間約20分で戻りました。

9/25 8:53

さて、のんびり撤収作業など。

9/25 11:11

テン場を後にして、高度を上げていく。

9/25 10:50

テン場を後にして、劔御前を目す。

9/25 11:17

登り疲れた。

9/25 12:36

ようやく橋を渡る。

9/25 13:40

そして雷鳥沢にキャンプイン！

9/25 14:10

テン場から歩いて、まずはお風呂！

9/25 15:52

そして食事と生ビール。しみるわ〜。

9/25 16:41

室堂まで行って、高原ルート限定ビールを2つ購入！テントで飲む用。

9/25 16:56

この日のテン場の様子。

そして2時ぐらいから、パラパラふりはじめて、雷始まったから調べてみると、これまた大変なことに！

9/26 5:51

5時半ごろから朝食をがっつり目に作る。これから雨の撤収作業を迎えるにあたり、腹ごしらえ！

9/26 7:00

そして、外に出てからスピード勝負で撤収完了。

9/26 9:57

立山駅まで来て一服。麺が柔いのですけど〜。

9/26 10:22

富山電鉄。

9/26 11:46

そしてお昼はせっかく富山に来たのだからということで、

9/26 12:01

富山湾三点盛り。白えび、ホタルイカ、ズワイガニ！

9/26 13:47

バイバイ富山！

撮影機器：

EOS 60D CANON

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

感想

akiraE

目標としていた劔の山頂にようやく立てた。しかもご来光時間に立つとは思ってもいなかった。カニの難所で渋滞が時々起こることを聞いていたため、早めに出発して渋滞を避けるのが第一に考えたことで、雷鳥沢までテン場を引越しして、あわよくば奥大日を狙う時間を確保できないか、という試みから暗い中からご来光時間を目指すことに。

今回、最初から移動日は天候が悪く、中2日間天気が良くて、最終日の移動帰りもやや下り坂。そんな週間天気を見て航空券を購入。初日のテン泊は到着も遅いし、天気も悪そうだし、翌日からの行程に備えて宿を手配した。ちょうど3人ぐらい空いていた。予約してから知ったが、温泉通にも有名なところで温泉も堪能できる旅となった。

総重量22キロ程度を背負い、立山連峰を縦走し劔沢まで移動したこと。劔岳を登り下り、また重量を背負ってキャンプ場を移動。そのあと奥大日をどうするか悩んでいたが、疲労がかなり蓄積され、この日のピストンはやめにして（ガスっていたし）温泉につかり回復を待ってから、よく早朝に天気が良ければと思い、切り替えてビールを飲む。

天気予報はだんだんと悪化し、多分無理だろうと思いつつも、まさか3時から雷雨になるとは思わなく、予想以上に悪化。覚悟の撤収となった。しかしこの夜は気温が高く寒くない。雨の中の撤収は寒さを気にすることなく回収できたのは何よりだった。

帰りのバス待ちの渋滞。流石に天候が悪化したこともあり、多くのお客さんも同じように考えていたのだろう。早めに撤収して下界でのんびりすることに切り替えた人が多かったように見受けられる。飛行機へのアクセスがほぼぴったりなため、少し焦ったが、臨時便増発で特に問題なくスムーズな移動だった。

北海道から北アルプスなどを狙うのは、アクセスの関係上なかなか機会がない。今回久しぶりに道外の山を堪能できた。そして劔に登れた。次の目標を何に据えるか、まだ見ぬ映画『剱岳』でもそのうち見ながら考えてみよう。

コメント

ハルボー

akiraEさん、前劔でお話しして山頂もご一緒でしたね♪ 題名ですぐに分かりました(^^)
遠路はるばる、北海道からお疲れ様でした！
立山連峰を大満喫の旅だったのですね。そりゃそうですよね✨この距離を剱岳1座のためだけには勿体なさすぎますもんね😅　初日と最終日はお天気も微妙でしたが、肝心のメインが2日間とも晴れるとは、とても良い日を選ばれたと思います！
本当にお疲れさまでした♪♪

akiraE

山頂では写真ありがとうございます。足早いですね。すごすぎます。
なかなかアルプス遠くていけないのですが、またどこかでお会いできたらと思います。お疲れ様でした。