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Yamareco

記録ID: 4234191
全員に公開
ハイキング
四国剣山

剣山から三嶺へ!日本屈指の美稜線歩き!

2022年05月01日(日) 〜 2022年05月03日(火)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
17:20
距離
22.4km
登り
1,673m
下り
2,260m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:17
休憩
0:00
合計
1:17
2日目
山行
7:57
休憩
2:31
合計
10:28
4:14
10
4:24
4:24
20
4:44
5:35
8
5:43
6:09
94
7:43
8:11
12
8:23
8:40
35
9:15
9:17
56
10:13
10:36
27
11:03
11:03
77
12:20
12:22
24
12:46
12:47
88
14:15
14:16
26
3日目
山行
4:15
休憩
0:55
合計
5:10
4:48
11
4:59
4:59
47
5:46
5:47
78
7:05
7:36
9
7:45
7:47
2
8:23
8:23
38
9:01
9:01
36
9:37
9:57
1
9:58
ゴール地点
天候 曇りのち晴れ、時々雪
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー 飛行機
四国へは飛行機で移動。GW中はレンタカーが軒並み満車で、唯一高知に軽トラが空いていたので予約。しかし、レンタカー屋で免許証を忘れたことに気が付きレンタカーを借りれず、仕方なくタクシーを呼んで剣山登山口まで移動。高速料金含め29,000円かかりました。帰りは市営バスで名頃→剣山(荷物ピックアップ)→久保(乗り換え)→大歩危駅(おおぼけ)、特急南風で大歩危駅→高知駅、空港連絡バスで高知駅→高知竜馬空港という経路をたどりました。
名頃のバス停は登山口から国道439に出て左側に5分ほど歩いたところにあります。
コース状況/
危険箇所等
剣山登山口から三嶺取り付きまでは危険と感じる場所はないですが、三嶺に向かうにつれ道が細く、踏み跡が不明瞭になる傾向がありました。三嶺への最後の登りは急な鎖場やザレ場が多く、今回のルートで一番集中力が必要でした。
その他周辺情報 コース上にあるトイレは、リフト西島駅(バイオ、ペーパーなし)、剣山山頂剣山(水洗、ペーパー未確認、超綺麗)、三嶺ヒュッテ(バイオ、ペーパー未確認)の3か所。剣山から三嶺までの間にはトイレが無いので注意。
水場はコース上に点在していますが、危険な場所もあり注意が必要。また、次郎?の中腹にある水場はチロチロっとしか出てませんでした。どの水場の水も直接飲めるとは思いますが自己責任で。心配な方はフィルターを通して使った方が良いです。
剣山登山口には売店・駐車場・トイレがありますが、名頃登山口(三嶺登山口)には駐車場とトイレ以外は何もなかったと思います。
高知からタクシーに2時間揺られ激しく車酔い。剣山登山口で30分ほど休憩してから登山スタート。
2022年05月01日 13:29撮影 by  iPhone 7, Apple
5/1 13:29
高知からタクシーに2時間揺られ激しく車酔い。剣山登山口で30分ほど休憩してから登山スタート。
久々のテント泊装備が身体に堪え、西島野営場まで登るのも大変でした。でもリフトは使いたくなかったので歩いて登りました。
2022年05月01日 16:02撮影 by  iPhone 7, Apple
5/1 16:02
久々のテント泊装備が身体に堪え、西島野営場まで登るのも大変でした。でもリフトは使いたくなかったので歩いて登りました。
雲は多めでしたが景色は良かったです。次郎圾が良く見えていました。
2022年05月01日 16:02撮影 by  iPhone 7, Apple
5/1 16:02
雲は多めでしたが景色は良かったです。次郎圾が良く見えていました。
西島野営場の案内図。テントは自分含めて5張りほど。全部で10張りくらいは張れると思います。トイレまでは少し登ります。
2022年05月01日 16:03撮影 by  iPhone 7, Apple
5/1 16:03
西島野営場の案内図。テントは自分含めて5張りほど。全部で10張りくらいは張れると思います。トイレまでは少し登ります。
野営場内の水場。フィルターを通して飲料水として利用しました。
2022年05月01日 16:05撮影 by  iPhone 7, Apple
5/1 16:05
野営場内の水場。フィルターを通して飲料水として利用しました。
リフト西島駅の脇にある公衆トイレ。手洗い用の水が出ます。大はバイオでペーパーは無かったです。
2022年05月01日 16:12撮影 by  iPhone 7, Apple
5/1 16:12
リフト西島駅の脇にある公衆トイレ。手洗い用の水が出ます。大はバイオでペーパーは無かったです。
リフト西島駅の手前に休憩所もありましたが…
2022年05月01日 16:18撮影 by  iPhone 7, Apple
5/1 16:18
リフト西島駅の手前に休憩所もありましたが…
深夜から天気が回復。綺麗な星空が。
2022年05月02日 02:35撮影 by  ILCE-7M4, SONY
5/2 2:35
深夜から天気が回復。綺麗な星空が。
中は本当にがらんどう。利用目的がよくわかりません。
2022年05月01日 16:18撮影 by  iPhone 7, Apple
5/1 16:18
中は本当にがらんどう。利用目的がよくわかりません。
2日目は日の出に間に合うように剣山山頂へ。朝日が少し雲にかかりましたが十分に綺麗な日の出が見られました。
2022年05月02日 05:16撮影 by  iPhone 7, Apple
5/2 5:16
2日目は日の出に間に合うように剣山山頂へ。朝日が少し雲にかかりましたが十分に綺麗な日の出が見られました。
剣山山頂から見た三嶺方面。すぐ先に次郎圾が、遥か彼方に三嶺が見えました。三嶺まで歩いて行くとは信じがたい光景・距離感でした。
2022年05月02日 06:09撮影 by  iPhone 7, Apple
5/2 6:09
剣山山頂から見た三嶺方面。すぐ先に次郎圾が、遥か彼方に三嶺が見えました。三嶺まで歩いて行くとは信じがたい光景・距離感でした。
次郎圾山頂。次郎圾をトラバースするルートもありますが、登った方がいいと思います。剣山と三嶺のそれぞれに続く美しい稜線をバッチリ見ることができます。
2022年05月02日 08:08撮影 by  iPhone 7, Apple
5/2 8:08
次郎圾山頂。次郎圾をトラバースするルートもありますが、登った方がいいと思います。剣山と三嶺のそれぞれに続く美しい稜線をバッチリ見ることができます。
次郎圾山頂から見た剣山方面。
2022年05月02日 08:08撮影 by  iPhone 7, Apple
5/2 8:08
次郎圾山頂から見た剣山方面。
次郎圾の中腹にある水場はほとんど水が流れておらず、苔に容器の口を押し当てて採取しました。1リットル入れるのに3分ほどかかったかな。
2022年05月02日 08:38撮影 by  iPhone 7, Apple
5/2 8:38
次郎圾の中腹にある水場はほとんど水が流れておらず、苔に容器の口を押し当てて採取しました。1リットル入れるのに3分ほどかかったかな。
丸石避難小屋へ向かう稜線歩きは本当に素晴らしいです。三嶺に辿り着くまでにこのような雰囲気の稜線を何回か歩けます。
2022年05月02日 08:47撮影 by  iPhone 7, Apple
5/2 8:47
丸石避難小屋へ向かう稜線歩きは本当に素晴らしいです。三嶺に辿り着くまでにこのような雰囲気の稜線を何回か歩けます。
丸石から見る次郎圾。
2022年05月02日 10:14撮影 by  iPhone 7, Apple
5/2 10:14
丸石から見る次郎圾。
剣山から丸石避難小屋までは想像以上に遠く感じました。丸石避難小屋の周囲は少し傾斜している場所ばかりで、水平に張れるテントは3張りくらいでしょうか。避難小屋は比較的綺麗です。
2022年05月02日 11:07撮影 by  iPhone 7, Apple
5/2 11:07
剣山から丸石避難小屋までは想像以上に遠く感じました。丸石避難小屋の周囲は少し傾斜している場所ばかりで、水平に張れるテントは3張りくらいでしょうか。避難小屋は比較的綺麗です。
剣山からは嘘のように遠くに見えていた三嶺でしたが、ようやく現実的な距離感と感じられるように。
2022年05月02日 14:15撮影 by  iPhone 7, Apple
5/2 14:15
剣山からは嘘のように遠くに見えていた三嶺でしたが、ようやく現実的な距離感と感じられるように。
三嶺に登頂!のガッツポーズではなく、白髪避難小屋が見えて嬉しくてのガッツポーズです。頑張れば三嶺まで行ける時間でしたが、もうこれ以上歩きたくなかった。歩けなかった。
2022年05月02日 14:36撮影 by  iPhone 7, Apple
5/2 14:36
三嶺に登頂!のガッツポーズではなく、白髪避難小屋が見えて嬉しくてのガッツポーズです。頑張れば三嶺まで行ける時間でしたが、もうこれ以上歩きたくなかった。歩けなかった。
白髪避難小屋とテントが見えた時は本当に嬉しかったし、安堵しました。
2022年05月02日 14:36撮影 by  iPhone 7, Apple
5/2 14:36
白髪避難小屋とテントが見えた時は本当に嬉しかったし、安堵しました。
白髪避難小屋のテント場からは目の前に三嶺がドーンと見えており、素晴らしいところでした。(この写真の左側に三嶺が見えています)
2022年05月02日 15:55撮影 by  iPhone 7, Apple
5/2 15:55
白髪避難小屋のテント場からは目の前に三嶺がドーンと見えており、素晴らしいところでした。(この写真の左側に三嶺が見えています)
白髪避難小屋のテント場は背の低い笹に覆われていますが、所々露出している地面を見つけてそこにテントを張ります。全部で20張りくらいは張れると思います。避難小屋も比較的綺麗ですが、GW中と言うこともありギュウギュウでした。
2022年05月02日 17:50撮影 by  iPhone 7, Apple
5/2 17:50
白髪避難小屋のテント場は背の低い笹に覆われていますが、所々露出している地面を見つけてそこにテントを張ります。全部で20張りくらいは張れると思います。避難小屋も比較的綺麗ですが、GW中と言うこともありギュウギュウでした。
寝ている間に仕掛けておいたタイムラプスからの1コマ。この後に星空は雪雲に覆われていきます。
2022年05月03日 01:24撮影 by  ILCE-7M4, SONY
1
5/3 1:24
寝ている間に仕掛けておいたタイムラプスからの1コマ。この後に星空は雪雲に覆われていきます。
全くの想定外でしが、夜から朝にかけて雪が降りました。早朝に出発しないと名頃発10:33のバスに間に合わないのですが、さすがに少し時間を遅らせて白髪避難小屋を出発。しかし心配していたほど雪による影響はありませんでした。
2022年05月03日 05:48撮影 by  ILCE-7M4, SONY
1
5/3 5:48
全くの想定外でしが、夜から朝にかけて雪が降りました。早朝に出発しないと名頃発10:33のバスに間に合わないのですが、さすがに少し時間を遅らせて白髪避難小屋を出発。しかし心配していたほど雪による影響はありませんでした。
ついに三嶺山頂に到着!白髪避難小屋から三嶺まではアップダウンが激しく疲れた身体に堪えました。また、最後の登りはかなりの急登です。その分登頂した時の感激は大きかったです。
2022年05月03日 07:07撮影 by  iPhone 7, Apple
5/3 7:07
ついに三嶺山頂に到着!白髪避難小屋から三嶺まではアップダウンが激しく疲れた身体に堪えました。また、最後の登りはかなりの急登です。その分登頂した時の感激は大きかったです。
三嶺ヒュッテとその前にある池。バスの時間との兼ね合いで、三嶺ヒュッテとトイレはスルーして下山しました。
2022年05月03日 07:40撮影 by  ILCE-7M4, SONY
5/3 7:40
三嶺ヒュッテとその前にある池。バスの時間との兼ね合いで、三嶺ヒュッテとトイレはスルーして下山しました。
三嶺から名頃までに下山道は美しい樹林帯ではあるのですが、代わり映えがしないので、本当に長く感じました。途中で熊?と思われる爪の跡を発見。出会わなくて良かった。
2022年05月03日 08:38撮影 by  ILCE-7M4, SONY
5/3 8:38
三嶺から名頃までに下山道は美しい樹林帯ではあるのですが、代わり映えがしないので、本当に長く感じました。途中で熊?と思われる爪の跡を発見。出会わなくて良かった。
レンタカーが借りれなかったので、帰路はバスと電車を乗り継いで高知へ移動しました。のどかな雰囲気の大歩危駅。
2022年05月03日 13:49撮影 by  iPhone 7, Apple
5/3 13:49
レンタカーが借りれなかったので、帰路はバスと電車を乗り継いで高知へ移動しました。のどかな雰囲気の大歩危駅。
初めての四国なのに登山以外は観光や地元料理の楽しみは一切なしという悲しい状況でしがが、大歩危駅のホームにミニかずら橋が!ちょっと嬉しかったです。
2022年05月03日 13:48撮影 by  iPhone 7, Apple
5/3 13:48
初めての四国なのに登山以外は観光や地元料理の楽しみは一切なしという悲しい状況でしがが、大歩危駅のホームにミニかずら橋が!ちょっと嬉しかったです。
高知竜馬空港内のレストランでようやく地元料理を堪能できました。ビールと地酒熱燗を呑みながら、今回の旅を振り返っていました。
2022年05月03日 16:45撮影 by  ILCE-7M4, SONY
5/3 16:45
高知竜馬空港内のレストランでようやく地元料理を堪能できました。ビールと地酒熱燗を呑みながら、今回の旅を振り返っていました。

装備

個人装備
無雪期の標準的なテント泊装備でした。特殊なギアは持って行きませんでした。
備考 全く予想外でしたが、2日目の夜から朝にかけて雪が降りました。積雪2センチほどだったので大丈夫でしたが、結構積もったらテント場で長時間待機する必要があったかもです。5月中旬頃まではチェーンスパイクがあれば安心かもしれないです。

感想

GW中は人気の山は絶対に混むと思い、四国まで遠征しました。日本でも屈指の美しい稜線歩きができるという、剣山から三嶺までを縦走することに。

剣山も百名山かつ登りやすい山なので混むことは必至と考え、登山客が減る昼過ぎから登り始めて西島野営場で1泊し、夜明け前から剣山山頂を目指しました。それでも日の出を迎えた剣山山頂は多くの人で賑わっていました。

剣山から1時間程度で次郎?ですが、登山好きなら少なくとも次郎?までは登ることをお勧めします。美しい稜線歩きと、自分が歩いてきた稜線、三嶺に続く稜線を目で見て楽しむことができます。

次郎?から先は登山者がぐっと減って、GW中でも静かな稜線歩きが出来ました。遠くから見ると水平に見えた稜線も、実際に歩いてみると結構アップダウンがあって体力を使います。栄養と水分補給を小まめにとってシャリバテ・脱水症状に陥らないように注意が必要です。

石丸を過ぎたあたりからはさらに人影は減って、ソロだと少し心細さを感じることも。でも、大自然を独り占めしている優越感の方が大きかったと思います。

最終日のバスの時間の事を考えると三嶺ヒュッテまで行くことも考えていましたが、もはやその気力は無く、途中から白髪避難小屋でテント泊することに決めて歩いていました。剣山からは米粒にしか見えなかった三嶺が徐々に大きくなってきたものの、足腰肩はそろそろ限界に。白髪避難小屋が見えた時は思わずガッツポーズをしてしまいました。

白髪避難小屋では時間に余裕があったので、ゆったりと過ごすことができました。頑張って三嶺ヒュッテまで行っていたらきっとバタバタしていたと思うので、結果オーライです。

今回の山行でもう一つ楽しみにしていたのは星空です。夕方までは雲が多めでしたが、眠りについたころから満天の星空に。残念ながら寝ていたの肉眼では見ていませんが、カメラがその素晴らしい星空を捉えていました。

星空チェックのため深夜に仕掛けていた目覚ましで目を覚ましてテントの外を見ると、何と雪がチラホラ。慌ててタイムラプスを仕掛けていたカメラとポタ赤を撤収しました。

その後雪は徐々に強まり、テントの周囲に積もっていくのがテントと地面の隙間からわかりました。あと1時間後には出発しないと余裕をもってバスに間に合わないタイミングでしたが、危険を冒してまで行くことはないと決め、様子を伺いながらテントで過ごしました。

雪が止んだのを確認しテントの外に出てみると、積雪は2センチほど。ご夫婦が同じルートで名頃に向かおうと準備をされていました。そして自分もテントを撤収し出発。予定よりも1時間遅れての出発です。

雪は地面をうっすらと雪化粧する程度で、歩行にはほぼ影響はありませんでした。むしろ昨日とは打って変わった雪景色が見られて良かったのかもしれません。天気は急激に回復し、三嶺に向かう途中で日の出を見ました。

いよいよ三嶺山頂まで続く最後の登りです。予想以上の急登と鎖場とザレ場の連続で、今回のコース一番の集中ポイントです。すぐに息が切れるので、背後の絶景を振り返って小休止。そんなことを5回ほど繰り返していよいよ山頂へ。

山頂に着くとまず三角点が目に入ってきました。そして右手を見れば大絶景が。遠く剣山から3日間かけて歩いてきた稜線が全て見渡せました。感激です。剣山と反対側は石鎚山方面が見渡せます。少し霞んでいましたが石鎚山らしき山も見えました。三嶺ヒュッテ方面は笹の草原が広がっており、その真ん中に見残池が見えます。とても美しく印象的な光景です。

三嶺に向かってくる最中は時折強風が吹いていましたが、山頂に着く頃には穏やかに。バスの時間が気になっていたので、ドローンを少し飛ばしたら三嶺ヒュッテとトイレには寄らず下山開始です。

下山ルートは少しだけガレ場を歩くとすぐに樹林帯に入ります。後はあまり変わり映えのしない景色の中をひたすら下ります。それでも森や苔の緑が綺麗だったり、木々の間から昨日歩いた稜線が時々見えたり、写真はたくさん撮る機会がありました。

さすがGWの真っただ中。名頃から登ってくる登山客と多くすれ違います。剣山の登りと違って三嶺の登りは標高差が1000m近くあるので結構大変だと思います。でもその分頂上に立った時の感動は、剣山より大きいかもしれません。

ようやく名頃登山口に下山。下山後すぐに炭酸飲料を飲みたかったのですが、売店や自販機はなく残念。この後は公共交通機関を乗り継いで夕方の飛行機に乗るので、トイレで入念に汗を拭きとり着替えを済ませました。

名頃のバス停はてっきり駐車場内にあるのかと思っていましたが、駐車場から橋を渡った先にある国道439号に出て左に5分ほど歩いたところにあります。バス停では10人ほどがバスを待っており、その半分は既に山で挨拶を交わした人たちでした。

名頃からいったん剣山に戻り、剣山のカフェに預かって頂いていたキャリーバッグ(本来はレンタカー内に保管予定だった)をピックアップし、すぐに乗ってきたバスで名頃方面へ戻ります。そのまま久保まで乗って、久保で池田バスターミナル行きのバスに乗り換え。本当は阿波池田駅から特急に乗って高知まで戻る予定でしたが、途中で大歩危駅を経由することに気が付き、急遽大歩危駅でバスを下車してそこから特急に乗り換えました。結果、予定より早く高知に戻れ、空港にも余裕を持って行くことができました。空港では地元料理をつまみに地酒を愉しみながら、色々あった今回の旅を振り返りました。

今回の山行は山歩き以外での経験値を上げることになりました。のっけから免許証を忘れてレンタカーを借りられず、高知からどうやって剣山まで向かうのかが最初にして最大の問題でした。そこは後先考えずお金(タクシー)で解決しましたが、三嶺から下山後の帰路をどうするのか?1泊目の西島野営場ではずっと公共交通機関のパズルをしていました。その結果に合わせて山行のスケジュールも柔軟に変更し、結果的には変更後のスケジュール通りに事を運ぶことができました。ここには書いていない細かいトラブルも続いた旅でしたが、その都度乗り越えて無事に下山し帰って来られたことは自分的にとても良い経験になったと思っています。

話しを戻して山行の振り返りですが、やはりテント泊装備を担いでの20キロ超の縦走は想像以上にきつかったですが、それを達成した後の満足度や得られた経験値は大きかったと感じています。今後またどこかの縦走で、きっと役に立つだろうと思っています。今回の山行も記憶に残るものとなるでしょう。

★今回の山行の様子をYouTubeにアップする予定です。チャンネル登録をして頂き、動画のアップを待って頂けたら嬉しいです!
【チャンネル名】槍ヶ岳を夢みて
【URL】https://www.youtube.com/c/YARIYUME



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4/5
体力レベル
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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
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