剱岳〜雪を背負って登り、カニを這って降りる


- GPS
- 31:24
- 距離
- 40.7km
- 登り
- 5,591m
- 下り
- 4,718m
コースタイム
06:30 扇沢発(トロリーバス)
07:20 黒部ダム
08:00 黒部川の小橋
09:25 内蔵助谷出合
(登山道崩落箇所あり、河原に出てから藪漕ぎ直登あり)
15:00 内蔵助平
17:20 ハシゴ谷乗越
(先行したのでここで待機)
18:40 ハシゴ谷乗越 発
(暗闇歩行の為かなり時間を要す)
22:30 ハシゴ谷橋
※真砂沢ロッジに辿り着けず川のそばでビバーク
[7/21]
09:18 ビバーク場発
10:30 真砂沢ロッジ(休憩)
12:00 長次郎出合
(平蔵谷出合で昼食)
14:40 剱沢キャンプ場(剱澤小屋)
[7/22]
03:12 剱沢キャンプ場
04:30 長次郎出合
05:45 熊の岩
07:10 長次郎のコル
(待機)
08:11 剱岳山頂
(休憩)
08:40 山頂出発
09:55 前剱
11:02 剣山荘
(休憩・食事)
12:05 剣山荘 発
13:12 剱沢キャンプ場(剱澤小屋)
(テント撤収)
14:10 剱沢キャンプ場発
14:45 剱御前小舎
17:00 雷鳥沢キャンプ場
[7/23]
08:30 雷鳥沢キャンプ場
09:50 室堂
天候 | 晴れ・薄曇り・ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
[黒部ダム〜真砂沢ロッジ] このルートは、あまり歩かれておらずしかも整備前だったので半分藪漕ぎ状態でした。更に一部登山道崩壊場所がありロープが掛けられています。重いテント装備のザックでロープにぶら下がるような状態になり非常に危険なため、一端河原に出て下巻きしてから本当に藪漕ぎ直登して登山道に出ました。 この後整備に入るとの事です。(真砂沢ロッジ オヤジ談) [長次郎沢] 雪の状態はしっかりしているが、一部雪のブロック崩壊箇所あり。そのブロックから崩れた雪塊、そして落石が無音で上から落ちてくる事があります。常に上を見ていつでも避けられるように登ります。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
通常はこの右側を廻って岩の上を左に高巻きします。(岩の上はテント2張り張れるらしい。)
今回は先行した三浦君が左を登っていったので岩を左巻き。(雪渓が細く左右が落ち込んでいる。雪が安定しずらいので普通は通らない。)
1歩目が危険です。下の岩の窪みに先ず右足を置きたいのに置きづらいからだと思いました。
(ここでの滑落は、先に左足を置いてしまって次の右足の置き場に困り滑って滑落してしまうのでは。)
感想
剱岳山行は過去2回流れおり、今回は3度目の正直となりました。
それも、剱岳開山ルート 長次郎谷からの登頂。そして別山尾根で下山。
[雪を背負って登り、カニを這って降り]ました。w
3連休の天気予報はあまり宜しくない状況。
天気を見て、直前で1日後ろにずらす事に決定。そして晴天の山頂に当たりました!
1日目(黒部ダム〜真砂沢ロッジ)
黒部ダムから真砂沢へのルートは非常に歩きづらかった。
あまり歩かれていないので、草やら枝やらを常にくぐりながらの歩行。そして途中の登山道崩落。
テント泊夏装備+ピッケル、アイゼン、メットを担いだ歩行のため更に歩みは遅くなり、目的地の真砂沢ロッジには辿り着けずビバーク。。しかし川のそばの平地があったため問題ありませんでした。
2日目(真砂沢ロッジ〜剱沢キャンプ場)
さてこの先の予定はどうしようかと言う事で、とりあえず剱沢キャンプ場まで剱沢雪渓を登ることにします。
・・途中に出てくる長次郎谷の雪面は輝いていました。
翌日は、やはり長次郎谷をアタックしなきゃだめでしょ。
3日目(剱沢キャンプ場〜長次郎谷〜剱岳〜別山尾根〜剱沢キャンプ場〜雷鳥沢キャンプ場)
気合い入れて早朝3時すぎ出発。今日中に室堂まで行って下山出来ればいいな・・という計画。
長次郎谷。登って良かった!何事も無く登らせてくれた。
日本アルプスの中でこんな風景は他には無い。八ッ峰と源次郎尾根に挟まれた急峻な雪渓。
下部は斜度30度、コル手前の上部は40度で標高差1000m。
陸地測量部がここを登って開山した。その思いが頭から離れなかった。
カニのよこばい、最初の一歩以外は問題ない。
別山尾根、途中の斜めのスラブの上を何も手ががり無く歩く部分(縦チェーンの間)がとても不安だった。
結局、室堂には行けず。
4日目(雷鳥沢キャンプ場〜室堂)
この先は、観光客、キャンパー、スキー合宿など多種多様。
涸沢と比較される感じでしょうか。(こっちの方が金がかかりますが(ーー;))
出会いもあり、素晴らしい旅が出来ました。
山よ、ありがとう。
masayoshiさん、三浦さん、ケーゾーさん、
楽しい時間、素晴らしい出会い、ありがとうございました
皆様、同じ長次郎を登り、肩を並べて薬師の源泉につかり、
ざるそばをすすった、かけがえのない仲間です
それにしてもNo.6の写真はエグイですね〜
一歩間違えてたら、同じ目に遭うところでした
ケーゾーさんが宙吊りになったとおっしゃっていましたが、
ここのことですね〜
長次郎を振り返った写真、前に登ってた人たち、次男が遅れ気味なところ、
間隔的にも確かに自分たちです
笠ヶ岳に行かれるのですよね〜
8月末頃に予定しているのですが、いつですか〜
ではでは、今後ともよろしくお願いいたします
100mtさん
こちらこそありがとうございました!
あのそば、旨かったですよ〜。廻りにはそば好きが多いので宣伝しておきますね。
山でこうしてお知り合いになり、SNSで交流。そしてまた山行。いいですね(^^)
実際ケーゾーさんともそうなんですよね。
宙づり、あの後ケーゾーさんはもっとずり落ちて下の方にぶらーんとなってしまい、かなり焦りましたよ(・_・)
あそこはもっと崩れそうな山肌だから修復は難しそうです。高巻きするなどのコース変更しないとダメそうかな。
内蔵助平とかとても雰囲気良いルートなので、もう少し整備されればまた使いたいですが今のままではちょっと。。
笠ヶ岳ですよね。
まだ具体的にいつとか決めていませんが、決めたらお声かけしますね。
それでは、こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
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