竜ヶ岳 (宇賀溪から遠足尾根往復)


- GPS
- 08:04
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 976m
- 下り
- 986m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
R306石榑北交差点よりR421(八風街道)を約3.5km西進。 落合橋を過ぎると、すぐ左に落合橋Pあり(無料)。 更に進み、約100m先を右に入った先に宇賀渓Pあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道には、雪はほとんど無く凍結も無し。 遠足尾根新道は、途中から氷雪混じり道となり、一部凍結箇所あり。 アイゼンが必要なほどではないが、滑りやすく歩きにくい。 遠足尾根は、トレースは踏み固められているが、外れると膝下の雪。 午前中は表面粉雪だったが、午後は湿雪。 クラ〜山頂間も、トレース部は固く、外すと膝下。 積雪量は、多くもなく少なくもなく、笹藪がかろうじて隠れる程度。 ほとんどの木が、樹氷で白くなっていた。 |
写真
感想
暮れに登った藤原岳から見た竜は真っ白だった。
前日は雪が降ったようだったので、雪の竜を期待して、宇賀溪に向かった。
駐車場には、たくさんの車が駐まっていた。
まだ準備している人たちもいたので、安心して車の中で朝食を取った。
天気予報では、午前中はまずまずで、午後から崩れるとのことだった。
駐車場からは、澄みきった青空をバックに、真っ白な竜が見えた。
林道には、ほとんど雪はなかった。
駐車場の管理人は、前日の午後は吹雪でトレースがすっかり消えたと言っていた。
でも、この調子では、新雪はあまり積もらなかったのではと思った。
新道は、相変わらずの急登で、タダでさえ滑りやすい道は、氷雪混じりで気が抜けなかった。
遠足尾根に乗ると、雪は次第に多くなってきた。
とは言っても、やはり新雪は少なく、トレースの下は氷化しており、硬い雪道となっていた。
緊張したのは、ホタガ谷コース分岐から金山尾根分岐までの急斜面だ。
トレースの無いところでも、所々クラストしていた。
しかし、斜面全体が適度に締まっていて、キックステップで快適に登ることができた。
金山尾根分岐を過ぎると、樹氷が現れ始めた。
時間が遅かったので期待していなかったが、クラ全体が真っ白になっていた。
これほど白い樹氷を竜で見たのは初めてだった。
ここから山頂までは、視界が開け、何もかも丸見えだった。
真っ白な雪面に黒い点があちこちにあり、どこに人がいるのか一目瞭然なのだ。
山頂にいる人、登っている人、休憩している人、みんな見えるのが面白かった。
樹氷に囲まれ、竜と人を見ながら、遅い昼食を取った。
その内、空が次第に怪しくなってきた。
黒い点も、だんだん少なくなってきた。
あまりのんびりもしていられないな。
まだ人がいる内に、とりあえず山頂に行ってこよう。
そう思い、ワカンを着けて山頂に向かった。
山頂下までは、風はあまり無かった。
ところが、山頂に近づくと、急に風が強くなった。
さすが竜、山頂だけはいつもの強風だった。
山頂から下ると、またほとんど風は無くなった。
ここまで来ればもう安心だ。
ここからは、遠足尾根をスノーハイクだ。
出来る限りトレースは外して歩こう。
振り返ると、曇ってきて暗くなった空に、鏡餅のような竜が白く浮かび上がっていた。
さすがに、もう黒い点はどこにも見あたらなかった。
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