記録ID: 416322
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雪山ハイキング
奥武蔵
【蕨山】さわらびの湯から蕨山〜有間山〜仁田山〜日向沢ノ峰〜棒ノ嶺〜さわらびの湯(周回)
2014年03月15日(土) [日帰り]


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 09:50
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 2,039m
- 下り
- 2,047m
コースタイム
7:05蕨山登山口-7:35金比羅神社跡-8:20大ヨケの頭-8:50藤棚山-9:15蕨山-9:40逆川乗越-10:00有間山(橋小屋ノ頭)-10:30タタラノ頭-11:10有間峠-11:30仁田山-12:0051号鉄塔(休憩)-12:25長沢背稜からの道との合流地点-12:30日向沢ノ峰(休憩)-14:00長尾丸山-15:00槙ノ尾山-15:20棒ノ嶺(休憩)-16:50さわらびの湯
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場:さわらびの湯第3駐車場(早朝登山者用に開放されている。ただしさわらびの湯利用者に限るとの注記あり。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から蕨山までは少ないがトレースもあり問題なく到着できる。 ただし、蕨山直下最後の急斜面は深い雪が登山道を覆っているので直登せざるを得ず、アイゼンが必要。 蕨山から名郷方面と、有間山(橋小屋ノ頭)から鳥首峠方面にはトレースあり。 タタラノ頭以降トレースは見えなくなる。有間山〜仁田山〜51号鉄塔〜日向沢の峰までは北向き斜面のため、積雪が多く(尾根上100センチ以上)しかも固い。アイゼンに前爪があると多少楽かも知れない。 この辺りは全体的に雪が深いため登山道は見えず、また目印も少ないので注意。地図とコンパスを携行すること。 なお、気温が高い時間帯だと踏み抜きの頻度が上がって難儀するかもしれない。 林道日向沢線は雪崩によって雪面がガードレールより高い状態かつ、土の側壁から間断なく小さな落石が起きており、エスケープルートとして使える状態ではない。 日向沢の峰から棒ノ嶺までは雪で道がわかりにくい(現に一度ミスルートしてV字復帰した)以外は問題なし。棒ノ嶺山頂には多くのトレースがあった。(ちなみに棒ノ嶺だけ登るにしてもアイゼンは必要。) 今年はまだ雪が深く、難易度高め。ハイキングとしては棒ノ嶺や蕨山までにしておいた方が良いと思う。 |
写真
不思議な物体が祀られている。炭焼きの観音様?ところで、この埼玉県飯能市下名栗は飯能市に編入された2005年より前は埼玉県入間郡名栗村だった。登山道にある指導票などには今も「名栗村」の文字が刻まれている。
途中の「見晴し」では何故かまったく見晴らしが無かったが、少し先の樹林の隙間から名栗湖と棒ノ嶺を望むことが出来た。名栗湖は1986年に完成した有間ダムによってせき止められて出来た人造湖。
「金比羅神社跡」に到着。社殿は2000年に焼失したらしいが、祠があるのでまだ現役?社殿の再建は行われないのだろうか…また、もし再建されたら「跡」の文字は削られるのだろうか。なお、この近くに「金比羅山」というピークがあるが、登山道からは外れているため、行かない。
こんなところに秋葉大権現があった。おそらく1868年の廃仏毀釈以前の建立だろうから、相当に古いものだ。江戸時代には秋葉講は盛んに行われていたらしいが、この名栗の地からも秋葉山に参詣に向かった人がいたんだろうな。
このピークからの眺めはなかなか良い。ベンチもたくさんあり、休憩には最適だろう。北側の山並みには、大持山に武川岳と、秩父ではお馴染みの面子が顔を揃える。なお、最高点の標高1,044メートルピークは今回は踏んでいないが、樹林に囲まれた静かなピークだそうだ。
逆川乗越には広場と東屋がある。すぐ近くを広河原逆川林道が通っており、無雪期は四輪も入れるようだ。なお、東屋の裏手にも道が続いているように見えたが、帰宅後調べてみると150メートルほど先の地点で行き止まりになっているようだ。未成林道だろうか。
有間山(橋小屋ノ頭)に到着。この標高1,163メートルピークへの登りは結構な斜度があり、蕨山直下と同じく雪が道を覆っているため、なかなかに重労働だった。この先が思いやられる。
タタラノ頭を目指して尾根道を歩く。尾根上は吹き溜まりのオンパレードで、雪庇が育っているところもあった。有間山までは見えていたトレースも消え、ここしばらくは誰も歩いていない様子。午後に差し掛かり気温が上昇したため、時折踏み抜いてスタミナを奪われる。
タタラノ頭。標高1,213.5メートルピークで、三等三角点(点名:有間)が埋設されているはずだが、雪に埋まっていて発見できず。ちなみに「有間山」とは、この辺りの山々の総称らしいが、その中でも一番標高が高く、三角点の点名も「有間」であるこのピークこそ、「有間山」の名にふさわしいと思うのだが、橋小屋ノ頭より山頂標識はショボイ。
この先は積雪が軽く100センチを超えるようになり、どこを見渡しても道を発見できない状態。登山道を辿ることは諦め、地図とコンパスを頼りに有間峠を目指す。GPSログを見ると、やけに直線的なルート取りをしているのがわかる。
有間峠に到着。この峠は長らく無名の峠だったようだが、2006年に「有間峠」の名を与えられ、立派な標柱も設置された。この峠を広河原逆川林道が通過しており、また、林道日向沢線の起点にもなっている。日向沢線を使って仁田山をパスするルートも取れる予定だったが、路面はご覧のように雪崩によって埋め尽くされており、通行不能。
いったん林道(日向沢線)に降り立つ。側壁からは絶え間なく小さな落石がパラパラと落ちており、あまり長居はしたくない雰囲気。尾根への取り付きはわかりにくいというかまったくわからないので、登れそうな斜面を探して強引に路肩に上がる。
鉄塔の下に雪は無く、伐採地で見晴らしも良好。この時点では本日一番の展望地だったと思う。苦しい道のりだったが景色に癒され、急に腹が減ってきたのでここで昼食とする。これから向かう方面を見やると、日向沢ノ峰からの稜線上に50号鉄塔が建ち、稜線の向こう側には川苔山が見える。
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コメント
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Haijinさん、こんにちは
途中でご一緒させていただいたものです。
この日は色々なお話を伺えて楽しく歩くことができました。
どうもありがとうございました。
こんにちは!
今回は予想以上に雪が深くツライばかりの道程でしたが、
koizさんに出会えたことでとても楽しい思い出ができました。
ありがとうございました!
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