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Yamareco

記録ID: 4378858
全員に公開
ハイキング
八ヶ岳・蓼科

峰の松目とツクモグサ

2022年06月09日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:17
距離
20.8km
登り
1,917m
下り
1,905m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:21
休憩
0:55
合計
10:16
5:01
4
5:05
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32
5:37
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3
15:17
ゴール地点
天候 晴れのち曇り 
ガスが濃くなって寒くなって、阿弥陀岳はやめて下りてきたが、行者小屋まで下りたら晴れて阿弥陀岳が綺麗に見えていた
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸には三軒の山小屋があるが、現在営業しているのは赤岳山荘だけ?
その赤岳山荘も駐車場の営業がメインのように見える。
4時半到着で既に小屋の人が料金の収受で待機していた。
いない場合は後払い。1日千円。予定滞在日数分を払う。

美濃戸への林道は以前にも増してデコボコになったような気がする。
新車、車高が低めの車は美濃戸口に停めた方が無難かも?
コース状況/
危険箇所等
【赤岩ノ頭〜峰の松目】
ハイマツ漕ぎでびしょ濡れになった。
自動洗車機に洗われながら進むイメージ。
戻る頃には陽が差したので乾いていたが、朝イチ、雨後に歩くときはレインパンツを穿いた方がいいかも。
峰の松目は狭くて展望もない地味な山頂。三角点があるので、かつてはもう少し開けていたのかもしれない。
ヤマレコの2500m峰(151座のなかで137番目の標高)を一座更新するため、今回初めて登頂。

深田久弥は「日本百名山」のなかで、八ヶ岳の八つの峰とは、西岳、編笠山、権現岳、赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、峰の松目だと言い切っている。夏沢峠以南の南八ヶ岳から八つ選べば必然的にそうなるかもしれないが、山と高原地図の冊子やヤマケイアルペンガイドにそうした記述はない。アルペンガイドには仏教由来の解説など詳しいので一読の価値あり。

同じくアルペンガイドに峰の松目の山名の考察がある。
古い時代に横岳奥ノ院に続く参道があり、峰の松目から先は女人禁制だった。松は「待つ」、目は「女」で、この山が女人結界だったのではないかという説。

【稜線の高山植物】
硫黄岳から横岳、広い範囲で可憐なキバナシャクナゲが咲き誇っている。これだけで充分に満足と思わせてくれるが…
やはりこの時期に行くならツクモグサ。
北海道の山、八ヶ岳のこのエリア、白馬岳でしか見れない超希少種。
高山植物の中で最も早く咲く。
梅雨時期に雪の心配がなく、雨も覚悟で高所登山するなら、営業小屋も多い八ヶ岳しかない。
高山植物、特に山野草の翁草(オキナグサ)が好きな人なら一生に一度は見ておきたい。

稜線上の多くの登山者がツクモグサ目当て。
生息地は三叉峰(杣添尾根分岐)〜二十三夜峰の間に集中。
印象として、東面よりも西面の南向きの斜面に多い。雪解けが早く、日照のあるところということか。
1人きりで歩いていても必ず気づくほどにあるし、登山者間の情報交換のおかげで今回、綺麗に花が開いている個体も見れた。陽が差していないと花が開かないため、「15年間通って、咲いているツクモグサを初めて見れた」と小躍りしている方がいた。

ウルップソウのつぼみは自分ではわからなかったが、見つけた登山者に教えて頂いた。
こちらも生息地は本州では白馬と八ヶ岳だけのはず。

【横岳の岩場】
ヘルメットの着用率は2〜3割。
4~5年ぶりに行った私は、このコースでヘルメットの必要性は感じていなかったが時代は変わっている。
横岳よりも、むしろ赤岳の急なガレ地の上り下りで落石が怖い。次回はヘルメット携行しようと思った。

【行者小屋〜美濃戸】
ルートが沢沿いと少し高いところにあり、その2つがたまに錯綜する。沢の増水時のためなのだろうがちょっとわかりにくい。
両コースにこれでもか、これでもかっていうくらいピンクテープが付いていて逆に疲れる。
足下のゴロゴロにも気を遣うし、一心不乱に黙々と下るなら赤岳鉱泉からの道のほうがずっといい。

その他周辺情報 原村の「もみの湯」
サウナ、水風呂あり。
駐車場は2軒目の山小屋の先の左。
2022年06月09日 05:01撮影 by  SO-41A, Sony
6/9 5:01
駐車場は2軒目の山小屋の先の左。
赤岳鉱泉方面と行者小屋方面へ分岐。
2022年06月09日 05:05撮影 by  SO-41A, Sony
6/9 5:05
赤岳鉱泉方面と行者小屋方面へ分岐。
2022年06月09日 06:23撮影 by  SO-41A, Sony
6/9 6:23
2022年06月09日 06:24撮影 by  SO-41A, Sony
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赤岩ノ頭までもう少し。
高山ならでは風景。
2022年06月09日 07:30撮影 by  SO-41A, Sony
6/9 7:30
赤岩ノ頭までもう少し。
高山ならでは風景。
硫黄岳。
2022年06月09日 07:32撮影 by  SO-41A, Sony
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硫黄岳。
2022年06月09日 07:34撮影 by  SO-41A, Sony
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霧に煙る峰の松目。
2022年06月09日 07:37撮影 by  SO-41A, Sony
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霧に煙る峰の松目。
地味〜な山頂です。
2022年06月09日 08:14撮影 by  SO-41A, Sony
6/9 8:14
地味〜な山頂です。
2022年06月09日 08:14撮影 by  SO-41A, Sony
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2022年06月09日 09:05撮影 by  SO-41A, Sony
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2022年06月09日 09:25撮影 by  SO-41A, Sony
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キバナシャクナゲはあちこちで見れます。
2022年06月09日 10:10撮影 by  SO-41A, Sony
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キバナシャクナゲはあちこちで見れます。
2022年06月09日 10:23撮影 by  SO-41A, Sony
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2022年06月09日 10:37撮影 by  SO-41A, Sony
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上り用と下り用。
2022年06月09日 10:40撮影 by  SO-41A, Sony
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上り用と下り用。
きた!
ツクモグサ!!
2022年06月09日 10:41撮影 by  SO-41A, Sony
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きた!
ツクモグサ!!
2022年06月09日 10:42撮影 by  SO-41A, Sony
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咲いているのは貴重です。
2022年06月09日 10:46撮影 by  SO-41A, Sony
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咲いているのは貴重です。
何かマメの花ですね。
オヤマノエンドウ?
2022年06月09日 10:46撮影 by  SO-41A, Sony
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何かマメの花ですね。
オヤマノエンドウ?
ツクモグサとウルップソウの2ショット。
2022年06月09日 10:49撮影 by  SO-41A, Sony
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ツクモグサとウルップソウの2ショット。
2022年06月09日 11:19撮影 by  SO-41A, Sony
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もう赤岳のほうはオマケみたいな。。
2022年06月09日 11:22撮影 by  SO-41A, Sony
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もう赤岳のほうはオマケみたいな。。
2022年06月09日 11:59撮影 by  SO-41A, Sony
6/9 11:59
この山頂標、だいぶ朽ちましたね。
2022年06月09日 11:59撮影 by  SO-41A, Sony
6/9 11:59
この山頂標、だいぶ朽ちましたね。
行者小屋のテン場、大好きです。
2022年06月09日 13:34撮影 by  SO-41A, Sony
6/9 13:34
行者小屋のテン場、大好きです。

装備

備考 昼食:おにぎり1個、豚汁(ぺミカンで持参)
行動食:サラミ1本、バナナ1本、どら焼き1個
飲料水:調理用含め2.5リットル持参で1リットル近く残した。

行動着:長袖ジップシャツ1枚。赤岳山頂から行者小屋までウインドシェル。

感想

稜線はさながらツクモグサ狂騒曲の様相。
梅雨時期のわずかな晴れ間に行って、出会えて、良かったです。

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