木曽駒ヶ岳

2022年01月10日(月) [日帰り]

• GPS: 03:50
• 距離: 4.5km
• 登り: 534m
• 下り: 542m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:15
• 休憩: 0:34
• 合計: 3:49

9:42 千畳敷駅
9:46 9:46 ホテル千畳敷
10:50 11:00 乗越浄土
11:07 11:07 宝剣山荘
11:10 11:14 天狗荘
11:38 11:38 中岳
11:46 11:46 木曽駒ヶ岳 頂上山荘
12:12 12:20 木曽駒ヶ岳
12:29 12:30 木曽駒ヶ岳 頂上山荘
12:36 12:43 中岳
12:55 12:57 天狗荘
12:58 12:58 宝剣山荘
13:03 13:04 乗越浄土
13:32 ホテル千畳敷

天候

快晴で風もこの時期としては比較的穏やか。気温もそこまで低くはなく、最高のコンディションでした。（稜線上の風速は体感で10〜15mくらいかと）

アクセス

利用交通機関：

バス

バスタ新宿で「千畳敷カールきっぷ」というのを購入したので交通費（バスとロープウェイ）は11000円に抑えることが出来ました。
前日の夕方にバスタ新宿→駒ヶ根市内まで高速バスで移動し駅前のホテルで一泊、翌朝の始発の路線バスでしらび平まで行きました。
高速道路も、駒ヶ根市内の道路も部分部分凍結箇所があり、マイカーで来なくて良かったです。

コース状況／危険箇所等

ロープウェイの千畳敷駅を降りると一面の銀世界です。完全に冬山なので厳冬期の装備が必須です。この時期に来るような人であれば危険箇所になるような所はありませんが、稜線上はトレースが細く足を踏み外すと下まで滑り落ちる箇所や、カール内は雪崩発生箇所もあるので十分な注意が必要です。

その他周辺情報

下山のバスで菅の台バスセンターで下車する方が多いと思いますが、一つ手前のバス停「菅の台」で降りると目の前に「こまくさの湯」という温泉があります。休憩スペースや食堂もあって登山後の休憩にぴったりです。

写真

1/9 16:17

新宿駅の新南口にあるバスタ新宿。初めて来た。

1/9 20:11

駒ヶ根駅前の様子、シャッター街・・・

1/10 9:14

翌朝は朝一のバスに乗って千畳敷へ！

1/10 9:49

木曽ブルー！快晴の青空。

1/10 9:49

天気もよく、カール全体が見渡せる。トレースもしっかり残っていて迷うことなし。

1/10 10:23

乗越浄土までは登山者が列になっていた。

1/10 10:24

後ろを振り返ると南アルプスが

1/10 10:53

歩いた後が模様になっている

1/10 10:59

乗越浄土までもう少し

1/10 11:01

乗越浄土。ここからは稜線上を歩くため風がとても強くなる。

1/10 11:03

宝剣岳

1/10 11:06

山小屋か避難小屋。この時期は営業してないのかな？

1/10 11:33

中岳山頂 2925m

1/10 11:34

ここも中岳山頂

1/10 11:35

振り返ると中央アルプスの山々が。檜尾岳や空木岳方面だと思うけどどれか分からず。

1/10 11:36

中岳の山頂からは木曽駒ヶ岳の山頂と、遠くに御嶽山が見えた。

1/10 12:09

一旦下ってからの登り返しのあと、木曽駒ヶ岳へ。

1/10 12:10

木曽駒ヶ岳の山頂。鳥居は大部分が雪の下。

1/10 12:18

印象的な形の雪。下のえぐれた部分は強風で飛ばされたのでしょうか。

1/10 12:19

鳥居には強風で出来る雪の跡が

1/10 12:35

自然の造形美

1/10 12:54

宝剣山荘まで戻ってきたところ

1/10 12:58

風が強いところは磨かれてカチカチのアイスになっている。歩く際は要注意。

1/10 13:36

一気に下ってロープウェイ乗り場まで戻ってきました。

1/10 15:32

帰りは路線バスを「菅の台」で途中下車して、こまくさの湯に立ち寄り

1/10 16:20

駒ヶ根市内まで戻ってきて、時間が余ったので近くのラーメン屋で豚骨ラーメンを食べました。替え玉は最初から持ってきてもらいます。

撮影機器：

AQUOS sense plus SIMフリー シャープ

感想

ToMoKiiiDA𓆡

年末年始に積雪期の日本アルプスを見たいなぁと思っていたのですが、スケジュールと天候がどうも噛み合わず、悶々としていたところ、週末のテンクラでA判定となっていたので木曽駒ヶ岳に登ることにしました。
車で菅の台バスセンターまで行こうと考えたのですが、数日前の積雪で路面状況に不安があるのと、しらび平行きの始発のバスに乗るにはAM4:00には家を出ないと間に合わないので、ここは無理をせず日曜夕方のバスタ新宿発駒ヶ根駅前バスターミナル行きの高速バスで駒ヶ根市内に前日入りして宿泊することにしました。
朝はしっかりとホテルの朝御飯を食べて余裕をもって駒ヶ根駅前発のバス停に行くと、しらび平行きの路線バス乗り場には7〜8人ほどの列が既に出来ていました。8時ちょうど発の路線バスなのですが、出発後も途中のバス停で少しずつ登山客が乗ってきて、菅の台バスセンターに着く頃には結構な混み具合に。菅の台バスセンターでは数十人が列を作っておりバスに乗れるだけ乗って出発、乗れなかった人は臨時便で来ることが出来たみたいでした。
菅の台バスセンターからは30分強でしらび平に到着、今回は「千畳敷カール切符」という高速バスと路線バス、ロープウェイがセットになったやつで来たので、チケット窓口で引換券と乗車券を交換してロープウェイの乗車の列に並びます。チケット窓口での時間ロスのため始発のロープウェイには乗れませんでしたが15分後くらいの臨時便で千畳敷まで上がることが出来ました。
ここからの景色は抜群で、雲一つ無い快晴で気温も比較的高く風も穏やかで最高の登山日和となりました。
アイゼンやピッケルを準備し、9時半過ぎくらいからようやく歩き始めたのですが、久し振りで慣れない12本爪アイゼンでの歩行に苦戦しながらカールの中を進みました。目の前にはカールを直登する登山者の列がずっと先まで続いており、明瞭なトレースも残っていたためルートを間違うことはありませんでしたが、なかなかペースが上がらずどんどん後ろを歩いていた登山者に抜かされ、ロープウェイ降り場から1時間以上かかってようやく乗越浄土まで辿り着くことが出来ました。
数年前の年末年始に一度、宝剣山荘に行ったことがあるのですがその時とは比べ物にならないほど遠くまで見渡せ、北アルプスから南アルプス、そして富士山の先っちょまで一望することが出来ました。進行方向の先には中岳が見えてテンションも爆上がりだったのですが稜線に出るとやはり風が強く10m〜15mほどの風速の風が吹いていました。
とはいえ想像よりも寒くはなく、スマホで写真を撮るときに手袋を脱いで素手になっても大丈夫なくらいのコンディションだったので一眼レフと併せ写真を撮りまくりながら中岳山頂まで登りました。
ここからは一旦下って、山小屋を過ぎた辺りから再度、木曽駒ヶ岳山頂への登り返しとなるのですが脚が疲れてしまい思うようにペースが上がらず、木曽駒ヶ岳の頂上に着いた頃には12時を回っていました。頂上は以外と人も居たのですが、やはり風が冷たいため長居する登山客はあまりおらず、自分も写真だけとって早めに下山を開始しました。
下山は、登り以上に神経を使いながら慎重に歩きます、フカフカの雪ならまだしも、カチカチに凍結したアイスの上だと誤って滑ったら僅かな傾斜でも事故に繋がるので一歩一歩確実に足を置きながら、山頂から1時間強でロープウェイの山頂駅に戻って来ることが出来ました。到着直前の登り返しがキツくて(;´Д`)ﾊｧﾊｧ息をしながらでしたが、運動不足気味のカラダにはとても良い運動となりました。
下山のロープウェイは14時ちょい前の便に乗るつもりだったのですが、並んでいたところ数人前のお客さんで満員になってしまったらしく14時15分の臨時便で下って来ました。乗り継ぎの路線バスも臨時便で余計な待ち時間も無く快適です、途中、バスを菅の台で途中下車して「こまくさの湯」でさっと温泉に入り16時前には駒ヶ根駅前のバスターミナルに戻ってきました。帰りの高速バスは17時の便で予約変更が出来ないことをこの時点で知り、1時間程もて余してしまったのですが近くのラーメン屋で豚骨ラーメンを食べていたら丁度良い時間となり、短かった今回の山旅もこれにて終了です。
帰り、時間をもて余すくらいなら、こまくさの湯にあった食堂でソースカツ丼と蕎麦のセットでも食べてくりゃ良かったと後になって後悔しましたが、これは次回のお楽しみとして取っておきたいと思います。