1日に日本百名山を2つ行く 八経ヶ岳(大峰山脈) きつい山だった
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,122m
- 下り
- 1,122m
コースタイム
8:55 奥駆出合
9:18 弁天の森
9:39 聖宝の宿(水、ポカリ、大福)
10:43 弥山山荘
10:47 弥山山頂(水、ポカリ、大福)
11:24 八経ヶ岳(水、ポカリ、塩飴)
12:01 弥山山荘
12:40 聖宝の森(水、ポカリ、塩飴)
13:12 弁天の森(水、ポカリ、チョコパン2つ)
13:31 奥駆出合(水、ポカリ、チョコパン)
14:23 行者還トンネル西口駐車場
天候 | 曇りのち晴れ一時霧、最後に雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
一応国道なのだが、代表的な「酷道」である。すれ違いがしにくいところが多い。 また、数年前の台風の影響なのかさまざまな所で工事が行われている。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜奥駆出合までと、聖宝の森〜頂上までが急。しかも当日は雨で湿っていたり岩がぬれていた。 その間は行きは下りの縦走路、しかし帰りは登り返しになるのでまたきつい。 縦走路の間で休憩すると、どっちに向かったらよいかわからなくなりそうだ・・・。 弥山〜八経ヶ岳もいったん鞍部に降りてからの登り返しになる。 |
写真
感想
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-481759.html
1日に日本百名山を2つ行く 日出ヶ岳(大台ケ原) 雨交じりの早朝
この直後である。1日に日本百名山を2つ行こうと思えば、数か所考えられる。
金峰山・瑞牆山 蓼科山・美ヶ原・霧ヶ峰 大雪山・十勝岳 阿蘇山・九重山 乗鞍山・焼岳・・・。(他にもっとあるだろうが、私は日本アルプスをまだよく知らない)
で、1日に2山行ったからって何の褒美があるわけでもないし、名誉であるわけでもない。ただ、また同じような所にガソリン代をかけていくのがもったいなく思うのだ。そんなわけで、今回は大台ケ原に行くなら大峰山脈最高峰八経ヶ岳に登ることも視野としていたのである。
実は8時前には登り始めている。それは、大台ケ原と駐車場がカーナビによると34km1時間弱で行けることからである。しかし、その間にコンビニやスーパー、自動販売機はない。すべて前日から用意をしておかなければならない。そして国道なのに「酷道」という道。実は昨年のGWに私は天川村から大台ケ原にこの国道を抜けている。晴天の早朝、なぜか大きい駐車場と多数の路上駐車、そして登山客・・・登山への興味を持っていなかった私は「この近くに有名な山はあるのかな???」程度であったが、昨年8月から登山に興味を持ちだしたころには、「そうか、ここは有名な登山口なのだ」ということを理解した。そして、いつか来ようと思っていたのである。
この駐車場は人気の駐車場である。「朝4時台には満車になってしまう」という噂を聞いてはいたが、いかんせんこんな天候(前日も雨、当日も曇り予想だが眺望は期待できなさそう)なので、登山者は敬遠したのだろう。7時半を超えていても残り4台の中に入ることができた。気持ちよく1000円を支払い準備をする。管理者と天候のことを話すが「今日はずっとこのままの天気だと思いますよ、降らないでしょう。」という言葉を頂き、ザックの中からレインウェアを下ろし、Tシャツを追加していれる。水2リットルだけで行けるかと思ったが、予備のポカリ1リットルも追加してザックに入れる。暑くなりそう、汗をかきそう、水分は余裕を持たせねば・・・。
のっけから急登りである。しかし、これくらいは奥多摩の大ブナ尾根よりも簡単だ。50歩ほどに休憩を入れながら歩く、大台ケ原で約4km歩いているでウォーミングアップが要らなかったからなのかもしれないと勝手に考えながら歩く。
ほぼ、予定タイムの1時間で奥駆出合に到着し、休憩をする。数名の登山者と話をして、「さあ、次は尾根道だ!!」と快調に飛び出していく。そう、このころの私はまだ快調だったのである。緩い下りなのでペースは自然に上がり、抜かされる人よりも抜かす人の方が多くまさに「平坦番長」であったのである。
聖宝の宿からはつづら登りである。このあたりから少しずつ足は止まり、一度抜かした人にもぬかされていくことが多くなる。花の写真を撮ったり、休憩したりして少しずつ足を前に動かす。
つづら折りから人工物が見えた、弥山山荘である、私はここでは休憩はとらず、弥山山頂ベンチで大福を水、ポカリを飲む。この時点で残りは1.5リットル。汗は噴出し続けている。Tシャツを替え2枚目にする。八経ヶ岳は見えている。それ以外の山々は霧に隠れて見えない。なのでやけに遠く見える、30分で行けるといわれても信じがたいような・・・。
意を決し八経ヶ岳に向かう、先ずは鞍部への下りである。こういう時私は「またあとで登るんだよなあ・・・いやだなあ。」と思ってしまう。そして、鹿の障害から守られる柵に入り、オオヤマレンゲを撮影する。私が以前に見たことがるのは神代植物公園のみである。いろいろ撮影するが本当にうっとりさせられる。
その後は八経ヶ岳への登り、最後の岩場がきつかったが乗り越えて山頂到着。周りはやはり何も見えず、弥山山頂にも霧がかかり始めている。山頂標識と三角点のみ撮影し山頂を去る。団体さんの撮影会が始まりそうだったのである。
その後は下りである。奥駆出合に向けての登り返しが正直きつかった。そして途中で休憩すると、どちらに出発するか迷う。下山するのに登り?本能と知性が戦っている瞬間である。
ここら辺で登ってくる人たちはほとんどが弥山山荘宿泊者であったが、一人だけ奥駆出合で会った方は、この時間から弥山・八経ヶ岳をピストンし日帰りで下山するという。一応コースタイムとヘッドランプの有無を聞く。ヘッドランプはあるそうだ。その方は意を決して縦走路に向かっていった。私はそれを見送り最後の急下りに向かった。
急下りの途中でスコールの様な大雨が降り出す。私は樹林帯にいたのでほとんど当たらなかったが、先ほどの方はどうだっただろうか・・・そんなことを考えながら下山口にたどり着いた。水もポカリももうなく、残りを一気にのどに流し込むが体はさらに水分を欲しているようである。トレッキングポールを片付けようと指を曲げたらそのままつってしまった。水分と塩分が欲しいところだなあ・・・。
準備をして車に乗り込む、雨は降ったりやんだりだ・・・。コーラを一気飲みしたい。ラーメン食べたい。温泉入りたい。そんな欲望を持ちながら上北山に向かう。道の駅併設の温泉「薬師の湯」でまずは温泉、ロビーでペプシNEX500mlペットボトルを一気飲み。「はぁぁ 生き返った!!!」
その後尾鷲を通って、大台の道の駅で本日の宿を求めることとする。その近くのラーメン屋で「大盛り」を頼むとものすごい大きさの丼が出てきた。近くの方も「いったいどんだけ食べるのあの人!!」という感じだったが、中身は「なぁんだ」というサイズ、安心して食べ切ることができた。
私は3連休+火曜日という休みを取っている。3連休中日は全国的に雨のため山行をせず(最初は予定していたところがあった)、のんびりと観光を楽しみながら北に向かうこととした。
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