あこがれの赤木沢へ！黒部源流で大感動の水遊び
富山県
岐阜県
りえ
その他4人 
体力度について
- GPS
- 18:37
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 2,074m
- 下り
- 2,047m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 5:49
- 山行
- 9:15
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 10:59
| 天候 | 1日目 晴れ 2日目 曇り時々晴れ後雨 3日目 雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
黒部川の徒渉は、女性はスクラムで渡ると安心。 一部悪めな高巻きがありましたが、全行程ロープ不要で、楽しめました。 |
| その他周辺情報 | ゆ〜ランド 立山吉峰温泉 |
写真
拍手
塩レモンあんかけ、かた焼きそば
大豆ミートとさきイカ等が入った斬新な具材
酸っぱさが疲れた身体に沁みる
感想
沢登りをする人からよく聞く「赤木沢」
みな、声を揃えて「とても綺麗でスケールが大きい」「天気が良いと天国みたい」と言います。
いつも沢にご一緒させてもらっているTさんから、そんな赤木沢の計画を聞きました！
ぜひ、行きたい！！
…が、Tさんのお仕事の都合上、予定は平日の4日間。うう、平日に4日も休暇が取れるだろうか？ダメ元で休暇申請を出してから半月後、無事にお休みをもらえました！ありがたや。
8/1は移動日。東京から折立キャンプ場まで車で向かいます。途中、スーパーで富山の美味しそうなお刺身などを購入。キャンプ場でみなで食べようと思っていると…あら？キャンプ場にはたくさんの車が停まっているのに、テントは一つも張られて無い。
なぜ？と思いつつ車を停める場所を探していると
ドライバーのSさんが「熊だ！」と。
え？と思って見てみると、子熊がすぐそこをテッテッテッと走り抜けて行きました。
こんなに至近距離で熊を見たのは初めて。
管理棟に聞いてみると「熊が出るのでテントを張るのはおススメしない。」とのこと。なるほど、それでみんなテントを張らずに、車で過ごしてるのね。
東屋でご飯を食べたら、女性2人と車の持ち主であるSさんが車内で寝て、TさんとSTさんは東屋にテントを張って寝ることに。
熊…来ませんように。
元気なRちゃんとSさんは翌日早起きして薬師岳に向かうとのこと。私は食担なのを言い訳に「ご飯作ってまってるねー」と、逃げの姿勢。
何と言っても、ザックが重くて笑
翌朝、熊に襲われず生き延びた2人と後発チーム出発！！…しかし、沢用のガチャ類とテン泊装備、2泊用の食糧が重い！！…雪山の時より重いかな？同じくらいかな？？
そして、今日はカラッと晴れて暑いのなんの。
暑いの苦手だから、沢に来てるのに、今日は灼熱の中、テン場まで荷上げのみ。
うう、この天気が明日だったら最高だったのに。
太郎平についたろ頃にはバテバテ。
お昼ご飯に食べた太郎ラーメンが沁みました。
薬師峠のキャンプ場でテントを設営。
私はすぐに米の浸水を開始します。
今日のミッションは美味しい炊き込みご飯を炊くこと！
今回のメンバーは、平均年齢高めなので、夕ご飯は、炊き込みご飯と煮物にしてみました笑
胃にもたれず、さっぱりしたメニュー♪
煮物は早めに作ったので、薬師岳チームの2人が帰ってきた頃には、味が染みていい感じに♪
日持ちする野菜と缶詰、高野豆腐、うまくいってホッ。鰯パウチと梅干しの炊き込みご飯も、うまくいったー♪我ながら大満足。
明日は午後から天気が崩れる予報なので、早めに就寝。21時頃トイレに起きましたが、満点の星空がキレイでした。
午前2時半起床。朝ごはんはシーフードビーフンです。乾燥野菜とシーチキン、アサリ缶。
ササッと作れて美味しい。こちらも満足な出来。
ヘッデンを装着して、沢装備と行動食のみ持って身軽に出発しますが、あたりはまだ真っ暗。
足元が見えづらくて緊張するーー！
Sさんのヘッデンが明るくて羨ましかった！
買い直そうかな？
あたりが明るくなってきてから、しばらく進むと薬師小屋に到着。お手洗いを借りて沢装備を身につけます。ここで、しょっぱなからルートミス。すぐに気づいて引き返したけど、小屋の人に見られてて、ちょっと恥ずかしい笑笑
黒部川を徒渉しながら、赤木沢出合を目指します。昨日はお天気だったし、そんなに水量多くない日だと思うのですが、女性が1人で渡ろうとするとなかなか怖い。流れが強そうな箇所はスクラム徒渉で安全に渡ります。
一ヶ所高巻きの下りの道が悪くて、少し緊張。でもロープは不要でした。
レコで見たことがあるヘツリは、期待通りドボンするメンバーに癒されました笑
赤木沢に入ると、岩が赤色にハッキリ変わって、面白い。ここから、ラバーの沢靴にフェルトソールを外付け！もうヌメリも怖くない。
スケールが大きい滝と釜に大興奮しつつ進むと、薄曇りだった天気も青空に。日が差し込むと、水面がキラキラ輝いて、ここは天国？と思うような美しさ！！「私、今、赤木沢にいるんだ！！」と実感した瞬間でした。2時起き3時半出発の疲れも吹き飛び、どんどん沢を遡行します。
綺麗な釜では、Rちゃんと一緒に泳ぎました。黒部源流の川、冷たいけど気持ちいい！！
私はちょっと遊べそうな滝で、水流直登してみたり、Tさんは濡れないルートをロングトラバースしたり、みんな各々好きなところを登って、赤木沢を大満喫！！楽しすぎるーー！
大滝を過ぎてしばらくすると、二股に。帰路は2つルートがあるみたいだけれど、この後の天気も考慮して、距離が短い方のルートを選択。
チングルマのお花畑の中、ツメに入ります。
とってもメルヘンなお花畑だけれど、天気はどんどんガスってきました。天気予報通り。
池塘もたくさんあって、晴れていたら気持ち良い景色だったんだろうなー。
ハイマツと戦いながらツメに入るも、雪渓に行手を阻まれ、周り道。ヤマレコと睨めっこしつつ、雪渓を迂回してハイマツの薄そうな箇所を狙って登山道に出ました。雨も降ってきて、もうヘトヘト。
…が、そこで元気なRちゃんが、「赤木岳がすぐそこっぽいんで、山頂踏んできます！」と笑
ピークハント好きなSさんも「三角点の写真だけ撮ってこようかな？」と。元気過ぎるー笑笑
残念ながら、赤木岳にはピークらしいピークは無かったみたいですが、ここから行こうとする気持ちだけでも拍手を送ります。すごいよ笑
雨がどんどん強くなる中、太郎平目指して進みます。とってもよく整備された歩きやすい道だったけど、雨も風も強く身体が冷えてなかなか辛い。
太郎平では、みなさん2日連続で太郎ラーメン食べてました笑 芯まで凍えた体があったまるね。
2日目の食担はSTさん。あんかけかた焼きそば美味しかったー。しかし、あれだけの荷物にこんな嵩張る麺を持ってくるとは笑 これもすごい笑
具にさきイカを使うアイデアも面白いー！
どんどん強くなる雨に不安になりつつ、疲れもあって早めに就寝。でも、雨の音で何度か起きちゃいました。他のメンバーも眠りが浅かったみたい。
翌朝は、STさんのトマトガーリックペンネで美味しい朝ごはんをいただいてから、雨が弱くなるタイミングを待ってテント撤収。雨で重くなったテントと、昨日からしっとりしめった沢装備が重い！
土砂降りの中、川になった登山道を下山。私は乾いたアプローチシューズを濡らしたくなくて、沢靴で下山しました。ラバーだし笑
濡れた岩も滑らないので、雨の中も歩きやすかった。ちょっとした沢下降だねーなんて言いながら、かなり良いペースで下山出来ました。
もうすぐ折立！ってあたりで、山岳会のメンバーにバッタリ。数日ずれで赤木沢に入るメンバーです。計画を見て、今日の下山のどこかですれ違うんじゃない？なんて言ってたので、ビンゴで嬉しい！しばし立ち話してから、天気が好転するよう祈ってるよーと伝えて別れました。
折立に着いた頃にはだいぶ雨も小降りに。
体は冷え切っているので、温泉を目指します。
3日ぶりのお風呂は、格別！生き返りました。
しかし、ここから東京までの帰路が長い。私は運転が出来ないので、ドライバー交代出来ず申し訳なかったです。安全運転で予定より早く東京に帰還できました。平日の高速、いいですねぇー。
楽しすぎる（前泊いれて）4日間でした！
メンバーにも恵まれました。
沢経験豊富なメンバーが多かったので、安心して楽しめました。
暑さに弱い私はバテがちで、メンバーにフォローされつつの山行でした。
本当にありがたかったです。
今年の一番の沢行になったのは間違いない！
かな？笑 まだまだ夏は長い！
大好きな沢を楽しみます。
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