一之瀬川大常木谷 少〜しも寒くない？わ〜
埼玉県
山梨県
cosmicafro
karoko
体力度について
- GPS
- 30:41
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 3,157m
- 下り
- 3,027m
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| 天候 | 1日目 晴のち雷雨のち曇 2日目 晴のち曇 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
全体に薄暗いけど、釜と淵と滝を楽しめるコースでした。テント適地は会所小屋以外にも随所にあり。詰めは最後は本流を無視して大常木山方向へほぼ真っ直ぐに沢を詰めたら登山道の橋の下に出て藪漕ぎなし。 |
| その他周辺情報 | 今回は勝沼のぶどうの丘の温泉へ。風情はないけど泉質は良く、空いていて良かった。温泉入口の斜向かいの店の「レスベラトロール入りほうとう」を頂いた。 |
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感想
今年初の泊まりでの沢。他もいろいろ考えたけど、午後から雷雨があるかもなので出水が早くなさそうで一泊にすれば時間的に余裕のあるこの沢を選んだ。
支尾根降り口の駐車地は目印の看板ですぐに分かった。先着一台。転落事故の多いという急な尾根は踏み跡がしっかりあって注意して歩けば問題なし（といっても、転落すれば確かに死にそう）。一之瀬川に降りたところで足回りを替えて入渓。本流を少し下る。水は上の集落の排水も入っているはずだけど、本流の渓相は明るくて綺麗。登って来る釣り人一人に遭遇。
大常木谷出合は薄暗くてパッとしないけど、すぐに綺麗な水の淵が出て来る。お天気も良くて気分はいい。しばらく歩くとゴルジュが始まる。
5×8m滝は倒木があったけど、取付くまでに泳ぐ。倒木に乗ったはいいけど、上に立っても傾斜もあるし歩いて進む勇気は出なかった。ので、馬乗りのまま跨ぎながらバイルでちょっとずつ進んで突破。荷物もあるので思ったより苦労した。
五間ノ滝8mは釜に浸かるけど、水流右壁はホールド豊富で楽しく登れた。その先も淵や釜をへつって小滝を越えていくと、立派な千苦ノ滝25m。直登は厳しそうなので、右から巻いた。巻き道の取付きはロープもあり明瞭。上に上がると、さらに上に踏み跡があるけど、滝の落ち口へ向かうトラバースの踏み跡もあった。間に厳しそうなルンゼも見えるが、とりあえずトラバースしてみると古いロープ＆トラロープあり。信用はできないけど厳しいトラバースを進むにはあるだけで心理的にとても楽だった。落ち口すぐ上に歩いて降りることができた。
千苦ノ滝を越えたあたりで雷が鳴り出して雨が降って来た。まだ11時なのに。雨は大粒だけど、稜線方向の空も暗くなったりしていないので遡行継続。
山女魚淵は右をへつったあと、少し泳いで突破。倒木はなかったような。雷雨の中、ゴルジュを抜ける。早川淵も巻かずに進んだ。
ゴルジュを抜けてしばらく行くと、左岸からの崩壊で本流がガレで埋まってしまっていた。ここら辺で雨が上がってまた晴れて来た。
不動滝手前の右に大岩のある小滝は水流際を進んだら、シャワーでちょっと厳しくて落ちそうになったところを手で引っ張ってもらった。
不動滝は下段5mは右は簡単だけど、cosmicafroさんはわざと左へ。上段7mは通常は巻くらしいけど、時間もあるので登ることに。ロープを出し、cosmicafroさんがハーケン打ちながら空身で登って行った。私は確保されながらだったので楽しく登れたけど、荷物もあるので落ち口手前は少し悪い（安定したホールド・スタンスのために体をちょっと振る必要があるため）。落ち口に残置ハーケン2本あり。私が登ったあと、cosmcafroさんが懸垂で降りながらハーケン回収、荷物を背負って登って終了。
あとは小滝と河原歩きで会所小屋跡へ。ここまでも泊まれそうなところはたくさんあったけど、会所小屋跡は石垣があって広い平坦地なので快適。薪も豊富。
泊まり支度をしていると、大常木林道から釣りメインらしい二人組がやって来て、小屋跡から少し下に幕営していた（夕方まで釣りに行っていたけど釣れなかった、とのこと）。
久しぶりの焚火＆BBQは楽しい。主食を忘れるという大ボケをしてしまったけど、肉＆海鮮＆野菜でお腹いっぱいになったので良かった。暗くなったところで就寝。何よりもテン場で雨に降られなくて助かった。
翌日、4時半頃には起きたけど、焚火でゆっくり朝食、コーヒーを飲んだりして、出発は7時半。6時頃にどこからかおじさん二人がやって来たのでビックリしたけど、休憩して大常木林道へ消えていった。
テン場跡からは1時間ほど河原歩き。やっと滝が出て来た、と思っても簡単な滝ばかり。大岩のある滝15mは右は簡単な階段状だけど、敢えて左へ。シャワーは結構寒かった。下の方は簡単だけど、落ち口手前から立ってくるのでハーケンのあるところからロープを出して登る。cosmicafroさんは途中カムとナッツでランニングを取りながら登って行った。ここも落ち口はちょっと悪い（と言っても荷物があるからで、多分�掘銑掘棔法�
この滝の後も滝はあるけど、一つだけ直登できないCSの滝があったので、右岸一段上のテラスから巻いた。
飛龍山との鞍部へ向かう沢との二俣を左へ、その上は右が本流筋らしいけど敢えて真っ直ぐ大常木山方向への支沢のガレを進んでいくと、上に登山道の橋が見えた。途中で水を汲んでいったけど、ここまで水はチョロチョロ流れていた。
登山道に出たところでトレランのカップルに遭遇。着替え＆足回りを替えて将監小屋へ。小屋には全く人影なし。三ノ瀬までの車道のような登山道でも誰にも会わず。みんなアルプスに行ったのかなあ。ここの登山道も案外暑くなかったのに。
三ノ瀬からは一之瀬林道の歩き。二ノ瀬まで降りたところで、荷物を置いてcosmicafroさんが車まで走ってくれた。15分で駐車地に到着したらしい。二ノ瀬まで車でお迎えに来てもらった。
帰りには柳沢峠手前の一軒宿の売店で名水わらび餅を買ってみたら、美味しかった。宿も良さそう。温泉は大菩薩の湯はスルーしてぶどうの丘の「天空の湯」へ。風情はないけどお湯はぬるぬるのアルカリ泉で良かった。近くのほうとうのお店はクーラーもちゃんと効いているので、熱いほうとうも美味しく味わえた。レスベラトロール（ポリフェノール）入りの紫のほうとうは邪道かもしれないけど、小作のほうとうよりずっと美味しく感じた。
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