残雪も終わりの阿弥陀岳と赤岳、寄り道少々
- GPS
- 10:21
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,851m
- 下り
- 1,834m
コースタイム
天候 | AM快晴、PMうす曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
阿弥陀のハシゴから上50mが本日の核心部でした。地蔵尾根より急です。今だから登れたが、厳冬期には厳しそう。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ、LEDランプ 1
GPS NV-U37、USBバッテリー 1
地図、手持ちコピー 1
コンパス、笛 1
バンドエイド、湿布、テープ 1
エマージェンシーシート 1
保険証、jRO会員証 1
高度計 1
水 1.5L
カップラーメン 1
カメラ、予備バッテリー 1
ゴミ袋 1
お湯 0.5L
10本爪アイゼン 1
ピッケル 1
ストック 2
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感想
連休中1回は山に行きたいですが、本日丸一日空いてますので行きます。八ヶ岳の主要峰で唯一、雪のある時期に登っていない阿弥陀に行こうと思います。厳冬期にいけるかどうかの下見です。美濃戸に車が置けるので、阿弥陀のみだと時間が余るので赤岳も登ります。
美濃戸から南沢を歩きますが、下半分は雪はまばらです。上半分はそこそこ雪があるので4本爪で。2時間弱で行者小屋へ。前回の登山から3週間経ってますので体は鈍っており、ペースは上がらないです。ここで10本爪とピッケルに換え、中岳沢を歩きます。これは夏道と違い、沢をまっすぐ中岳のコルまで歩く最短ルートです。雪道ならではですね。気持ちいいコースです。これはお奨めコースです。ただ、冬は雪崩の巣なので、歩いてはいけません。春、雪崩リスクがないときに。
コルから阿弥陀に上ります。はしごを超えるとかなりの急登に。ここは夏はジグザグに登る鎖場ですが、それを直登します。これは地蔵尾根の傾斜以上ですね。一度滑ると滑落停止は無理です。下まで滑りハシゴや岩に激突したり、右へそれると立場川まで落ちてゆきます。危険な斜面です。厳冬期は、私には無理でしょう。
急登を超えると、雪が消え岩場となります。最上部ではまた雪道に変わり頂上へ。標識はまだまだ雪の下です。本日は、厳冬期なみに空気もクリアで360度の眺望が楽しめます。最高の天気です。ついでに、犬返しの岩や御小屋尾根上部も見学に行きました。すでに雪もないですね。問題なく歩けそうです。今日の阿弥陀は、そこそこ人が登ってました。多分30人ぐらい登ったでしょう。
阿弥陀から降り、中岳に上ります。途中、ナイフリッジが何箇所もあり楽しめます。中岳ではお昼をいただきます。ここからは雪がないので、アイゼンをはずし文三郎の上までノーアイゼンで歩きます。さらにトラバース分岐でトラバース路へ。1人分の踏み後をたどります。天狗尾根上部に着き、大天狗を眺め、岩場を上り、真教寺コースを眺めます。それから竜頭峰に寄り赤岳へ。午後から風が強くなってきたので、そうそうに下ります。ちなみに、人多数。100人程度の人が赤岳に登ったでしょう。
地蔵尾根ではナイブリッジの消えかけを楽しみます。一応、まだナイフっぽかったです。行者小屋まで降り、南沢を下ります。ただ途中、ゆるんだ雪で何度か足を滑らせます。2度転倒。1度はストックを脇に強くぶつけたため、アバラを痛めました。全力で歩き腹筋をつかうと痛いので、のんびり歩きます。最後、赤岳山荘でソフトを食べ、わんこと戯れ、本日の登山終了。
3週間ぶりでペースは上がらなかったですが、雪の阿弥陀に初登頂できました。斜度が急で、厳寒期には私には厳しそうということも分かりました。犬返しの岩、大天狗、真教寺尾根も見物できた、楽しい残雪登山でした。また数週間、山に行けそうにないので、次回は花登山かな?
きのうは実にいい天気でした。八ヶ岳もこんなに恵まれた好天だったのですね。
行者小屋から中岳沢で中岳のコルまで直登なんて、にくいですねえ(^^)
この時期しかできない「季節限定ルート」。
阿弥陀岳への急斜面は残雪期の今でも怖そうですが(なにしろ無雪期でもあの傾斜は怖い)、何事の無く登っていますね。ステップ切ってあると、これもこの時期限定で登りやすいのでしょうか。
「犬返しの岩」も初耳ですが、「摩利支天」とか「西の肩」と呼ばれるあたりでしょうか。私はまだ御小屋尾根で歩いたことがないので、あの辺は一向に暗いです。
文三郎ルートからは「キレット・権現→」という道標のところを右に進んだのでしょうか?あそこも見たことあるだけで歩いたことがありません。どうも真教寺尾根の下降点付近にでるようですね。しかし逆に稜線側から、文三郎道へという案内をみたことがない気がします。
いま、私のうちから眺める山々も雪が少なくなってきて白青まだら模様が多いですが、こういう山もきれいですね。なにかすがすがしさを感じます。
肋骨打ったとのことですが、お大事に。お疲れさまでした。
pasocomさん、おはようございます。
中岳沢のコースは、混雑の文三郎と対照的に人もいず静かで、直登の気持ちのいいルートでした。上りもよいですが、下りはソリで降りた跡がありました。それも楽しそう。また来たいコースとなりました。
犬返しの岩は、摩利支天と呼ばれるところにあり、高度感のある岩歩きとなります。いつもビビリながらへっぴり腰で歩きます。文三郎からキレット、権現方向へトラバースすると、真教寺尾根の下降点に着きます。たしかに、逆の標識は私も記憶にないです。
気温は低めで踏み抜きもなく、空気も澄み、きもちのいい、春山残雪登山でした。
2日経ちましたが肋骨はまだ痛い。山で転ぶのは危険ですね。体を痛めるリスクが高い。
日曜日は良いお天気でしたね〜〜
我が家は編笠におりました!
阿弥陀は雪が無くなったら行きたいと思っております
今なんて全然無理ですから・・
トンガったナイフリッジがとっても怖そうですネ
こちらの方は昼になると雪が緩んでグズグズになったりしないんですかね?
風が強いと仰ってますから、気温は編笠なんかと全然違うのかな〜
お疲れ様でした〜〜
nyagiさん、こんばんわ。
編笠−西岳コースにいらしたのですね。環水平アーク、珍しい現象ですね。初めて聞くので、検索し調べました。
赤岳では私が登った1時間後に、滑落して亡くなられた方がいたようです。南沢を下山途中、ヘリの音がしてましたが、その関連のヘリだったようです。この辺は残雪期といえども油断ならないです。
高度がすこし高くても、気温差は1−2℃ですので、こちらも午後は雪がグズグズし、すこし気温が高いと踏み抜きます。
nyagiさん達も、お疲れ様でした。八ヶ岳銀座にもいらっしゃいませ。
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