霞沢岳と焼岳（撤退） テント泊 2泊3日

2021年10月10日(日) 〜 2021年10月12日(火)

• GPS: 20:20
• 距離: 40.3km
• 登り: 2,250m
• 下り: 2,244m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:49
• 休憩: 0:27
• 合計: 5:16

7:48 大正池
8:09 8:09 田代池
8:30 8:31 田代橋
8:35 8:37 上高地温泉ホテル
8:40 8:42 ウェストン碑
8:53 8:53 上高地公園活動ステーション
9:00 9:00 河童橋
9:09 9:10 日本山岳会上高地山岳研究所
9:18 9:18 岳沢湿原・岳沢登山口
10:05 10:05 山のひだや
10:10 10:13 嘉門次小屋
10:24 10:27 明神池
10:33 10:33 嘉門次小屋
10:54 11:08 明神館
11:12 11:13 徳本口
13:04 徳本峠

2日目

• 山行: 8:21
• 休憩: 1:55
• 合計: 10:16

5:48 徳本峠
6:45 6:46 ジャンクションピーク
8:56 9:04 Ｋ１ピーク
9:20 9:21 K2
9:39 10:24 霞沢岳
10:38 10:44 K2
10:56 11:01 Ｋ１ピーク
12:55 13:01 ジャンクションピーク
13:37 14:08 徳本峠
15:15 15:16 徳本口
15:20 15:23 明神館
15:56 16:04 小梨平
16:04 宿泊地

3日目

• 山行: 5:50
• 休憩: 0:28
• 合計: 6:18

5:44 宿泊地
5:51 5:51 河童橋
5:55 5:55 上高地アルペンホテル
6:04 6:04 ウェストン碑
6:09 6:10 西穂高岳登山口
6:19 6:24 上高地焼岳登山口
7:00 7:00 峠沢梯子場
7:49 8:09 長ハシゴ
8:52 8:53 峠沢梯子場
9:28 9:29 上高地焼岳登山口
9:40 9:40 西穂高岳登山口
9:48 9:48 ウェストン碑
9:57 9:57 上高地アルプス山荘
10:02 10:02 上高地バスターミナル
10:07 10:07 無料トイレ
11:55 11:55 河童橋
12:02 上高地バスターミナル

天候

10/10（日）快晴
10/11（月）快晴
10/12（火）曇り一時雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

沢渡バスターミナル駐車場　2100円（1日700円）
・料金の切替が24時なので日付が変わってから停めましたが、朝7時でも余裕がありました。

コース状況／危険箇所等

＜霞沢岳＞
・コースは明瞭で危険な岩場はありませんが、アップダウンが多くてタフなコースです。
・K1ピークの手前はかなりの急登でザレているので、特に下りは慎重に歩きました（お助けロープあり）

その他周辺情報

＜テント場＞
【徳本峠小屋】（1張1人 2000円）
・10張という情報でしたが、詰めれば20張くらいは張れそうです。
・水場はありませんが、小屋で200円（1L）で購入できます。
・売店はコロナ休業中ですが、宿泊者・テント泊者向けにはビールなど販売しています。
・携帯（au）は小屋周辺でかろうじて1本。

【小梨平】（1張1人 1200円）
・水洗トイレ、炊事場、風呂、食堂、売店と快適設備が揃っています。
・携帯（au）は問題なく繋がります。
・食料はテント内残置禁止なので注意

＜温泉（風呂）＞
【小梨の湯】（600円）
・温泉ではありませんが、キャンプ場で汗を流せるのはありがたい
・外来入浴は16時までですが、特別に17時に入らせて貰いました

【竜島温泉　せせらぎの湯】（550円）
・内湯１、露天１のこじんまりとした日帰り温泉ですが、アルカリ性が強めの泉質で、ぬめっとしたお湯が楽しめます。

写真

10/10 7:10

沢渡バスターミナルの一番近い駐車場に駐車。朝7時の段階でも2割くらい空きがありました。

10/10 7:46

初日は行程に余裕があるので大正池で下車し、ここから歩きます。7時台のバスは乗客15人程度とガラガラでした（日曜なのに）

10/10 7:50

（明後日挑む予定の）焼岳が水面に映っています。
この日は一日中快晴でした。

10/10 7:52

大正池の鏡のような水面は美しいですね。

10/10 7:52

ここからの西穂と前穂は迫力があります。

10/10 8:09

田代湿原と田代池。ここの水面も透き通っていてキレイです。

10/10 8:32

たまには梓川の右岸を歩いてみます。こちらからの景色も絵になります。

10/10 8:36

逆光ですが、右側が明日アタックする予定の霞沢岳。アップダウンがキツイとは聞いていましたが、これを見るとゲンナリしてきます…。

10/10 8:36

「登る人もまれな山」とかディスられてますが……霞沢岳。

10/10 8:42

「上高地の父？」ウォルター・ウェストンの碑とレリーフ。

10/10 8:42

近付いても読めませんでした。。。

10/10 9:02

荒々しい穂高の山並み。

10/10 9:03

ズームすると更に迫力があります。

10/10 10:29

たまには明神池にも寄っていきます。先ずは穂高神社で登山の安全を祈願…。

10/10 10:12

その後は拝観料（500円）を払って明神池を散策。

10/10 10:13

観光地にありがちな奇抜なボート。この日は利用不可でした。

10/10 10:14

前穂高岳と明神岳がなかなかの迫力です。

10/10 10:25

明神池の水面も鏡のようでキレイです。拝観料を払った価値はありました。

10/10 10:38

明神橋から明神岳。何度見返しても良い景色。

10/11 15:15

徳本峠と書いて（とくごうとうげ）。かのウェストンも通った歴史あるルートです。

10/11 14:22

このようなハシゴもありますが、全体的に緩やかで歩きやすい道です。

10/10 13:04

明神から2時間ほどで今日の宿泊地の徳本峠に到着。ちなみに、島々谷からのクラシックルートは当面通行止です。

10/10 13:31

年季の入った徳本峠小屋（後方は改装された建物）。
泊まった人の話では、中は意外と快適で、食事も美味しかったらしいです。

10/10 13:40

分かりにくいですが、このインターホンを押して小屋の人を呼び出します。なお、売店は休業中ですが、宿泊者・テント泊者にはビールなど販売しています。

10/10 13:34

徳本峠小屋のテン場（2000円）。10張とのことでしたが、ここ以外にも張れるスペースがあり、もっと張れそうです。なお、この日のテントは4張でした。

10/10 13:11

小屋の裏側。トイレはこの扉から建物内に。

10/10 13:38

小屋のトイレ（100円）。愛でもいいそうです。

10/10 13:32

少し雲が出てきましたが、前穂の方面が良い眺めです。

10/11 4:38

夜明け前。三連星が特徴のオリオン座がよく見えました。（冬の星座が見れる時期になりました）

10/11 5:47

明るくなってきたので霞沢岳に向かって出発！

10/11 6:43

出発から1時間ほどでジャンクションピーク（2428m）。ここまで標高差300mを登りましたが、すぐに150m以上下ります…。その後はアップダウンの連続。

10/11 6:43

汗ばむような良い天気です。この日も一日中快晴でした。

10/11 8:10

左が目指す霞沢岳ですが、右端のK1ピークの方が高く見える…？

10/11 8:56

K1ピーク（2567m）に到着。何かに掴まりながら登るような凄い急登でした。（お助けロープあり）
足下がザレているので、下りは特に注意が必要です。

10/11 8:56

西穂の方面が絶景です。位置的に、霞沢岳よりK1ピークからの方がよく見えます。

10/11 8:56

こっちは笠ヶ岳とかの方面。

10/11 8:57

手前のK2のピークを越えた先が霞沢岳の山頂です。K1のピークが一番キツイので、その先はまだマシです。

10/11 9:39

霞沢岳（2646m）に到着。テン場を出てから4時間近くかかりました。。。

10/11 9:52

山頂は思いのほか狭いです。標識を避けるとラーメンを作るスペースも無いので、パンと行動食で済ませました。

10/11 9:52

誰もいないので自撮り。この日、霞沢岳に登った（途中ですれ違った）のは4人でした。

10/11 9:39

西穂の方面。K1ピークより少し遠くから眺める感じです。

10/11 9:40

明日挑む焼岳。天気が心配ですが…。

10/11 9:50

「霞沢岳」という割には凄く見晴らしの良い山です。名前で損している気がしないでもない…。

10/11 9:49

山頂で40分以上のんびりしていましたが、バスに間に合うように下山開始。K1ピークからの下りは特に気を遣いました。

10/11 13:37

徳本峠小屋のテン場に戻って来ました。「本当に下山中？」と思うくらい、登ってる時間の長い復路です。なお、自分以外はみんな下山したようで峠は閑散としていました。

10/10 11:04

テントを撤収して明神まで戻ってきたところで、明日の天気をチェック。無理ならこのままバスで帰る予定でしたが、昼まではもちそうな予報なので、山行継続。

10/11 15:55

2日目は小梨平のキャンプ場にテント泊。いつもは通過してましたが、一度泊まってみたかったキャンプ場です。

10/11 16:50

テントの受付場所。（1張1200円）北アルプスでこの金額だと安く感じます。

10/12 5:43

梓川を望む場所に張りました。平日ということもあって非常に空いています。

10/12 10:12

去年、このキャンプ場に熊が出た影響で、食料はテント内残置禁止。このコンテナに収容する運用です。

10/11 16:50

小梨の湯（600円）。テン泊者も含めて外来入浴は16時までですが、この日は特別に17時に入らせて頂きました。ありがたい！

10/11 16:49

売店も充実しています。ビール（500ml）が350円と、良心的な価格に感動しました。

10/12 5:43

3日目。明るくなってきたので出発。昨日までと違って厚い雲に覆われています。。。

10/12 6:09

西穂高岳の登山道入口。こっちも行ってみたい。

10/12 6:20

焼岳登山道の入口。天気が崩れる前に下山したいところですが、昨日の疲れがあって身体が重い…。

10/12 7:20

霧雨程度ですが、身体にまとわりつくような雨が降ってきました。予報より崩れるの早くない？

10/12 8:02

焼岳小屋手前の長梯子。山頂まで残り1.5kmくらいですが、雨が強くなってきたので撤退することにしました。（残念）

10/12 8:27

雨に煙る大正池の方面。

10/12 10:15

予定より随分早くテント場に戻ってきました。撤収するのが名残惜しく、テントでゴロゴロ…。

10/12 12:03

昼過ぎのバスで上高地にお別れ。待たずに乗れるのは良いですね。

撮影機器：

iPhone 12 Pro Max 512GB SIMフリー Apple

感想

SHAKATAK

上高地の秘峰とも呼ばれ、人の多い上高地でも静かな山行が楽しめる霞沢岳。クラシックルート上に位置する徳本峠小屋と併せ、以前から気になっていた山ですが、2泊必要な上に行程的に帰りのバスの時間に余裕がないので、なかなか計画できませんでした。
また、焼岳は比較的難易度が低い山ですが、上高地からのアプローチだど行き帰りのバス（時間や混雑状況）が気になり、後回しにしていました。
そこで、この2山を3日間で周回する行程を組めば、余裕を持てるのではないか…ということで今回のプランを組んでみました。

初日は徳本峠小屋まで辿り着けば良いので、大正池・明神池などを観光しながら、梓川右岸を歩いてみましたが、時間に追われずにのんびり景色を楽しめるのは良いものでした。

霞沢岳は、徳本峠小屋からの距離（5km弱）と標高差（500m程度）だけ見ると、大変そうには見えないですが、ともかくアップダウンが多くてペースが上がらないコースです。下山時にもガッツリ登りがあるので、脚力を残しておくことが大事だと思いました。
ただし、霞沢岳という名前の割には（？）前穂や焼岳方面の眺望が非常に良く、苦労して登った甲斐はあると思います。

3日目の焼岳は天候悪化で撤退しましたが、元々3日目の予報は微妙だったので、これは想定内。初日・2日目が天気に恵まれ、予想以上の景色を楽しめたので、どうせなら好天の日に再訪したいと思いました。