【鉄道】丹沢 焼山-蛭ヶ岳-塔ノ岳-鍋割山
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- GPS
- 12:55
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 2,280m
- 下り
- 2,272m
コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 6:02
天候 | 11/8日(火):晴のち曇り ☀/☁ 気温8〜14℃ 11/9日(水):曇のち晴れ ☁/☀ 気温2〜12℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
■町田駅 ↓ 06:15〜06:29 ↓JR横浜線・八王子行 ↓(片道220円) ■橋本駅 ↓ 06:40〜07:20 ↓神奈中バス・三ヶ木行 ↓(片道440円) ■三ヶ木 ↓ 07:40〜07:56 ↓神奈中バス・月夜野行 ↓(片道340円) ■焼山登山口 【復路】 ■大倉 ↓13:53〜14:06 ↓神奈中バス・渋沢駅北口行 ↓(片道210円) ■渋沢駅 ↓14:13〜14:23 ↓小田急線・新宿行 ↓(片道220円) ■鶴巻温泉駅 ↓16:11〜16:43 ↓小田急線・町田行 ↓(片道346円) ■町田駅 ■神奈中バス 橋本駅北口〜三ヶ木 ※橋本駅北口 1番乗り場(橋01系統・三ヶ木行) https://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable/cs:0000803062-1/nid:00128969 ■神奈中バス 三ヶ木〜焼山登山口 ※三ヶ木 3番乗り場(三56系統・月夜野行) https://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable/cs:0000800867-1/nid:00128750/rt:0/k:三ヶ木 ■神奈中バス 大倉〜渋沢駅北口 (渋02系統・渋沢駅北口行) https://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable01/cs:0000800127-1/nid:00127910 ※バスはSuica、PASMOなどの交通系ICカード対応。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ルートは概ね明瞭、歩き易いと思います。 焼山付近の登山道は急坂に落ち葉が積もっていて登りでも滑り、 下りで通る時は慎重に通過する必要があります。 黍殻山は痩せ尾根で木が邪魔な箇所に注意。 蛭ヶ岳から丹沢山までの早朝は霜が凍結、 階段や木道が滑るので注意。結構危なかった。 西山林道から大倉は一部が木々伐採のため、 迂回ルートになります。標識に従って進んで下さい。 ■トイレ 5か所 黍殻避難小屋/蛭ヶ岳/丹沢山/塔ノ岳/鍋割山 使用料:蛭ヶ岳山荘200円 その他100円 黍殻避難小屋は無料 ※紙無し。 蛭ヶ岳山荘以外は紙お持ち帰り。 |
その他周辺情報 | ■蛭ヶ岳山荘 一泊二食付8,000円 現在は感染症対策のために定員30名まで 寝具は敷布団・毛布2枚・掛布団・枕 インナーシーツは持参不要とのことですが、 大部屋は夜間冷えるので防寒の意味であった方が良いです。 ひるカレー / 10:30〜13:30:1,000円 水500ml:500円 水2l:1,200円 ビール:500円 http://kitatan.com/hirutop.html ■鍋割山荘 営業時間:火水木土日祝 / 10:45〜13:00 鍋焼きうどん:1,500円 水500ml:400円 雨天、悪天候の日は予告なく休業する時があり https://nabewari.net/ ■鶴巻温泉 弘法の里湯 ※鶴巻温泉駅徒歩3分 泉質:弱アルカリ性Ca.Na塩化物泉 平日:大人800円 (10:00〜 20:00) 毎週月曜日休み 0463-69-2641 https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000001157/index.html ※モンベルカード提示で100円引き |
写真
感想
丹沢山はホームだ。
と言っておきながら、
2018年の1月以来、足を運んでいなかった。
何たることだ。。。
普段は大倉やヤビツ峠など、
南側からの入山がほとんどだったので、
今回は少し違うところから。
と思い、北側の焼山登山口から入山。
蛭ヶ岳山荘に宿泊して、のんびり丹沢を歩くことにした。
平日は1日2本だけ走っている
三ヶ木から月夜野行きのバスへと乗り換える。
乗り換えたのは登山者ばかりで、降車後は同じ登山口を目指した。
秋晴れの下、焼山登山口から歩きはじめる。
登山口の注意書きには、しばらくは道が荒れているとあったが、倒木も無く、
至って順調な滑り出しとなった。
東海自然歩道でもある丹沢主脈の
登山道を歩いて行くことになるのだが、
丹沢には主な縦走路として「主稜線」と「主脈線」の2種類がある。
「丹沢主稜線」とは丹沢山塊の概ね横のラインを指し、最高峰の蛭ヶ岳を起点とする西丹沢への稜線で、甲相国境尾根を伝って山梨県の山中湖に続いている。
一方、「丹沢主脈線」とは、蛭ヶ岳を中心に、塔ノ岳から丹沢山、そして蛭ヶ岳を越えて丹沢山塊を南北に縦のラインを指す。
焼山の閉鎖された鉄塔や、
降雨計が座り眺望は得られない黍殻山は、
一度通過すればそれでよい場所だった。
避難小屋を過ぎると道は緩やかに上がり、
樹間から蛭ヶ岳や宮ヶ瀬湖が顔を覗かせるようになる。
姫次は、明るく気持ちの良い場所だった。
富士山を望みながら珈琲と菓子パンを食べた。
地蔵平へと下り、蛭ヶ岳が間近に迫ってきた。
しかし、ここからが長い。延々と続く階段にじわじわと体力を削がれてゆく。
先程まで見えていた富士の姿は無く、足元を見つめ無心で歩を進めた。
蛭ヶ岳には14時に到着した。およそ6時間の行程だった。
山荘に荷物を置き、ゆっくりと珈琲を飲み、周囲を散策した。
富士山は見えないが、東側には関東平野を一望できる。
夜は首都圏の街の灯りが輝き、夜景は美しかった。
この日が皆既月食の日だったのは、小屋に予約してから気付いた。
18時頃から刻、刻と欠けていく月を間近で観察することができた。
小屋でもこの日は特別に消灯時間を延ばしてくれた。
山で特別な天体ショーに立ち会えたことに感謝した。
翌朝は6時05分、この日最初の朝日を得た。
ご来光の瞬間は、登ってきたことの幸せを実感する。
朝日を浴びる富士をしっかりと目に焼き付け、塔ノ岳に向かって歩き始めた。
ほどなく、鬼ヶ岩へと続く鎖場が現れる。二日間で唯一両手を使う場所だった。
その後は、幾つかの小ピークを越えて、
丹沢山へ近づいてゆく。気持ちの良い道だった。
緩やかな起伏を進み丹沢山の頂に着いた。
未踏の丹沢三峰を通り宮ヶ瀬湖に下るルートも考えたが、
予定通り塔ノ岳から鍋割山を経て大倉に下ることにした。
塔ノ岳では残念ながら眺望は得られなかった。
尊仏山荘では珈琲を注文。噂通り美味しい珈琲だった。
金冷シからの細かな起伏を越えて鍋割山に着いた。
山頂は平日でも多くの人で賑わっていてた。
営業時間前からうどんの行列ができていて、15分ほど待ち、
名物の鍋焼きうどんを食べる。具だくさんで旨かった。
後沢乗越を経て二俣へと下山するが、
予想していたが、すれ違う人が途切れない。
平日でもこれほどの人とは思わなかった。
気だるい長い林道歩きに飽きた頃、
大倉のバス停まで無事に下山できた。
下山後は小田急線の鶴巻温泉駅で途中下車し、
「鶴巻温泉 弘法の里湯」で汗を流して帰路に着いた。
丹沢の魅力を満喫した充実した二日間だった。
美しい富士の姿に、月の姿の移り変わり、十分癒された。
当分、過酷な日常にも耐えてゆけるだろう。
帰りの電車に揺られ、山行の余韻に浸り、
無事に下山の報告ができたことに感謝した。
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