記録ID: 3771403
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積雪期ピークハント／縦走
中央アルプス
木曽駒ヶ岳〜宝剣岳 * 雪の中央アルプスへ *
2021年11月20日(土) [日帰り]
長野県
ピアソラ
その他1人
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 04:09
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 501m
- 下り
- 510m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 2:51
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 3:43
距離 4.5km
登り 512m
下り 515m
○ CT（標準） ： 03時間55分 ※夏道
○ CT（実績） ： 02時間45分 （休憩含まず）
○ CT（実績） ： 02時間45分 （休憩含まず）
| 天候 | ○ 天気 ： 快晴。 ○ 風速 ： ほぼ無風。 ○ 気温 ： やや暖かめ（稜線上で4℃くらい）。 ○ 視程 ： 普通。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
・マイカー／19:10 {自宅} - 22:00 {宿泊先} <前泊> ※高速利用：つくば中央IC〜甲府南IC ・マイカー／06:45 {宿泊先} - 08:00 菅の台バスセンター駐車場 ※高速利用：甲府南IC〜駒ヶ根IC ※駐車場：800円／日（1000台） ・路線バス／08:35 菅の台バスセンター - 09:05 しらび平 [しらび平行き] ・駒ヶ岳ロープウェイ／09:20 しらび平 - 09:27 千畳敷 ※参考HP：https://www.chuo-alps.com/fare/ ○ 復路（約307km） ・駒ヶ岳ロープウェイ／14:30 千畳敷 - 14:37 しらび平 ・路線バス／14:50 しらび平 - 15:22 菅の台バスセンター [駒ヶ根駅前行き] ・マイカー／15:30 菅の台バスセンター駐車場 - 15:35 {宿泊先} <後泊> ・マイカー／09:35 {宿泊先} - 09:40 光前寺 ・マイカー／10:30 光前寺 - 12:20 小作 甲府北口駅前店 ※高速利用：駒ヶ根IC〜双葉スマートIC ・マイカー／13:30 小作 甲府北口駅前店 - 17:00 {自宅} ※高速利用：一宮御坂IC〜つくば中央IC |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【全般】 ○ 総距離：約4.5km、累積標高：約350m。 ○ 千畳敷カールから乗越浄土へ登り、木曽駒ヶ岳と宝剣岳を縦走するコースです。 ○ 千畳敷カールから乗越浄土までは、標高差約250mの急登です。 ○ （まだそこまで多くないですが）ほぼ全区間に雪積があり、雪山装備は必須です。 ○ （まだしばらくは平気ですが）千畳敷カール内は雪崩の危険地帯です。 積雪状況にもよりますが12月中旬以降は雪崩のリスクに備えた方が良いです。 ○ （まだしばらくは平気ですが）千畳敷カール上部は最大斜度が50度ありクラストします。 滑落のリスクがあるため、アイゼンとピッケルを確実に効かせる必要があります。 ○ 主稜線上は、木曽側からの風が強まることが多いです。 ○ 悪天候で視界が乏しい場合、なだらかな主稜線上は道迷いのリスクが高まります。 【木曽駒ヶ岳（きそこまがたけ：2956m）】 ○ 軽アイゼンまたはチェーンスパイクでも十分登れます。 ○ 特に危険を感じる場所はありませんでした。 【宝剣岳（ほうけんだけ：2931m）】 ○ 基本は雪と岩のミックスです（一部凍結あり）。前爪のあるアイゼンは必須です。 ○ 夏場でも滑落リスクの高い鎖場やトラバースが二、三ヵ所あります。 ○ あと一月もすれば全面凍結し、普通のアイゼンやピッケルでも歯が立たなくなります。 そうなったら、近づかないほうが良いです（プロのガイドでも滑落する山です）。 ※上記はあくまで11月20日時点の状況です。今後の降雪ごとに刻々と状況は変わり 「冬本番」へ向かうので、入山時は必ず最新の情報を入手して下さい。 |
| その他周辺情報 | (1) トイレ �� 千畳敷駅 (2) 登山ポスト �� 千畳敷駅 (3) 登山バッチ 千畳敷駅の売店で買いました。 (4) 温泉施設 菅の台バスセンターから歩いてすぐの早太郎温泉「こまくさの湯」が有名です。 ※営業時間 ： 10:00 〜 20:30（最終受付：19:30）（時短営業中） ※料金 ： 700円 ※参考HP ： http://www.komakusanoyu.com/ |
写真
遠路はるばる信州駒ヶ根は菅の台バスセンターまでやって来ました。バス待ちの長い列に加わります。結局8:15分発の始発には乗れず、増発2便目でやっと乗れました。
20
11/20 8:16
遠路はるばる信州駒ヶ根は菅の台バスセンターまでやって来ました。バス待ちの長い列に加わります。結局8:15分発の始発には乗れず、増発2便目でやっと乗れました。
駒ヶ根橋が工事中のため、対岸のバスに乗り換えます。橋を渡るとき視線の先に見えたのは、これから歩く中央アルプスの鋭い稜線と雪をまとった千畳敷カールです。それが、、、
14
11/20 8:36
駒ヶ根橋が工事中のため、対岸のバスに乗り換えます。橋を渡るとき視線の先に見えたのは、これから歩く中央アルプスの鋭い稜線と雪をまとった千畳敷カールです。それが、、、
今すぐ目の前にあります。路線バスとロープウェイを乗り継ぐことわずか1時間で、標高2612mに立てるお手軽さ。そして、ちょっと罪悪感・・・。
38
11/20 9:42
今すぐ目の前にあります。路線バスとロープウェイを乗り継ぐことわずか1時間で、標高2612mに立てるお手軽さ。そして、ちょっと罪悪感・・・。
早速アイゼンを履いて、いざ出発！ちなみに、正面の尖峰は「サギダルの頭」というそうです。
晴天を突く岩峰群に囲まれた千畳敷カールを直登します。少し前に降った雪は大分解けてしまったようですが、少ないながらも久しぶりに雪を踏めることが嬉しい。
35
11/20 9:55
晴天を突く岩峰群に囲まれた千畳敷カールを直登します。少し前に降った雪は大分解けてしまったようですが、少ないながらも久しぶりに雪を踏めることが嬉しい。
汗ばむほどの陽気の中（ヤッケ、オーバー手袋は大仰でした）、急登を登っていきます。高度を上げるほどに間近に迫る岩峰群。
浄土乗越に着きました。ここで風が強まると予想していたのですが、意外や意外、ほぼ無風。最高のコンディションです。
振り向けば、眼下に小さく千畳敷駅（ロープウェイ駅）が見下ろせ、遠くは南アルプスの稜線を見晴るかします（富士山の頭もちょこっとだけ見えています）。
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11/20 10:27
振り向けば、眼下に小さく千畳敷駅（ロープウェイ駅）が見下ろせ、遠くは南アルプスの稜線を見晴るかします（富士山の頭もちょこっとだけ見えています）。
既に小屋閉めした宝剣山荘（青い屋根）と天狗荘（赤い屋根）。
絶景を楽しみながらの稜線漫歩の始まりです。まずは中岳（なかだけ：2925m）を目指します。
伊那前岳（いなまえだけ：2884m）の奥には、南アルプスのジャイアンツ達が勢揃い。そこに富士山が加わります。
文字通り360°の大パノラマ。この山頂去り難し！でも去ります。
嫁は宝剣山荘にザックをデポッて臨みます。もしアイスバーンになっていたらとても歯が立ちません。状況を見ながら行けるところまで行ってみよう。
17
11/20 12:15
嫁は宝剣山荘にザックをデポッて臨みます。もしアイスバーンになっていたらとても歯が立ちません。状況を見ながら行けるところまで行ってみよう。
一部凍結しているものの基本的には雪と岩のミックス。ちょっと急だけど、北面で雪も比較的締まっているのでこれなら行けそうだ。
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11/20 12:22
一部凍結しているものの基本的には雪と岩のミックス。ちょっと急だけど、北面で雪も比較的締まっているのでこれなら行けそうだ。
着いたー、宝剣岳！（途中の難所は写真を撮る余裕がありませんでした。）奥の岩にも立てるみたいですが、僕らは遠慮しておきました。
ここも。あろうことか運動靴にチェンスパを履いただけの親子連れ（子供は恐怖で「みんなと一緒に戻ろうよ」と泣いてました）が登ってきていたので、戻るように伝えました。
23
11/20 12:42
ここも。あろうことか運動靴にチェンスパを履いただけの親子連れ（子供は恐怖で「みんなと一緒に戻ろうよ」と泣いてました）が登ってきていたので、戻るように伝えました。
本当は伊那前岳にも寄りたかったのですが、お腹が空いたので（←カップ麺を持ってこなかったことを後悔する二人）下山します。
12
11/20 13:01
本当は伊那前岳にも寄りたかったのですが、お腹が空いたので（←カップ麺を持ってこなかったことを後悔する二人）下山します。
僕らが下山するのを待っていてくれたかのような絶妙なタイミングでカール内に雲が湧いてきました。
最後にもう一度記念撮影を。木曽駒に登ることがミニマムサクセスでしたが、宝剣岳にも登れたことにより達成感がプラスされました。
【おまけ】下山後は駒ヶ根橋のたもとにあるお宿に泊まりました。温泉温まりました。
【おまけ】翌朝、名刹、光前寺に行きました。昔駒ヶ根に単身赴任していたこともある父からここのヒカリゴケを薦められて訪れた訳ですが、11月〜4月は冬枯れ中で見られませんでした。
15
11/21 9:46
【おまけ】翌朝、名刹、光前寺に行きました。昔駒ヶ根に単身赴任していたこともある父からここのヒカリゴケを薦められて訪れた訳ですが、11月〜4月は冬枯れ中で見られませんでした。
【おまけ】ただ、ヒカリゴケが見られなくても、このお寺は（名刹だけあって）とても良い雰囲気でした。
【おまけ】期せずして駒ヶ根太鼓のPR写真の撮影現場にも遭遇しました。早太郎伝説に登場する早太郎（霊犬）と老ヒヒ（怪物）に扮した舞と太鼓（のフリ）が見られました。
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11/21 10:23
【おまけ】期せずして駒ヶ根太鼓のPR写真の撮影現場にも遭遇しました。早太郎伝説に登場する早太郎（霊犬）と老ヒヒ（怪物）に扮した舞と太鼓（のフリ）が見られました。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
行動食
非常食
飲料
水筒（保温性）
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
|---|
感想
飛び石連休を四連休に変えることに成功した僕ら。
那須塩原の温泉宿にでも一泊してまったりかな、と思い描いていたところへ、
大きな百名山に登りたい、という嫁の勇ましいリクエストを汲み取り、
はるばる雪の木曽駒と宝剣岳に登ってきました。
さすがに一面白銀の世界・・・とまではいきませんでしたが、
久方ぶりに雪の感触を確かめつつ、晴天×絶景の稜線漫歩を楽しみました。
元々飛び石連休だっただけに、中央道で飛び石に当たり、アバちゃんの
フロントガラスが割れるという余計なオプションも付きましたが、
なんとかこれでこの夏アルプスに行けなかった心残りも払拭できました。
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