ギザギザ六甲縦走


- GPS
- 19:14
- 距離
- 97.7km
- 登り
- 6,862m
- 下り
- 6,791m
コースタイム
- 山行
- 9:39
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 11:02
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 8:07
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:須磨浦公園 |
その他周辺情報 | 三ノ宮まで戻り二宮温泉 |
写真
感想
前回失敗したギザギザ六甲縦走に再チャレンジ
無事完走しましたー
■概要
宝塚から須磨浦公園まで六甲縦走路なら40kmくらいのところを、ギザギザに進んで120kmくらいにする試み
@akitakeirisさんの「六甲全縦ギザギザ120km」をトレース
前回は須磨浦公園からスタートして大失敗
↓前回ログ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2496803.html
■スタート前
石舞台100の大会に向けて、寒い中動き続ける練習をしようと思いつくが、前回味わったハードなコースの思い出が決意を鈍らせる。
できる、出来ないではなくて、
やるか、やらないか
前回は真夏、今回は真冬、厳しいコンディションには変わらないが、スタートすれば何とかなる。ハズ・・・と、着々と準備する。
■スタート
石舞台と同じ12時スタート予定だったが、体が拒否反応を示し、1時間遅れのスタート。まぁ、のんびり行ってもいつか終わるでしょ。いつもは走る塩平寺までのロードも無理せず歩く。違う、体が重すぎて走れない。お正月に日本酒を飲み過ぎて明らかにウェイトオーバー。走ってもいないのに、塩平寺で既に息切れしている。大丈夫か。
■ギザ6の試練
東側縦走路の終わり、全縦走ではアスファルトを右だが、ギザ6は左に曲がり、山を下りていく。六甲山頂を目前にして山を下りていく感覚、山頂が近づいているのにたどり着けない。この屈辱こそがギザ6の試練。存分と味わおうじゃないか。
■やけんがあらわれた
打越山から御影駅に向かう下り、御影駅での補給を計画していたので手持ち食料も水分も底を尽きかけている。
遠くで犬の遠吠えが聞こえる、気にはなっていたが、民家も近いので仕事熱心な番犬さんが吠えているのだろうと甘く見ていた。
遠吠えはやがて近くなり、なんと目の前に牙を剥き出しにした野犬が現れた。リードは?もちろん無い。ヘッデンに反射した鋭い眼光が私を照らす。
ロトの血を引く勇者のように判断を迫られる
どうする?
たたかう
にげる
てなずける
どうぐをつかう
頭の中では、すぎやまこういちの名曲BGMが流れる。
選択肢はもちろん「にげる」だ。レベルの低い勇者が先に進みたいときは「にげる」しか選択肢はない。ゲームの中ではだいたい「しかし、まわりこまれた」と勇者は教会送りになることが多い。さぁ、逃げ切れるのか。再び打越山に向かって登り返す。
野犬の咆哮が遠くなっていく、無事逃げ切れたようだ。しかし、歩いているだけでHPは消費してる。薬草も持っていない。早く宿屋に、御影駅のコンビニに着けば回復するはず。
何とかコンビニに辿り着き、カップラーメンを128ゴールド+税で購入、HPが回復した。
■吉野家 新神戸駅前店
ロトの勇者気分も闇夜と共に消え去り、ようやく市ケ原に到着。ここまで90km、縦走路ならすでに往復している距離を消化している。動き続けている間は寒さを感じないが、止まると2分もじっとしていられない。コンビニでカップラーメンを購入すると、出来上がるまでの3分間で体が冷え切ってしまうので、市ケ原から新神戸駅に向かう布引ゾーンで次の補給場所を考える。
コンビニ以外、コンビニ以外には・・・あった、吉野家!時間は早朝5時、ちょうど朝定食の時間やん。よっしゃ、ここでゆっくり補給して後半戦に備える。頭の中で吉野家ソングがヘビーローテーションする。ちなみに、公式では吉野家ソングなど無いと思われる。
暖かいみそ汁と納豆と御飯に小鉢で牛皿を付けてもいいかな。ついでにスマホの充電もしてしまおう。頭の中でやることリストが固まっていたが、吉野家到着と同時にその野望は打ち砕かれ、体が固まった。
「営業時間は朝8時から」
すでに吉野家は24時間営業では無くなっていたのか・・・。仕方なく向かいのファミマへ。当然ながらイートインスペースは無く、コンビニ前の階段で暖かいラーメンを補給する間に体が冷え切るという矛盾と戦わなくてはいけない。暖かいのか寒いのか、いやだ、もう嫌だ。
■Suuntoリタイヤ
コンビニで商品を選びながら時計を見ると、バッテリーが残り2時間となっている。今回の最大目標はギザギザになったGPSログを残すこと。それがギザ6の醍醐味なのに、GPSの測定モードを最大精度にしていたのでバッテリーが持たない。急きょ、最少精度のモードに落としても残り6時間。しかもコンビニ内で設定変更したためか、GPSが測位しなくなっている。
ここまでか。
続ける意味を見出せなくなり、全身をリタイヤムードが覆う。とにかく、食べながら考えよう。話はそれからだ。しかし、ここはファミマ内。外は早朝の極寒の中、短パン半そで姿のオッサンが時計見ながらブツブツ言ってるので店員から不審がられている。一旦外に出る。寒い。リタイヤムードに追い打ちがかかる。
■2022年
次の石舞台100kmを始め、今年は既に球磨川100mile、滋賀一周440kmなどのロングレースにエントリーしている。厳しい戦いを乗り切ろうとする2022年最初のチャレンジで簡単にリタイヤするわけにはいかない。このチャレンジは今年を占う大事な自分との闘いじゃないのか。GPSのログがどうした、寒いのが何だ。最後までやり切る。それこそが2022年の最大目標であり、大きな自己満足じゃないか!
自己満足?なら止めようかな。と、自問自答しながら、ファミマ横のローソンでカップ麺をすする。
(ファミマに居づらくなり、ローソンへ移動。幸いにも店内は誰もいなかったので、店内で立ち食い麺をさせてもらっていた。)
食べたからには行くしかない。順調にいけば、鍋蓋山で日の出が見られる。日の出を見れば、最後まで行く元気が出るはずだ。自分を信じ、前に進む。2022年幾度となく訪れる試練も乗り越える方法は、自分を信じること、お天道様の力を借りること。これしかない。
■須磨浦へ
Suuntoは動いていないが、覚悟を決めた体は止まらない。晴天の冬空、多くのファミリーやハイカーさんとすれ違い、挨拶を交わす。板宿八幡神社では野球部が坂道おんぶダッシュという古典的なトレーニングをしていた。鍛えた足腰で将来は是非ギザ6にもチャレンジしてほしい。
菊水山、横尾山、鉄拐山、旗振山、鉢伏山、いつもの縦走路でお馴染みの山に、違う角度からアプローチしていき、ピークを消化する。本当は須磨浦公園に到着してから新長田の銭湯までロードを走るつもりだったが、須磨浦公園駅で精魂尽き果て、時計を止める。93kmで止まっていたSunntoの距離が124kmとなっていたのは、せめてものご褒美だろうか。須磨浦公園から三ノ宮まで電車で移動し、二宮温泉で汗を流す。今なら吉野家も開いているだろうが、特に魅力は感じなかった。
2022年最初の山旅は、今年も簡単には諦めないという決意が体を前に動かしたと思う。
できる、できないではなくて
やるか、やらないか
しかし、野犬にはやられるかと思った。
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