幌尻岳（チロロ林道から）
野風
体力度について
- GPS
- 18:26
- 距離
- 38.8km
- 登り
- 2,507m
- 下り
- 2,198m
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- 山行
- 11:55
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 13:32
| 天候 | 9月7日：晴れ 9月8日：晴れ 9月9日：晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
飛行機
レンタカーピックアップ11時頃発 チロロ林道ゲート前13:30頃着 駐車スペース：max 15台位 行きは2台、帰りは14台 チロロ林道は道の駅「樹海ロード日高」から割と近い。千呂露橋を渡ってすぐを右折。 ナビ登録は��HOA北海道アウトドアアドベンチャーズ（TEL：01457-6-2668）を登録すれば、チロロ林道に入る。この施設を右手に見て舗装道路を道なりに進み、その後に未舗装路を進むとゲートに着く |
| コース状況／ 危険箇所等 |
ゲートから北電取水口： 林道歩き。写真のように水無月橋で道がえぐれているが通行可能。お会いしたガイドさん曰く、ゲートから数キロの辺りで熊がよく出没するとのこと 取水口からトッタの泉： しばらく沢沿いに進む。ヘツリや渡渉（10回くらい）がある。その後は急登が続く。地面が湿って滑りやすい（特に下山時）。降雨後はちょっと嫌らしい。お助けロープあり。ずっと樹林帯で眺望はなく暑い トッタの泉から北戸蔦別岳： 泉から糠平岳は比較的登り易い登山道。アルミの梯子二つの辺りで稜線に出る。そこから眺望も風もあり 北戸蔦別岳から幌尻岳： 稜線歩き。大きく3回のアップダウンあり。ハイマツ漕ぎが2区間ほどある。復路の戸蔦別岳から北戸蔦別岳の間で、強烈な獣臭がしばらく続いた 全体として復路のアップダウンの余力を残しておくことが肝要。またトッタの泉をうまく利用して水の消費や補給をすることがポイント なお、下山時にトッタの泉から下って沢沿いに出た辺り（急登取り付き辺り）でログが切れ、取水口の幕営地まで記録されていなかった。写真をもとに時刻は追記したが、この部分の距離、約2.8キロがカウントされていない。総距離は38.8+2.8=41.6キロで、ほぼフルマラソンと同じ距離になる。また、下りの標高は登りと同じく約2500mなので、日帰りチャレンジされる方は、ご留意下さい |
| その他周辺情報 | コンビニ： 日高町の道の駅「樹海ロード日高」にセイコーマートあり。Aコープもあり 食事：道の駅に寿司屋、そば屋などあり 日帰り温泉：ひだか高原荘 700円、10-20時（19時半受付終了）。本来は22時までだが短縮時間営業中 宿泊： ひだか高原荘： 登山前泊のみ宿泊可。下山後泊は受付ない（幌尻は電波が届かないため、予約者と連絡が取れない。チェックイン時刻を大幅に過ぎた下山予定者と連絡が取れず、夜通し待機したものの予約者は現れなかったとのこと。以降、下山後泊の受付ポリシーを変更したとのこと） じゃらんで予約するシステムだが、満室でも直接電話すると空いていることが多い TEL：01457-6-2258 http://www.koogenso.co.jp/wp/ くるみちゃんハウス： 一棟貸し。複数部屋。キッチン、風呂付き。一人でもOK TEL：01457-6-3107 http://hidaka-kurumi.com/ ホテル日勝： TEL：01457-6-2234 松屋旅館： TEL：01457-6-2011 日高の宿泊は上記の４軒くらい。いずれも道の駅の周辺で、食事や買い出しには困らない。チロロ林道までは近い 熊撃退スプレー： 直前に山行を決定し、手持ちのスプレーを北海道へ送るなどの手配ができなかったため、千歳のホーマック住吉店で調達した。到着二日前に電話確認したところ在庫２本だったが、当日は最後の１本だった |
写真
樹林帯の急登を上がると標高1400m位に湧水。ここまで暑かった。ガブ飲み。貴重な美味しい水。ここまでで消費した分を補給。帰りも補給
2
気温が高く日光に晒されて熱中症のような状態になった。行動食が喉を通らないし、胃が受け付けない。復路のアップダウンが思いやられる
2
明るいうちに北電取水口まで戻って来られた。左の二つのテントは北戸蔦別岳でお会いしたガイドさんたち。翌朝、ガイドさんが釣ったオショロコマを天ぷらにしてくれた。感謝！
2
感想
8月15日頃の大雨であちらこちらの林道が損壊した幌尻岳。使えるルートはチロロ林道からの一択になってしまった（9月10日より平取ルートは復旧し、とよぬか山荘からのシャトルバス再開とのこと）
元々チロロからアクセスするつもりだったので困らないのだが、この林道もダメージを受け、本来の駐車場から8.5キロほど手前のゲートが閉鎖され、往復17キロほどのアルバイトを強いられる
なお、他のルート情報は以下を参照されたし
新冠ルート（田中陽希ルート）
https://poroshiri.info/
平取ルート
http://toyonuka.chu.jp/?p=70
本来の駐車場からであれば、28キロの日帰り山行にするつもりだったが、林道歩きが加わったので、取水口でテン泊することにして、アタックザックで機動性を上げて幌尻岳をピストンした
北戸蔦別岳の稜線上でテン泊するのが一番良い楽しみ方なのだろうが、これをやってしまうと足がボロボロになって、その後の山行が怪しくなってしまうので、上述の選択とした
結果は大正解だった。下界は真夏日でとにかく暑かったので、あの樹林帯の急登をテント担いで登ったら相当体力を消耗しただろう
取水口の2泊目で一緒になったガイドさんは、年の三分の一をネパールでガイドツアーに費やし、それ以外は地元北海道を中心にガイドをされているとのこと
当日は日帰り山行の最後の登山者が取水口を通過するまで見届けていた。実のところ、私も撤収して下山しようとしたのだが、ガイドさんにもう一泊して、翌朝に林道歩きをするよう勧められ、素直に従った
おかげで、翌朝にガイドさんが釣ってきたオショロコマというアマゴに似た魚をご馳走になった（朝になって熱中症の症状が和らぎ、食べ物が喉を通るようになった）
7月の終盤に大雪山系を縦走したときには、北海道らしい涼やかな稜線歩きを楽しんだが、今回は本土の夏山みたいな感じとなり、暑さに滅法弱い私にはきつかった
まぁ、ずっと天気が悪くて、やっと4〜5日晴れになったのだから、贅沢は言えない。今シーズンはもうダメかと諦めかけていた北海道の百名山『北の国からシリーズ 第三弾』を可能にしてくれた山の神様に感謝感謝だ
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