屋久島 淀川ー花之江河ー宮之浦岳ー縄文杉ー白谷雲水峡


- GPS
- 15:46
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,371m
- 下り
- 2,171m
コースタイム
0559 淀川登山口
0657 淀川小屋
0813 花之江河
0917 投石平
1026 ゲンコツ岩あたり
1059 宮之浦岳山頂に到着
1200 宮之浦岳山頂を出発
1210 焼野三叉路
1402 新高塚小屋に到着
5/22
0545 新高塚小屋を出発
0639 縄文杉
0736 大王杉
0811 ウィルソン株
0826 大株歩道入口
0923 楠川分れ
1020 辻峠
1030 タイコ岩
1125 七本杉
1152 白谷山荘
楠川歩道
1320 白谷雲水峡入口
天候 | 5/19 晴れ 5/20 雨 5/21,22,23 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
船
5/21,22 屋久島内 民宿(一期一会@安房)ー淀川登山口 :心優しきクライマーさんのレンタカーに同乗 白谷雲水峡ー民宿(たけすぎ@宮之浦):屋久島交通バス 白谷雲水峡ー宮之浦港前 5/23 屋久島から 屋久島ー鹿児島:トッピー&ロケット |
コース状況/ 危険箇所等 |
世界自然遺産であるおかげか、登山道はよく整備されています。 木道も痛みが激しいところはなし。 その他の登山道も破砕した花崗岩で硬くしめてあるので歩きやすかったです。 「一月に35日雨が降る」屋久島であって、登山道のヌカルミないのはスバラしい。 |
写真
誰からもエサを貰えないと分かると、カレは木の葉を食べようとしました。
が、舌を伸ばしても届かない!!
可哀想だが、エサをやるのはダメです。
20分の映画だが、屋久島の成り立ちと自然、そこに住んできた人たちの歴史がわかります。
観光地に行ったら、観光案内所とビジターセンターは行くべきですよ。
感想
「どうせなら遠いところの百名山を登りたい」との欲求から、屋久島の宮之浦岳に行きました。
僕にとっては、初めての遠征登山で不安なことが多かった。だが終えた今ならば、そんな不安は大したことないものなんだと思えます。
屋久島での宿を取っていなかったので観光案内所に行きましたが、これが良かった。いろいろと世話してくれた案内所の方にありがとうとお礼をしなくてはいけない。宿を探してくれたことはもちろん、宿から淀川登山口までの交通手段も面倒見てくれた。「タクシー予約してタクシーで」そんなつもりでいたが、「もうタクシー予約取れないってよ」の一言に軽くショックでした。「どーしよー」としていたら、「同じ悩みで連絡してきた人がレンタカーして宮之浦岳をピストンするって言っていたから、朝乗せてもらえるように頼んでみるよ」。まーカンシャカンゲキ!!
淀川登山口までレンタカーに同乗させてくれた方は、とても優しい良い方でした。百名山をもうすぐ終えるシニアの方で、山の話をいろいろ聞かせてくれました。観光案内所や山小屋で山の状況を把握することの大切さを教えてくれました。すばらしい健脚の持ち主で、片道5時間の道程を4時間かからなかったそうで、僕がヒーヒー8合目を登っているなか、既に下山されてました。すごい。
宮之浦岳の登っている人のほとんどがシニアでした。日本にはまだまだ元気なシニアがたくさんいる!!仕事を引退して気ままに百名山を制覇している途中だ、という方々はゲンキそのもの、隠居しているのがもったいないくらいすごいエネルギッキュ!!旦那さんが100座目の夫婦や、夫婦で99座目のお二人、兵庫から夜行バスで鹿児島港まで来ていたあと10座くらいのソロクライマー、、、ほかももっといたはずだ!!もう思い出せないとは。。。
屋久島の住民は、屋久杉なんかの森が広がる地帯を前岳、腰の高さまでの笹しか生えない森林限界の山を奥岳とを区別して、特に奥岳を敬ってきたそうです(環境文化村センターで知りました)。「岳参り」と称して神の宿る山頂へ参詣登山が古くから伝わるそうです。各集落ごとに海岸部から山頂までの独自な岳参りのルートがあり、その一部を登山道として開放しているようです。花之江河ー宮之浦岳にある登山道が設定されていない翁岳、栗生岳などは、神の宿るところだそうです。これらの山頂には露になった花崗岩の大岩があり、社があるそうです。淀川登山道から宮之浦岳の登山道を登っていて、植生ががらりと変わったことが印象的でした。縄文杉などの観光名所は、決まって奥深い杉の森ですが、森林限界を超えて背の低い笹地帯の「奥岳」では丸みの帯びた巨石が散在し、それまでとは違うなにか特別な雰囲気がありました。その印象は、昔から住んでいた人たちが感じ取っていたものなんですね。
宮之浦岳山頂からの展望は、とてもおもしろいです。屋久島の周囲の”フチ”、その外側にひろがる海の水平線と風による白波、屋久島の「前岳」「奥岳」の全部が一度に見られるのは魅力的です。
まだまだ書きたいことがあるのですが、とりあえずここで。あとから追記していくことにしよう。
2014/06/12追記
白谷雲水峡のルートは思いのほか危ないのではないかと思います。
縄文杉につづく大林林道から入り辻峠を越えて縦断しました。峡と名前がつくので山と山のはざまの地帯で、当然ながら沢が流れているところです。ガレ場の上に数千年かけて樹木や苔が生えたところで、登山ルートとして安全とは言い難いところがありました。デッカイ花崗岩の切れ目に瀑布が流れる場所がありましたが、滑落してもおかしくないところです。
観光スポットとして人気で、当然ながら登山が目的でない軽いハイキングのような人たちを多く見かけました。クールビズスタイルに運動靴の人には驚かされました。遭難事故起こらないでほしいなと願いつつ降りてきましたよ。
雲水峡から下山した夜に宿泊したお宿で「白谷雲水峡に行った50代の人が行方不明」と聞いたことを思い出したのです。やはりそういった事故は、全国ニュースにはならないだけで確実に起こっているんです。
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