谷川連峰・馬蹄形は高嶺の花でいっぱい
- GPS
- --:--
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 2,517m
- 下り
- 2,527m
コースタイム
11:36蓬峠ヒュッテ12:01-12:54武能岳13:00-15:02茂倉岳15:12-15:34一ノ倉岳-16:37オキの耳-16:52トマの耳-16:58西黒尾根下山口-18:01ガレ沢のコル- 19:44西黒尾根登山口
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎梅雨時のために登山道の泥濘個所が多い、岩も濡れていて滑りやすいので要注意です。 ◎登山道の崩れている個所や、浮石の落石には特に注意が必要です。 ◎蚋だと思いますが、顔にまとわりつくのでいやらしいですね。虫よけを持参したのですが効果は薄く、何か所か腫れ上がっていました。虫よけネットを被っている方もいました。 ◎コースの後半になると疲労も増すので、ガイド本のコースタイムより余計な時間を要する可能性があります。中間の蓬峠あたりで天気の具合や疲労度を考えて、進路の検証が必要と思います。場合によっては縦走を止めて、エスケープコースで下山を。 |
写真
感想
6日は谷川岳の山開きでした。
梅雨の期間中にしては珍しく天気もまあまあなので、馬蹄形を縦走してきました。
2年前の山開きの日、この日だけは5時に始発が出るロープウェーで天神平から馬蹄を歩きました。
この時は雨模様の真っ暗な白毛門駐車場に、19時過ぎに一人寂しく到着しました。このコースはもう歩きたくない...と思うほど、疲労困憊でした。
しかし時が経つと不思議なもので、あの時の達成感をもう一度味わってみたくなりました。
今回は伝統的な馬蹄形縦走といわれる、反時計回りの白毛門からとしました。
白毛門への登りは相変わらずタフであり、真っ暗の中を一人歩くのは寂しい限りです。
松ノ木沢ノ頭では、素晴らしい雲海を目にすることができました。雲海が馬蹄に囲まれた湖のようで、西側の谷川岳や、上州武尊、尾瀬の山、頭だけチョコンの赤城山など...美しい景色を堪能してきました。
連峰の谷川岳・一ノ倉岳・茂倉岳・朝日岳などの山は、尾瀬の至仏山と同じく蛇紋岩の山です。
特に朝日岳はホソバヒナウスユキソウがたくさん見られ、花の名山と言えるものと思います。朝日岳は往復9時間ぐらいはかかってしまいます。至仏山のように5時間ぐらいで行けないところが残念ではあります。
蛇紋岩地の植生は似ており、ホソバヒナウスユキソウ・ジョウシュウアズマギク・カトウハコベ・ジョウエツキバナノコマノツメなどの「高嶺の花」を見ることができます。残念なことに、今年はオゼソウを見ることができませんでした。
梅雨の合間のこの時期、登山道は泥濘で濡れた岩は滑って危険。
体力勝負の馬蹄形縦走ですが、帰着したときは「もう歩きたくない」...と思います。しかし時が経つと「また歩きたい」...こんな魅力がある縦走コースです。
コメント
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ただ感心するばかり・・。
年よりの冷や水です
若い人にはかないません、後ろから足音が聞こえると「お先にどうぞ」になりました。
いいないいな〜
後を追います!
近々…かなかな〜
ほんとお疲れ様でした
昨日は「もう来ないぞ」と思い、今日は「またいつか行くかな~」なんて
anさん、今度こそ主脈で
馬蹄形縦走、やはり凄いですね。
小生、最近は湿原と高山植物に非常に感心を持っております。
勉強の為、フォローさせてください。
始めまして、よろしくお願いします。
馬蹄形はきつい縦走路ですが、達成感があります。
私にとっては、至仏山と同じ花が見られるのが嬉しい限りです。
オゼソウが見られなかったのは残念でしたが、いろいろな花を楽しめました。
群馬の山に来ていただきまして、ありがとうございます。
馬蹄形お見事でした。お疲れ様でした。
天気はまずまずのようです。
初夏(梅雨)のこの時期は、絢爛、可憐な花々が心を
癒してくれますね。
ところで、私も馬蹄形は?
2回やりましたが、もういいかなと思っていますが..
茂倉の登りなんて、うんざりものですね。
さていつか、気が向いたら、行ってしまうのかも知れません。
不思議な所ですね
疲れました~
2年前はロープウェー使っての時計回りで、清水峠からジャンクションピークの登りと、雨での白毛門からの下りがきつかったぐらいでした。
今回は反時計回りでした。
茂倉岳への登り、それに一ノ倉からオキの耳への登りがきつく感じました。
後半はバテテいるので、特にきついですね
(時計回りの方が楽そうです)
この日はほど良く風があり、かんかん照りでもなく歩き易い一日でした。
そろそろのんびり歩ける山を対象にすべき時期にきているとは思うのですが、冒険心もまだあるようです
きついのが分かっている馬蹄形、また行きたくなる魅力のコースです。
こんばんは〜
馬蹄形、お疲れ様でした☆
お花いっぱいで、ミヤマオダマキがまだ咲いていたんですね〜
昨年の6月中旬はもうギリギリだった記憶があります。今年はお花は少し遅いのでしょうか?
私も昨年、同じく反時計まわりで馬蹄形でお邪魔したんですが、朝日岳がものすごく気に入りました こんな素敵な場所があるんやぁって思いました
いい山ですね〜!2000m以下の山とは思えないくらい自然豊かですね(*^^)
終わった瞬間はもうしない!と思いますが、また訪れたくなる気持ち、すごくわかりました
コメントいただきまして、ありがとうございました。
尾瀬では今年は開花が早い...と言われてます。ここも尾瀬に近いですから早いのかも知れません。
朝日岳ですが、ホソバウスユキソウが無造作に生えていて、登山道にも侵入している個所が見られます。踏みつけちゃいそうな場所も。至仏山に比べるとかなり濃く感じますね。
ここは至仏山に比べると倍ぐらいの歩行時間がかかり、このために登山者数が圧倒的に違います。登山者数が植生に与える影響の大きさを感じます。
今回は朝日岳でカトウハコベを一株見ることができました。2年前に茂倉岳から武能岳へ向かう途中で見られた、オゼソウは確認できませんでした。
登りと下りでは目線が違うので、同じ場所でも見逃してしまうケースもありますね。
朝日岳、いい場所です。また行きたくなっちゃいました~ 同時にあのキツさを思い出しました
ozesai さん
お邪魔します。(^-^)/
改めて、記録を拝見し直しましたら
同じ個体を撮っていました。
岩の間のイブキジャコウソウ、
ジョウシュウアズマギク、
トキソウなど。。。(*^^*)
初めて歩く道が殆どですが
いつもワクワクしながら
お花を見つけています。
まだまだ知らない花も多いので
ozesai さんの画像で
勉強させて頂きますね。m(__)m
コメントありがとうございます。
私は蓬ヒュッテに12時頃までいました。sionさんは4時間ぐらい前に土樽へ向かわれたようですね。もう少しでお会いできたかも...ですね
谷川は尾瀬の至仏山と同じ蛇紋岩の山なので、植生が似ています。
ホソバヒナウスユキソウやジョウシュウアズマギク、オゼソウなどの蛇紋岩地特有の花を楽しみに、時々歩いています。
今回は同じ個体の撮影があったんですね、やはり目に留まる花は同じなんでしょうか。一つの花を共に愛でることができ、嬉しいかぎりです。
sionさんは谷川をよく歩かれているようなので、いづれお会いできるかも知れませんね。
※sionさんの89番の写真はミネウスユキソウですね。私の写真にホソバヒナウスユキソウを掲載してありますので、ご確認ください。
ozesaiさん、こんばんはー
お花 が沢山咲き出して、見れる種類が増えてきてますね。
白毛門の急登から始まって、朝日岳の山塊〜清水峠への下り〜
そこからの長い登り返し〜武能岳の登り〜谷川岳〜
と、本当にガッツリ山行だな〜と拝見しました。
馬蹄が雲海になっているのは、初めて見ました。
湖を取り囲む山々みたいで、凄く面白いですね
ところで、下山時の西黒尾根は・・・
何気に大変じゃないですか〜?
(先月のヘロヘロ状態での下りは、思った以上に辛かったですよ〜 )
花の季節はどこの山もいいですね~
馬蹄を歩いている人を見ると、あまり花には感心が無いようで、写真もあまり撮らずにひたすら歩く人が多いように感じました。
2年前の天神峠からの時計回りでは清水峠〜ジャンクションピークまでと、雨と暗い中での白毛門の下りがきつかったぐらいでした。
伝統的と言われる反時計回りの馬蹄では、武能岳から茂倉までが長く感じました。それに後半で疲れていたせいか、一ノ倉からオキノ耳までも少しきつかったですね。
西黒尾根の下降地点では17時頃でした。ガスが出ていたので下山は20時近くにはなるものと覚悟してました。ラクダの背から結構長く時間がかかりますよね。
両方を比較すると、反時計回りのほうがきつく感じます。
今度はテント泊で、ゆっくり花を楽しむ馬蹄縦走もいいな~と思ってます
ちょっとコメ遅くなりましたが、お疲れ様でした。
相変わらずの、健脚ですね。
このコースどうやっても一泊テント泊まりではないでしょうか?
谷川岳から清水峠〜朝日岳〜白毛門周りで行った方も居ましたが
その方も途中一泊とのことでした。
白毛門からの雲海は素晴らしい ですね。
早起きした人への御褒美だと思います。
今回のルートは一泊しても相当ハードだと思いますが、装備について
参考までに教えてください。
ウルトラライトで行かれてるんでしょうか?
ツェルトは装備されてるんでしょうか。
ヘッデンは何をお使いですか?
素晴らしいルートを歩いた気分にさせていただきました。
では、では。
馬蹄形一日行程だと、どうしても暗い中でのライト使用になりますから、テント一泊でゆっくり楽しんだ方がいいかも知れませんね。
歩いている方のほとんどが、写真なども撮らずにひたすら馬蹄縦走を達成しようとしている感じでした。
ウルトラライトですか、どのくらいの軽装備をいうのでしょうか?
ペットボトル一本と貴重品ぐらいの、トレランの方もいました。
私の場合どこの山行でも、基本的にツェルト・救急薬品一式・補助ロープ10m・スリング2本・カラビナ2個・スワミベルトを常備しています。
今回は長丁場なので水2L(もう少し必要でした)とシュラフ・予備ライトも持ちましたので、8〜9kgぐらいの重量だったでしょうか。
5kgぐらいだと楽なんですが、非常時の想定を欠かせませんね。
ヘッデンはブラックダイヤモンド・リベルトです。
まだまだ馬蹄形一日縦走のチャレンジ精神はあるようですが、遠からず歩けないようになります。
余裕を持って、楽しく歩くスタイルに転換する時期は近いですね
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