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Yamareco

記録ID: 4074354
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

娘(11歳)と一緒に霞沢岳。冬季限定ルート【ゆっくり歩き】

2022年03月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:28
距離
14.7km
登り
1,526m
下り
1,517m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:41
休憩
0:46
合計
12:27
5:31
22
5:53
5:58
42
6:40
6:52
247
10:59
11:07
46
11:53
12:06
78
13:24
13:24
207
16:51
16:56
34
17:30
17:31
20
17:51
17:53
5
17:58
ゴール地点
日没までに太兵衛平に戻ってくれば大丈夫と割り切って、急がず焦らずじっくりと楽しみました。 急げば早く下山できるかもしれませんが、時間はたっぷりあると考えて心に余裕を持って行動しました。
休憩時間は、いつものように座っておにぎりを食べる休憩を上り下りで数回取っています。
天候 快晴
気温高め
稜線はやや風強め
過去天気図(気象庁) 2022年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
坂巻温泉駐車場 1日1000円   朝5時から夜9時まで(深夜早朝はゲートが閉まり出入庫不可)  20台くらいは停められそうだが坂巻温泉に宿泊者がいると駐車台数は少なくなりそう  (駐車場の予約不可)
コース状況/
危険箇所等
登山道は全区間積雪あり
トンネル内はほぼドライ。 一部凍結あり。 ヘッデン必要。
登山ポストは中の湯ゲート
トイレも中の湯ゲート
水場なし。雪も森林限界以下はあまりきれいじゃない感じ。
トレースは完璧でしたが、滑落、転倒、道迷い、踏み抜き、木の枝に注意。

西尾根なので、午後〜夕方は雪が緩んで歩きにくいです。
笹が出てくるとますます滑りやすくなると思います。
スリップ注意。

子連れで行く人は少ないと思いますが、雪の状態によっては「大人にはトレースあり。」でも「子供にはセミラッセル状態。」なので、時間に余裕を持って。
アイゼンもあるので脚力使いますので、下山時に踏みとどまれなくなり尻もち大会になります。
その他周辺情報 特に立ち寄りなし。
深夜3時前に中の湯ゲートに到着。 ゲート付近を下見してから仮眠しました。
2022年03月12日 02:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 2:52
深夜3時前に中の湯ゲートに到着。 ゲート付近を下見してから仮眠しました。
坂巻温泉の駐車場。 5時オープン。 準備をして5:30にスタート。
2022年03月12日 05:30撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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3/12 5:30
坂巻温泉の駐車場。 5時オープン。 準備をして5:30にスタート。
バス停も目の前ですが、もちろん歩いてスタート。
冬期のバス便は少ないので注意。
2022年03月12日 05:31撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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3/12 5:31
バス停も目の前ですが、もちろん歩いてスタート。
冬期のバス便は少ないので注意。
25分ほどで中の湯ゲート到着。 事前に準備してきた登山届を提出。 トンネル脇に簡易トイレ3基あり。
2022年03月12日 05:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 5:57
25分ほどで中の湯ゲート到着。 事前に準備してきた登山届を提出。 トンネル脇に簡易トイレ3基あり。
釜トンネル。歩いて通るのは初めてです。いつもは安定の毎日アルペン号。途中で曲がっているトンネルで、照明がないので真っ暗です。
2022年03月12日 06:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 6:09
釜トンネル。歩いて通るのは初めてです。いつもは安定の毎日アルペン号。途中で曲がっているトンネルで、照明がないので真っ暗です。
釜トンネルを抜けて、すぐに上高地トンネル。
2022年03月12日 06:26撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 6:26
釜トンネルを抜けて、すぐに上高地トンネル。
こちらは短かめで、照明も点いていました。
2022年03月12日 06:35撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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3/12 6:35
こちらは短かめで、照明も点いていました。
そしてトンネルを抜けるとすぐに「国土交通省」の看板。
アイゼン着けて装備確認。 いよいよスタートです。
2022年03月12日 06:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 6:52
そしてトンネルを抜けるとすぐに「国土交通省」の看板。
アイゼン着けて装備確認。 いよいよスタートです。
最初の取り付き区間。写真だとそうでもないですが、いきなり、ここ登るのか〜。と怖気づいてます。
2022年03月12日 06:55撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 6:55
最初の取り付き区間。写真だとそうでもないですが、いきなり、ここ登るのか〜。と怖気づいてます。
あとはずっと山頂まで「登り、ときどき、急な登り」を歩くのみ。
2022年03月12日 07:45撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 7:45
あとはずっと山頂まで「登り、ときどき、急な登り」を歩くのみ。
たまに景色が良いです。
2022年03月12日 07:47撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 7:47
たまに景色が良いです。
そして登りが続きます。 大人の歩幅でステップが切られているので、一歩一歩が娘にはキツイ。 深さも大人にはよくても娘にとっては半分ラッセル状態だったりする箇所も多い。
2022年03月12日 07:54撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 7:54
そして登りが続きます。 大人の歩幅でステップが切られているので、一歩一歩が娘にはキツイ。 深さも大人にはよくても娘にとっては半分ラッセル状態だったりする箇所も多い。
くぐったりしますが、それほどでもなく通過できます。 こういうところは、娘の方が得意。 先にくぐって引っ張ってくれます。
2022年03月12日 08:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 8:02
くぐったりしますが、それほどでもなく通過できます。 こういうところは、娘の方が得意。 先にくぐって引っ張ってくれます。
テン場スペースっぽいのを通過。
2022年03月12日 08:10撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 8:10
テン場スペースっぽいのを通過。
そして登り、、、
2022年03月12日 08:10撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/12 8:10
そして登り、、、
ときどきトラバース。
2022年03月12日 08:40撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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ときどきトラバース。
そしてまた登り。
2022年03月12日 09:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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そしてまた登り。
テン場スペース。
2022年03月12日 09:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 9:44
テン場スペース。
そしてまた登り。
2022年03月12日 10:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 10:08
そしてまた登り。
テン場スペース。
2022年03月12日 10:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 10:21
テン場スペース。
さらに登り。
2022年03月12日 10:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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さらに登り。
広いテン場スペース。
2022年03月12日 10:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 10:34
広いテン場スペース。
まだまだ登り。
2022年03月12日 10:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 10:38
まだまだ登り。
だいぶいい感じに日が当たってきた。
2022年03月12日 10:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 10:48
だいぶいい感じに日が当たってきた。
ということは、、、核心部を捉えた。
2022年03月12日 11:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 11:03
ということは、、、核心部を捉えた。
これなら行けそう。
2022年03月12日 11:07撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 11:07
これなら行けそう。
ちょっと観察中。
2022年03月12日 11:07撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 11:07
ちょっと観察中。
取り付きました。
2022年03月12日 11:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 11:09
取り付きました。
下半分は雪の状態がよく安定して歩けました。
2022年03月12日 11:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 11:09
下半分は雪の状態がよく安定して歩けました。
上半分は岩のよじ登り。
2022年03月12日 11:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 11:14
上半分は岩のよじ登り。
浮石は少ないようなので大丈夫そうです。
2022年03月12日 11:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 11:14
浮石は少ないようなので大丈夫そうです。
登り終えて狭い所も通過。
2022年03月12日 11:27撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 11:27
登り終えて狭い所も通過。
いいタイミングで飛行機雲。
2022年03月12日 11:29撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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いいタイミングで飛行機雲。
飛行機雲、もう1枚。
2022年03月12日 11:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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飛行機雲、もう1枚。
ちょっと風が強めですが、ウィニングロード。
2022年03月12日 11:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 11:36
ちょっと風が強めですが、ウィニングロード。
偽ピーク。
2022年03月12日 11:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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偽ピーク。
風が冷たい。
2022年03月12日 11:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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風が冷たい。
たくましくなってくれました。 
2022年03月12日 11:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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たくましくなってくれました。 
安心して、引っ張ってもらえます。(笑)
2022年03月12日 11:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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安心して、引っ張ってもらえます。(笑)
いよいよラスト区間。
2022年03月12日 11:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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いよいよラスト区間。
霞沢岳山頂ゲット!
2022年03月12日 11:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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霞沢岳山頂ゲット!
縦位置。
2022年03月12日 11:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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縦位置。
撮っていただきました。ありがとうございました。いい記念になります。
2022年03月12日 11:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 11:49
撮っていただきました。ありがとうございました。いい記念になります。
10分ほど景色を堪能。 寒いのでお昼ご飯はあとで食べることにします。
2022年03月12日 11:59撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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3/12 11:59
10分ほど景色を堪能。 寒いのでお昼ご飯はあとで食べることにします。
看板だけでもいいですね。
2022年03月12日 12:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 12:05
看板だけでもいいですね。
下山開始〜。安全第一でゆっくり下ります。
2022年03月12日 12:06撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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下山開始〜。安全第一でゆっくり下ります。
景色良すぎてなかなか進みません。
2022年03月12日 12:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 12:08
景色良すぎてなかなか進みません。
ちょうどお昼時なのですが。。。
2022年03月12日 12:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 12:08
ちょうどお昼時なのですが。。。
名残惜しい風景。
2022年03月12日 12:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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名残惜しい風景。
さて、いよいよ核心部が近づいてきます。
2022年03月12日 12:10撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 12:10
さて、いよいよ核心部が近づいてきます。
ゆっくり行きましょう。
2022年03月12日 12:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 12:15
ゆっくり行きましょう。
登ってくる人もいないし、後続さんはゆっくりどうぞとのこと。
2022年03月12日 12:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 12:23
登ってくる人もいないし、後続さんはゆっくりどうぞとのこと。
お言葉に甘えてゆっくり下りました。
緑のロープは自前のもの。他に3本残置ロープ有。
2022年03月12日 12:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 12:23
お言葉に甘えてゆっくり下りました。
緑のロープは自前のもの。他に3本残置ロープ有。
遅めですが、雪のない場所に座ってお昼ご飯。
2022年03月12日 13:47撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 13:47
遅めですが、雪のない場所に座ってお昼ご飯。
今度は下り。
2022年03月12日 14:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 14:39
今度は下り。
そして下り、
2022年03月12日 14:53撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 14:53
そして下り、
コースミス後のリカバリー中。目の前に正規ルートあり。
雪が崩れやすく、ロープなかったら通過したくないです。
2022年03月12日 15:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 15:37
コースミス後のリカバリー中。目の前に正規ルートあり。
雪が崩れやすく、ロープなかったら通過したくないです。
西斜面なので、すっかり腐った雪。
2022年03月12日 15:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 15:58
西斜面なので、すっかり腐った雪。
無事に戻ってきました。
2022年03月12日 16:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 16:42
無事に戻ってきました。
アイゼンも片づけます。
2022年03月12日 16:46撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 16:46
アイゼンも片づけます。
トンネル内で自撮り。
2022年03月12日 17:02撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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3/12 17:02
トンネル内で自撮り。
道路歩きが長いです。
2022年03月12日 17:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 17:13
道路歩きが長いです。
国道に沸く温泉。いい湯加減です。 車に注意。
2022年03月12日 17:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 17:36
国道に沸く温泉。いい湯加減です。 車に注意。
無事にゴール! お疲れさまでした。
2022年03月12日 17:54撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/12 17:54
無事にゴール! お疲れさまでした。

感想

出発30分前までは1泊2日の計画でしたが、日曜日のお天気が期待できず、せっかくの霞沢岳からの大展望が見られないのは悲しいので、日帰りに変更しました。
おかげで荷物も軽く、時間をフルに使ってゆっくり登山を楽しめました。

出発時の気温が18℃。深夜に登山口に着いても8℃。これは気温高すぎ。
とりあえずちょっと仮眠してから、出発地点の坂巻温泉へ。

5時ゲートオープン。準備して5時30分スタート。ちょっと出遅れたかな。
今日のルートは特に安全第一。スピードは気にせずゆっくり歩くことにします。

まだ薄暗い国道を歩いて中の湯ゲートで登山届提出。 トイレもお借りして準備万端。トンネルを歩いていきます。 タクシーでやってきた観光客風の若い男性グループに追い越されますが、彼らはトンネル半ばで戻っていきました。真っ暗なトンネルだけ歩くのが目的なのか、上高地への時間を読み誤ったのか。。。

2つ目の上高地トンネルを抜けるとすぐに太兵衛平。 ここからは雪がいっぱい。 皆さんアイゼンを付けたり準備中。 娘も自分でアイゼンとハーネスを装着。装備の確認をして、西尾根への取り付き。さっそくの急斜面。 ここ、普段ならいきなり登っちゃいけない角度です。(帰りにはこの角度が普通に思えるようになりました(笑)。。。)

サクサクとアイゼンも効いてしっかりと登り、目印の電柱から右へ進みあとはさんちょうまで尾根をたどっていきます。
トレースしっかりで歩きやすくグングンと高度を上げていきます。
途中で見えてくる焼岳、穂高の山々。
やがて日差しを受けるようになれば気分も上がって(スローペースですが)テンポよく歩けます。テントスペースをいくつも通過しましたが、テント設営はゼロ。

何度もご飯休憩を取りながら、マイペースで登り続け、ついに核心部が見えてきました。手前のトラバース区間、リッジ区間はロープを長めに調整。
メインの岩+雪ミックスの登りも思っていたほどじゃなさそうなので、娘先行で時間をかけて一歩一歩をかみしめながら登ります。 下りのことをイメージしながら登りました。

無事に通過でき、あとはちょっと風が強めですが問題ないレベル。
ビクトリーロードを楽しみながら感動の霞沢岳山頂。

穂高、焼岳をはじめ、青空に浮き出る360°のパノラマを満喫。
景色をおかずにお昼ご飯も食べようかと思っていたのですが、風が強いので、お昼は後回しにして、しっかりと目に焼き付けました。
あとから登って来られたお兄さんと少しお話をしてから、下山開始。

人が少ないので、核心部の通過も待つことも待たされることもなくリラックスして歩けました。 核心部の下りは基本を守って、11mm×40mロープを使いました。
この区間と急こう配箇所数か所以外は常時娘とコンティニュアスで、ほとんど娘先行で歩きました。

下り1870mあたりで1カ所ルートミス。正規ルートから左へ迷い込んでいたようです。 踏み跡があったのでそのまま正規ルートへ復帰できましたが、ちょっと崩れやすい所に迷い込みました。 正規ルートへ復帰直前の笹の葉が出ていた区間は目の前5メートルくらいに正規ルートが見えていて突破できたのでよかったですが、明らかに登りでは通っていないルートなので、戻ったほうが良かったのかもしれません。 反省。
登りと下りで、笹の出方が変わっていました。雪解けなのか、人が歩いて笹が見えてきたのか、もっと観察しながら歩くようにしたいです。

下りでは、遅めにスタートしたテン泊の皆さんが羨ましく見えました。
また雪山テントしたいと思いながら、無事に下山。

トンネルを抜けて国道を歩いて終了。
国道のトンネル内には温泉が湧いていてバケツが置いてあります。
徒歩の人だけの特権で、手を洗いました。

反省点もありますが、安全第一で行動し、危ない思いをすることもなく緊張感を保って楽しむことができて、大満足の一日でした。

【計画】
予定 坂巻温泉 5時10分スタート→山頂11時15分
記録      5時30分スタート→山頂11時53分

てんくら予報ではC判定でしたが、天気図を見て天気の良い日を選ぶことができました。風はやや強めですが問題ない程度でした。 日曜日は大きく崩れることはなくても展望が期待できないことから、土曜日日帰りでよかったです。


【メモ】
尻もち、娘20回くらい。父1回。 踏み抜き、娘5回くらい、父5回くらい。 
核心部の通過は、いつもの9mm×30mロープではなく、11mm×40mロープだったので、ロープの取り回しがスムースにいかず手間取ってしまいました。
天候が良く、後続やすれ違いのプレッシャーがなかったので良かったですが、もっと練習しておきたいと思いました。 懸垂降下自体はスムースにできて気持ち良かったです。
娘のマムートのハーネスは大人用なので、まだ少し大きめのため、登りながらいろいろ調整。気を付けの姿勢で立っているときには問題なくても、ザックを背負って、いろいろぶら下げながら急こう配を登ると、歩きにくかったり問題が見えてきました。
アイゼンは問題なし。娘の14足目の登山靴はモンベルの新品の下ろしたてで当たって痛くならないか、予行演習したかったのですが、これも快調。ソックスも濡れずに快適だったようです。12足目は1年足らずで擦り切れた箇所から雪が入ってしまい、11月の南アルプス縦走で、寿命と判断です。
(13足目は12足目と同じものですが、霞沢岳の雪には対応しきれないと判断しました。しばらくは行き先によって13足目と14足目の併用です。)
今回は、父の靴も、ゴローではなくモンベル。 足首が細くなってきたのか、足首のフィット感がちょっと気になりましたが、暖かくてグリップしてくれて嬉しいです。

下山したら、20年くらい使っている父のアイゼンの一部が破損。黄色いアンチスノープレートがぶらぶら取れかかっていました。足の裏に雪玉が溜まったことがなくとても気に入っていたのですが、これもそろそろ寿命かな。

持って行った食料、多過ぎ。 もともと1泊2日のテント泊の計画で、準備していて食べきれないとわかっていながら、相当担ぎ上げました。 お昼も山頂が強風でたべられなかったので半分以上残して持ち帰り。 お湯もペットボトルのお茶も、お湯も、ポカリも。 でも足りないよりは多過ぎで結果オーライ。 好きなものを選んで食べたいだけ食べられる幸せ。 贅沢過ぎです。

ロープワーク、しっかり身に着けよう。平らな広い所で空身で練習するだけじゃダメ。風が吹いていたり、足元が不安定な場所でも短時間に確実に。 今回は時間にも気持ちにも余裕があったので、手袋をしたまま、じっくりと1ステップ1ステップの作業を確実にするようにしました。 もっと頑張ろう!

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コメント

春山シーズンですね。
出発時の気温が18℃。深夜に登山口に着いても8℃、これは高すぎますね。
信じられない気温( ゚Д゚)
穂高の銀嶺がステキですね。春休み間近、山便り楽しみにしてま~す( ^^) _U~~
2022/3/15 20:11
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
霞沢岳西尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

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