針ノ木岳
- GPS
- 07:07
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,517m
- 下り
- 1,510m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
冬道⁈に入り一つ目の堰堤を右岸から越えてスノーブリッジを越えて左岸に。 うっすらとトレースのある左岸を藪漕ぎし、二つ目の堰堤を越えてしばらくで雪が繋がる。 大沢小屋の少し上1710m付近で登山靴をデポしてスキー登行に換装。 雪渓上は凸凹デブリ多く、登行はまだしも滑走は苦行であった。 マヤクボ沢に入るとまあまあなだらかなザラメになる。 山頂直下は既に雪が無く、右に折れて程なくシートラアイゼンに換装。 マヤクボのコルまで雪上を登った。 稜線に雪なし。アイゼンを外して進んだ。 山頂から小屋側はすぐに雪が出てくるが、斜度があるところはバックステップダブルウィペットで下降(アイゼンを装着しなかったため)。 山頂直下のハイマツ帯を避けるように右に折れてさらにハイマツ帯の下を左にトラバースしてマヤクボ沢に復帰。滑走した。 繰り返すが針ノ木雪渓上は苦行… |
その他周辺情報 | 大町温泉郷 薬師の湯 mont-bell割引で650円 |
写真
感想
例年板納めは薬師岳と相場が決まっていたが、今週薬師はもう雪がないとの情報を得た。ktnさんのレコで針ノ木雪渓はまだ大丈夫そうだったので、シンモンさんに同行依頼をして、二人で遠征をしてきた。途中の道で雨も降ってきたが、扇沢に着くころには天気も回復してきた。
雪渓にはまだ十分に雪があるが、雪も一部薄くなっており、注意が必要である。天気予報とおりに青空も広がり、二人で世間話をしながら、のんびりと進んだ。だんだんと暑くなってきて、水分の消費が多くなる。大勢の登山者、スキーヤーがめいめいのペースで登っている。今日も快晴で、登山日和だ。
斜度が増して、板を担いで針ノ木とズバリの稜線に到着。立山と剱がドーンと見えて、素晴らしい景色だ。下部には黒部湖もエメラルドグリーンに輝いている。疲れも吹き飛ぶ瞬間だ。
ここからは夏道に雪もないので、アイゼンを外して、あとワンピッチ。疲れているが、右手の絶景が頑張れよと励ましてくれる。岩場を抜けたら山頂の看板が見えてきた。
360度のスペクタクルを堪能し、しばし休憩。風もなく、ずっとこのまま過ごしていたい。昼寝をすると気持ちよいだろうなと思うが、ぼちぼち帰ろう。下山は慎重に進み、クライムダウンもこなし、ドロップポイントへ。
雪は適度に緩み、板も滑ってくれる。気持よく滑走することができた。途中から縦溝などもあり、下部は修行系になるが、シーズン最後のヤマスキーとすれば十分楽しめた。
大町温泉薬師の湯で疲れを癒し、帰りの車でも、シンモンさんが気を遣ってくれて、ずっと話をしながら、眠気も感じなかった。ありがとうございました。半年間に及ぶスキーシーズン、反省点は多々あるが怪我なく無事に終了できてよかった。シンモンさんありがとうございました。夏山もよろしくお願いします。
先週は白馬へ。もうそろそろ滑れるところは限られている。
チカさんからお誘いをいただき針ノ木岳行きと決まった。
板もブーツも担いで登山靴でスタート。
昨年の夏シーズンに入り浸った大町地区。色々お話しながら歩いていたら見覚えのない感じになった。針ノ木への登山道は何度も通った気がするが気づいたら堰堤下に来ていた。あぁ冬道に導かれているのかとそこで気付いた。右岸にいるのでどこかで渡渉なのだろうとうっすらトレースを追う。
堰堤を越えてすぐスノーブリッジが繋がっていたのでそこで左岸に出た。このスノーブリッジはもう数日しか保たないだろう。もう少し上流でも雪が繋がってはいるが右岸側から少し大きめの支流が合流するのでそこも時間の問題。
左岸の河原や木々の中をうっすらトレースを追いかけて藪漕ぎしていくと二つ目の堰堤にぶつかり、乗越すと雪渓に雪が繋がった。
穴が空いているところも多いので少し上に進んでからスキーに換装した。斜面の登行は特に変わったことも無く黙々と足を前に出す作業をする。
マヤクボ沢出合で目指すコルを見上げる。コル自体ははっきりと見えないものの問題なく繋がっていそうだ。ただ針ノ木岳山頂直下には雪が無くハイマツが青々としていた。小屋側からドロップしてもハイマツに制限されたコースでトラバースするしかなさそうな様子だった。滑走コースは登りながら決めることにして、マヤクボ沢に向けて右折した。
しばしスキーで登行していくが、徐々に斜度が上がり緩んだ雪も相まってずり落ちそうになる。堪らず換装。
シートラアイゼンとて重さと微妙な踏み抜きで楽ではない。岡谷から来たという先行者とお話ししたりしつつ300mほどを担いで上がり、漸く稜線に到着した。多くの周回登山者とスライドした。「もう板納め後でツボ足登山」と話す方が何人かいらっしゃった。
先行三人はコルで板をデポしていたが、せっかくなので担いでピークへ。登山道は雪が無いが、ガレた道は兼用靴では歩きにくい。150mほど登りピークに到着。
快晴の360度の展望を楽しんだ。もう下界は夏のような青々さ。黒部湖も満々と水を湛えていて、その深緑が美しい。観光船も出ていた。
写真に納めたら滑走へ。
登山道を小屋側に向かうとすぐに雪が出てくる。20mほどで大きく切れ落ちていてスキーで降りる気にはなれない斜度。フロントではスキーが引っかかって危ないので、バックステップ・ダブルウィペット・ノーアイゼンで降った。
下の小コルまで降りて滑走開始とした。
縦溝はあるが浅く、ある程度緩んでいるのでまだ板は回しやすい。登山者とハイマツを避けてコース取りしてマヤクボ沢に向けて滑走した。
針ノ木雪渓に合流してからは、縦横なんでもありのガタガタ斜面になり、もはや滑走にはならない。騙し騙し滑って終了となった。
登山靴に換装してからも右往左往しながら進む。朝にあった雪が無かったりもする。一般登山道になってからはポカポカ陽気の中ゆるゆると下って終了となった。
板納め山行としてとても満足できた。
チカさん誘っていただいて感謝です。またよろしくお願いします。
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