須磨アルプス（義経の「鵯越の逆落とし」は何処だ・・？）

2022年05月03日(火) [日帰り]

• GPS: 08:13
• 距離: 21.0km
• 登り: 1,166m
• 下り: 1,281m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:20
• 休憩: 1:53
• 合計: 8:13

8:49 鵯越駅
10:18 10:18 ひよどり展望公園
10:53 10:54 黒帯
10:57 10:58 高取山-丸山登山口
11:15 11:17 安井茶屋前広場
11:22 11:22 月見茶屋
11:27 11:43 高取山
11:46 11:52 荒熊神社
11:53 12:09 高取山西峰
12:25 12:25 野路山公園
12:36 12:37 妙法寺
13:09 13:19 東山
13:27 13:34 須磨アルプス馬の背
14:00 14:02 横尾山
14:14 14:31 栂尾山
14:53 14:58 高倉山
14:59 15:02 おらが茶屋
15:18 15:23 鉄拐山
15:37 15:39 旗振山
15:44 15:54 鉢伏山
15:58 15:59 旗振山
16:54 17:02 須磨駅
17:02 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

写真

5/3 8:47

NHKの歴史探偵や鎌倉殿の13人で菅田将暉の奇人義経の「鵯越の逆落とし」を中村獅童の梶原景時が「あそこは鵯越ちゃう！」とのネタバレもあり興味津々で山陽電鉄の鵯越駅にやって来ました

5/3 8:51

鵯越は六甲全山縦走でお馴染みですが「鵯越の逆落とし」については「あ〜そうか！」程度でしたので今日はちょっと諸説ありますが勉強がてら歩きます

5/3 9:00

まずは大規模な鵯越墓園の入口付近にあるこの「鵯越の碑」の石柱です。「鵯越古道は義経が一の谷に攻め入ったときに通った」と書いてありますが・・

鵯越古道をそのまま平家陣地に攻め入ったのは多田行綱で義経は70騎を引き連れて8kmほど離れた一の谷に向かったようなので義経の「鵯越逆落とし」は無いようですね（諸説あり）

5/3 9:04

現在の鵯越から平家軍が布陣する福原京までは緩やかですが当時は崖のようなところがあって義経ではなく多田行綱が「逆落とし」をしたのかもしれませんね！

5/3 9:22

さてさて歴史ハイキングの続きの「ひよどり展望公園」へは判りにくい分岐を見落とし遠回りして更に迷ってやっと目的の入口に到着！

5/3 9:34

「ひよどり道」とありますが源氏軍が進軍した道ではなくハイキング道として作られたようです

5/3 9:55

214.6ピークに着きました。ここには一等三角点がありますが肝心の展望台は・・

5/3 9:55

えぇぇぇ〜！（宮川大輔風）

5/3 9:56

木々の小窓から少し見えるだけ・・ガッカリ！
ここからは鵯越からの源氏軍ルートと福原京の平家陣地が一望出来るはずだったのに・・意気消沈の中を先へ進みます。

5/3 10:32

鵯越から一の谷に向かった義経のルートは全く分からないようなので源平の合戦とは一旦離れ須磨アルプスに向かいます。丸山駅を越えて・・

5/3 10:46

六甲全山縦走コースに合流しましたがいつも須磨から東に歩きますが今日は逆走です。逆走だと案内がほとんどがブラインドになり曲がり角の見落としやすいです！

5/3 10:58

住宅地をクネクネ歩いてやっと高取山へ！

5/3 10:59

シャガ

5/3 11:03

高取山へは階段が堪えます。
すれ違う登山者が多く六甲山全縦ルートの人気が判りますねぇ・・

5/3 11:17

「毎日登山」の高取山のメインルートに合流すると更に登山者が増えて賑やかに！

5/3 11:26

山頂にある高取神社

5/3 11:27

大展望！真下には兵庫の津・・源平時代の大輪田泊（おおわだのとまり）ですね！

5/3 11:38

高取山山頂〜！

5/3 11:38

これから向かう須磨アルプス！

5/3 11:40

アップすると馬ノ背のガレ場や後ろには淡路島と明石海峡大橋も見えてます。

5/3 11:58

予定より遅れているのでここで忙しなくカップ麺だけ食べてエネルギー補給！初っ端の道迷いのロスが大きいですね・・

5/3 12:54

高取山からは妙法寺のニュータウンまで一気に下り住宅地の中を延々歩いてやっとこさ須磨アルプスの入口です

5/3 13:07

最初は緩やかでしたが須磨アルプスの東山の山頂手前は急登続き・・今日はストックを持ってこなかったのが失敗です。

5/3 13:13

振り返ると先程いた高取山

5/3 13:15

槇尾山山頂に着きました。
目の前には馬の背！

5/3 13:16

馬の背アップ！
超人気のポイントなので蟻塚の蟻のように登山者が行き来しています。

5/3 13:17

気温は16度でホンマに快適です！

5/3 13:24

馬の背へ向かう道も花崗岩で登山道も本場アルプス並みです

5/3 13:27

馬の背の東端に着きました

5/3 13:28

登山者が多く行き来には要注意です

5/3 13:30

アルプス気分で横を見ると・・住宅地！
このアンバランスなロケーションも須磨アルプスの特徴ですね！

5/3 13:31

同窓会ハイキングでメンバーを案内した時はへっぴり越しで渡るメンバーが多かったのを思い出しました

5/3 13:33

岩の端に立つと真下に登山者が引っ切り無しに行き来しています

5/3 13:33

恐らく六甲山系で一番人を楽しませる場所だと思います

5/3 13:33

今日はホントに人が多いし・・驚いたことにスカートにスニーカーの観光気分の女性も歩いてました

5/3 13:34

鎖場は待ち行列もあり隙を見て突入しないと中々先へ進めない

5/3 13:37

先ほどは真ん中のジャンダルムみたいな岩に立って下を見ていました

5/3 13:42

馬の背を振り返り・・余韻を楽しんでますが・・

5/3 13:55

既にヘトヘトなので本音は岩登りはちょっと辛い・・

5/3 13:59

横尾山山頂〜！
須磨アルプスの最高峰です！

5/3 14:00

先後のピークの鉢伏山はまだあんなに遠い
しかも高倉台のニュータウンまで下っての登り返し・・

5/3 14:14

栂尾山山頂〜！
ここでおやつタイムで紅茶とクッキーでエネルギー補給！

5/3 14:15

ここからは淡路島と明石海峡大橋もハッキリ見えて嬉しくなります

5/3 14:33

階段地獄を避けて加藤文太郎ゆかりの文太郎道で下ります！
初めて歩きますが花崗岩の急な痩せ尾根でスリルあります

5/3 14:36

加藤文太郎を愛する人たちが守っているようですね

5/3 14:39

下り終えて・・この陸橋を渡って高倉台のニュータウンに入ります

5/3 14:42

振り返って・・悪名高き延々階段道が見えます

5/3 14:47

次は目の前のおらが山ですが・・

5/3 14:50

こちらも階段地獄〜！

5/3 15:07

高倉山の山頂〜！
しかし本当の高倉山はポートアイランドなどの埋立用に山が削られ団地になって今はありません

5/3 15:11

この辺りはウバメガシの密生地なんです

5/3 15:17

鉄拐山山頂〜！

5/3 15:17

段々海が近づいてきます

5/3 15:19

振り返って・・横尾山・槇尾山と手前のおらが茶屋をアップ！

5/3 15:36

旗振山山頂からは須磨海岸が目の前に望めます

5/3 15:36

アップすると砂浜にカラフルなのが一杯ありますね〜！
ピチピチ水着ギャルの登場はまだまだやしなぁ〜何やろ〜！

5/3 15:37

明石海峡と淡路島

5/3 15:39

旗振山山頂を経て・・

5/3 15:44

本日、最後のピーク鉢伏山山頂〜！

5/3 15:50

ここからの景色は淡路島と・・

5/3 15:51

明石海峡大橋は目の前！
橋上の車がノロノロと動いているのが見えます。
やっぱり渋滞してますねぇ〜

5/3 16:04

さて最後のお楽しみは・・この場所の案内看板に書かれている・・

5/3 16:05

義経の「一ノ谷の坂落とし」とされるルート歩きです。

5/3 16:06

突入すると一ノ谷側の険しい斜面なのに緩やかに下る尾根が続きます

5/3 16:17

地図上で一の谷展望台と名の付いたポイント！今までと打って変わって突然現れたホンマに崖です。

5/3 16:18

地図上で「逆落し」と記載されたポイントです。
段差も大きく急な階段は歩いて下るのも大変！
この辺りが義経の鵯越でない「一ノ谷の逆落し」の場所なんでしょうか・・

5/3 16:21

下から見上げても・・

10/27 8:42

こんな風に馬に乗って下れないと思いますねぇ・・
鎌倉殿の13人でも菅田将暉の義経が「馬で駆け下りた方が絵になる！歴史はそうやって作られていく」と言ってますね！
諸説あり・・

5/3 16:29

住宅地の中に平清盛の孫の安徳帝の内裏跡らしいです。

5/3 16:33

海へ下る道は素敵ですが「逆落し」と言っても良いぐらい急坂です。

5/3 16:39

須磨浦公園に史跡の「戦の濱」の史跡石柱がありました。

こんな感じですね！

5/3 16:58

JR須磨駅に無事到着！電車の時間まで海岸を散歩！

5/3 16:56

上から見えていたのは潮干狩りエリアのパラソルでしたね！

5/3 16:59

一ノ谷に日が傾きます

5/3 18:54

お風呂は途中下車して久しぶりの灘温泉六甲道店へ！
天然温泉でクタクタだった体も一気にリフレッシュし元気に帰れました。

撮影機器：

FinePix XP140 富士フイルム

感想

よしまい

3連休は3日のみがお休みで渋滞を考えて電車で近場にしました。
ちょうど「鎌倉殿の13人」で義経の鵯越のシーンのはずが・・
戦闘場面は無く後白河法皇への結果報告のシーンだけで終わってしまった！
「鵯越の逆落とし」は諸説があるのでこの場面をわざわざ三谷解釈をせずに諸説あることのネタバラシだけしてたのが三谷さんらしく面白かったです。
そんなこともあって私も急に思い付きだけで行ってきました。
実際その観点で歩いてみたら鵯越と一の谷のどちらにしても「逆落とし」は義経の英雄化による過大なイメージではないかと・・・

コメント

kojicoon

こんにちは　yoshimaiさん！
今回はあの義経の逆落とし体験山行でしたか。あの急坂を騎馬ではちょっと無理そうですね。しかし景時の言った八幡大菩薩の化身じゃとは義経の豪傑振りを表していますね。
ご当地アルプス、須磨アルプスは海の見えるいいロケーションですね。馬の背もそう危険ではなさそうなアスレチック感覚で人気の訳がわかります。
歴史を手繰っての散策もいいものですね。
私も鎌倉が近いので今度週末にでも頼朝や義時のお墓や上野介のお墓にも散策してみたいと考えています。
暑い日が続きますがこれからは花山行もいい時期ですね。また山行期待していますよ。
想定以上とがっかりの混在した内容の歴史ふれあい山行、大変お疲れ様でした。

よしまい

kojicoonさん　こんにちは！
私は源平や太平記や戦国物が好きなんでテレビとかでやってると直ぐに感化されてしまいますね！
実はあの一の谷に叔母が住んでまして子供の頃はよく泊まりに行ってはいとこと一の谷を駆けずり回ってたんですよ！
その頃から「義経の逆落とし」はホンマは何処なん？と子供ながらに疑問に思ってたので楽しかったです。😁
ただ序盤の道迷いで時間と体力のロスは最後はボロボロでしたけど😂
kojicoonさんのご近所鎌倉の旬の歴史探訪レコも楽しみにしてますよ！