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Yamareco

記録ID: 4299422
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東海

西金山・舟伏山 ↑和井谷↓西尾根と秘境のサルメンエビネ

2022年05月17日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
21.3km
登り
1,292m
下り
1,297m

コースタイム

和井谷林道入口 - 西金山北東尾根取付 - 西金山 - 南尾根 - 林道 - 標高点963m - 三等三角点・樫原(979.6m) - 標高点912m - 舟伏山 - 小舟伏山 - 西尾根 - 岐阜県道255号根尾谷汲大野線 - シカマイア(本巣市指定天然記念物) - 和井谷林道入口
天候
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
・一部のバリエーションルートでややヤブ漕ぎ
・ヤマビルへの献血なし
岐阜県道255号根尾谷汲大野線からの和井谷林道入口
左側のすぐ先の広場に駐車スペース
岐阜県道255号根尾谷汲大野線からの和井谷林道入口
左側のすぐ先の広場に駐車スペース
西金山の北東尾根の取り付き
ピンクのテープがあり、植林地への作業道の入口のような感じ
この先山頂までテーピングなし
西金山の北東尾根の取り付き
ピンクのテープがあり、植林地への作業道の入口のような感じ
この先山頂までテーピングなし
植林地の稜線は、枝打ちした残骸が散乱していて歩きにくい
植林地の稜線は、枝打ちした残骸が散乱していて歩きにくい
植林地を抜けると、岩場などもある急勾配で、木の幹がお助けの手掛かりとなる、ややヤブ漕ぎとなる程度
植林地を抜けると、岩場などもある急勾配で、木の幹がお助けの手掛かりとなる、ややヤブ漕ぎとなる程度
この岩場の上部で展望が開けるポイント
この岩場の上部で展望が開けるポイント
これから舟伏山に向かう時に通る稜線と林道が見えています
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これから舟伏山に向かう時に通る稜線と林道が見えています
中央奥に山頂部に反射板がある日永岳
中央奥に山頂部に反射板がある日永岳
西金山の山頂部の池畔の鹿のヌタ場
西金山の山頂部の池畔の鹿のヌタ場
西金山の山頂
三等三角点『西金山』997.65m
周囲の山に囲まれていて白山は見えないようです
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西金山の山頂
三等三角点『西金山』997.65m
周囲の山に囲まれていて白山は見えないようです
小さなかまぼこ板の山名板
登山対象の山ではなさそうです
小さなかまぼこ板の山名板
登山対象の山ではなさそうです
南尾根の途中から斜面を下って林道に合流し、この林道を進んで行くと、最初に登ってきた和井谷の林道に合流
南尾根の途中から斜面を下って林道に合流し、この林道を進んで行くと、最初に登ってきた和井谷の林道に合流
林道の展望地からの山麓の根尾東谷川とNEOキャンピングパーク(右下の枠外)
奥に屏風山その右最奥に荒島岳がうっすらと
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林道の展望地からの山麓の根尾東谷川とNEOキャンピングパーク(右下の枠外)
奥に屏風山その右最奥に荒島岳がうっすらと
林道にニホンジカの脚の骨
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林道にニホンジカの脚の骨
林道から振り返る西金山方面
林道から振り返る西金山方面
水溜まりのオタマジャクシ
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水溜まりのオタマジャクシ
林道で草を食べていたニホンジカ
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林道で草を食べていたニホンジカ
林道の洗い渡し
初鹿谷の源流部?
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林道の洗い渡し
初鹿谷の源流部?
ヒノキの上でさえずるコガラ
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ヒノキの上でさえずるコガラ
小さな池ではオタマジャクシが大量発生していました
小さな池ではオタマジャクシが大量発生していました
池畔のウリハダカエデにモリアオガエルの卵塊が1個
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池畔のウリハダカエデにモリアオガエルの卵塊が1個
東山腹を巻く林道を通らず、稜線部の三等三角点『樫原』979.64mに立ち寄りました
文字が消えた山頂プレートのみ
ブナなどの広葉落葉樹林で展望なし
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東山腹を巻く林道を通らず、稜線部の三等三角点『樫原』979.64mに立ち寄りました
文字が消えた山頂プレートのみ
ブナなどの広葉落葉樹林で展望なし
アカゲラ
林道の南側に見える舟伏山
林道の南側に見える舟伏山
神崎川を挟んで東側にある伊往戸の石灰岩の採石場
神崎川を挟んで東側にある伊往戸の石灰岩の採石場
林道の施錠されたゲート
和井谷入口からここまで林道がつながっています
林道の施錠されたゲート
和井谷入口からここまで林道がつながっています
林道は初鹿谷の途中まで下って行くため、林道の下降点から山道へ
気持ちの良いブナ林の水平に近い稜線で舟伏山に向かいます
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林道は初鹿谷の途中まで下って行くため、林道の下降点から山道へ
気持ちの良いブナ林の水平に近い稜線で舟伏山に向かいます
舟伏山の山頂近くの斜面の林床は、ヤブレガサやバイケイソウの大群落
藤原岳や御池岳の石灰岩の山上で見る同様な光景
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舟伏山の山頂近くの斜面の林床は、ヤブレガサやバイケイソウの大群落
藤原岳や御池岳の石灰岩の山上で見る同様な光景
舟伏山の山頂の二等三角点『船伏山』1040.28m
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舟伏山の山頂の二等三角点『船伏山』1040.28m
山頂は南側が切り開かれていて、南側のみ展望抜群
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山頂は南側が切り開かれていて、南側のみ展望抜群
小舟伏山の山頂、展望なし
小舟伏山の山頂、展望なし
西尾根の樹間からの磯倉と能郷白山
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西尾根の樹間からの磯倉と能郷白山
最初に訪問した西金山方面
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最初に訪問した西金山方面
西尾根から予定していなかった道谷右岸の林道の下山地点
この少し先に道谷の西側の山上にある中部電力の送電線巡視路の道標がありましたがありました
西尾根から予定していなかった道谷右岸の林道の下山地点
この少し先に道谷の西側の山上にある中部電力の送電線巡視路の道標がありましたがありました
給水中のヤマキマダラヒカゲ
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給水中のヤマキマダラヒカゲ
県道沿いにシカマイア(本巣市指定天然記念物)の案内板
全長1mを超える二枚貝、学名:Shikamaia akasakaensis、属名は古生物学者の鹿間時夫への献名、種名は金生山の地名「赤坂」に由来でしょう
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県道沿いにシカマイア(本巣市指定天然記念物)の案内板
全長1mを超える二枚貝、学名:Shikamaia akasakaensis、属名は古生物学者の鹿間時夫への献名、種名は金生山の地名「赤坂」に由来でしょう
根尾東谷川へ合流する沢の滝
岩壁にヒメレンゲの黄色の花と上方のシライトソウの白い花が見頃となっていました
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根尾東谷川へ合流する沢の滝
岩壁にヒメレンゲの黄色の花と上方のシライトソウの白い花が見頃となっていました
川岸を散策、これがシカマイア?
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川岸を散策、これがシカマイア?
根尾東谷川に頭部を突っ込んで餌を捕獲したカワガラス
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根尾東谷川に頭部を突っ込んで餌を捕獲したカワガラス
■本日観察した花など
シライトソウ
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■本日観察した花など
シライトソウ
発芽したブナ
ヒメレンゲ、ウマノアシガタ、ニガナ、ジシバリ、コナスビ
キケマン、ナツトウダイ、ハシリドコロ、イワウチワの果実、ザゼンソウ
クルマムグラ、ツルカノコソウ、ナルコユリ、クサイチゴ、ハルジオン
シャク、ウワバミソウ、フタリシズカ、イカリソウ、ギボウシ
ムラサキサギゴケ、キランソウ、カキドオシ、イワタバコの若葉と昨年の果実の残骸、ヤブヘビイチゴ
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ヒメレンゲ、ウマノアシガタ、ニガナ、ジシバリ、コナスビ
キケマン、ナツトウダイ、ハシリドコロ、イワウチワの果実、ザゼンソウ
クルマムグラ、ツルカノコソウ、ナルコユリ、クサイチゴ、ハルジオン
シャク、ウワバミソウ、フタリシズカ、イカリソウ、ギボウシ
ムラサキサギゴケ、キランソウ、カキドオシ、イワタバコの若葉と昨年の果実の残骸、ヤブヘビイチゴ
ウツギ、タニウツギ、ツクバネウツギ、ツクバネの雌花、ミツマタの花後
ズミ、アズキナシ、ヤブデマリ、クマイチゴ、ウワミズザクラ
キリ、フジ、オニグルミの雌花、フサザクラの果実、オニシバリの果実
ユズリハの雌花、ウリハダカエデ、クロモジ、ウリカエデの果実、カラスシキミ
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ウツギ、タニウツギ、ツクバネウツギ、ツクバネの雌花、ミツマタの花後
ズミ、アズキナシ、ヤブデマリ、クマイチゴ、ウワミズザクラ
キリ、フジ、オニグルミの雌花、フサザクラの果実、オニシバリの果実
ユズリハの雌花、ウリハダカエデ、クロモジ、ウリカエデの果実、カラスシキミ
ネコノメソウの花後
ヤマネコノメソウ
ヒダボタン
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ネコノメソウの花後
ヤマネコノメソウ
ヒダボタン
タチツボスミレ、ツボスミレ、スミレサイシンの花後
フイリシハイスミレ、フイリフモトスミレ、エイザンスミレの花後
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タチツボスミレ、ツボスミレ、スミレサイシンの花後
フイリシハイスミレ、フイリフモトスミレ、エイザンスミレの花後
花が少ないこの時期に山の上部で目立っていたエビネ
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花が少ないこの時期に山の上部で目立っていたエビネ
エビネの花
ギンランとムヨウランの芽出し
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ギンランとムヨウランの芽出し
下山後、白山の展望地に立ち寄りました
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下山後、白山の展望地に立ち寄りました
秘境で猿の顔の様子を偵察するとイケメンの状態でした
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秘境で猿の顔の様子を偵察するとイケメンの状態でした
サルメンエビネ
ここでは3株開花、左端に蕾の株
6
サルメンエビネ
ここでは3株開花、左端に蕾の株

感想

ヤマレコで一件のみの山行記録があった西金山を偵察に出かけました。地形図では林道の先から山頂部までかなりの急勾配で苦戦が予想していましたが、難所はほぼなく、ヤブ漕ぎもわずで登頂できました。西金山の山頂近くまで林道が通じているため、これを利用すればほとんど林道歩きで登頂できそうです。
湿度も低く、山上の気温も活動するのにほどよく、舟伏山の西尾根で周回ができると判断して、稜線近くを通るアップダウンが少ない林道を進みました。初鹿谷の下部に林道が下る地点から尾根道に進みました。舟伏山の山頂近くでは、広い斜面で幾つかのピークがあり、最も高い方面を目指しやがて山頂直下の東回りの登山道に合流しました。
西尾根下山中の下部の植林地の倒木地帯通過点で、いつも歩いていた尾根から左側にそれて道谷沿いの林道に下山しました。近くに道谷の西側の山域の中部電力の送電線巡視路の道標がありました。
その後、約7kmのゆるやかな車道を登って、和井谷林道入口に戻りました。県道沿いの根尾東谷川では、カワガラス、キセキレイ、ミソサザイを見かけました。県道上の1987年11月に完成した全長822mの大須トンネルを歩きましたが、左岸沿いの旧道を散策した方が面白そうでした。
行動するには適度な温度でした。日差しがなかったので、汗を拭くことはありませんでした。

【バックナンバー 舟伏山】
・4月3日 (2018年)『舟伏山〜イワザクラが爆発的に一気に開花〜根尾松田・西尾根から周回』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1419787.html
・4月5日 (2022年)『舟伏山西尾根 〜イワザクラ開花・淡墨桜満開』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4141422.html
・4月5日 (2014年)『舟伏山 〜雪をかぶったイワザクラ』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-424693.html
・4月9日 (2019年)『舟伏山(根尾松田から周回)のイワザクラと薄墨桜』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1787514.html
・4月9日 (2016年)『舟伏山 イワザクラも咲き花いっぱい』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-842222.html
・4月9日 (2013年)『舟伏山 〜山県さくらとイワザクラが見頃』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-283392.html
・4月11日 (2015年)『舟伏山 早春の花図鑑(岩桜他36種)』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-612046.html
・4月12日 (2009年)『舟伏山 〜イワザクラ』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-103160.html
・4月15日 (2017年)『舟伏山 〜イワザクラの山に春を探しに』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1104890.html
・4月18日 (2012年)『舟伏山 〜七色のミスミソウとイワザクラ』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-183169.html
・4月19日 (2014年)『舟伏山 〜イワザクラの写真集とゴジュウカラの動画』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-430804.html
・5月9日 (2017年)『舟伏山 〜イワザクラまだ咲いていました』 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1134958.html
・5月17日 (2022年)『西金山・舟伏山 ↑和井谷↓西尾根と秘境のサルメンエビネ』 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4299422.html

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