ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 482912
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

南アルプス 南部縦走<椹島~千枚岳~荒川岳(悪沢岳)~赤石岳~聖岳~上河内岳~茶臼岳>

2014年07月21日(月) 〜 2014年07月23日(水)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
53:16
距離
58.0km
登り
7,287m
下り
7,463m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:00
休憩
0:40
合計
9:40
距離 18.0km 登り 2,710m 下り 1,192m
8:30
60
椹島
9:30
30
鉄塔下(標高1437m)
10:00
10:10
50
小石下
11:00
11:10
130
清水平
13:20
13:40
50
千枚小屋
14:30
50
千枚岳
15:20
30
丸山
15:50
80
悪沢岳
17:10
60
荒川中岳
18:10
荒川小屋
2日目
山行
8:30
休憩
0:50
合計
9:20
距離 16.7km 登り 1,870m 下り 2,207m
4:20
30
荒川小屋
4:50
20
大聖寺平
5:10
50
小赤石岳の肩
6:00
30
小赤石岳
6:30
6:50
50
赤石岳
7:40
30
百間平
8:10
8:20
60
百間洞山の家
9:20
20
百間洞下降点
9:40
40
中盛丸山
10:20
10:30
50
小兎岳
11:20
130
兎岳
13:30
13:40
0
聖岳
13:40
聖平小屋
3日目
山行
9:05
休憩
1:05
合計
10:10
距離 23.2km 登り 2,710m 下り 4,033m
3:40
60
聖平小屋
4:40
4:50
20
岩頭
5:10
20
南岳
5:30
10
上河内岳の肩(ザックデポ)
5:40
30
上河内岳
6:10
40
奇岩竹内門
6:50
20
茶臼岳、茶臼小屋分岐(ザックデポ)
7:10
20
茶臼岳
7:30
7:40
30
茶臼小屋
8:10
50
樺段
9:00
9:15
25
横窪沢小屋
9:40
9:50
40
中の段
10:30
10:40
80
ウソッコ沢小屋
12:00
12:10
30
ヤレヤレ峠
12:40
70
畑薙大吊り橋
13:50
畑薙ダム
※3日目は、茶臼小屋時点でしずてつバスの時間よりも2時間以上早く畑薙ダムに着くことが判明。
時間調整のため、こまめに休んだり、河原遊びをしたりしているので、ペースがぐっと落ちていますので、参考タイムです。
天候 7月21日:晴れのち曇り(山頂部にはガスがかかっているが、時々晴れ)
7月22日:朝はガス、10時頃から晴れ(早朝の赤石岳山頂は、ガスの中、強風が吹いていました。)
7月23日:朝から快晴!
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
今回は諸事情により、東京発着。
往路:毎日あるぺん号畑薙ダム行きを利用
http://www.maitabi.jp/parts/detail.php?t_type=&course_no=8182
22:40に毎日新聞本社出発。24人乗りのマイクロバスに8人の客だったので、ストレスは無かった。
海老名SAと清水PAて休憩。清水PAで時間調整(2時にならないと清水PAを出発しなかった。)
井川観光外観でもトイレ休憩し、畑薙ダムに着いたのは、5時。
6時までバスがいてくれた。

畑薙ダム~椹島
東海フォレストのバス使用。3000円で、小屋泊まり用の金券購入。
(この区間は、営業バスはやっていないそう。)
http://www.t-forest.com/alps/bus_sawara.html
7:30に臨時便が来て、8:30に椹島に到着した。

東海フォレスト以外では、井川観光協会のバスもあり。
(指定の山小屋または、民宿に泊まると聖沢登山口まで送迎してくれる。)

復路
茶臼小屋から畑薙ダムへ下山。畑薙ダムから静岡駅までしずてつジャストラインのバス利用。
http://www.justline.co.jp/rosenn/noriai201405151800.html
途中、井川駅ともう一ヶ所で休憩あり。自販機で飲み物が買える。

静岡から東京まで、新幹線ひかりに乗車。
コース状況/
危険箇所等
【椹島~千枚小屋】
・椹島から林道へ、林道を歩いて滝見橋を渡らず左へ。
・千枚小屋までは南アルプスらしい樹林帯歩き。
・見晴台では、ベンチに上がると林道へ。ベンチ下を登ると山道歩き。見晴台からの赤石岳、荒川岳の景色が良く、林道へ行ってしまったが、見晴台付近以外は展望無し。舗装路と砂利道の連続。歩きやすいが、オススメはしません。

【千枚小屋】
・トイレ、水場あり。千枚小屋からすぐ上にも水場あり、そちらのみしが美味しいという噂も。(自分は飲んでいません。)
・千枚小屋はドコモの電波無し。

【千枚小屋~千枚岳~丸山~悪沢岳】
・山毎に登ったり、下ったりの繰り返し。アップダウンで疲れます。
・丸山からの下りで、一部危険と感じる箇所あり。慎重に行けば大丈夫です。

【悪沢岳~荒川中岳~荒川小屋】
・荒川中岳までは登り。中岳から荒川小屋までは下り。
・荒川小屋までの下りで、高山植物保護用の柵を通る。
・荒川小屋までの下りが意外と長い。

【荒川小屋】
・東海フォレストのバスに乗車する際に購入したチケット(3000円)で素泊まり。
料金は、5500円+トイレ代100円。
・他にコーラ、バッチ×2を購入。
・ドコモの電波無し。
・素泊まりの小屋は暖かく快適でした。

【荒川小屋~赤石岳】
・小屋から少し上がった所に残雪あり。トラバースしてくが、アイゼン不要。
トレランシューズでも大丈夫だった。
・当日は稜線上でガス+強風だったが、迷う所は無い。
・小赤石岳の肩でドコモ電波あり。

【赤石岳~百間洞山の家】
・下り基調。ザレ場もあるが、基本的に問題無し。
・展望が良いコースみたいだが、当日はガスで眺望無し。

【百間洞山の家~兎岳】
・百間洞下降点までは、樹林帯をひたすら登る。
ここで、モンベルの防水手袋(アウトドライ)を落としてしまった。
・中盛丸山、小兎岳、兎岳ともに急な登りだが、30分ほど。
・ここから辺は晴れてきて、特に小兎岳からは赤石岳、聖岳の眺望が素晴らしかった。

【兎岳~聖岳~聖平小屋】
・兎岳から聖兎のコルまでは急な下り、そこからしばらく急な登り。
半分以上過ぎると割りとなだらかな登りだが、大分バテてきつかった。
・聖岳に近づくと、土や岩が赤くなる。
・聖岳から小聖岳までは、急な下りで脚を使う。ザレ場てけっこう下り難い。

【聖平小屋】
・ツエルト泊で、一張り500円。カップラーメンは300円。
・ここは越冬ビール(賞味期限切れ)が安く、350ml缶が300円茶臼小屋でも越冬ビールあり)。
・テン場は、平日ということもあって、6割くらいのテントの数。

【聖平小屋~上河内岳~茶臼岳】
・聖平小屋から南岳の途中までは、樹林帯を進む。
・稜線にでると富士山が大きく見えた。北岳からみるより大分大きい。
・南岳から風が少しでてきた。
・上河内岳の肩から上河内岳の往復は山と高原地図通りで20分ほど。
・奇岩竹内門を通り、草原まで下り、草原から茶臼岳、茶臼小屋分岐まで登り基調。

【茶臼小屋~畑薙ダム】
・基本的に下りで、登り返しはほとんど無い。
・横窪沢小屋の主人が気さくな方で、冷たいお茶を一杯頂いた。
TJARの選手がトレーニングに来ているそうで、メッセージを書いた色紙や望月選手と小屋の主人のツーショット写真など見せてもらった。
・横窪沢小屋からは時々吊り橋が出てくる。
・ウソッコ沢小屋は無人の小屋。
・ウソッコ沢小屋からは沢が出てくるので、気持ちの良い山道歩き。
3連休は天気が悪かったようですが、車はいっぱい停まっている。
2014年07月21日 06:16撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/21 6:16
3連休は天気が悪かったようですが、車はいっぱい停まっている。
こんな樹林帯を進む。
2014年07月21日 09:19撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/21 9:19
こんな樹林帯を進む。
見晴台より、小赤石岳、赤石岳。
2014年07月21日 11:51撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/21 11:51
見晴台より、小赤石岳、赤石岳。
丸山から荒川東岳へ行く途中。唯一危険と感じた。
丸山から荒川東岳へ行く途中。唯一危険と感じた。
悪沢岳。
2014年07月21日 15:15撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/21 15:15
悪沢岳。
ハクサンイチゲ?
2014年07月21日 17:55撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/21 17:55
ハクサンイチゲ?
荒川小屋へ到着。
2014年07月21日 18:10撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/21 18:10
荒川小屋へ到着。
荒川小屋の素泊まり棟。
2014年07月21日 18:46撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/21 18:46
荒川小屋の素泊まり棟。
赤石岳。ガスの中。
2014年07月22日 06:30撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/22 6:30
赤石岳。ガスの中。
晴れたきた。
2014年07月22日 07:12撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/22 7:12
晴れたきた。
百間洞山の家のテン場。整地されていて、良さそう。
2014年07月22日 08:08撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/22 8:08
百間洞山の家のテン場。整地されていて、良さそう。
中盛丸山へ。
2014年07月22日 09:11撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/22 9:11
中盛丸山へ。
小兎岳へ。
2014年07月22日 09:59撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/22 9:59
小兎岳へ。
小兎岳から聖岳。
2014年07月22日 10:18撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/22 10:18
小兎岳から聖岳。
赤石。
2014年07月22日 10:18撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/22 10:18
赤石。
聖への縦走路。
2014年07月22日 10:49撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/22 10:49
聖への縦走路。
兎岳。
2014年07月22日 10:49撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/22 10:49
兎岳。
青空。
2014年07月22日 11:19撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/22 11:19
青空。
尾根を境にガスが・・・
2014年07月22日 11:36撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/22 11:36
尾根を境にガスが・・・
3日目。南岳を目指す。
2014年07月23日 04:50撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/23 4:50
3日目。南岳を目指す。
富士山が見える。北岳で見るよりだいぶ大きい。
2014年07月23日 05:07撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/23 5:07
富士山が見える。北岳で見るよりだいぶ大きい。
上河内岳。
2014年07月23日 05:07撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/23 5:07
上河内岳。
聖岳に日が差す。
2014年07月23日 06:00撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/23 6:00
聖岳に日が差す。
奇岩。
2014年07月23日 06:06撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/23 6:06
奇岩。
茶臼岳。
2014年07月23日 06:45撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/23 6:45
茶臼岳。
茶臼岳山頂より、3日間の縦走路を見る。
右:上河内岳
真ん中: 悪沢&赤石
左: 聖&兎岳
2014年07月23日 07:05撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/23 7:05
茶臼岳山頂より、3日間の縦走路を見る。
右:上河内岳
真ん中: 悪沢&赤石
左: 聖&兎岳
あれは光?
2014年07月23日 07:05撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/23 7:05
あれは光?
さらば聖岳。
2014年07月23日 07:24撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/23 7:24
さらば聖岳。
茶臼小屋。
2014年07月23日 07:31撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/23 7:31
茶臼小屋。
茶臼小屋のテン場も良さそう。
2014年07月23日 07:46撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/23 7:46
茶臼小屋のテン場も良さそう。
畑薙大吊り橋。めっちゃ怖かった・・・
2014年07月23日 12:37撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/23 12:37
畑薙大吊り橋。めっちゃ怖かった・・・
畑薙ダムは大きい。
2014年07月23日 13:52撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
7/23 13:52
畑薙ダムは大きい。
撮影機器:

感想

去年、白峰三山を縦走した際にお話した方から、荒川岳、赤石岳、聖岳の縦走路がオススメと聞いて、今年、必ず行こうと思っていた。

会社の休みを利用して、天気の良さそうな3日間で計画。ロングコースになるため、装備の軽量化を図って望んだ。
TJARの選手の装備を参考にULスタイルを取り入れる。
靴: トレランではいているサロモンのXTウイングス3
幕営: ファイントラックのツエルト�鵺
SOLのエマージェンシーヴィヴィサック
マットはサーマレストの座布団×2
ザック: バーグハウスの26リットル

1日目は、荒川小屋に素泊まりで泊まったが、2日目は、聖平小屋に幕営。
ツエルトやエマージェンシーヴィヴィサックのため、寒さが予想されたので、ダウン上下を持って行った。
それでも夜中は寒く、2時頃起きてしまった。雨が降らなければ、ツエルトで問題無いが、寒がりの自分なので、マットは通常サイズのものや、寝袋にするなどの変更が必要と感じた。この装備でも天気が良ければ、縦走できる手応えはあった。

装備を軽くしたため、朝早く出れば、ロングルートでもテン場に15時頃着いた。
また、通常はテント泊縦走をすると、肩がかなり痛くなるが、今回はそういう事はあまり無かった。
天候次第ではあるが、今後の山行のバリエーションの1つになると思う。

南アルプス南部縦走については、天気が崩れる事なく、縦走を楽しむ事ができた。
予定していたコースも全て周る事ができ、2日目の昼間、3日目は天気にも恵まれ、景色を堪能した。
特に、上河内岳から見た富士山がとても大きく、朝焼けに染まった赤色がとても印象的だった。
北岳から見る富士山とは大きさが全然違い、南アルプス南部から見る富士山はとても大きいという事を初めて知った。

北アルプスのような危険箇所も少ないため、重い荷物を背負い、何日もかけて、どっぷりと山の世界に入るには良いコースだと思う。
ただ、登山口である畑薙ダムへのアクセスはとても長く、なかなかまとまった時間が取れないと、来るのは難しい。

次回はもう少し長い時間をかけて、じっくり歩き、光岳までの稜線を楽しみたい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1069人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら