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Yamareco

記録ID: 440573
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

雲取山 〜今年のGWは東京都最高峰 鴨沢BSからのテント泊 横着してアイゼン着けず雪にやられる〜

2014年05月03日(土) 〜 2014年05月04日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:41
距離
23.4km
登り
1,678m
下り
1,772m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5/3
06:01 鴨沢バス停を出発
06:30 小袖の空き地の駐車場
06:34 登山口
07:31 標高1150m地点(小休止)
07:38 標高1150m地点(出発)
08:34 七つ石山とマキ道の分岐(マキ道へ)
08:57 七つ石山からの道とマキ道の合流
09:08 ブナ坂
09:36 ヘリポート
09:43 奥多摩避難小屋(小休止)
09:48 奥多摩避難小屋(出発)
10:20 雲取山頂とマキ道の分岐
11:10 雲取山荘到着(行動停止 テント泊へ)

5/4
06:44 雲取山荘を出発
07:16 雲取山山頂
07:25 山頂避難小屋
07:39 雲取山頂とマキ道の分岐
08:11 奥多摩避難小屋(小休止)
08:24 奥多摩避難小屋(出発)
08:47 ブナ坂
08:56 七つ石山とマキ道との合流地点
09:13 七つ石山とマキ道の分岐
09:53 標高1150m地点(小休止)
10:01 標高1150m地点(出発)
10:49 登山口
10:53 小袖の空き地の駐車場
11:14 鴨沢バス停に到着
天候 5/3 AM晴れ PM若干雲多し
5/4 快晴なれど夜に結構な風
日中はロンT+半袖T
夜中〜朝方はダウン+マイクロフリース+ロンT+半袖T
テン泊時のシュラフは モンベル#3
朝方は結構寒かったです
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鴨沢バス停前の駐車場に駐車し前夜車中泊。
5/2 18:00前後に到着時で残3台分でしたが20時ごろまでに全部埋まったような感じです。
コース状況/
危険箇所等
鴨沢バス停〜小袖の空き地の駐車場
車道から登山道に変わると少しゴツゴツ。

登山口〜ブナ坂
結構な距離のダラダラ登り。

ブナ坂〜雲取山荘へのマキ道分岐
稜線の眺望抜群の歩き。

雲取山荘へのマキ道分岐〜雲取山荘
全体の2/3が雪。
午前中でも雪が解け始めシャカシャカでアイゼンを付けるか否か悩む。
で,後半面倒がってアイゼンを装着しなかったことを後悔。

雲取山荘〜雲取山山頂
朝出発のため,カリッカリに雪が凍っている。
アイゼンを付けている人もいたが,テントの下に入れちゃったためまた面倒になって未装着のまま出発。
ダブルストックと踏み方で何とか登り切ったがアイゼンを装着しなかったことを激しく後悔。
朝の奥多摩湖半。
穏やかで,若干暑いぐらい。
まさか夜中にあんなことが・・・。
全く想像していませんでした(笑)
2014年05月03日 06:01撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 6:01
朝の奥多摩湖半。
穏やかで,若干暑いぐらい。
まさか夜中にあんなことが・・・。
全く想像していませんでした(笑)
鴨沢バス停を出発。
2014年05月03日 06:01撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 6:01
鴨沢バス停を出発。
登山道を進みます。
2014年05月03日 06:03撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 6:03
登山道を進みます。
小袖の駐車場。
ここも満車でした。
2014年05月03日 06:30撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 6:30
小袖の駐車場。
ここも満車でした。
登山口。
さぁ,始まり。
2014年05月03日 06:34撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 6:34
登山口。
さぁ,始まり。
青葉がたまりません。
2014年05月03日 06:39撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
5/3 6:39
青葉がたまりません。
山桜と青葉と新緑樹の緑と。
このモフモフ感が好きなんです。
2014年05月03日 06:48撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
1
5/3 6:48
山桜と青葉と新緑樹の緑と。
このモフモフ感が好きなんです。
廃屋を通過。
ここに住んでた人は大変だったでしょうね。
2014年05月03日 06:49撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 6:49
廃屋を通過。
ここに住んでた人は大変だったでしょうね。
新緑の中歩きやすい道を行く。
2014年05月03日 07:27撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 7:27
新緑の中歩きやすい道を行く。
水場の表示。
2014年05月03日 07:30撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 7:30
水場の表示。
標高1150m地点。
2014年05月03日 07:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 7:31
標高1150m地点。
おぉ,富士山。
2014年05月03日 08:30撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 8:30
おぉ,富士山。
七つ石山方面との分岐。
本日はマキ道へ。
2014年05月03日 08:34撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 8:34
七つ石山方面との分岐。
本日はマキ道へ。
おぉぉ,雪だ。
2014年05月03日 08:36撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 8:36
おぉぉ,雪だ。
雪の上を進みます。
後であんなことがおこるとも知らず若干楽しんで(笑)
2014年05月03日 08:41撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 8:41
雪の上を進みます。
後であんなことがおこるとも知らず若干楽しんで(笑)
七つ石山からの道と合流。
2014年05月03日 08:57撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 8:57
七つ石山からの道と合流。
ブナ坂。
さぁ,稜線だ。
2014年05月03日 09:08撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 9:08
ブナ坂。
さぁ,稜線だ。
もうイイだけ富士山楽しんで。
2014年05月03日 09:09撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
1
5/3 9:09
もうイイだけ富士山楽しんで。
南アルプスもきれい。
2014年05月03日 09:11撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
2
5/3 9:11
南アルプスもきれい。
こんな道気持ちがいいにきまっとる(笑)
2014年05月03日 09:11撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3
5/3 9:11
こんな道気持ちがいいにきまっとる(笑)
飛行機雲と南アルプス。
2014年05月03日 09:18撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
5/3 9:18
飛行機雲と南アルプス。
とにかくずっと富士山(笑)
2014年05月03日 09:20撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
4
5/3 9:20
とにかくずっと富士山(笑)
ヘリポートだ。
2014年05月03日 09:36撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 9:36
ヘリポートだ。
奥多摩避難小屋に到着。
ここでテント張るかどうかを迷いましたけど。
まだ時間早いのでまずは山荘に。
2014年05月03日 09:43撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 9:43
奥多摩避難小屋に到着。
ここでテント張るかどうかを迷いましたけど。
まだ時間早いのでまずは山荘に。
尾根道とマキ道との分岐。
2014年05月03日 09:50撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 9:50
尾根道とマキ道との分岐。
でマキ道に入って雪が残ってる時に想像力を働かせるべきだった。
2014年05月03日 09:54撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 9:54
でマキ道に入って雪が残ってる時に想像力を働かせるべきだった。
頂上避難小屋が見えて。
2014年05月03日 10:18撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 10:18
頂上避難小屋が見えて。
黄色い表示。
完全に見落としました(笑)
なんでだろ?
2014年05月03日 10:20撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 10:20
黄色い表示。
完全に見落としました(笑)
なんでだろ?
雪がシャックシャクで滑る・踏みぬく・グショグショ。
2014年05月03日 10:23撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 10:23
雪がシャックシャクで滑る・踏みぬく・グショグショ。
滑ったらあっという間に落ちてく・・・。
こんなんばっかでした。
2014年05月03日 10:43撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 10:43
滑ったらあっという間に落ちてく・・・。
こんなんばっかでした。
疲労困憊で山荘到着。
鯉のぼりがGWを象徴しますね。
2014年05月03日 11:10撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/3 11:10
疲労困憊で山荘到着。
鯉のぼりがGWを象徴しますね。
もう雪にやられてヘトヘト(笑)
午前中だけど。
山頂じゃないけど。
飲んじゃう(笑)
2014年05月03日 11:18撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/3 11:18
もう雪にやられてヘトヘト(笑)
午前中だけど。
山頂じゃないけど。
飲んじゃう(笑)
ここをぉぉぉ,キャンプ地とぉぉぉ,するぅぅぅ。
早く着いたので平坦地にテントを張れました。
後から来た方。
なんだか申し訳ないです。
2014年05月03日 11:48撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/3 11:48
ここをぉぉぉ,キャンプ地とぉぉぉ,するぅぅぅ。
早く着いたので平坦地にテントを張れました。
後から来た方。
なんだか申し訳ないです。
この時点ですでに酩酊(笑)
夕陽の写真を撮ってた(爆)
2014年05月03日 18:11撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
1
5/3 18:11
この時点ですでに酩酊(笑)
夕陽の写真を撮ってた(爆)
おぉぉぉぉ。
デジタル一眼レフってすごいすね。
手持ちのAUTOモードでこんなん撮れるんすね。
2014年05月03日 18:57撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3
5/3 18:57
おぉぉぉぉ。
デジタル一眼レフってすごいすね。
手持ちのAUTOモードでこんなん撮れるんすね。
酔い過ぎて何を思って撮ったかもはや忘れました(笑)
真ん中に光るものなんだろ?
2014年05月03日 18:58撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
5/3 18:58
酔い過ぎて何を思って撮ったかもはや忘れました(笑)
真ん中に光るものなんだろ?
山荘前からの朝日。
いやぁ,ええモノ見れた。
2014年05月04日 04:45撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
2
5/4 4:45
山荘前からの朝日。
いやぁ,ええモノ見れた。
我が家を撤収。
2014年05月04日 06:40撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/4 6:40
我が家を撤収。
山荘を出発。
アイゼン装着者もアイゼン未装着者も混在。
2014年05月04日 06:44撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/4 6:44
山荘を出発。
アイゼン装着者もアイゼン未装着者も混在。
日中のシャクシャクの雪なら問題ないのですが。
朝のカリッカリの雪。
シャレにならんです。
アイゼン未装着を激しく後悔。
2014年05月04日 06:59撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 6:59
日中のシャクシャクの雪なら問題ないのですが。
朝のカリッカリの雪。
シャレにならんです。
アイゼン未装着を激しく後悔。
そりゃそうか。
こんな霜柱立つような気温なんだから雪はカリッカリだわさ。
2014年05月04日 07:10撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 7:10
そりゃそうか。
こんな霜柱立つような気温なんだから雪はカリッカリだわさ。
なんとかかんとかカリッカリを登りきって雲取山山頂。
空が青い!!
2014年05月04日 07:16撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/4 7:16
なんとかかんとかカリッカリを登りきって雲取山山頂。
空が青い!!
本日も富士山キレイ。
2014年05月04日 07:13撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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5/4 7:13
本日も富士山キレイ。
当然南アルプスも。
2014年05月04日 07:13撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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5/4 7:13
当然南アルプスも。
東京都方面はモヤモヤしてうっすら。
でも肉眼では高度感ばっちり。
2014年05月04日 07:14撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
5/4 7:14
東京都方面はモヤモヤしてうっすら。
でも肉眼では高度感ばっちり。
そりゃ陽の当る所でもこんな霜柱立ってんだから。
起きぬけは寒くてしょうがないし,雪はカリッカリだわさ(笑)
2014年05月04日 07:16撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
5/4 7:16
そりゃ陽の当る所でもこんな霜柱立ってんだから。
起きぬけは寒くてしょうがないし,雪はカリッカリだわさ(笑)
頂上避難小屋前からの富士山。
山頂より富士山はっきり見える。
2014年05月04日 07:17撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3
5/4 7:17
頂上避難小屋前からの富士山。
山頂より富士山はっきり見える。
本日も気持ちの良い稜線歩き決定。
こっからほぼ雪ないし(笑)
2014年05月04日 07:18撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
2
5/4 7:18
本日も気持ちの良い稜線歩き決定。
こっからほぼ雪ないし(笑)
そりゃずっと南アルプス見ながら歩くわけで。
2014年05月04日 07:20撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
5/4 7:20
そりゃずっと南アルプス見ながら歩くわけで。
頂上避難小屋を出発。
どんぐらいの混み具合だったんですかね?
2014年05月04日 07:25撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 7:25
頂上避難小屋を出発。
どんぐらいの混み具合だったんですかね?
稜線の登山道と富士山入れてみた。
こんな景色を歩けることが最高です。
2014年05月04日 07:27撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3
5/4 7:27
稜線の登山道と富士山入れてみた。
こんな景色を歩けることが最高です。
結構下りてきても立派な霜柱。
2014年05月04日 07:28撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
5/4 7:28
結構下りてきても立派な霜柱。
奥多摩避難小屋が見えた。
2014年05月04日 08:07撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/4 8:07
奥多摩避難小屋が見えた。
このトトロ。
以前もこの向きでしたっけ?
2014年05月04日 08:11撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 8:11
このトトロ。
以前もこの向きでしたっけ?
山ツツジがキレイ。
2014年05月04日 09:25撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
5/4 9:25
山ツツジがキレイ。
やっぱり新緑はええですなぁ。
山桜がうっすら見えます。
2014年05月04日 09:42撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
5/4 9:42
やっぱり新緑はええですなぁ。
山桜がうっすら見えます。
これはなんのお花でしょ?
なんか個性的なやつですな。
2014年05月04日 10:23撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
5/4 10:23
これはなんのお花でしょ?
なんか個性的なやつですな。
山桜にしちゃお花が白いですね。
2014年05月04日 10:26撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
5/4 10:26
山桜にしちゃお花が白いですね。
モッフモフ(笑)
2014年05月04日 10:26撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
5/4 10:26
モッフモフ(笑)
本日も小袖の空き地の駐車場は満車。
2014年05月04日 10:53撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/4 10:53
本日も小袖の空き地の駐車場は満車。
鴨沢バス停前駐車場に戻ってきました。
お疲れさまでした。
2014年05月04日 11:14撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/4 11:14
鴨沢バス停前駐車場に戻ってきました。
お疲れさまでした。

感想

僕のGW通年行事は伊吹山と御在所岳。
地元にいるので伊吹山でお花を楽しみ,御在所でキレットを楽しむのが毎年のことで。
そこに日程合えば美濃の高賀山で急登を楽しむのを加えますが。

今年はGWが前半後半に分かれ。
取引先も前半後半に分かれてGW休暇を取るところも多く。
会社としては休みだったのですが5/2にどうしてもはずしたくないアポが入り出張になったので,今年は5/3に関東の山に登ることに。
で,諸々見てたら鴨沢から雲取山頂まではほぼ雪が無いとのこと。
本年初テン泊。
行くしかないでしょ!!
とばかりに急遽計画。
以前の自分のヤマレコ記録を見て。
最近の皆様のヤマレコ記録見て。
山荘の情報見て。
行きたいばっかりだから大事な情報みんな見落として(笑)

前日は留浦駐車場を覚悟で鴨沢バス停前まで行くと3台分ぐらいはあり,何とか鴨沢バス停前に駐車場を確保。
ここは前回来たときも20時ごろには埋まってましたし,ちょい早く到着して。
しかし,小袖の空き地の駐車場はどうなんですかね?
駐車してはいけないとかいろいろ情報錯綜してたので鴨沢バス停確保のために急いだのですが,5/3も5/4も小袖は満車状態で。
「立ち入り禁止」もありますしね。
う〜む。
停めて良いのか否か。

登山口からブナ坂までは新緑全開。
距離はあるしダラダラ登らされるのですが楽しいです。
ただ,GW後半の初戦。
絶対テン場はコミッコミになるし。
七つ石山も魅力だけど先を急いでマキ道に突入。
途中雪が残ってて。
さすが,2000m級。
僕は雪山自粛してますがこのぐらいなら,と若干テンション高めで。
この後起こる出来事に全く想像力ははたら無かったです(笑)

ブナ坂までくれば本日の晴天で気持ちが良くない訳が無い。
約束された眺望を満喫しながらの稜線歩き。
左見てれば富士山と南アルプスと青い空と。
そりゃ気持ちいいです。

奥多摩避難小屋で「朝起きぬけにテント出たらこの景色だったらいいな」なんて思って,ここでテントを張ろうかと思いつつ。

トイレは山荘と違って水洗じゃないしなぁ。
あ,ビールは山荘まで買いにいかなかんしなぁ。
なんて逡巡して。
後で知りましたが奥多摩避難小屋でも宿泊者とテント泊者向けにビール売ってるんですね。
ぬるいらしいすけど。
ま,でもまだ午前中ですし,山荘テン場がダメならビール買って戻ってくるかと思いつつ。

おぉ。
マキ道通って山荘にまず行って。
まだ時間早いからテン場でいいとこおさえてテント張って。
なんならまったりコーヒーを飲んで。
夕陽のころに山荘でビール買って山頂に上がって。
黄金に輝く富士山の写真でも取るか。
ベストアイディアです。
いそいそと分岐標示にあった黄色い標識見落としてマキ道へ。

見落とした標識に「積雪あり」とあったようにマキ道は雪 雪 雪 雪 雪 雪 また雪〜よ〜。
マキ道にゃ〜七つの〜雪が降る〜とか〜。
入り口だけ雪が無く,あとはほぼ雪道。
初夏の陽気でシャックシャクに溶けた雪は滑りまくり。
冬の間の踏み跡はマキ道本道ではなく斜面上のところもあり踏み抜き三昧。
雪のトラバースじゃ一回滑ったら下まで落ちるの確実。
途中デカイ杉の木 二本の倒木があり。
倒木を越えるのに一本を完全にまたいで足が雪面につかないまま二本目を越えなければならず。
しかもその先に折れた枝のブッシュ。
どう進めってゆうんやて・・・。
結局折れた枝を踏んだり蹴ったり,諸々の半泣き状態の力で蹴落として何とか進みました。
後から来られた方,二本の倒木だけで通れたのは僕の半泣きパワーの結果です(笑)
ただ,雪道が始まってからは「戻ろうか」,「いやここまで来ちゃったし」,「戻った方がいいのでは?」,「いや,ここまできたら結局戻っても危険は変わらないし」って逡巡し続け,自分を呪い続け。

久しぶりに「まだつかないの? マジで?」とヘットヘトになりながら人工物の山荘が木々の間から見えた時は感動もひとしお。
マキ道から本道に合流した時点で「まじで?」って思うぐらい雪が残ってたのも気にせず,山荘到着を喜び。
テン場に直行して下に岩が無く平らなところを確保してテン場にチェックイン。
おかげさまでよいサイトを得られました。
半泣きで頑張って良かった(笑)
当日は残雪のせいでテン場は夏の半分以下の面積。
後からついた人は斜面にまで平地を見つけてテントを張ったり,結構な傾斜のところにテントを張っていたり。
最終的に40張以上あったようです。
本道に合流した時点での雪の残り具合とテン場の雪の残り具合で翌朝の惨劇を想像できてない段階でOUTなんですけどね(爆)

まぁ,あいかわらず手際悪く時間をかけてテントを設営。
だって,テン泊4回目なんだもん。
前回よりは多分速かったもん,なんて思ってたんですけどもうへとへと。
テントを張る前にビールを飲んで。
どうせ明日もマキ道使えないから山頂行くしかないし。
バリッと昼飯から本格的に飲んじゃいました(笑)
結果,夕景は記憶が無いままテン場から撮り(笑)
星を撮ってみたいなぁなんて想いはどこに行ったやら。
何時に寝たのか記憶がありません,だってウィスキー1本飲みきってたし(爆)

夜中に目覚めるとものすごいバタバタ音。
テントが揺れてます。
僕はテン泊初心者なのでそもそもこの風でテントが大丈夫なのかも分かんないし。
で,朝起きるとダウンまで着こんでシュラフをかぶってて。
それでもうすら寒さで起きました。
で,起きたら山荘前にワンサカ人だかり。
おぉ,日の出だと分かってカメラを撮りにテントまで戻って。
いつも酔っぱらって陽が昇ってから起きる僕ですが当日はええモノ見れました。

朝飯をガタガタ震えながら食べて,テントを撤収しながらカラダを目覚めさせ,諸々準備して山荘前。
アイゼンを装着する人も多く「アイゼン着けなきゃなんないかな?」なんて思いながらいろんな人の足元を見てると装着していない人も。
アイゼン積んであるんですけどね。
強風で畳むのが面倒になってグチャグチャのままザックの中に押し込んだテントの下にアイゼンなるし。
ま,何とかなるだろうと進み始めましたが。
朝そんだけ寒かったんだからそりゃ雪はカリッカリ。
気を抜くとズルッと滑ります。
足底には力をかけすぎたら滑り。
雪についた若干の土と,皆さんがアイゼンでガタガタにして下さった引っかかりだけで慎重に登ります。
特に当日は警視庁や埼玉県警などの警察官さん達も安全登山を呼び掛けるために山頂にいて。
あの人たちのお世話になるわけにはいかないとカリッカリの急登を登ります。
おかげさまで何とか登り切りましが。
一日の行動の最初でヘットヘトになり,自分を再度呪い。

ただ,山頂に上がったら昨晩の強風のおかげか前日よりもさらに富士山くっきり。
最高の稜線歩きと新緑の下りを堪能しました。

本日の教訓。
1)「めんどくさい」と思ったら「めんどくさいことをしなさい」,装備持ってるんだから。
2)「標示の見落とし」は「行きたい」から,「つらい方」を選択しなさい。
3)「雪道」はどえらい「ヘットヘト」になる上にシャレにならん。

無事に帰れてよかったですが。
装備を持ってて装着せずに滑落したらほんとダメですし。
無事に帰ってきたから「いい経験した」なんですけど。
それじゃ,ダメじゃん。

今年のGWも残雪の山で遭難事故があり。
僕の技術と経験で「今回は大丈夫だった」ではダメです。
反省しながらもう一度自分を呪います。

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