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Yamareco

記録ID: 509784
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

西穂高 初めてのテント泊〜ついでにピラミッドピーク

2014年09月13日(土) 〜 2014年09月14日(日)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
jabaontake その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
25:32
距離
7.0km
登り
711m
下り
723m
天候 晴れ→曇り  11時過ぎには雲の中へ。翌日も似たような状況。
 晴天を目指すなら前泊して朝一からアタックしないと難しい様子
アタック
・登頂にはキャプ1・2にR1でチャックを開け閉めして丁度よかった
 (独標手前の渋滞にて体が冷える)
・昼食停滞時にはナイフブレード着用
テン場
・日が沈むと一気に冷えこみ、キャプ1・2・R1・ナノパフのセットで
・朝方、霜が降りて木製テーブルやテントの一部が軽く凍っていた
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
鍋平高原駐車場 1日500円 
・駐車料金はロープーウェイチケット売り場にて自己申告制
・6時ごろ到着したがゲートは開いており、中は多少駐車してある程度だった
新穂高ロープーウェイ 
しらかば平-西穂高口 往復2800円+6kg以上の手荷物代片道200円
・帰りに荷物が6kg以下にならない場合!は往復で計400円になる
・往復券は3日間有効
・トイレは7時に開いた
コース状況/
危険箇所等
西穂高口-西穂高山荘
・始め穏やかで途中に下り登りがあり最後はグッと登るのでウォーミングアップにはよかった。
西穂高山荘-独標
・丸山までルートが狭い為混雑時渋滞必死。丸山からはザレ場となる
(このザレ場が厳しい人は独標も諦めた方がよいかも。ゆっくりでも行けるがこの先大渋滞を招くこと必死)
・独標は登りと下りのルートが同じなので渋滞必死。降りてもらわないと登れないので登る際は常に下りの人が通りやすいように位置取りをしておかないとにっちもさっちもいかなくなる。
独標ーピラミッドピーク
・9峰-10峰の間にクサリは無いがちょこっと横バイがある。独標からだと足場が見にくいかも。
・独標で四苦八苦する人は行かない方がみんなの為(亀さんになる人もいる)
・ロープーウェイが動き出すと一気に人が増えるので独標に戻るのも苦労するかも
その他周辺情報 周辺ではないが 郡上から高山までなら、せせらぎ街道しかない!
時速60kmくらいでマッタリドライブするにはサイコー
天気もいいしさぁ行きましょ〜
2014年09月13日 06:15撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:15
天気もいいしさぁ行きましょ〜
6時半前で約20番目。始発に乗れることが確定!
(開場後、予定より早く動き始めたからか先頭の方が見えずにザックが放置されていた…)
2014年09月13日 06:25撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:25
6時半前で約20番目。始発に乗れることが確定!
(開場後、予定より早く動き始めたからか先頭の方が見えずにザックが放置されていた…)
今の自分の力では全く行く気にもなれない笠ヶ岳
でもカッコイイ
2014年09月13日 08:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 8:04
今の自分の力では全く行く気にもなれない笠ヶ岳
でもカッコイイ
しばらく散歩道が続く
2014年09月13日 08:24撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 8:24
しばらく散歩道が続く
やがて正面に西穂高が
2014年09月13日 08:35撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 8:35
やがて正面に西穂高が
初めてなのでこの時点ではどれがどれだかさっぱりわからず
2014年09月13日 08:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 8:48
初めてなのでこの時点ではどれがどれだかさっぱりわからず
超有名なラーメン屋さん…ぢゃなくて西穂高山荘到着
2014年09月13日 10:24撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 10:24
超有名なラーメン屋さん…ぢゃなくて西穂高山荘到着
デビューに向け用意したのはドマドーム2!!
2014年09月13日 10:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 10:18
デビューに向け用意したのはドマドーム2!!
そして初心者なのにネタにいいだろうと、シュラフはポリゴンネスト! 9×6は使用可能限界が-7℃なので今回はフルクローズせずに熟睡
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そして初心者なのにネタにいいだろうと、シュラフはポリゴンネスト! 9×6は使用可能限界が-7℃なので今回はフルクローズせずに熟睡
出発前はカラフルなテン場だね〜なんて言っていたのだが…
2014年09月13日 10:19撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 10:19
出発前はカラフルなテン場だね〜なんて言っていたのだが…
大正池
数年前に上高地に訪れた時にまさかその後大正池を上から見下ろすことになるとは夢にも思わず
2014年09月13日 10:29撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 10:29
大正池
数年前に上高地に訪れた時にまさかその後大正池を上から見下ろすことになるとは夢にも思わず
雲が攻めてきた〜
2014年09月13日 10:31撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 10:31
雲が攻めてきた〜
西穂にも雲がかかりはじめた…
2014年09月13日 10:32撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 10:32
西穂にも雲がかかりはじめた…
少し急ぎ目に登ります
2014年09月13日 10:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 10:43
少し急ぎ目に登ります
焼岳・乗鞍岳も隠れていく
2014年09月13日 10:44撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 10:44
焼岳・乗鞍岳も隠れていく
山荘と丸山がだいぶ眼下に
2014年09月13日 10:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 10:56
山荘と丸山がだいぶ眼下に
主峰はすっぽりと雲の中へ
2014年09月13日 11:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 11:01
主峰はすっぽりと雲の中へ
バスターミナルに河童橋周辺
2014年09月13日 11:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 11:08
バスターミナルに河童橋周辺
M氏気が付いてポーズ決める(笑)
2014年09月13日 11:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 11:08
M氏気が付いてポーズ決める(笑)
並んでるな〜くらいだったのですが
2014年09月13日 11:12撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 11:12
並んでるな〜くらいだったのですが
意外に?進まず…退屈中なM氏
2014年09月13日 11:16撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 11:16
意外に?進まず…退屈中なM氏
独標は写真だけとってさっさと通り過ぎる
2014年09月13日 11:32撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 11:32
独標は写真だけとってさっさと通り過ぎる
10峰側からの独標。ここで人の数が3〜4割程度に減るイメージ
2014年09月13日 11:36撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 11:36
10峰側からの独標。ここで人の数が3〜4割程度に減るイメージ
眺望はもう望めずとりあえず進む
2014年09月13日 11:37撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 11:37
眺望はもう望めずとりあえず進む
登って降りて
2014年09月13日 11:41撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 11:41
登って降りて
一瞬横バイ 左足をグッと伸ばして
2014年09月13日 11:44撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 11:44
一瞬横バイ 左足をグッと伸ばして
浮いている石もそれなりにあるので注意です
2014年09月13日 11:45撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 11:45
浮いている石もそれなりにあるので注意です
2014年09月13日 11:46撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 11:46
時折眼下に上高地
2014年09月13日 11:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 11:56
時折眼下に上高地
熊の○ン?
2014年09月13日 12:35撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 12:35
熊の○ン?
2014年09月13日 11:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 11:56
ピラミッドピーク到着
M氏夫妻は去年のリベンジに主峰へ
右ひざの裏が痛くなった私は昼食へと分かれる
2014年09月13日 11:58撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 11:58
ピラミッドピーク到着
M氏夫妻は去年のリベンジに主峰へ
右ひざの裏が痛くなった私は昼食へと分かれる
ここで登山者はさらに5割減るイメージ
2014年09月13日 12:28撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 12:28
ここで登山者はさらに5割減るイメージ
さぁ時間は余るのでノンビリ帰ろう
2014年09月13日 12:32撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 12:32
さぁ時間は余るのでノンビリ帰ろう
9峰?
2014年09月13日 12:38撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 12:38
9峰?
10峰?
2014年09月13日 12:42撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 12:42
10峰?
岳沢小屋
2014年09月13日 12:42撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 12:42
岳沢小屋
10峰?直下から見上げる
2014年09月13日 12:47撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 12:47
10峰?直下から見上げる
独標  人増えてるなぁ
2014年09月13日 12:51撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 12:51
独標  人増えてるなぁ
独標にて見知らぬ方と談笑中にネズミ?発見 なかなかすばしっこくて良いショットは撮れず…無念
2014年09月13日 13:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 13:01
独標にて見知らぬ方と談笑中にネズミ?発見 なかなかすばしっこくて良いショットは撮れず…無念
粘ってもこれくらいが限界
2014年09月13日 13:35撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 13:35
粘ってもこれくらいが限界
丸山へ向け下る ルートを外さなければ簡単です
2014年09月13日 13:40撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 13:40
丸山へ向け下る ルートを外さなければ簡単です
行きはすっとばした丸山にて 雲の中なので独標でもピラミッドピークでも変わらず
2014年09月13日 13:55撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 13:55
行きはすっとばした丸山にて 雲の中なので独標でもピラミッドピークでも変わらず
ケルン2
2014年09月13日 14:00撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 14:00
ケルン2
ケルン1
2014年09月13日 14:03撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 14:03
ケルン1
人がスゴく増えていてビックリ
今日は布団1枚に3人だとか・・・ 
2014年09月13日 17:02撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 17:02
人がスゴく増えていてビックリ
今日は布団1枚に3人だとか・・・ 
満員御礼状態 設定の倍は設営されてる 
けどテントの中は小屋で寝るよりは広い(笑)
2014年09月13日 17:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 17:18
満員御礼状態 設定の倍は設営されてる 
けどテントの中は小屋で寝るよりは広い(笑)
すっかり食べてる途中で思い出してパシリ!
M氏 豚テキ焼き中! 今回もワイン持参
2014年09月13日 16:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 16:18
すっかり食べてる途中で思い出してパシリ!
M氏 豚テキ焼き中! 今回もワイン持参
オリオンと月。 星を満喫するのにメガネを忘れて残念
2014年09月14日 03:35撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 3:35
オリオンと月。 星を満喫するのにメガネを忘れて残念
おっ 夜が終わるぞ〜
2014年09月14日 04:44撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 4:44
おっ 夜が終わるぞ〜
ベンチには霜がびっしりと
2014年09月14日 04:45撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 4:45
ベンチには霜がびっしりと
ご来光目指して丸山へ
2014年09月14日 05:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 5:08
ご来光目指して丸山へ
雲海に浮かぶ八ヶ岳
2014年09月14日 05:10撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 5:10
雲海に浮かぶ八ヶ岳
甲斐駒の横に富士山
2014年09月14日 05:17撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 5:17
甲斐駒の横に富士山
笙ヶ岳も準備OK
2014年09月14日 05:21撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 5:21
笙ヶ岳も準備OK
独標の上にも多くの人が
2014年09月14日 05:21撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 5:21
独標の上にも多くの人が
一足先に乗鞍岳が赤らめます
2014年09月14日 05:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 5:33
一足先に乗鞍岳が赤らめます
焼岳も
2014年09月14日 05:44撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 5:44
焼岳も
笙ヶ岳も
2014年09月14日 05:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 5:49
笙ヶ岳も
そしてついに…
2014年09月14日 05:53撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 5:53
そしてついに…
明神の切れ目から
2014年09月14日 05:53撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 5:53
明神の切れ目から
きた〜〜
2014年09月14日 05:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 5:56
きた〜〜
一気に明るくなります
2014年09月14日 05:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 5:57
一気に明るくなります
テントの一部も軽く凍っていました
2014年09月14日 06:16撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 6:16
テントの一部も軽く凍っていました
テン場に咲く1
2014年09月14日 06:19撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 6:19
テン場に咲く1
テン場に咲く2
2014年09月14日 06:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 6:20
テン場に咲く2
昨日の喧騒もどこへやら
2014年09月14日 08:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/14 8:20
昨日の喧騒もどこへやら
あと数時間後にはまたギッシリ埋まるんでしょうね
2014年09月14日 08:30撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 8:30
あと数時間後にはまたギッシリ埋まるんでしょうね
さぁ帰ろう
2014年09月14日 08:37撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 8:37
さぁ帰ろう
前に乗るために1本待って満喫
2014年09月14日 10:11撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/14 10:11
前に乗るために1本待って満喫
撮影機器:

感想

一つの仕事が山場を迎えていて連日22時を越える日が続いておりそんな日も変わらず晩御飯を食べて&アラポテトの販売が再開された(今年は平均的な味)ということもあり(笑)、先月仙丈ケ岳行ってから2.5kgも太ってしまった…
いや違う、思えば今年の初めにまさか自分が今年テン泊するとは夢にも思っていなかった…だってテントもシュラフもザックも持っていなかったし…勢いとは恐ろしい…
《いざ西穂高へ》
 M氏曰くテン場が近い所とゆ〜となんといっても北沢峠なのだが、さすがに先月行ったことだしちょっとな〜と思っていたら、1時間くらいで着く西穂高が良いという。M氏は去年西穂高主峰手前で敗退した雪辱が果たしたいらしい。自分は八ヶ岳の網笠〜権現周回が良かったのだが、冷静に考えるとテン泊装備で行動したこともないしいきなり3時間を越えるのはキツそうだ…ということで初のテン泊デビューに西穂高山荘へ行ってきました。
 3時に集合し3時間ほどで新穂高へ到着。ロープーウェイ乗り場に行くと先頭から20人目くらいであったので始発の便に乗れる事が確定して一安心。何気なくザックを置いたら腰が痛くなった…テン泊装備ともなるとさすがに重いので、なによりザックを背負うときと下ろす時が一番注意が必要だというのは早速勉強。
やはり歩いているときにバランスをくずしかけるとリカバリーするのに力を使って疲れるというのは実感した。いかにして体の中心を保った状態で歩き続けるかということを考えながら歩いた。
《山荘到着》 
 9時半には山荘へ到着し早速説明をうけてテントを設営…ペグを忘れた…幸いにもM氏が予備を持っていたので4本借りて張り綱は石で固定して一応終了。
さてさてまだ10時過ぎ…初日は西穂高山荘までの行動で、2日目に西穂高岳へアタック という予定であったが順調に事が進んだこともあってアタック決定! 
《いざ主峰へ》 
 丸山までは狭い道が続き、丸山からはザレ場となるがルートがキチンとあるのでどうってことはなかったが(下山時に「こんなの登山道じゃない」って怒っている人がいたが…)、笠ヶ岳にかかっていた雲が独標にも掛かり始めたのとテント設営中にそれなりの数の登山者の方が先行されていた為独標で渋滞となったこともあってややテンションがダウンした… 始めは登るのが苦手な人が渋滞を引き起こしているのかとおもったら、頂上が一杯で降りてもらわないことには登れないのだが登れないと譲ることもできないといった感じでにっちもさっちもという状態だった。
 混雑している独標を素通りして反対側へと降りたが進む道は予想していたよりも普通の岩場でちょっと拍子抜け。まぁ部分的に岩場というわけではなくず〜っと続くという意味では気を抜けないことに変わりは無いのだが、どう考えても手を使わないと進めない場所というのはかえって難しくないというか緊張しないな〜と(鈴鹿でいうところの国見から北上してハト峰峠に降りる所のように小石混じりの坂で手を着くには緩いのだが真っ直ぐ立って歩くには…というような微妙な所が一番怖い(笑。ややマニアック) 
 1ヶ所岩の壁面に付けられた凹みに足をグイッと伸ばす所は背の低い人は辛いかもしれないが自分は手も届くし1歩でいけたので特に問題なし。ピラミッドピークに着いても相変わらずのNO眺望でこれじゃ丸山にいても同じだな〜と思っていたら、M氏夫妻は雪辱を果たすべく主峰へ行くという。自分は右ひざの裏というちょっと変わった所が痛くなっていて、そもそもテント泊に来たのがメインで主峰にはさほど興味がなかったのでここで分かれて昼食に。時間もまだ12時だしM氏夫妻もいないのでまったり休憩を挟みながらゆっくり戻って、ドマドーム2の使い方を考えていた。
《ドマドーム2》
 このテントもう既出ではあるが前室が広いのが特徴。山行でのテン泊は初めてだがオートキャンプはそれなりにやるので過ごすための要領はまぁ同じかと。自分は全室の右側を食料コーナー、左側に汚れないようにゴミ袋を追加してザックをうつぶせにして配置。表面のチャックから必要なものを取り出すように。ザックの外側に登山靴を置いて中央は通路と炊事場としてみたら、一歩も動かずになんでもできてよかった。そして一番大切なのは入り口と反対側にあるフライのループをキチンとペグダウンしないともれなくインナーと接触する(山用テントはベンチレーション様の隙間が狭い)為翌朝ベッタリとインナーが濡れます。
《ポリゴンネスト》
実は今回の山行で一番心配していたのはシュラフであった。なぜならマミー型のシュラフで寝るのが初めてだったから…家で試そうにも暑くて寝れないし。私は178cmの87kgとガタイが大きい方なので窮屈で寝れないのじゃないかと心配していた。(キャンプ用のシュラフは封筒型でワイドタイプを使っている)
結果的には…寝れないことはないけど慣れが必要かな。なんだか閉じ込められている感じはする。モンベルのストレッチにしようかとさんざん悩んだのだが誰も使っていないというもの珍しさに負けてしまった…
使用感はクシャクシャに丸めて伸ばした新聞紙を重ねている…としかいいようのない質感の無さである。4万円もするとは到底思えない。新聞紙よりは硬質なので触るとシャカシャカと音がする。使用可能限界温度(寝続けることができる温度だそうだ)-7℃ということで、さすがにこの時期では暑かった。チャックも途中までしか閉めなかったし。  
《ピークの山小屋》
 夕方、外でワインをM氏と飲んでいたら横にいたおばさんが「布団1枚で3人って寝られるかしら…」と言っていた・・・そりゃ寝られないでしょ。試しに従業員さんに聞いてみたら「ハイ 本日はお布団1枚に3名様のご利用です」ってあっさり。夜中に起きて小屋をのぞいたら階段下や、談話室もギッシリと人が寝ていた…料金は通常通り。まさか自分が山に登るなんで…なんて言っていた自分がこうしてテン泊しているような登山ブーム真っ盛りであり、もちろん山小屋という施設の性格上こうなるのは理解できるし文句を言うつもりは全くない。でも実際にどうするかと言われたら今の自分なら迷わずテン泊を選らぶな。プライベート空間は確保できるし。 でもテント担いでテン場まで来て満杯なので小屋泊でってなったらかなり萎えそう。
《下山の憂鬱》
 翌日は丸山までご来光を拝みに行き、チェックアウトが8時30分だったのでテントを乾かすのも諦めザックに詰め込んだ。ロープーウェイはすでに動いているのはわかっていたが、すれ違う人の波がかなり激しく感じられた。多分150回くらいは「おはようございます」って言ったが、最後の方は「…いす…」となっていた。
M氏は2日目の朝一に主峰アタックすればよかったと散々悔いていたが(この日も11時くらいには雲がかかっていた)、この耐えることの無い人の波と前日に小屋に泊まっていた人達がこぞって独標へと殺到するかと想像すると、主峰から戻るのも大変だろうというイメージが沸いてきて「昨日行っておいて良かった〜」という結論に達して満足していた。ロープーウェイも混まなかったし。

さぁ今年のテン泊は鈴鹿でN氏やY氏などとドンチャンして終わりたいものだ〜

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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
ロープウェイ〜西穂山頂
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
冬季西穂高、山荘泊りでP/Pまで二往復
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
2/5
積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
冬季西穂高、山荘泊りでピラミッドピークを二往復!
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
2/5
積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
西穂独標(西穂高口)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

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