営業最終日の大天荘へ

2022年11月03日(木) 〜 2022年11月04日(金)

• GPS: 15:45
• 距離: 23.2km
• 登り: 2,177m
• 下り: 2,255m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:13
• 休憩: 3:58
• 合計: 11:11

4:03 有明荘
4:17 4:19 中房温泉登山口
4:53 4:58 第１ベンチ
5:19 5:32 第２ベンチ
6:07 6:22 第３ベンチ
6:43 6:49 富士見ベンチ
7:12 7:24 合戦小屋
7:38 7:38 合戦山
8:03 8:03 ベンチ
8:12 8:13 燕山荘
8:19 8:19 いるか岩
8:33 8:33 めがね岩
8:40 9:01 燕岳
9:03 9:03 めがね岩
9:14 9:14 いるか岩
9:19 9:36 燕山荘
10:06 10:11 蛙岩
10:23 10:28 大下りの頭
12:04 12:04 小林喜作レリーフ
12:10 12:12 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
12:37 13:47 大天荘
14:01 15:05 大天井岳
15:14 大天荘

2日目

• 山行: 4:33
• 休憩: 1:04
• 合計: 5:37

7:02 大天荘
8:10 8:11 東天井岳
9:35 9:53 常念小屋
10:13 10:20 最終水場
10:50 10:50 笠原沢
11:05 11:06 烏帽子沢
11:21 11:21 王滝ベンチ
11:51 11:51 山ノ神
11:59 12:36 一ノ沢登山口
12:39 ゴール地点

天候

1日目 快晴（稜線上は爆風）
2日目 曇りのち雪＆雨（1日目より更に爆風）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

穂高駅から前泊の有明荘までバスを利用。
https://www.azumikanko-taxi.co.jp/2011/04/030-01.html
※11/3で今年は終了。

帰りは一ノ沢から穂高駅まで徒歩予定だったけど親切な方に声をかけられて穂高駅まで送って頂きました。

コース状況／危険箇所等

登山道上に危険な場所は無し。

積雪は合戦山から徐々に現れる。
燕岳の山頂まで積雪量は少ないのでチェーンスパイクが適した状態。

燕山荘から大天荘の間は小林喜作レリーフまでは同じような状態。
その先は大天荘までチェーンスパイクではなくアイゼンが良いと感じた。

大天荘から常念小屋の間は少し積雪量は増える。
吹き溜まりになる場所は足がうまるほど。
チェーンスパイクか軽アイゼン程度で良い状態。

ピッケルが必要となる場面はありませんでした。

西風が強い日は燕山荘〜大天荘の間よりも大天荘〜常念小屋の間の方が厳しい環境になります。
小屋の方に聞くと、燕山荘〜大天荘の間の方が風の影響が少ないので一ノ沢よりも中房へ下山する方が安全だろうという事でした。

その他周辺情報

穂高駅に戻ってからは駅前の安曇野ブルワリーへ。
https://azumino-brewery.com/

写真

11/2 13:57

入山前日、穂高神社で安全祈願。

11/2 14:07

穂高神社は紅葉がとても綺麗な状態でした。

11/2 18:05

前日は有明荘に宿泊。夕食は洋風で驚いた。

11/2 18:04

穂高ビールとワイン。

11/3 3:14

登山当日は早出のためお弁当。早出の人用にお味噌汁（インスタント）を用意してくれている気遣いが嬉しい。

11/3 4:03

有明荘、お世話になりました。

11/3 4:17

有明荘から15分くらい歩いて登山口に到着。何度も訪れてるけど日の出時刻前の出発は初めて。

11/3 4:53

第一ベンチ。

11/3 5:26

第二ベンチ。空が明るくなってきた。

11/3 5:57

第二ベンチの先にある開けた場所。大天井岳から常念岳方面への稜線は結構白い。

11/3 6:03

木々の間から富士山が見えました。

11/3 6:03

八ヶ岳も見えた。

11/3 6:09

第三ベンチに到着。

11/3 6:12

第三ベンチから少し先で日の出。

11/3 6:12

登山道が赤く染まる。

11/3 6:13

凄い光景でした。樹林帯の中だからこその景色。

11/3 6:20

富士山と八ヶ岳と太陽が見える場所がありました。

11/3 6:44

富士見ベンチから見る富士山。

11/3 6:44

富士見ベンチに到着。

11/3 7:01

真っ白な大天井岳が見えました。

11/3 7:02

この日の目的地、大天荘が見えます。

11/3 7:08

合戦小屋の手前のこの場所が好き。大天井岳から東天井岳辺りがよく見える。

11/3 7:13

合戦小屋に到着。営業開始に向けた準備をしてました。

11/3 7:13

合戦小屋前からの眺め。

11/3 7:36

合戦山に到着。半月ぶりの燕岳。

11/3 7:36

針ノ木岳が全然白くなくて驚く。（北側の方が白い世界だと思っていた）

11/3 7:37

合戦山から眺める槍ヶ岳と大天井岳。

11/3 7:37

大天井岳から常念岳へ続く稜線。白いです。

11/3 8:02

燕山荘が見えてきました。

11/3 8:02

この辺は雪道。チェーンスパイクを装着した方が安全です。

11/3 8:02

鹿島槍ヶ岳も全然白くなくて驚く。

11/3 8:14

燕山荘前まで登ってきました。美しい燕岳と再会。

11/3 8:14

北アルプス、裏銀座方面も山頂付近は白い。

11/3 8:14

北アルプスの壁。標高の高い場所は白い世界。

11/3 8:14

燕山荘前から眺める槍ヶ岳。南側ほど白い印象でした。

11/3 8:14

槍ヶ岳から南岳へは真っ白。

11/3 8:42

サクッと燕岳の山頂に到着。

11/3 8:42

立山と後立山連峰。やはり北側は雪が少なめ。

11/3 8:42

立山と剱岳。剱岳はほとんど白くない。

11/3 8:42

槍ヶ岳、穂高連峰と常念山脈。

11/3 8:43

槍ヶ岳と大天井岳。

11/3 8:43

槍ヶ岳と笠ヶ岳、双六岳。

11/3 8:43

笠ヶ岳から鷲羽岳。

11/3 8:43

鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳。

11/3 8:43

水晶岳から三ツ岳。

11/3 8:43

針ノ木岳、蓮華岳、爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳。

11/3 8:43

餓鬼岳と火打山、妙高山方面。

11/3 8:43

浅間山方面。雲海が広がっています。

11/3 8:43

富士山と八ヶ岳、南アルプス。太陽がちょうど富士山の上空にありました。

11/3 8:52

これから明日にかけて歩く稜線を眺める。

11/3 8:52

真っ白な槍ヶ岳と穂高連峰。美しい。

11/3 8:52

後立山連峰。全然白くないです。

11/3 8:52

立山と剱岳。北燕岳の山頂にいる人が見える。

11/3 9:13

イルカ岩と槍ヶ岳。

11/3 9:20

燕山荘前に戻ってきました。今年最後となる美しい燕岳の眺めを楽しむ。

11/3 9:36

燕山荘。今年は残雪期にお世話になりました。

11/3 9:59

美しい景色を眺めながら大天井岳へ縦走。※ただし爆風

11/3 10:07

蛙岩からの眺め。槍ヶ岳と大天井岳のバランスが良いと個人的には感じる。

11/3 10:24

大下りの頭に到着。大天井岳へ続く稜線をここから眺めるのが好き。

11/3 10:24

大下りの頭から眺める大天井岳と槍ヶ岳。

11/3 10:25

大下りの頭から眺める槍ヶ岳と双六岳方面の山々。

11/3 10:34

西風が強かったので東側の方に出ると天国。ここから眺める大天井岳も良い。

11/3 11:09

迫力のある大天井岳の後ろに槍ヶ岳。この辺から大天井岳の方が存在感が強くなる。

11/3 11:10

大天井岳へ続く道。ここからの眺めもとても好き。

11/3 11:24

美しい景色に何度も足を止めては眺めて撮影。

11/3 11:24

大天井岳にほぼ隠れる槍ヶ岳。

11/3 11:30

大天井岳の山頂付近には雪煙。強烈な爆風だったので少し怖くなる。

11/3 12:06

切通岩の辺りで風を防げる場所を見つけてチェーンスパイクからアイゼンに装備変更しました。

11/3 12:06

切通岩の辺りから燕岳を眺める。ここもお気に入りの景色。

11/3 12:21

大天荘へ向けての登り。爆風の中を登りました。

11/3 12:21

写真以上に爆風による強烈な景色が目の前にありました。場所によっては足跡がすぐに消える。

11/3 12:40

無事に大天荘に到着。大天荘の後ろには大天井岳の山頂。

11/3 12:41

大天荘前からの眺め。

11/3 12:41

テント場から眺める槍ヶ岳と穂高連峰。

11/3 12:42

大天井岳から眺める槍ヶ岳はとても良い。

11/3 12:42

穂高連峰も素晴らしい。

11/3 13:12

大天荘にチェックインしてランチのカレーをいただく。山で食べるカレーは美味しい。

11/3 14:00

大天荘で少しのんびりした後に山頂へ。

11/3 14:00

大天井岳から眺める常念岳。

11/3 14:00

常念岳も真っ白。やはり南側の方が白いと分かる。

11/3 14:01

大天井岳から眺める燕岳へ続く稜線。

11/3 14:01

燕岳と後立山連峰。

11/3 14:01

立山方面も上空に雲が。

11/3 14:01

鷲羽岳から立山方面。ここからの北アルプスの眺めも壁のようです。

11/3 14:02

槍ヶ岳と西鎌尾根。

11/3 14:02

大天井岳山頂の社と槍ヶ岳。

11/3 14:02

有明山と浅間山。

11/3 14:02

常念岳の後ろには富士山と南アルプス。南アルプスも標高の高い場所は白い。

11/3 14:03

富士山と八ヶ岳。八ヶ岳も標高の高い一部は白い。

11/3 14:03

浅間山。浅間山も少し白い。

11/3 14:05

風を防げる場所に入り込んで山頂の居酒屋開業。おつまみは松本駅で購入したわさび味のカシューナッツ。

11/3 14:14

太陽と槍ヶ岳、穂高連峰。

11/3 14:14

常念岳と南アルプス。

11/3 14:14

蝶ヶ岳。蝶ヶ岳も白い。

11/3 14:15

今年は歩かなかった表銀座縦走路。東鎌尾根まで真っ白です。

11/3 15:06

太陽が雲に隠れた。

11/3 15:07

今年最後の大天井岳からの眺め。目に焼き付けてから小屋に戻ります。

11/3 15:07

鷲羽岳や水晶岳、来年はまた行きたい。

11/3 15:07

立山方面。明後日行くぞ！と思いながら眺めてました。

11/3 15:07

燕岳方面。今年もありがとうございました。

11/3 15:07

翌日歩く道。富士山まで見える日は最高です。

11/3 15:08

立山と後立山連峰。

11/3 15:08

大天井岳の山頂周りには雪がしっかりと溜まっている場所もあります。

11/3 15:12

大天荘へ戻ります。

11/3 16:48

夕方。美しい時間の始まりです。

11/3 16:49

北鎌尾根へ沈む太陽。

11/3 16:50

最高に美しい日の入りでした。私が大天荘に泊まる時は夕方にガスってしまう事が多いので嬉しかった。

11/3 16:50

夕方、中天井岳方面は穏やかな雰囲気。

11/3 16:51

日の入り後の槍ヶ岳、穂高連峰。

11/3 16:54

燕岳と後立山連峰方面。空の色が綺麗でした。

11/3 16:54

美しい夕方の景色。自分と同じように何人かがこの景色を楽しんでました。

11/3 17:03

大天荘の夕食。もちろん芋煮。とても美味しい。

11/3 18:46

夕食後はカフェ営業ですが、最終日という事で無料でワインと軽食、ケーキを提供してくれました。カロリー超過は気にせず食べました。

11/4 5:29

大天荘の朝食。美味しい朝食です。

11/4 6:05

朝食後、外に出る。ガスってると思っていたので意外。

11/4 6:06

小屋の明かりが良いですね。

11/4 6:06

槍ヶ岳と穂高連峰は雲の中。この辺りの高さから雲の中という景色はよくある。

11/4 6:10

期待してなかった御来光。見れて感動。

11/4 6:12

営業最終日に宿泊した人への御褒美と思って美しい朝の景色を堪能しました。

11/4 6:14

大天井岳の山頂を最後に眺める。

11/4 6:14

中天井岳方面の空の色が良い感じ。

11/4 6:14

晴れてれば槍ヶ岳と穂高連峰は綺麗に赤く染まっていただろう。

11/4 7:57

爆風の中を進んで東天井岳の手前。ここは風の影響が少なかったので小休憩。

11/4 7:57

槍ヶ岳と穂高連峰。ほとんど見えません。

11/4 7:57

有明山方面。

11/4 8:08

東天井岳を越えると常念岳が見えてくる。

11/4 8:21

常念岳と上高地方面。雪が降った高さがよく分かる。

11/4 8:21

歩いてきた道を振り返る。この辺は登山道上に雪はほぼ無し。

11/4 8:47

常念岳へ続く道。この辺は少し雪がある。

11/4 8:58

常念岳の山頂は時折隠れるものの、しぶとく見えていた。

11/4 9:14

常念小屋と常念岳。人を寄せ付けない雰囲気。

11/4 9:55

常念小屋前まで下りてきた頃には雪が降りだす。常念岳山頂や歩いてきた稜線は雲の中。

11/4 11:58

サクッと一ノ沢まで下山。ここから穂高駅まで14km以上。ここで靴を履き替えて荷物整理。

11/4 12:35

小雨の降る中、穂高駅へ向けて出発。

11/4 13:25

穂高駅前の安曇野ブルワリー。フレッシュホップBeer

11/4 13:43

かぼちゃのポーター。

11/4 13:27

おつまみは生ハム。美味しかったです。

撮影機器：

OM-D E-M5 Mark III ボディ オリンパス

Galaxy A53 5G SC-53C docomo サムスン

装備

MYアイテム

sola

重量：-kg

個人装備

長袖シャツ 半袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ マスク インナーシーツ チェーンスパイク アイゼン ピッケル

感想

sola

大天荘が好きになってから一度訪れてみたいと思っていた営業最終日。
爆風予報だったけどギリギリいけると判断してキャンセルせずに実行。

今回は有明荘に前泊して大天荘を目指しました。
有明荘は個室、温泉有りで食事も美味しい。十分に体調を整えてから入山出来ました。

日の出は第二ベンチの先。
木々の隙間から拝めただけでなく、赤く染まる樹林帯が最高に美しかったです。
こういう景色も良いものだと感じる時間でした。

そして燕岳へ登頂すると美しく白く染まった北アルプスが出迎えてくれました。
意外だったのは北側ほど雪が少なく、槍ヶ岳や常念岳方面の方が真っ白だった事でした。

燕岳から大天井岳へは爆風の中を歩きました。
風を防げる場所に出ると暑いくらいでしたが、風を受ける場所ではとても寒かったです。
でも、快晴で美しい景色が目の前に広がっていて最高でした。

切通岩の辺りから大天荘までの登りは爆風で雪煙も凄かったです。
もう少し積雪があると怖い状態だっただろうなぁと思いました。

大天井岳の山頂では風を防げる場所に隠れて大天荘で購入したお酒を飲みながら美しい初冬の景色を楽しみました。
1時間くらい居たと思うけど飽きない景色です。

夕方は日の入りの絶景を楽しみ、山小屋の食事で大好きな大天荘の芋煮。
夕食後は営業最終日のサービス、無料のワインとケーキと軽食を堪能しました。

2日目は完全に悪天候を覚悟していたので綺麗な御来光を楽しめたのは御褒美だと思いました。
でも、常念小屋までは爆風で厳しかったです。
両足をしっかりと地面について耐えないと倒されてしまうくらい強い風でした。

強風に耐えて一ノ沢へ下山した後、穂高駅前まで歩くために靴を履き替えて歩きだすと声をかけられて車で送ってもらえる事になりました。
お話をすると地元の方。安曇野の印象が更に良くなる出来事でした。

穂高駅に到着してからは安曇野ブルワリーへ。
今回も美味しいビールを頂きました。

最後まで最高に楽しい山行となりました。
きっかけをくれた大天荘、今年もありがとうございました。