烏帽子岳 〜三伏峠のお花畑が鹿の食害で東側全滅か？

2022年07月21日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.7km
• 登り: 1,349m
• 下り: 1,351m

コースタイム

鳥倉林道ゲートP - 鳥倉林道登山口(カラマツ林の尾根取付) - 豊口山分岐 - 水場 - 塩川小屋分岐 - 三伏峠小屋 - 烏帽子岳 - 三伏峠小屋 - 塩川小屋分岐 - 水場 - 豊口山分岐 - 鳥倉林道登山口(カラマツ林の尾根取付) - 鳥倉林道ゲートP

天候

晴 時々 曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・鳥倉林道ゲート前の第一駐車場利用（平日でガラガラ）
・長野県道59号松川インター大鹿線は新しいトンネルができ、車幅の狭い区間の拡幅工事が進み、以前より通行しやすくなっていました

コース状況／危険箇所等

・鳥倉ルート途中の水場利用可
・三伏峠小屋営業中（完全予約制）
・塩川小屋からのルートは閉鎖継続中

写真

鳥倉ルートの樹間からの豊口山

ほとけの清水は利用可でした

トラバース部の樹間からの山頂部に雲がかかった木曽駒ヶ岳方面

ルリビタキ

三伏峠小屋

三伏峠小屋のテント場

三伏峠の高山植物保護エリア
西側の鉄柵内は高山植物が咲き乱れていました

三伏峠のお花畑
シナノキンバイ、ムカゴトラノオ、テガタチドリ、ハクサンフウロ、マルバダケブキなど

稜線部からの小赤石岳と赤石岳
山頂部の避難小屋が見えていました

東側の鉄柵内は高山植物保護エリアは鹿の食害で花はわずかで
この日はほぼ全滅のような状態でした
バイケイソウの葉は食べない
今年の大雪の影響で、鉄の支柱が曲がってしまったのかも？

烏帽子岳の山頂部
ダケカンバとハイマツに覆われた山頂部
ホシガラスが食い散らかした実が転がっていました

烏帽子岳の山頂
左奥の北岳と間ノ岳は雲が切れて見える瞬間もありました

雲海に浮かぶ富士山

塩見岳と夏空

塩見岳の山頂部

三伏峠方面

前小河内岳と小河内岳

小河内岳山頂部の避難小屋

荒川中岳と前岳

小河内岳西斜面のニホンジカの群れ

本谷山の稜線越しに仙丈ヶ岳

ルリビタキの幼鳥

鳥倉林道の鳥倉登山口
この先カラマツの植林地の急登
伊那バスの南アルプス登山バスの鳥倉線が運行中（松川インター行き）
バスの奥にボックストイレ

アカタテハ

アサギマダラ

サカハチチョウ

ミドリヒョウモン♀、♂

フタスジチョウ

ツマジロウラジャノメ

キリンソウを訪問中のミヤマシロチョウ♂
環境省絶滅危惧IB類

■観察した花など
シコタンソウ

タカネコウリンカ

コイチヨウランとヒメフタバラン

オタカラコウ、マルバダケブキ、ミヤマアキノキリンソウ？、ミヤマオトコヨモギ、タカネコウリンカ

シロバナノヘビイチゴ、ヘビイチゴ
クマイチゴ、エビガライチゴ

ミネウスユキソウ、ウスユキソウ？、トダイハハコ

キリンソウ、ミヤママンネングサ、イワベンケイ（雌株の果実）

クルマユリ、コオニユリ、バイケイソウ、ネバリノギラン

ギンリョウソウ、ウスタケ、キホウキタケ？

シナノキンバイ、ミヤマダイコンソウ、タカネニガナ
キバナノコマノツメ、ハクサンオミナエシ、コイワカガミ
クモイコザクラ、ウメバチソウ（蕾）、コヒナリンドウ（果実）

ハクサンフウロ、タカネグンナイフウロ、タカネマツムシソウ
イブキジャコウソウ、タカネナデシコ、タカネビランジ
ヨツバシオガマ、エゾシオガマ、ニョホウチドリ

カラマツソウ、ミヤマカラマツ、コガネイチゴ
イワツメクサ、シコタンハコベ、ムカゴトラノオ
ミヤマコゴメグサ、トウヤクリンドウ、タイツリオウギ？

コバノイチヤクソウ、オククルマムグラ、キヌタソウ
センジュガンピ、クワガタソウ、ヤマホタルブクロ
イケマ、イワキンバイ、キツリフネ

ソバナ、イワアカバナ？、シモツケソウ
クガイソウ、キバナノヤマオダマキ、シナノコザクラ
ミヤマダイモンジソウ、ナツノタムラソウ、ツルケマン

ハクサンシャクナゲ、シモツケ、タカネザクラ
オガラバナ、コマガタケスグリ、スグリの果実（なぜか楕円形？）を訪問中のセグロヒメツノカメムシ
ウラジロナナカマド、ハクロバイ（ギンロバイ）、イボタヒョウタンボク？

ニョホウチドリ、テガタチドリ、ハクサンチドリ、キソチドリ、ミヤマチドリ？

イチヨウラン、コイチヨウラン、ホザキイチヨウラン、コフタバラン、ヒメミヤマウズラ

ホザキイチヨウラン
花が小さく、肉眼ではランの花の細部が見えにくい

装備

MYアイテム

アルプス岳

重量：-kg

感想

アルプス岳

1か月前に訪問時には、駐車場からの鳥倉林道は落石だらけでしたが、夏山のバスが運行されるようになり、落石は除去されていました。
早朝、山頂部には湧いた雲がかかっていましたが、山頂部で次第に雲が取れてきました。烏帽子岳の山頂で大休止していると、ガスが湧き上がってきて、視界がなくなりがちでしたが、やがてガスが切れて上空に青空が増え、日が差す時間が増えてきました。雲に隠れていた富士山も見えるようになりました。
今回も小河内岳には立ち寄らす、撤退することになりました。

【 バックナンバー　烏帽子岳周辺】
・6月4日 (2016年)『小河内岳 〜シナノコザクラ・クモイコザクラ・南アルプスの花束をレコニOGC55』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-890258.html
・6月14日 (2014年)『小河内岳 〜お久しぶりの南アルプスで雷鳥と雲居小桜がお出迎え』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-464158.html
・6月17日 (2017年)『小河内岳の花図鑑 〜富士山とアルプスが見える稜線歩き』https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1173314.html
・6月21日 (2022年)『烏帽子岳 〜コヒナリンドウ・シコタンソウ・クモイコザクラ』https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4420944.html
・7月21日 (2022年)『烏帽子岳 〜三伏峠のお花畑が鹿の食害で東側全滅か？』https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4505842.html
・9月7日 (2021年)『烏帽子岳・三伏山から富士山の初冠雪と花図鑑』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3497225.html
・9月12日 (2015年)『塩見岳 〜秋晴れ稜線歩き富士山を望む』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-715034.html
・10月15日 (2015年)『小河内岳 〜南アルプスの稜線からの富士山とご来』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-738528.html