火打山＆妙高山／はちゃめちゃ失敗の巻 (;>_<;)
新潟県
mt-harimao
体力度について
- GPS
- 32:48
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 2,094m
- 下り
- 2,267m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
笹ヶ峰(1315m) 6:30
富士見平(2060m) 9:25-35
高谷池ヒュッテ(2110m) 10:20-11:05
火打山(2462m) 12:55-13:20
高谷池ヒュッテ(2110m) 14:45
Total 19,000歩
累計標高差 上り1160m 下り370m
【2日目(5/24)】高谷池〜妙高山〜燕新道〜燕温泉
高谷池ヒュッテ(2110m) 6:45
黒沢池ヒュッテ(2000m) 7:30-40
大倉乗越(2145m) 8:00-10
長助池(1950m) 8:25
妙高山頂直下(2425m) 10:35
長助池(1950m) 11:25-40
大倉池(1760m) 12:05-15
吊り橋(1120m) 15:00-30
燕温泉(1120m) 15:40
Total 22,000歩
累計標高差 上り710m 下り1700m
【総計】
Total 41,000歩
累計標高差 上り1870m 下り2070m
| 天候 | 1日目(5/23) AM曇り、PM晴れ 気温：笹ヶ峰8℃、火打山3℃ 2日目(5/24) 晴れ 気温：高谷池5℃、あとは未確認 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス タクシー 自家用車
2日目(5/24) 燕温泉→関山byバス(\500)、JR関山→JR妙高高原by電車(\200) JR妙高高原→笹ヶ峰byタクシー(\6270)、あとはマイカー |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【1日目(5/23)】笹ヶ峰〜高谷池〜火打山 ◇十ニ曲り(1700〜1800m) 残雪がときどき途切れて夏道があらわれ、ルートファインディングに手間取ります。あまり夏道は気にせず残雪を縦断して行けばよいのかもしれませんが… ◇黒沢岳の巻き道 足跡が残っていたので、今回は夏道と同様に黒沢岳の西斜面をずっとトラバースしましたが、雪の斜面をえんえんと横切るのは気持ちの良いものではありません。多少登るのはしんどくても黒沢岳の尾根筋をたどる方が積雪期には良いように感じました。 【2日目(5/24)】高谷池〜妙高山〜燕新道〜燕温泉 今回わたしの判断ミスで軽アイゼンしか持たずに妙高山に登ろうとしたため、妙高山の山頂にも立てず、大倉乗越を登り返す自信もなくなり、燕新道を下って燕温泉に下山しました。 この時期の燕新道は、以下の通りまともに歩ける状況にありません。 ・大倉谷横断点(1380m)より上部：雪崩のデブリで夏道沿いのルートはずたずたに途切れている。一部道がなくなっている。大きな岩石の落石も多い。樹木が被さって行く手を阻む。夏道沿いのルートにこだわらず、横断点まで谷筋の残雪ルートをたどる方が効率よく安全と思われる。自己判断のルートファイング力が重要。 ・大倉谷横断点(1380m)より下部：忠実に夏道ルートをたどるべきだが、いたるところ残雪が覆い被さって、夏道と残雪が交互になる。ルートの見極めが難しい。急に方向が変わっているところに残雪が被さっていると、ちょっと途方にくれる。あわてず慎重にルートを見つけたい。 ・燕温泉の入り口の吊り橋は現在工事中、利用できない。 仮設の徒渉板やハシゴが渓流に施工されているので、これでなんとか谷筋をわたることができる。 ・その他土砂崩れ箇所もあります。 |
写真
拍手笹ヶ峰登山口、入山届と下山届のポストが設置されています
例年この時期はお化け水芭蕉になっているとのことです 今年は残雪が多いようです
残雪や夏道を急登して到着 しかし一面の雪原で道標も雪の下？ まわりはガスって寒々しい
富士見平から1時間足らずでたどり着きました
登るときは見えなかった山頂が、陽光に輝いています
暖かい日射しに嬉しそう、もうすぐ芽吹きかな？
山頂はもうすぐそこなのですが…
木の間越しに遠望するのみ（無念！）
ただいま工事中につき、仮設ハシゴや徒渉板で谷を渡りました
感想
◇1日目は、文句なく良好な一日でした。
登りの十二曲りでルート確認にやや時間がかかったものの、問題なく高谷池ヒュッテに無事到着。
朝から山にかかっていた雲や濃霧は、お昼頃から瞬く間に晴れあがり、火打山の山頂では大展望を思い切り楽しみました。この日火打山に登頂したのは、わたし以外、4人グループの方だけでした。
高谷池ヒュッテに泊まるのは、今回がはじめて。他に宿泊者もなく、静かな山の一日でした。
ヒュッテには火打・妙高の山域に対する深い深い愛情があふれていて、さりげない心遣いや雰囲気あれこれが、とても居心地良く感じられました。
◇2日目は、最悪でした。
お天気は朝から文句なく晴天でしたから、最悪の一日にしてしまったのは、すべて自己責任です。
雪質から安易に判断し、軽アイゼンだけしか持参しなかったのですが、大倉乗越から長助池の急な下りには歯が立ちませんでした。キックステップで後ろ向きに下るうち、足場が崩れて滑落。
別に下方に障害物があるわけでもないので、あとはピッケルで制動しながら、あっと云う間に落差150mを滑りおりました（滑り落ちました）
こうなると妙高本峰の登りもひどく頼りなく、覚束なくなってしまいます。
2400mの稜線まではなんとか登り切りましたが、山頂までの痩せ尾根を少し進んだところで登りの雪面に出くわし、ここで滑落すると致命的。山頂がすぐそこに見える2425m地点で引き返すことにしました。ああ情けない。
長助池までの下りは楽々スイスイ。しかし、そこから見上げる大倉乗越は白い鉄壁の要塞。
頼りない軽アイゼン＋キックステップでは、とても登り返せないように思えました。
長助池から少し下って大倉池から再度外輪山を眺めましたが、やはり覚束ない感じ。
こうなったら笹ヶ峰への下りは断念して、燕温泉にダイレクトに下ってしまおうと決めました。
その燕新道が残雪のこの時期、まともに歩けるような状態ではありませんでした。
詳しくは「コース状況」に書いた通り。夏の標準コースタイムで2時間足らずのところを倍近くかかる悪戦苦闘の下りでした。
道は残雪で寸断、ときに土砂崩れや雪崩で消失、藪こぎのような箇所もたびたびあらわれ、最後のだめ押しが登山口の吊り橋が工事中で通行止め。携帯電話が通じたので、途方に暮れておもわず妙高市の観光課へ電話してしまいました。自己責任が基本の登山者としては、失格ですね。
最近管理整備され環境の整った領域の登山に慣れ、またGPSやケータイとか現代兵器に慣れ、登山の原点の運動能力や判断力を失っていたと、反省しきりです。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
妙高山の最新記録
火打山の最新記録
妙高山(北峰)の最新記録
mt-harimaoさん、はじめまして。
２日目の妙高山手前2350付近でお話しさせて頂きました者です。
その節はピーク手前の状況などをお教え頂きありがとうございました。
結果的にあの後は燕温泉に下られたのですね。
そしてその外された吊り橋・・・。
ワタシは翌日に燕温泉の河原の湯に向かいましたが唖然としました(笑
（挙句に野天湯は入れる状況じゃ無かったです
やはりこの時期の妙高は外輪からの直滑降と登り返しが課題ですね！
ワタシはmt-harimaoさんのトレースのお陰もあり何とかハント出来ました。
関西の山へも度々伺いますのでまた再会出来ることを楽しみにしております。
お疲れ様でした！
妙高山無事登頂、おめでとうございます。
あの日は晴天でしたので、山頂からの眺めも良かったでしょうね。
2350m付近でお話したとき、手許にヤマレコのルート図らしきものを持ってらしたので、「お主なかなかやるな！」と内心思ったのでした。
今回わたしは山道具について両面の反省をしました。
その１：アイゼンのようにその場に必要な道具は横着や手抜きをせずに
必ず準備すること（命にかかわるかも）
その２：GPSのような便利な道具に頼りすぎない
過酷な登山現場では自分の五感できっちり判断しないといけない
さて教訓はともかく、プロフィールを拝見するとものすごく精力的に歩いておられるようですので、これからゆっくりヤマレコ拝見します
是非どこかの山で交差して、またお話ししましょう！！
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する