三ツドッケ 蕎麦粒山

2022年04月23日(土) [日帰り]

• GPS: 07:01
• 距離: 20.6km
• 登り: 2,287m
• 下り: 2,287m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:16
• 休憩: 1:00
• 合計: 7:16

5:01 天目山林道入口
5:43 5:43 シゴー平
5:55 6:08 グミノ滝登山道入口
8:21 8:24 天目山
8:57 8:57 棒坑尾根分岐
9:29 9:52 蕎麦粒山
10:02 10:05 仙元峠
10:39 10:46 大楢
11:10 11:10 広河原分岐
11:19 11:19 新秩父線57号鉄塔
11:25 11:29 新秩父線58号鉄塔
11:33 11:33 広河原三等三角点
11:40 11:40 新秩父線59号鉄塔
11:49 11:51 新秩父線60号鉄塔
12:02 12:06 浦山大日堂BS
12:13 12:14 天目山林道入口
12:17 ゴール地点

シャクナン尾根で三ツドッケに登り、仙元峠から仙元尾根で降りました。

※ ヤマレコ内に「シャクナン尾根」という地点登録がありますが、尾根は地点名では無いことから私の行動記録においては削除しています。
※ GPSが暴れていますので、実際の歩行距離は16〜17km程度、総標高差は1,600m程度だと思われます。

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

毛附トンネル出口にある駐車スペースを利用（8台程度駐車可）。

コース状況／危険箇所等

【 天目山林道入口 〜 シャクナン尾根取付（天目山林道）】
細久保谷の最奥集落を過ぎるとダートになる。シゴー平手前にゲートがあり一般車両は進入出来ない。特段の危険箇所は無いが、落石には注意されたい。

【 シャクナン尾根取付 〜 三ツドッケ（シャクナン尾根）】
グミノ滝入口の指導票を過ぎた所にある木製梯子から取付く。天目山林道に出合うまでは踏跡明瞭（破線レベル）。天目山林道によって尾根が分断されている切り通しの南側に取付くと、以後は尾根伝いとなるが、踏跡はすぐに消失する。急傾斜地や痩せ尾根など、一定の危険箇所があることから、安易な入山は控えられたい。

【 三ツドッケ 〜 蕎麦粒山 】
大変よく整備された登山道で特段の危険箇所は無い。また、道迷いの懸念も少ないものと思われる。

【 仙元峠 〜 浦山大日堂 】
山と高原地図の実線ルートであるが、一部に踏跡が薄い箇所や大崩落地の際を通過する箇所があり、全体的に破線レベルの印象。また、降りにおいては支尾根に引き込まれるなどの道迷いの懸念がある。

※ シャクナン尾根は一般登山道では無い。
※ 登山ポストは無い。

その他周辺情報

《入浴》丸山鉱泉旅館
http://www.maruyama-kousen.co.jp/higaeri_onsen/
※ 日帰り入浴受付は14：00まで

写真

4/23 4:58

毛附トンネル出口にある駐車スペースからスタートです。なお、大日堂観光トイレ脇の駐車場は参拝者専用になりました。

4/23 5:01

浦山清流から細久保谷に向かう橋は、架け替え工事が進行中です。

4/23 5:20

ヤマブキ。天目山林道沿いに沢山咲いていました。

4/23 5:38

シゴー平手前のゲート。一般車両はここまで。

4/23 5:44

シゴー平の営林署事業所小屋。

4/23 5:45

山ノ神に本日の安全登山を祈願。

4/23 5:51

山桜が満開でした。朝日を浴びている奥の山は大平山でしょうか。

4/23 5:59

グミノ滝入口の指導標。奥様と一緒にグミノ滝から三ツドッケに登ったのは4年前。

4/23 6:00

写真の梯子からシャクナン尾根に取付きます。なお、調べてみたがシャクナンの由来は判からなかった。

4/23 6:08

モミジイチゴの花。

4/23 6:51

整備された植林帯。踏跡は明瞭ですが作業道も錯綜しています。なお、この辺りは国有林です。

4/23 6:54

ブル道に出ました。大抵の場合、森林がキチンと整備されているところには重機を搬入し木材を搬出するためのブル道があります。林道やブル道を自然破壊と嘆く気持ちは分かるけど、人が手を入れない森林(自然林を除く)は荒廃し貯水力を失い土砂が崩れるなど、人の営み破壊します。

4/23 7:01

ブル道を詰めると天目山林道に合流。

4/23 7:03

この辺りも山桜が満開。

4/23 7:05

これから登る三ツドッケが見えました。山頂上のUFOみたいなのは写り込んだ虫です。

4/23 7:08

天目山林道がシャクナン尾根を分断しています。写真左付近から尾根に取付きます。

4/23 7:23

シャクナン尾根に乗りました。

4/23 7:37

ひょえ〜！熊棚か？と思ったら、ヤドリギのようです。

4/23 7:43

この辺りがシャクナン尾根の核心部でした。四輪駆動じゃないと登れない急傾斜が続きます。

4/23 8:01

一ツドッケ（仮称）に到着。

4/23 8:15

二ツドッケ（仮称）には好感の持てる山名標がありました。

4/23 8:25

三ツドッケ（天目山）に到着。本峰の手前はマイルドな藪でした。なお、2018年5月にグミノ滝から登ってきた以来、3回目の登頂。

4/23 8:25

頂上には三等三角点（1576.01m、点名：日原）がありました。都県境の三角点なのに東京側の地名なのが、ちと悔しい。

4/23 8:25

三ツドッケ山頂から奥多摩の山々と富士山を望む。

4/23 8:26

山頂のアセビも満開でした。

4/23 8:34

避難小屋には寄らず都県境尾根（天目背稜）を直進。

4/23 8:43

これはハイウェイですな。サクサク進めます。

4/23 8:43

ブナの自然林の奥に登ってきたシャクナン尾根の一ツドッケ（仮称）と二ツドッケ（仮称）。

4/23 8:58

棒杭尾根分岐。棒杭尾根には通せんぼロープ。

4/23 9:14

都県境尾根（天目背稜）は大変よく整備された登山道で危険を感じる箇所はありませんが、落ちたら只では済まないトラバースが連続します。

4/23 9:23

東京都のやや卑猥なマーク。なお、埼玉県のマークからは、ある意味生命の神秘を感じる。← 妄想力豊かなオジサンの独り言につきスルーを希望。
てか、なんで埼玉県の境界杭じゃないんだ！

4/23 9:23

本日のラスボス、蕎麦粒山。

4/23 9:34

蕎麦粒山に到着。三等三角点（1472.84m、点名：仙還）がありました。点名の「仙還」は、恐らく仙元（せんげん）の誤記だと妄想します。なお、蕎麦粒山登頂は2014年9月以来の2回目。

4/23 9:31

蕎麦粒山頂上では、仙元尾根を登ってきた3人パーティーの方々、および、飯能のさわらび湯から登ってきた単独行の方と情報交換。写真は、単独行の方と私のトレランシューズが同じイノベイトかつ同色という奇跡をパチリ。右が私。

4/23 9:38

皆様を見送って大休止。今日のランチは、ご近所のスーパーで割引してた素麺と赤飯おにぎり。合計約250円なり〜。

4/23 9:51

こんな奥武蔵の山々を眺めながらのランチタイムでした♪ 名残惜しいですが下山開始。

4/23 10:06

秩父浦山と奥多摩日原を結んだ仙元峠。峠は鞍部にあるのが常なのですが、この仙元峠はピークにあります。これは富士浅間信仰に関係し富士山を眺められるピークである必要があった為だと思われます。写真は、大正5年に建立された富士浅間神社で、初代の祠は江戸時代に浦山の富士講が建立したと伝わっていますが、この祠は何故か日原の方を向いています。

4/23 10:18

仙元尾根を下降中、ボケボケして写真右の支尾根に入ってしまいました。ちとこの辺は分かり辛い地形。

4/23 10:25

高度1,200m圏まで新緑が芽吹き始めていました。個人的に紅葉よりも新緑が好き❤

4/23 10:30

ひょえ〜な大崩落地。際は雪庇のように張り出していて危険。できる限り際から離れた方が安全です。

4/23 10:31

でも崩落地からは大絶景。

4/23 10:33

これはシカの角研ぎ。角の研ぎ跡で分かります。てか、シカさん！崩壊地の際を支える杉にこういうことしないでくれるかなぁ。枯れて倒れたら更に崩れて通れなくなっちゃうよ！

4/23 10:39

この先は明治神宮所有の森林。

4/23 10:46

スンバラしく整備された明治神宮所有の森。きっと、この木材を使用して神殿が造営されるんでしょうねぇ。

4/23 10:55

およよ！これは熊剥ぎ！

4/23 10:55

クマさんは、樹皮を剥いで、数日後、この樹液を舐めるんだそうです。でもこれが原因で樹木は枯死します。

4/23 11:07

今年初のカタクリ。

4/23 11:19

送電線「新秩父線」57号鉄塔。

4/23 11:20

57号鉄塔下から三ツドッケを望む。

4/23 11:34

三等三角点（843.45m、点名：広河原）。仙元尾根の東側には広河原谷があります。

4/23 11:45

伐採地から有馬山稜を望む。

4/23 11:49

ここでも山桜が満開！

4/23 11:59

奥様の次に眩しい新緑。

4/23 12:06

浦山大日堂にて無事の下山を感謝。お疲れ様でした〜。

4/23 12:52

ドラ息子のアパート(ベースキャンプ)に扇風機等の荷物を搬入。やれやれ、これまで自宅から何往復したことやら。

4/23 13:21

丸山鉱泉旅館にて入浴しました。

撮影機器：

IXY 200 CANON

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト エマージェンシーシート ナイフ カメラ

感想

kazu5000🌲

以前から気になっていたシャクナン尾根にて三ツドッケに登り、蕎麦粒山まで赤線を繋げ、これまたお初の仙元尾根にて下山しました。本当は先週の土曜日に歩くはずでしたが、先週早朝の天候不良によって、計画を本日にスライドした次第です。

さて、シャクナン尾根は踏跡が殆ど無くテープ類も少ない良い尾根でした。急峻な傾斜地や痩せ尾根があったものの、私の感覚がマヒしているのか、あまり危険だとは感じませんでしたが、三ツドッケに着いた時にはヘロヘロでごさいました。
また、降りの仙元尾根は、一部に分かり辛い地形があって、道迷いが多いのも頷ける尾根でした。そして、踏跡の薄い箇所もあり、廃道化が進んでいる印象を受けました。

モータリゼーション以前の浦山地区は、仙元峠を越えた日原と、鳥首峠を越えた名栗と深く結び付いていたようです。その証拠として無形民族文化財の獅子舞(ササラ)は日原、浦山、名栗に伝わっています。また、浦山にある大日堂と日原にある大日如来は兄弟だとも言われていたそうです。なお、仙元峠や仙元尾根の「仙元」は、富士浅間信仰の「浅間」の移り変わりであると思われ、実際、仙元峠には浅間神社が鎮座しています。

個人的な記録整理を目的に、2014年9月に蕎麦粒山に登った際の私が初めてヤマレコに登録した記録を貼ります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-513991.html

以上、今日も楽しい山行となりました。

コメント

cyberdoc

お〜、またまた●態ルートでの三ツドッケ＆蕎麦粒
あまり参考にしたくないルートですね〜(笑)
もう少しすればヤシオ満開の好ルートなのに、今？という気もしますが
静かに楽しめるのは今でしょ！てことなんでしょうね〜

kazu5000🌲

cyberdocさま、おこんにちは〜🎵
アカヤシオちゃんだかミツバツツジちゃんだかは、所々に咲いていたのですが、ちと遠い場所で咲いていたもんですから、私の安カメラでは上手く撮影できませんでした (^_^;)

蕎麦粒山の北側に工場谷という谷があるのですが、数年前にその谷にてワサビ田を守っていた方が亡くなりまして、現在はどういう状態になっているのか不明なのですが、一緒に歩きませんか (^o^)丿

hokkun

ベースキャンプへ車で歩荷でしたか、メインは。
熊さんも鹿さんも個体数が増加してるようで、特に北海道では鹿さんは市街地の中心まで進出して花壇の花を食べてるそうです。
新緑がいいなあ

kazu5000🌲

Hぱいせん、おはようございます🎵
最近は山行が無くても毎週ベースキャンプに荷物を搬入しています (^_^;)
さて、クマやシカの増加は特に関東圏以北で顕著なようですね。まぁ、シカだけならともかくヒグマも市街地に出没するなんて！ひょえ〜！
国策として猟師を増やさないと （￣＾￣）
気候も良くて日が長くて新緑が美しい！今が最高の季節ですね (^o^)丿