初めてずくしの剱岳は源次郎尾根から


- GPS
- 14:52
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 2,157m
- 下り
- 2,158m
コースタイム
- 山行
- 2:26
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 2:56
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 11:42
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この山頂へのルートはバリエーションルートとなります。一般登山道ではありません。 滑落・転倒・落石などの危険性が高いルートです。技術・体力が一定レベル必要です。 この時期、取付までの雪渓が残り少なく、夏道でのアプローチとなりますが、一部不明瞭です。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
最後の1名にまずロープに入って、先行の2名が同時懸垂して時間短縮しました
30m懸垂だとコルまで一気に降りられます
25m懸垂だとコルより少し上の棚に降りて残りクライムダウンでよさそうです
ここから室堂までがまだ長い
膝を痛めてしまってペースが上がらないけど、なんとか計画通りこの日のうちに下山できました
ここからガスが湧いてきて写真はなし(実際は時間に追われ足の痛みに耐え、撮ってる余裕が無くなりました)
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
|
---|---|
共同装備 |
ロープ30m×2
|
感想
もともと夏に計画していた初の剱岳登山。
コロナもあるので、ついでにアルプステント泊デビューしてしまおうと思っていました。
しかし、8月の長雨、緊急事態宣言などなど重なり、計画がズレズレとなり、もう今年最後くらいのシーズンギリギリのチャンスにようやく行けました。
当初計画していたのはソロで一般ルートの別山ルートでの登頂だったのですが、一緒にクライミングや沢登りに行かせてもらってる登山経験豊富な友人夫婦がご一緒してくれることになり、なんだか源次郎尾根ってことに。アルプス初バリエーションルートってことにもなり、なんだか初づくしでした。
普通は無難に、初日剱沢泊、二日目山頂アタック後剱沢泊、三日目に下山って計画を立てるわけですが、一泊二日でなんとか行けるんじゃない?後泊は富山市内にして旨い魚でも喰おうなんて邪な気持ちが・・・。
さて最終の室堂発のバスは16:30。約12時間行動という計画を立てて、まぁ間に合わなければ剱沢でもう一泊しようということに。
結果的には源次郎尾根の登りが見込みより1時間程度早く抜けられたことと、下山時の膝痛でペース遅くなったのがプラマイゼロで計画通り室堂に戻れました。
ちょっと無理した計画での膝痛は反省の必要がありますが、今回のバリエーション含む長時間山行は大変自信になりました。
でも、しばらくこんなキツイ計画は立てないと思います(笑)
体力ももう少し付けないと、特に歩荷力ですかね。慣れてないのでテント装備はやはり重い。
そして天気に恵まれました。
ギリギリまで雨予報なんかもあって迷いましたが、ギリギリで予報も良くなり、初日は概ね高曇りで景色も良くて快適にテント設営。夜少し降りましたが影響はほとんど無し。
二日目のアタックも、たまにガスが上がる程度で高曇り。時々うっすら晴れ間もあって山頂からのパノラマビューを堪能。山頂から下山時は徐々に曇ってきて涼しくなって好都合。テント撤収後、ガスがかかってさらに涼しく。10月の2週目とは思えない暖かさでしたが、陽射しがある程度遮られていたので快適な山行となり、青空に白い雲、そして岩肌、紅葉と心に残る景色をたくさん堪能でき、最高の初剱となり大満足です。
今回の源次郎尾根の個人的な感想は、登攀的な要素は比較的少ないバリエーションルートで、懸垂以外ロープは必要性を感じませんでした。
力量に応じて必要ならポイントで補助ロープ的なものがあればいいかなとも思いますが、その前にボルダリング5-6級くらいが登れる程度の力があれば、それこそピッチを切ったりする必要はないかなと思いました。(もちろんケースバイケース、自己判断かと思います)
一般ルートに毛が生えた程度と言えなくもないですが、やはりバリエーションですので安易に一般ハイカーが通って良いルートとは言えません。浮き石は当然多いし、滑落の危険も多い。もちろん→とか無いですし、ルーファイも必要です。
行かれる場合は、しっかりした準備と技術習得、さらにしっかりした経験者と一緒にが良いと思います。
※撮ってもらってた写真を少し追加
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