笠取山・唐松尾山・雲取山
- GPS
- 56:00
- 距離
- 44.7km
- 登り
- 3,648m
- 下り
- 4,065m
コースタイム
柳沢峠バス停9:45
10:30ハンゼノ頭10:35
11:30板橋峠11:30
12:55倉掛山13:10
14:00白沢峠14:05
16:20ヤブ沢峠16:25
16:40笠取小屋
5月4日(2日目)
笠取小屋4:35
4:50小さな分水嶺4:55
5:15笠取山山頂(西)5:20
5:35笠取山山頂(東)5:35
5:50水干尾根分岐5:50
7:45唐松尾山7:55
8:20西御殿岩分岐8:25
8:40西御殿岩8:50
9:10西御殿岩分岐9:10
9:35山ノ神土9:35
9:55将監峠9:55
10:00将監小屋10:30
13:30禿岩分岐13:30
14:30北天のタル14:35
16:25三条の湯
5月5日(3日目)
三条の湯6:00
8:30三条ダルミ8:35
9:10雲取山山頂9:20
9:50雲取山荘10:05
10:20大ダワ10:20
11:15芋ノ木ドッケ11:15
11:25白岩山11:25
11:40白岩小屋11:55
12:55お清平13:00
13:20霧藻ヶ峰13:25
14:25三峯神社登山口
合計距離: 44.71km
累積標高(上り): 3520m
天候 | 5月3日(1日目)晴れ 5月4日(2日目)晴れ 5月5日(3日目)曇りのち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
三峯神社から西武秩父駅までバス 930円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白沢峠の分岐では案内板が不正確なので、必ず地図とコンパスで確認して進むこと。 積雪状況 禿岩周辺から北天のタルまでは積雪あり。 雲取山頂から三峯神社までのルートは、白岩小屋周辺までは積雪あり。 (上記2点の登山道において、自分はアイゼンは使用しませんでしたが、装着すれば安心♪) 埼玉県の芋ノ木ドッケの立看板は同山の山頂ではなく、同山やや北西の鞍部に立てられているようです。 芋ノ木ドッケの山頂には、東京都の立看板のみが建てられているとの事。(kennogu様のコメント参照) |
写真
感想
過度の疲労と下山翌日の寒さで風邪をひいてしまい、筆が全く進まず公開が遅れてしまいました。ゴホゴホ・・・
さて、
待ちに待ったGW!
今回は、都心に住んでいながらもまだ行ったことのない雲取山へ。
2泊3日の日程でどのように雲取を経由するルートを取るかが今回の計画のポイントだ。
雲取-三峯間のルートは、紫外線を正面から浴びないよう、自分の中では下山専用ルートとして取っておいたのだが、そんなことよりも、大菩薩と奥秩父の山域同士が一日で歩いて繋げられる距離にあるという事をつい最近知り、驚いた。
前々から、奥多摩から瑞牆を線で繋げようという考えは持っていたため、ならば、それらを全部繋げてしまえと思い、特に深く考えることなくすんなりと計画を立てた。
初日は、始発で塩山駅へ。
新宿を6時半に出るあずさ号に乗るのだが、臨時便のために車両の本数が少なく、乗車位置が通常と違っていたため危うく座席にありつけずに出発するところだった、ふぅ〜。
初日のルートは、柳沢峠から笠取小屋まで。
久々のテント泊という事もあり、スタートからゴールまでの標高差がわずか300mという比較的楽なルートで始動することにしたが、倉掛山までの道中、想像以上にアップダウンの激しい登山道で、初日からいきなり疲労を蓄積することとなってしまった。もう、このルートは二度と使わないと思う。
当初の予定よりも遅れて笠取小屋に到着し、さっさとテントを張らねば・・・と思い、到着時間が4時半となってしまった今、このゴールデンウィークに果たしてテントを張る場所が残っているのだろうかと、まず最初に小屋の裏へと歩を進めたその時だった。
な、なんと、N氏こと2volt君がいるではないか。2年連続5月のGW中の山中での出会い!
彼は、今年に入ってからはヤマレコの記録もなく、最近は山に行っていないようだったので忙しいのだろうと察し、もしかしたらこの連休中も山に行っていないのかもしれないとまで思っていただけに、この偶然には本当に驚いた。
もし自分が先にテントの受付を済ませていれば、また、もしどこかで写真を一枚多くまたは一枚少なく撮っていれば、もしくは、もし道中でもう少し休憩を長く取るなどしていれば、同じテント場にいるにもかかわらず会わなかった可能性もあるわけだ。偶然ってホント面白いねぇ。
折角なので一緒に水場まで水を汲みに行き、ベンチで一緒に食事をしながら山談議に花を咲かせ、その日はお互いのテントに戻って一日を終えた。
2日目は、3時前に起きて4時半頃出発。
いつもより1時間ほど早く起きた。昨日の夕食の時、N君と話をしていると雲取方面から来たという登山者の方から残雪がかなりあるとの情報を得ていたのだ。
朝は思っていたほど寒くはなく、温かいものを食べればダウンもいらないくらい。
笠取山までは案外楽に登れた。
朝早く気温が低かったのと、昨日のルートで直登に慣れていたからかもしれない。
その後の水干辺りまでは、とても順調に進んでいった。
問題はその先なのだが、徐々に標準タイムを上回りながら進むことになり、結局、歩いた時間はほぼ12時間!
地図の標準タイムだと、西御殿岩に寄り道をしても9時間を少し超えるくらいだから、約3時間近くもオーバーしてしまったことになる。
何を思ったか、昨日と違って先にテントの受付をしに行くと、張れる場所が残っているか先に見に行って来てくれとの事。実際に行って見てみるが、スペースはもう残っておらず、仕方なく小屋で一夜を過ごすこととなってしまった。
3日目は6時出発。
とてもよく眠れたので、朝から体が軽く感じられた。
三条ダルミを過ぎた辺りからガスが出始め、雲取の山頂では視界はほぼゼロ。
避難小屋の中を覗いて、山頂碑を撮って、早々と下山の途に就いた。
雲取山荘で小休止。
中に入ると、小屋の主らしき人が受付にいたので話しかけてみた。
「ここは、テントは最大でどのくらい張れるんですか?」
「知らないよ!いちいち数えてないからね!」
(か、数えていないって・・・)
「昨日だと、テントはどのくらい張られてたんですか?」
「だから、数えてないって言ってんでしょ!」
(うわ〜、すげぇドンブリ経営・・・)
「そこの水場はいつから水出てるんですか?」
「知らないよ!今だよ今!」
(今って・・・)
呆然としていると、スタッフらしき人に50張りくらいは張れると思いますよ、とフォローしてくれた。
また、主らしき人からも、これから雨だから気をつけなよ、とひと言。
なんだよ〜、怖そうに見えて結局いい人ってオチかよ〜。
主の予言通り、白岩小屋で休んでいると雨が降ってきた。
足元に気を付けながら標高を下げていくと、徐々に春らしい新緑ロードへ突入。
広葉樹林の緑の森の中を歩きながら登山道入口に辿り着いた。
今回の記録作成で驚いたのが、3日間で45Kmも歩いたという事!
大まかに、一日の計画は6時出発の3時到着を基準に設定して計画を立てるのだが、まさかこんなに距離があるとは想像もしていなかった。
これからは地図に記載されたルートタイムだけでなく、もう少し詳細に計画を練らねばならぬと思った。
もし笠取小屋でN君と会わなければ、山の情報も得られずにいただろうから6時頃に出発していたことだろうし、従って到着時間も6時頃になっていたかもしれなかった。N君と会えたのは本当にラッキーだったと思う。
ところで、N君の山行記録で「史上初のルート取り」と、宣伝してくれちゃったもんだから、3日目の朝の時点で雨だったら、すぐさま下山しようとか思っていただけに、ちゃんと計画通りにゴールで来て本当に良かったヨカッタ。
おしまい
コメント
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地図に出ている芋の木ドッケの「ピーク」と到着された「芋の木ドッケ」は別ものです。私は2つの「芋の木ドッケ」を踏んで???になりましたが、東京の「芋ノ木ドッケ」は山頂で、埼玉側の「芋の木ドッケ」は東京側のピークから降りてきた鞍部です。なのでそこから白岩山へは破線ルートではなく通常ルートです。私の記録見ていただくと違いが判ると思います。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-402794.html
コメントありがとうございます。
撮った写真のGPSデータを調べましたところ、確かにご指摘の通り鞍部となっている場所に埼玉県の芋の木ドッケの立看板が立っているようです。
自分が作成したルートも、間違った所をなぞっていたようだったので、修正しておきました。
今後とも、宜しくです。
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