西穂高岳
- GPS
- 06:25
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 909m
- 下り
- 909m
コースタイム
9:55西穂高口9:55-10:38西穂山荘11:02-12:01西穂独標12:08-12:32ピラミッドピーク-13:22 2峰直下13:38-13:41引き返し-14:27ピラミッドピーク14:32-14:54西穂独標15:04-15:38西穂山荘-16:19西穂高口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂高口から西穂山荘までは積雪あり。冬季ルートの看板とピンクのリボンを巻いた竿が随所に立っており、ルートを見失うことはない。西穂丸山からピラミッドピークまでは、夏道がほぼ完全に露出している。ピラミッドピークから引き返し地点までは、残雪が残っている部分と夏道が交互に現れ、アイゼンを装着するか迷う状態。夏よりも緩んでいる岩が多く、落石に注意したい。 |
写真
感想
晩秋に登った西穂の景色が美しかったので、行けるところまで行って、だめなら独標の折り返しでもいいや、というつもりで西穂登山に向かった。前日に松本入りしようかと思ったが、夜まで所要があり自宅発の日帰りとなる。朝一のロープウェーに乗るつもりだったが、自宅の出発が遅れ、しらかば平発9:30のロープウェイに乗る。この遅れが、後々大きく影響することになる。
西穂高口のロープウェー駅で観光客の方に記念写真を撮ってもらってから出発。巻き返しを図るべく意気込みつつも、オーバーペースで後半バテないように気を付けながら雪道を進む。トレースも竹竿の目印も明瞭なので、安心して進むことができる。西穂山荘までは完全な積雪区間。自分はアイゼンを装着せずに歩いたが、山荘に近くなってから比較的急な登りが続くので、アイゼンを装着した方が楽に登れたように思う。西穂山荘から丸山の途中までは、相変わらずの雪上歩行である。冬道上にピンクのリボンを巻いた竹竿が立っており、ルートはわかりやすい。その後は、稜線上の登山道は雪がきれいに溶けていて、夏道を歩くことができる。
時間的にも余裕があり、まだ登り足りない感じなので、独標を超え先に進む。この先、ピラミッドピークまでは夏道を進むことができる。しかし、ピラミッドピークを越えてからは夏道と積雪が入り混じり、アイゼン装着の有無に関しては非常に悩ましい状況になる。雪面の急登や急な雪面のトラバースがある一方で夏道区間も多く、アイゼン装着のメリット、デメリットの両面がある。また、着脱に関する時間的なロスも考慮しなければならない。急登やトラバースの箇所では十分にキックステップが効いたので、自分はアイゼンを装着せずに進んだ。しかし、雪を避けて登ると夏道から逸れてしまう個所も多く、浮石が多く難儀した。結果的に、慎重に足場を選んで進むことによって時間を費やしてしまった。余裕を持ってロープウェーで下山するために、頂上踏破を断念して、第二峰を超えた頂上目前の地点で引き返すことにした。帰りも同様に足場選びに時間が掛かることが予想されたので致し方なかった。朝一便のロープウェーに乗れなかったことが悔やまれる。少しネガティブな気持ちだったが、独標から丸山の間で最高のサプライズ。冬毛から夏毛に衣替えしつつある雷鳥のつがいが登山道上に姿を見せた。かわいらしく、美しい雷鳥の姿を間近に見ることができて、大満足の山行になった。
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