記録ID: 4892146
全員に公開
ハイキング
尾瀬・奥利根
【限界作戦】鳩待峠〜至仏山〜笠ヶ岳【乙30.6】
2022年11月06日(日) [日帰り]
narodniki
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 06:34
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,102m
- 下り
- 1,092m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 6:34
4:03
2分
鳩待峠駐車場
9:49
9:49
2分
笠ヶ岳分岐
10:37
鳩待峠駐車場
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
小至仏山〜至仏山の岩場が難所。特に西側稜線は冷たい風が強く吹き付け、凍てついている。稜線の西側は冬の嵐、東側は小春日和。 木道や階段上に霜が付いて滑りやすくなっているが、日が昇れば日なたは乾く。 笠ヶ岳までは泥濘の多い道だが、この季節は凍てついて歩くのに支障無し。 |
| その他周辺情報 | いろいろあるが、昼過ぎにして早くも道路等が混み始めていたので、さっさと帰った。 |
写真
拍手
気をつけて歩いても、傾斜のある所、滑り止めの欠落している所は非常に危ない。
稜線の西側は冷たい風が吹き付けて真っ白。ただでさえ要注意区間なのがさらに滑りやすくなっている。
見込みでは小至仏山辺りで日の出を迎えるはずだったが、日の出まであと50分はある。
日の出20分程前に至仏山山頂到着。やや強めの風が吹きつける中、日の出を待つこととする。
クソ寒い西風が吹き付け、露出している顔、手が凍り付く中、何とか耐えて日の出を迎える。
日の出を拝めたので至仏山からそそくさと撤収。稜線の西側を通る区間が今回の最難関。強風に晒されながらとにかく耐える。
日の出後の小至仏山。冷たい風でかなりカロリーを消費したのか、ちょっとフラフラする。
小至仏山から至仏山、会津駒ヶ岳、燧ヶ岳、まだ日の当たらない尾瀬ヶ原
明け方が最も気温の低い時間帯なので、木段を下る際には滑って転ばないよう最大限の注意を払う。
岩肌に張り付いた氷柱の奥で水が流れているのが見える。冬はまだ入口だ。
日が昇るとともに雲が消え去り、遠方の山々がよく見えるようになってきた。浅間山、湯ノ丸山から四阿山。
空が開けて気持ちの良い木道歩き。稜線の東側なので、風も無く穏やかだ。
木道上で滑った跡が。前後に滑るのはまだリカバリーできる。真に怖いのは横に滑ること。
笠ヶ岳分岐。以前足を踏み入れた時は、泥濘のあまりの酷さにすぐ引き返した。
しかし、この季節は地面が凍てついて、泥濘箇所も大した支障なく歩くことができる。靴が沈まないし濡れない。
悪沢岳。ここに至る道の状態は凍結していなければ最悪レベルと言ってよい。
独立峰のように聳え立ち、見てすぐにそれとわかる尾瀬の笠ヶ岳。その左奥が武尊山で、さらに奥が赤城山。
泥濘箇所の続く道も悪沢岳を過ぎれば一旦歩きやすい道となり、谷川連峰を正面に眺めながら悠々と歩く。
この白い足型の氷がもう少し暖かければ水溜りなのだと思うと、凍結していなければとても足を踏み入れる気にならない。
小笠。登ろうと思えばピークまで行けそうだが、わざわざ足を伸ばすこともあるまい。
笠ヶ岳手前に到達。このまま上っていくのかと思いきや、ある程度登ったらトラバースする。
山頂で腰を落ち着けると周囲の山を頭の中で整理できるようになってきた。こちらは片藤沼、武尊山、赤城山。
陽の昇る方向は日光白根山、錫ヶ岳、皇海山、袈裟丸山。手前は大行山か。
奥利根、照葉峡の辺りは山頂まで紅葉の盛りといったところか。湖の向こうは柄沢岳、巻機山、小沢岳、下津川山。
至仏山では火が付かず断念した（結果的に付かなくて良かった）が、笠ヶ岳ではお湯を沸かしてコーヒーブレイクを楽しむ。
帰り道は日光連山を正面に。険しい山々も良いが、たおやかな山容も心が落ち着いて良い。
小笠から至仏山、小至仏山、悪沢岳。笠ヶ岳まではアップダウンがあるせいか、結構距離があると感じた。
この倒木は下を潜っていくしかないが、そこがちょうど泥濘というのが厄介だ。それも今の時期は凍結しているので無問題。
日光白根山ならまだ行けるかと思っていたが、真っ白ということは難しいか。風が吹けばさらに難しいな。
笠ヶ岳山頂直下以外での高低差ある岩場。しかし、このルートは泥濘が難度の大部を占める。
悪沢岳に戻って皇海山まで見晴るかす。皇海山は今度は袈裟丸山から歩いてみようか。
山麓は紅葉真っ盛り。帰りに路傍の紅葉を楽しんで行くことにしよう。
まったく人気（ひとけ）の無い鳩待峠。山荘が休業に入ったとはいえ、冬季閉鎖前日なのでそこそこ人はいると思ったのだが。
駐車場に帰還する。ほとんどの人は尾瀬ヶ原に下ったようで、稜線上で出会ったのは片手で数えられる程度。
撮影機器：
感想
11月上旬は3日に尾瀬・笠ヶ岳、5，6日にもう一峰2500m超峰をと考えていたが、3日の山行は仕事の都合でぽしゃり、今回は尾瀬・笠ヶ岳山行のリトライ。
奇しくもこの日は鳩待峠に至る道が冬季閉鎖される前日。
10月末に塩見岳をこなして年内にもう一回2500m峰登れるかも？という甘い考えでいたが、至仏山の稜線での凍てついた北風は標高2200mでも顔が凍り付くほど厳しく、よほど風が無い時でもなければそれ以上の高さの山を歩くのは相当困難であることを思い知った。
笠ヶ岳は温かい時期の泥濘が泥濘でなくなっていたので快適に歩け、山頂でも岩が風を防いでくれてゆったりまったりとコーヒーブレイクを楽しむことができた。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：652人
拍手
コメント
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
至仏山の最新記録
至仏山
2024年04月23日 (日帰り) [B]
至仏山
2024年04月22日 (日帰り) [C]
快適滑走の〜至仏山
2024年04月21日 (日帰り) [A]
至仏山❄＿下りはバックカントリーエリアをワカンで下る🐾🐾🐾
2024年04月21日 (日帰り) [B]
残雪期至仏山〜ワル沢〜
2024年04月21日 (日帰り) [B]
笠ヶ岳の最新記録
笠ヶ岳(戸倉から)
2024年04月06日 (日帰り) [B]
笠ヶ岳（湯の小屋温泉から往復）
2023年12月03日 (日帰り) [C]
至仏山 笠ヶ岳 鳩待峠から左回り
2023年11月03日 (日帰り) [B]
笠ヶ岳（尾瀬） 噂にたがわぬ泥濘越えて、気散じに小至仏まで
2023年10月12日 (日帰り) [S]
笠ヶ岳(関東百)なかよし親子
2023年10月08日 (日帰り) [B]
小笠の最新記録
至仏山 笠ヶ岳 鳩待峠から左回り
2023年11月03日 (日帰り) [B]
笠ヶ岳（尾瀬） 噂にたがわぬ泥濘越えて、気散じに小至仏まで
2023年10月12日 (日帰り) [S]
笠ヶ岳(関東百)なかよし親子
2023年10月08日 (日帰り) [B]
尾瀬笠ヶ岳☆雨でグチャグチャの登山道歩きの関東百名山
2023年10月01日 (日帰り) [B]
大清水→尾瀬沼→尾瀬ヶ原→至仏山→笠ヶ岳→水上湯ノ小屋温泉へ。夜行バステン泊で関東百と赤線繋ぎ！
2023年09月30日 [S]
bk3p さん
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する