◆はぢめての白馬岳〜猿倉荘よりダイセッケー日帰り往復〜白馬八方温泉おびなたの湯・温泉ラーメン八方美人
- GPS
- 08:41
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,740m
- 下り
- 1,721m
コースタイム
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:27
天候 | 雨のち、曇りでごくまれに晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
途中の白馬長野道路は、いまだに料金徴収、ETCも使えないというアリサマ。 通行料、普通車210円。軽自動車150円。夜間は無料らしい。 ◆登山口・駐車場 ○猿倉駐車場 未舗装砂利、区画有、150台。無料、24時間出入り可能。 夏休み期間中は早朝から満車。 満車の時は、はるか手前の八方第5駐車場に誘導され、バス強制。 この日は平日なのに、午前2時で8割埋まっていた。 午前6時で9割埋まっていた。戻ってきて午後3時頃で7割程度。 ○登山口トイレは、猿倉荘前。小屋型、水洗、TPあり、電灯あり。 水道あり、チップ制100円。かなりキレイ。 駐車場からだと200mくらい離れている。 ○猿倉荘前にて、登山相談所あり。 登山届を提出し、ご指導を受けなければならないらしい。 カッパ持ってますかとか、アイゼンは持ってますかとか。 食料はお持ちですかとか。かなり心配してくださいます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○猿倉荘〜白馬尻小屋 猿倉荘の裏手をチョイと登ると未舗装の林道に出る。 この林道へは登山者用駐車場から続いてはいるけれども、 駐車場からの入口には、ロープか鎖が張ってあった。 歩きやすい単調な未舗装林道の緩やかな登りが暫く続く。 終わって、よく整備された登山道をひと登りりすると、白馬尻小屋。 小屋前からは大雪渓が見える。 ○白馬尻小屋〜大雪渓〜葱平 10分ほど登ると大雪渓の到達。そこから全長3.5キロ。 標高差600mの大雪渓の登り。無理せず、アイゼン着用。 アイゼンは、4本爪、6本爪、12本爪、チェーンアイゼンと。 人様々。とりあえず、前爪はいらないと思います。 4本爪が主流なんですかね。私は6本爪でしたけど。 基本的に大雪渓上には目印が付いているので、それをたどります。 大雪渓上に転がっている岩は、全て落石だそうです。 音もなく猛スピードで滑り落ちてくるので、特に視界不良時には、 周囲の状況によく目を配る必要があります。 下山時はたまに後ろを振り返ってとのことでした。 ○葱平〜小雪渓〜村営頂上宿舎 葱平というのがどこのことだか、よくわからなかったが、たぶん、 大雪渓の終わりあたりのことを言うのでしょう。 特別、平らな処があるわけでもなかったですけど。 ガレた斜面をつづら折れに登り、ところどころ、雪解け水の沢を 軽く越えるとほどなく小雪渓。 小雪渓は、足場の切ってある雪渓をトラバースします。 長さにして50メートルくらいか。 昨年、滑落事故があったとかで、アイゼン着用を推奨しています。 滑り落ちたとしても、20メートルくらい下の岩場で停止します。 一気に何百メートルも滑落するところではないです。 ただし、混雑時のすれ違いには、用心したほうがいいと思います。 小雪渓の先は、高山植物が咲き乱れる沢脇の登山道を登り、 村営頂上宿舎へ。部分的に階段状になっていて、歩きづらい。 ○村営頂上宿舎〜白馬山荘〜白馬岳頂上 チョイと登るとすぐに稜線に出る。そして、すぐに白馬山荘。 山荘から山頂へはもう目前。途中に、なんだかよくわからない 分岐があったけど、そこは左へ。ガスでなければ問題なし。 |
その他周辺情報 | ◆温泉 ○白馬八方温泉 おびなたの湯 ¥600 10:00-18:00 期間中無休 駐車場20台程度 0261-72-3745 猿倉荘から最も近いため下山者多い。源泉掛流。 http://www.shinshuu-hakuba.com/onsen/obinatanoyu/ ○白馬八方温泉 みみずくの湯 ¥600 10:00-21:30(受付21時まで) 無休 P30台 0261-72-6542 源泉掛け流し http://www.shinshuu-hakuba.com/onsen/mimizukunoyu/ ○白馬八方温泉公式 http://www.shinshuu-hakuba.com/onsen/ ◆食事 ○温泉ラーメン八方美人 白馬八方温泉水で打った麺。温泉煮たまごチャーシュー麺¥1150 11:00-21:00 水休 0261-85-0363 長野県北安曇郡白馬村北上5696 ◆バッチ ○白馬山荘にて7種類、全600円。 他の小屋でもあると思うけど未確認。 ◆スーパー ○アップルランド白馬店 9:00-23:00 P100台 無休 北安曇郡白馬村北城8718 0261-72-6511 http://www.appleland.co.jp/ ◆参考 ○白馬村営山小屋 http://hakubakousha.com/index.php/hut |
写真
感想
以前、後立山連峰の縦走を企てたことがあったけれども。
なかなか険しそうだし、テントを持ってくのも面倒臭いし、小屋には泊りたくないし、北アルプスだしという理由から、長らく足が遠のいていたところです。
北アルプスは、日帰りで行くには自宅からの距離が遠いし、まとまった休みがあるともっと遠くへ行ってしまうし。
このままでは、永遠に白馬岳に行くことがないのではないかと考えて、縦走という野心に満ちた計画を立てずに後立山連峰をそれぞれ単品で登ればいいやという結論に達し、手始めに白馬岳に登ることにしました。
白馬岳は去年、登ろうと思っていたんですけど、空いてくるだろうと思われた夏の終わりごろには、大雪渓にクレバスが多数できて、危険な状態となっていたので、今年は早めにこの時期となったのでした。
崩落に巻き込まれたら、怖いですし。
白馬村の中を走り抜けて、猿倉へと続く林道を走っているとフロントガラスに水滴が。
雨、降ってるのね。まあ、明日には止むことでしょう。
午前2時。猿倉駐車場に到着すると、平日だというのに、8割方駐車場が埋まっている。
恐るべしかな。現在のレコ登録件数第2位。
最悪、駐車できないのではないかと心配していたので、おけただけマシ。
ここが満車ですと、八方第5駐車場に誘導されて、そこからバスに乗らされます。
5キロくらい離れているだろうか。歩くには厳しいですね。
バスに乗るのが嫌だからといって、そこらの路上に車を止めるとバスが通れなくなって、大ヒンシュク間違いなし!
ま、駐車場には監視員がいるので、昼間の路上駐車はできないでしょうけど。
で。出発前に猿倉荘前にて、登山相談所で登山届を出していく。
書き終えて提出する。ポストに入れて終りではない。
相談員の懇切丁寧な「指導」が漏れなく付いてくる。その内容は。
「食料は持ってますか?」「カッパは持ってますか?」
「アイゼンは持ってますか?」「雪渓上では落石に注意してください」
という具合。なるほど。ココがどういうところか、よくわかりました。
はっきり言って、このご指導は北アルプスでは必要と思います。
ここではアイゼンも売っているので、着け方が分からないヒトは、あらかじめ指導してもらうといいかもしれませんね。
大雪渓までは、順調に来ましたけど、そこから団体がいると大渋滞。
これがまた、全く譲ってくれないので仕方ない。ま、北アルプスだからね。
すれ違う人の9割以上はこちらから声をかけないと無言。これも、北アルプスならではの風物。
前回の九州遠征ではありえないことでも、ここでは常識。
ごくまれには挨拶をあからさまに無視するヒトもいるけど、無視されるのが気になるようでは北アルプスには登れないのです。
というのは、以前、大いに勉強させていただきました。
大雪渓を越えると、ガレ場の急登があり、ほどなく小雪渓のトラバース。
平坦なので慎重に行けば大丈夫か。滑落しても20メートルくらいで岩場で停止。
ヘルメットなくても頭から落ちていかなければ安心です。
またガレ場の急登で、村営頂上宿舎。通り過ぎて直ぐに白馬山荘。
もうここまで来ると山頂まで直ぐだけども、周囲はガス。
山頂でもガス。たまに晴れてきては能登半島まで見えました。
これくらいの眺望でも、まあ、いいや的でした。
白馬山荘で7種類もあって悩んでバッチを買った後は、そそくさと下山。
頂上宿舎を越えたあたりから、登山口で見かけたヒトとチラホラとすれ違いだす。
大雪渓の上端部まできて、もう登ってくる人もいないだろうと思ったら、そのあたりで、5人くらいまだいた。
大雪渓上は、完全にガスで真っ白。たまに、落石の音が聞こえるくらい。
大雪渓下部まできて、複数名がアイゼンをはずしていた。
白馬尻小屋まで行く途中で、高齢男性グループが大雪渓を目指していた。
どうやら、これから大雪渓を登るらしい。何時頃に小屋なり山荘に到着する予定なんでしょね。
白馬尻小屋では、アイゼンの着け方を教わっている夫婦もいた。
ま、大雪渓を少しだけ歩いて雰囲気を味わうだけなんでしょう。きっと。
最後の林道あたりまで来ても、すれ違う人が多数いた。
白馬尻小屋で泊まったりするのか。
見た目にも明らかに登山とは無縁そうな軽装だったので、そうに違いない。
単に大雪渓のみを見物しに来る観光客もいるみたいでした。
下山後は、当初、白馬八方温泉みみずくの湯に入る予定だった。
猿倉登山口から一番近いのは、おびなたの湯でしたけど、この一番近いというのが要因で、白馬岳からの下山者で溢れかえっているのが嫌だったので、少し離れたみみずくの湯にしようと思ってたわけでした。
でもまあ、頂上宿舎から下山している時に、すれ違う人は大勢いたけど、下山者はほとんど見かけなかったので、自分が下山する時間帯にはもうおびなたの湯に入っている人も少ないだろうと判断して、おびなたの湯に行くことにした。
もう猿倉荘から白馬岳に登ることもないだろうし。
おびなたの湯は、源泉掛け流しで、男女別の露天のみ。
洗い場が4箇所くらいあって、湯は若干、白みを帯びていて無臭。ぬるぬるしていた。
食事は、おひょっくりなる付近の郷土料理を食べようと思っていたけど、店舗の営業開始時刻まであと1時間くらいあったので、道の駅はくばで、白馬産カツカレーでも食べようかと画策したが、途中で温泉ラーメン八方美人なる店を見つけてしまい、美人に弱い私は寄ることにした。
なにやら、白馬に新しい名物をということで、八方温泉の温泉水を練り込んだ麺を使ってるとか。
せっかくだから、温泉煮たまごチャーシュー麺の大盛りを頼んで、これまた温泉水で皮を造ったという自家製餃子も注文した。
合計1600円という大散財をしたあとは、スーパーアップルランドへ。
小さいのかと思ったら、そこそこ大きくて、そそられる珍品が多数あった。
一日中。白馬岳の冷気に当たっていたので、関東平野に戻ってきて、車のドアを開けた瞬間に体にまとわりついてくる湿り気を帯びた熱風に目の前がクラクラした。
一体、何度くらいしてるんだろか。直ぐにまた。高原に逃げたくなった。
お元気してますか?
カメラの調子は悪いままなのですね。
ついに北アルプス着手?!?!
それにしても、やっぱアルプスは落ちてるもんも違いますね!
ヘルメット落ちてるんだ?!
先日、火口乃泉に行ってきましたよ♪10円玉!ちょっとだけキレイになりましたwww
yoko13さん、コメントありがとうございます。
私は元気でございます。が。カメラは元気ではありません。
今回の白馬岳登山の先だって新カメラを調達する予定だったのですけど、狙っていたカメラに深刻なリコールが発生したので、ほっとけば、もっと値段が下がるのではないかと思って、買いませんでした。
そのようなわけで、壊れカメラをダマシながら撮ってます。
現地で撮っている時は、そんなに気にならなかったんですけど、パソコンの画面で見ると、けっこうヨコシマが入ってますね。
アルプスには、ヘルメットの他にはビデオカメラも落ちてました。
ヘルメットは、もらっちゃおうかと思ったのですけど、ヒトの目がたくさんあったので、やめときました。
落とした人が、帰りに拾ってくかもしれないですし。
火口乃泉行かれたんですか。
悪くはなかったのですけど、イメージしていたのと、ちょっとばかり違ったかなというのが、私の印象でした。
10円玉は、少しでもきれいになっただけよかったではないですか。
不思議なことに。いくら湯につかっても私の顔はキレイになりませんでした。
こんにちは、moglessさん(^^)v
あら、後立山はお初だったのですね。
確かにワタシ的にも、特に白馬エリアはmoglessさんのイメージになかったです。
白馬岳には2年前どうしても白馬鑓温泉に入ってみたくて、1泊2日で歩いたことがあります。
その時もたまたまかもしれませんが、道を譲ってもワタシの前を無言で通りすぎていく現象を目の当たりにしましたが、一抹の寂しさが心に残るというか…
どちらかというと大衆的な山というイメージがありますね。
まあ、これだけの花々が咲いていれば、それも仕方なしですか。。。
今年は白馬岳よりは静かだろうと思い、雪倉岳を狙っております♪
白馬長野道路、前はジャスト200円だったと思いますが…
バッチリ消費税アップにも対応されてますね(^-^;
深夜の時間帯は無料ってまだやってるんですかね?
三才山トンネル同様、早くフリーになってほしいですけど、
多分そーとーならないんでしょうねぇ。
kamasenninさん、コメントありがとうございます。
その通り。後立山ははじめてです。なにしろ、遠いもんですから。
それに、なんだかやたらに混んでいそうですし。レコ登録件数第2位ですし。
なんだか、足が遠のく要素ばかりなんですが、ここも目標の一つになっているので、行かなければならないし。
という反面、大雪渓を歩いてみたいという野望もあったり。
今、一番登りたい山で、ぱっと思いついたのが、白馬岳だったので多少混んでいるのは、目を瞑ることにしました。
行ってみて。そんなに混んでいなかったが意外でしたけど。
実は白馬鑓温泉にも行ってみたかったのです。日帰りで白馬三山を周回したかったのですけど、登山の前の日が仕事で下山後の翌日が仕事では、とても三山縦走などできそうにないなと思って、猿倉往復になってしまいました。
いつか、鑓温泉には行ってみたいですけど、だいぶ先のことになりそうです。
無言現象はここでは珍しくないですね。他ではまず見かけないですけど。
正直、ここまで無言現象が浸透しているとは思わなかったです。
これが。北アルプスに足が向かない要素のひとつでもあったりしますけどね。
雪倉岳とは渋いですね。私もいずれ行くことになると思いますので、レコを参考にさせていただきます。
白馬長野道路は夜間は無料だったんですか。
ナビの案内に従って走ったら、白馬長野道路は回避できたのですけど、とんでもない山奥を走らされました。
更埴インターを出て、妙な県道を通って、国道19号に出て、奇怪な県道を通りました。
その道は、グネグネの山道で全くスピードが出せず、二度と通りたくないですね。
ナビを過信せずに、地図をよく確認するべきでした。
ご訪問ありがとうございましたm(__)m
登れないとわかっていながら大崩山に向かったアフォです(苦笑)
(この山もう登らない〜なんて言われてましたけど、なんか引っかかるモノありませんでした???春のアケボノツツジの時期も凄く良いですよ!)
北アルプスデビューは立山で〜なんて妄想してるんですが、
花も沢山なんですね 過去レコいくつか参考にさせてもらってますm(__)m
「9割以上はこちらから声をかけないと無言」とはちょっと寂しいカンジですね…
これって北アルプスだけなんですか?中央・南はそんな感じではないのでしょうか??
omiさん、コメントありがとうございます。
私の好みは何も考えずにただ歩いているだけで山頂にたどり着ける山です。
ですので、やっぱり大崩山はもう登ることはないのです。手や足を複雑に使用するのは、面倒に感じてしまう性分なのです。
ここ、白馬岳もアイゼンの着けはずしが面倒で。あんまり、好みではないですね。じゃあ、行くなよって感じですけど!
春の花咲く頃に九州には行きたいですけど、不憫な事情により、その頃に遠出はできないのです。
九州には春先に行けたらいいのですけど。7月は、もう車中泊が暑くて厳しくて。
北アルプスデビューですか?
立山は良いですね。確か、歩いているだけで山頂に着きましたし。
九州からですと遠いですね。私は無理すれば、なんとか日帰りできる距離です。
無言の件は、控えめに9割と言いましたが、真実にマジです。
九州の山とはヒトアジもフタアジも違います。
でも、こちらから挨拶すれば、答えてくれますよ。
北アルプスは、そういうところが多いようですから、気にしないでください。
中央アルプスは、遠いので滅多に行かないので忘れてしまいましたけど、南アルプスの南部であれば、淋しい感じではなかったですね。
ですから、アルプスに行くのであれば、南アルプスの南部がよろしいかと思います。
アクセスが大変ですけど。
私の過去レコを見ていただいているのですか?
北アルプスレコはほとんどないので、あまり参考になるのかどうか怪しいところですけど、ありがとうございます。
はじめまして、kimicocoと申します。
「写真が美しいわぁ🌸」と見とれると同時に、図鑑に載ってない花名がたくさんあるのに驚きました(笑)
kimicocoさん、コメントありがとうございます。
よく膨大なキノコの写真が載っている他にあまり類を見ないキノコレコを拝見させていただいております。
写真は、半分、壊れかけたカメラでもそこそこに写っているようです。
というか、うまく誤魔化してるといいますか。
コンパクトデジカメなのに、マクロ撮影がそこそこに写るのです。
花名は、手持ちの図鑑に載ってませんか?
おかしいな。私の頭の中にある不思議花図鑑にはちゃんと書いてありましたけど。
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